「真似」の達人たれ!

勉強して成果が出る子と出ない子との差はどこにあるか。以前に、「テスト勉強タブー四箇条」という記事を書かせてもらったが、それをもう少し踏み込んで考えてみたい。
結果が出せる子、誤解を恐れずに言うと「デキル」子、の共通点には「真似することが上手い」ということがまず1つ挙げられるだろう。「真似」と言っても、誰かのノートや答えを丸写しするというのではもちろんなく、「思考」や「方法」を真似できるということ。学習の基本となる教科書ですら、元をたどれば先人の思考・方法を後世の人々が受け継ぎそれを活用・発展させてきた産物だ。その教科書を元に参考書や問題集が作られる。それらを読んだり解いたりしては真似してみる。また、真似たものを組み合わせて「自分のやり方」を模索する。

「自分の勉強法」とは、「真似」の積み重ねで確立する。真似することが下手な子がいわゆる「デキナイ」子。では、なぜ真似ることができないか?「反復」が足りていないから。一定の反復練習を重ねることで初めて、「見ないでも真似る」ことができるようになる。しかし、まともに真似ることができていない状態でさらに新しい思考・方法を真似ようとするから訳が分からなくなる。綺麗事は言いたくないので、はっきり言って先天的な「能力」の差も多少はあるだろう。しかし、それ以上にそれを伸ばすための練習とそれを可能にする環境の方が大きいというのが俺の持論です。

つまりは、真似を繰り返していくうちに、それらのさまざまな組み合わせを覚え、自在に活用できるようになっていく。この活用に極めて長けている者がいわゆる「秀才」なのかもしれない。「秀才」と聞くと、はるか雲の上の存在と思ってしまうかもしれないが、努力次第では、決して到達できない領域ではないと思う。なぜなら、すでに「存在するもの」から学び、それを元に新たな思考・方法を見出し活用できるようにしていく過程にあるものなのだから。けれども、決して到達できない領域もあるだろう。それこそ「存在しない」ものから、何かを生み出すこと。要するに、「有から有」ではなく「無から有」を生み出すということだ。
これがいわゆる「天才」なのかもしれない。「天才」は努力の範疇でどうにかなるものではない。
だから、まずは「真似」の達人=「秀才」を目指そう。

変化

8月通常授業より机・椅子の配置を変えている。

少人数制の強みをより活かすにはどうしたらいいか。ハード面・ソフト面からどのように創り上げていけるか。これまでも何度かこのような配置はしているけれど、まだしっくりとはこない。より集団の中で競い合い高め合うことができ、且つ、より個別に目が行き届くためには…試行錯誤の日々だ。たかが机・椅子の配置なれど、そこに核たる想い・確たる意図をもって取り組みたい。たとえ瑣末なことでも、積み重ねていけば何か大きなものが得られるはずだ。

いずれにせよ、現状維持=これでよし、はない。さらなる高みを目指し、理念や根っこはぶれずとも、常に変化し続けていきたい。また、「今よりももっと」という気持ちや姿勢は、子どもたちだけに求めるのではなく、導く側がそうでなければ、とも思う。

先生=ただ「先に生まれた」ではいけない。「先を生きる」その背中で、子どもたちを牽引していかなければならないと強く思う。

第2回定期テスト対策3DAYS【国府津・酒匂中】

<配布済み案内文書転記>

平素より、当塾の教育活動に対し、常にあたたかいご理解とご協力とをいただいていることに、心より御礼申し上げます。
さて、国府津中・酒匂中は、夏休み明けに程なく第2回定期テストを迎え撃ちます。つきましては、以下の日時に基づき、テスト対策特訓を行います。ご確認下さいませ。なお、追加費用は一切いただきません。

【国府津中】
・8/31木=14時00分~17時50分(数・理)
・9/1金=18時00分~21時50分(英・国・社)
・9/2土=14時10分~17時50分(英・数・国・理・社)
★9/2土の中3は上記補習後に通常授業(19時10分~)あり
※テスト前日・期間中(9/6水・7木)の通塾は任意とします。

【酒匂中】
・8/31木=14時00分~17時50分(数・理)
・9/9土=14時00分~17時50分(英・国・社)
・9/10日=14時00分~17時50分(英・数・国・理・社)
★9/9土の中3は上記補習後に通常授業(19時10分~)あり
※テスト前日・期間中(9/13水・14木)の通塾は任意とします。

◎持参物=学校及び塾課題+「気合い」
◎各種テスト・単元集中授業あり

自己記録更新を目指し、
ガンバロウ!中学生!!

試験に向けて

指導していくうえで、自然の流れなのですが時期により指導方法が変わってくる。進学塾CLEARでは講義は板書授業が基本になる。まずは大切な箇所を簡潔に。生徒は説明しすぎると、「難しい・・・」と思う子もいるので、簡潔にまとめ講義することを心がける。ただ、講義だけではテストには直結しない。そこから仕上げの作業が大切になる。それが試験前。

今がその時期。夏休みを明ければすぐに定期テストが各中学では試験があります。今はそこに照準をあて、仕上げの指導をしていく。おのずと問題を解く作業が多くなっていく。問題を解くと言っても生徒によって千差万別。「さすが!」と思うような取り組みを見せてくれる生徒もいれば、「まだまだだな・・・」という生徒もいる。講義だけではな、試験勉強の仕方を指導することも結果を残すためには大切なことです。

ここで重視することは、先日かいたように「考えて勉強すること」です。時間には限りがあるので、的を得た学習をすることは大切なこと。それと大切なのは勉強が作業になってしまうこと。メリハリのない学習になると陥る学習方法です。ガンガン解き進めていくが、「なぜ間違えたのか?」の振り返りがないと勉強も作業になる。勉強はしているが、結果に結びつかないときはこのケースが多い。このあたりを中心に生徒が勉強していっている様子を伺いながら、アドバイスしていくのがこの時期の中心指導方法です。

8月前半の夏期講習で試験範囲は十分貯金ができたので、8月後半の通常授業では試験対策の学習が中心になります。この時期は生徒の仕上がりによっても指示する内容がことなり、試験対策の時期にこそ、8名限定指導の強みがあります。

生徒全員が定期試験で頑張った成果がでるようバックアップしていきます。

アイデアが・・・

今日あたりは少し暑さがもどってきましたね。今週は、やっと夏休みらしい感じになるのでしょうか?夏休みも終盤になってきたので、子どもたちには何か想いでに残る、夏らしい夏休みが過ごせるといいと思います。

さて、目下のところ、自分は秋募集に向け、ホームページをいじろうかと、先週から考えているのですが、なかなか作業が進みません・・・。アイデアが・・・。ゆっくりと時間をかけて作成できればいいのですが、日々のルーチンワークがある中ではなかなか進行できず。どうしましょ・・・。できることならば大幅リニューアルも考えていたのですが、難しそうなので少しだけ近々に変更させようと思います。

というのも、今週、秋チラシを投函いたします。今回は中1に絞りこんだ内容。中1の内容が難しくなってくるこの時期だからこそ、中1を応援したいという想いのチラシを今回は入れさせてもらいます。それに合わせてホームページも・・・、と思っていたのですが、なかなか・・・。少しずつ変更できるところから変えていきます。

そして、そして、秋は中1を大大大募集いたします。中1は学習内容が難しくなってくるこの時期、今後に繋がる大切な時期です。そんな、我々の想いを詰め込んだチラシですので、投函されましたら是非ご一読ください。

考えて勉強すること

まだ試験で点数をとるための学習ができていない生徒がいる。

入塾した生徒にはまず、「試験勉強の仕方」や「テストで点数をあげる方法」を叩きこむようにしている。勉強時間をかけても点数をとれなければやる気は下がるし、成績もあがっていかない。学習意欲が湧かない原因の一つは、「やっているのに結果がでない」といことが多い。だから、がんばった分だけ結果がでるように生徒を導くように日々心がけている。言葉はわるいが、まぐれでもいいので、頑張った成果をだしてあげることが次へと繋がる。

そのために、まず生徒には、「試験勉強の仕方」と「テストで点数をあげる方法」を教え込むことになる。そのための方法はいくつかあるが、昨日の授業内である生徒に「もっと考えながら勉強しないと駄目だ!」と叱咤した。「考えながら勉強と」いうのは、「今、学習していること。」ではなく、「今、何をすべきか。」と「手っ取り早く成績が上がりそうな科目は何か。」ということをもっと考えること。生徒は好きな科目や得意な科目を生徒は学習しがちで、不得意な科目を後回しにする傾向は誰しもある。ただ、勉強することを避けがちな科目の中には、ちょっと頑張れば成績が上がる可能性が高い科目はあるもの。例えば、現在成績が「5」の科目を時間をかけて勉強していても、成績はこれ以上は上がらない。もちろん「成績維持」というのも実践するが、成績「4」の科目を「5」にしていく。また、成績「3」の科目を「4」にしていくために何をすべきかをもっと意識して勉強するように生徒には伝えていく。正直なところ、「4」を「5」にする作業は大変なことかもしれませんが、不得意な科目であっても、出題されそうなところを確実に抑えて、的を得た学習さえすれば、成績「3」を「4」にしていくという、今の時代それほど難しくはないもの。意外と容易にできます。

もちろんすべきことは、他にもあってそれを今後、一つずつ叩き込んでいいきますが、漠然とした学習をするよりも、最も効率よく結果を出すために「考えて学習する」ことをもっともっと意識し、実践していって貰いたい。限られた時間を有効に学習するために昨夜はそんなのことをある生徒に伝えた。

 

一年間を振り返ると

夏期講習などでバタバタはしていたが、国府津にCLEARを開校して、先月末で一年を迎えました。いろいろなことがあったので、あっという間の一年でした。振り返ってみればよくここまできたと思えることばかりで、悩みや苦労の方が多い一年だった。仕事面では初めてのことが沢山あり、わからないことだらけで、その都度一つずつ解決しく毎日。プライベートでもこの一年は自分自身のことや両親のことなど、本当に色々なことがあって、自分の人生において忘れられない一年になったことは間違いない。特に自分自身のことはともかく、今年初めに父親が倒れたことは大きかった。これまで考えることなく、正直なところ逃げていたことが次から次へと考えざるえない状態になり、この一年間のなかでも最も苦しかった時期です。100%の回復はもう年令がある程度いっているので、もう難しいとのことですが、ある程度、日常生活ができるところまで回復できたことに安心しています。そして、以前もこのブログないで書きましたが、不謹慎な言い方をすれば、父が倒れなければ話すことができなかったであろうこともたくさん父と話すことができたし、自分自身が大人になってからは、年に数回しか実家に帰ることもなかったのですが、今では週一で実家に行く生活になり、これまでにしてあげられなかったことを、してあげられるようになったことは逆に良かったのかもと思えるようになりました。

そして、ありがたいことに、夏期講習経て、みなさまのおかげもあり、CLEARは順調に軌道にのったと言えます。もちろん、これまで以上に一生懸命にやるべきことをやらねばと常に考えてはいますが、気持ち的な面で最近は少し余裕がでてきたことは事実です。たまに、この一年間を振り返って、前職を続けた時の苦労と今年一年間の苦労はどちらのほうが大変なのかとも考えたりもします。前職を続けていれば考えたりもしないであろうことを今年一年間、考え続けてきたので、「どちらの方が正解だったのか・・・。」なども考えたりしてしまいます。ただ、様々な道筋が見えてきて、力をかしてくれる方々もいて、何よりも毎日、「より良い教室にするためには何をすべきか」を考えられる状態なのが、充実した日々を過ごせていると実感できるよになりました。

本当に色々なことがあった一年間でしたが、「この一年間があったから、今がある」といえるようにこれからも頑張らなくてはと考えています。

ある教え子のこと①~その10(最終話)~

※これらの話は神奈川公立入試旧制度の頃のものです。

<これまでの記事はこちらをクリック!>
「ある教え子のこと①~その1~」
「ある教え子のこと①~その2~」
「ある教え子のこと①~その3~」
「ある教え子のこと①~その4~」
「ある教え子のこと①~その5~」
「ある教え子のこと①~その6~」
「ある教え子のこと①~その7~」
「ある教え子のこと①~その8~」
「ある教え子のこと①~その9~」

「先生、俺、志望校変えようと思います・・・。」

いつになく真剣な表情でNは俺に言ってきた。独自問題における得点力がなかなかつかず、合格ラインまで届かない日々。後期選抜までもはやカウントダウンとなってきたこの時期、やはり憧れだけではどうにもならない現実を突きつけられたN、きっと苦渋の決断だったにちがいない。

「そうか、きちんとお父さんやお母さんと話し合いをしたのか?」
「はい・・・。」
「じゃ、大磯高校にするってことだな?」
「はい・・・。」

前々から、最終的に志願変更するのであれば、俺は大磯高校を勧めていた。当時のNの実力であれば、十分に合格圏内に入っているところだ。

「お前自身、後悔はしていないか?」
「…ちょっと…。」
「なかなか割り切れるもんじゃねぇよな。でもよ、ここまでホントに頑張ったじゃねぇか。ギリギリまで自分の可能性を信じてさ。高い目標に向かって頑張ってきたからこそ、今のお前があんだぜ。そうでなきゃ、お前の成績だったら、平塚江南どころか、大磯だってとてもじゃないが手の届くところじゃなかったんだから。」
「……。」
「きっと、どんな選択をしたって後悔はつきまとうもんだ。結局よ、自分で選んだ道、それが間違ってなかったって言えるように頑張るしかねぇんだよ。その選択が正しかったかどうかなんて、もっと先になんなきゃわかんねぇし、正しかったって言えるように頑張りゃよ。」
「……はい。」
「この受験を通じてずいぶん成長したぞ、お前は。最初は何も目標も持たず、ただ怠惰な毎日を過ごし、行き当たりばったりで、その場その場が楽しきゃいいって生きてきたお前が、ここまで何かに向かって努力できたんだから。」
「………。」
「でも、大磯にしたからって決して油断すんなよ。今年は競争率高いし、合格ラインも昨年よりグンと上がるはずだ。お前は実力は十分にある。でもお前のその性格、それがいちばん心配だ(笑)。」
「はい、大丈夫っす。」

そしてNは志望校を平塚江南から大磯へと変更することとなり、改めて設定した合格ライン、その突破に向けて勉強を始めた。

やがて後期選抜当日を迎えた。当日は自己採点会を行うため、中3受験生はみな入試後に塾に来てもらっている。ぞくぞくと受験生が集まり出す。そしてNがやって来た。

「お疲れさん。よく頑張ったな。はい、これ模範解答。」

勢いよくNの自己採点が始まった。受験が終わった解放感と安堵感からか、どこか爽やかな表情だった。

「先生、採点終わりました。」
「どうだった?」

自己採点だが、Nの総合点は209/250点。俺が指示したラインを見事に突破してくれた。

いうまでもなく、Nは合格を掴み取った。内申81からの大磯高校逆転合格。でも、合格以上のものを手に入れてくれたと俺は今でもそう思っている。目標に向かって努力すること、そしてその尊さを、きっとNは学んでくれたのではなかろうか。自ら目標を持ち、それに向かって努力を重ね、壁にぶつかり苦悩しながらも、最終的に自分の道を自分で決める。高校受験は、いわば自立への第一歩だと思う…。

こういう瞬間に立ち会えるから、俺はこの仕事が大好きなんです。

8月通常授業再開します。

ここ数日の天候は・・・?どうしたのでしょう???

夏らしくない日々が続いていますしが、大人の立場から言えば、過ごしやすいのですが、プールや海へと行きたいであろう、子どもたちにとっては、「せっかく夏休みなのに・・・」とぼやきたくもなっちゃいますよね。

ここまで、太陽を見ることができない夏は自分の記憶でも記憶がありません。なんだか不思議な夏となっています。

こんな天候が続いていますが、みなさんはどのような夏休みをお過ごしでしょうか?自分はお盆休みの期間は今年度の大河の井伊直虎とゆかりの地をめぐってきました。神奈川~静岡~名古屋をぶらりです。

そして、本日より進学塾CLEARは再開します。8日で夏期講習も終了しましたが、新たに塾生も増え、より活気が溢れる教室となると思います。このエリアは学校が再開するとすぐに定期試験が開催されます。この切り替えが生徒にとっては大変なはずです。まだ夏休み中なので「100%試験モード」にはならずとも、メリハリのある取り組みが大切であろうと考えています。

「やる時やる!」

「遊ぶときは遊ぶ!」

常に気を張りつめた状態でいてもうまくいかないもの。メリハリのある行動がとれる環境を進学塾CLEARはつくってまいります。そして、次のテストでは必ず成果がだせるように、試験対策をしっかり実践していきます。

御礼

この度は当塾の夏期講習にご参加下さいまして、誠にありがとうございました。
本来であれば、ご家族の皆様で過ごすことのできる貴重な夏休みに、当塾にお子様の時間と費用とを託していただけたこと、感謝申し上げます。

さて、本日をもちまして夏期講習は終了となります。明日以降は夏季休業期間を経て8月通常授業となります。以下、各学年の初回通塾日です。ご確認下さい。

・中3=8/17木19時10分~22時00分(追加補習)
・中2=8/17木19時10分~22時00分(英国社)
・中1=8/17木19時10分~22時00分(追加補習)
・小6=8/22火17時00分~18時45分(国算)
・小5=8/17木17時00分~18時45分(国算)
・小4=8/17木16時10分~16時50分(国算)※選択者のみ

★小学生全学年=作文トレ(17時00分~18時45分)※無料追加
⇒8/18または25金曜日のいずれか1日を選択
★中学生全学年=試験対策(19時10分~22時00分)※無料追加
⇒8月通常授業+2回設定

8月通常授業開始日となる17日(木)まで、しばしのお休みとなります。有意義な夏休みをお過ごし下さい。なお、各種お問い合わせにつきましては、8/17木14時以降に承ります。