やり切る、やり抜く、やり遂げる

中1数学は只今、先の学力テストにおける結果が良好でなかった子を対象に、合格点を設定した再テストを“継続中”だ。継続中…そう、合格できるまで何度でも、だ。
弊塾で行う各種テストでは、合格点を設定しそれをクリアするまで徹底することが多々ある。わずか1点足りなくても、だ。

そう、徹底。

なぜか?もちろん、学習内容の定着が第一義であることは言うまでもないこと。ただ、それ以外に、“やりきる力”を身に付けさせたいという想いが根っこにある。途中で投げ出さない、中途半端で良しとしない。何事においても“やり切る”という経験は人を成長させるはずだ。また、満点合格とする場合も似たような想いがある。「1ミスぐらいいいか」とする子は「2ミス、3ミスでもいいか」としがちで、ナンダカンダと言いながら自らをどんどん甘やかしていく。気づけば「ま、いいか」が当たり前になってしまう。己に対する厳しさを持ち合わせてほしいものだ。

「やり切る力」「己に対する厳しさ」、少しでも早く身に付けておくことが望ましいだろう。大人になってからの実社会で身に付けていくのはなかなか難しい(現実は想像以上に厳しいのだ涙)。極端かもしれないけれど、そのような姿勢や耐性がなく、仕事もすぐに放り出してしまうような無責任な大人、お金や時間にだらしない大人…カッコ悪い。そうなってほしくない。たかが塾講師が…と思われてしまうであろうことは重々承知の上。でもホンキでそう思うゆえに、子どもたちとはガチンコで向き合っているつもりだ。

学習指導を通じて伝えたいことがある。だから弊塾は「厳しい」と認知されているかもしれない。どんな美辞麗句を並べても塾は結果が全て。結果が第一であることは言うまでもないことだが、勉強を通じて得られること、その意義や価値を子どもたちには伝えたい。そして、それを体感してもらえれば、これほど嬉しいことはない。

「やり切る、やり抜く、やり遂げる」
こういう経験の積み重ねは、
必ず後の人生に活きる。
ガンバレ、通塾生。

小中学英語のテコ入れ

久しぶりの更新でございます(汗)。弊塾のFacebookに不具合が生じたため、なかなか更新できずにいました。申し訳ありません。新しく作り直したので以下をご確認ください。
※旧Facebook名称「総合進学塾クリア」⇒更新しません
※新Facebook名称「進学塾clear」⇒更新します

では、気を取り直して…!
中学教科書が改訂されて今年で4年目。これまでの子どもたちの習熟度を振り返る限り、中学進学時における「中学英語ギャップ」が著しく、「話す(読む)、聴く」はそれなりにできていても、「書く」のスキルが壊滅的にヤバい(汗)。また、小学校で身に付けている“はず”の単語も。。。。な状況が続いた。さらには、高校入試のレベルだ。先の公立高校入試における英語の平均点が県から発表されたが、驚いたのはその平均点よりも得点層の分布。最も多い得点層が100点満点中20点台であったこと。そこを境に山なりを形成している。

県教委ホームページより▼

少し話は逸れるけれど、この分布を見ると数学もエゲツナイ結果だなぁと思わずにはいられない。80点以上が約4%しかいないのだ。昨年よりは解きやすい問題が多かったため平均点は若干上がってはいるものの、やはり神奈川の数学の難易度は相当のものだと思う。

話を戻そう。ゆえに今年から、中1・2英語はテキストを2冊体制とした。「書く」をみっちりと鍛えていきたい。しつこいぐらいの反復を通じてしっかりとまずは型を身に付けてもらう。そして、それを家で音読してほしい。

中3ともなればそこまでは必要ないため、それよりも語彙力の強化と読解の練習をより多く積んでいくことを優先していく。

「書く」ばかりに偏ってはいけないし、「話す」ばかりに偏ってもいけない。「4技能をバランスよく」は確かに大事だ。けれども、受験やテストにおいては結局のところ「読む」「書く」に重きが置かれているのが現実。塾用の小学生教材もそれを受けてか文法を意識した作りのものが増えてきている。

このような流れを受けて小学英語の教材も見直し、文法を意識した取り組みの機会を増やす。

今の判断が正しいかどうかは後々になってみないと分からないかもしれない。でも、だからこそ、今正しいと思えること、betterと思えることを、実行に移すのみだ。

挑む春2024⑤

小中学部の春期講習ラストは“学力テスト春の陣”2DAYS!

前学年内容の総合的な習熟度を測る位置付けとしてのテストだ。新学年につなげるためには少しでも良い結果を残したい。とは言え、この全国規模の学力テストを受験するのが初めての子にとっては、かなり厳しい結果になってしまうだろう。親御様におかれましては、どうか寛大な心で結果を受け止めていただきたいと思います(汗)。

テストの受け方、テスト前後、そして合間の休み時間の子どもたちの様子を見ていると(何気に注視してます)、さまざま思うところもあるもの。テストに対する意識、自分自身の学力への関心度…などなど。些末なことかもしれないけれど、こういうちょっとしたことが後々大きな差となって表れてくるんだよな。

テスト前に自習に来たり、テストの合間の休み時間にも勉強したりと、中3はまた少し成長したかな。結果はどうあれ、全力を尽くすという経験を積み重ねてほしい。

学校の定期テストだけだとどうしても分からないのだが、このような客観的学力を測るテストだと各々の実力が本当によく分かる。学校の“5段階評価”は、もはや学力を示す数値としてはいささか信憑性に欠けるところがある。というのは、提出物や授業態度の優劣がかなり幅を利かせていているからだ。数値で測ることが難しい子どもたちのガンバリを評価するのは決して悪いことではないのだが、受験はそうではない。結局のところ学力=点数が求められる。5に相当する学力を有している受験生と、5に相当する学力を有していない受験生、どちらが入試で点数が取れるかといったら言うまでもないだろう。
だから大事にしてほしいのだ。このような客観的学力を測るテストを。

そして、高1は高校準備講座。本日は数学の第3講目だ。

本日で春期講習も終わり。
来週から小中学生も通常授業。
ガンバロウ!CLEAR通塾生!!!

挑む春2024④

小中学部の春期講習後半戦2日目!

本日は高1対象の高校準備講座から。
英語の第3講目は5文型の練習だ。文型が分かれば単語の意味を類推できるようになるし、英文の正しい解釈の助けにもなる。だから、文型って大事なのだ。

続いて小5&小6。
いずれも最終日の学力テストに向けてガンバル。出題範囲は前学年の総まとめ。

授業前の小6の一コマ。完全に女クラです(汗)。
男の子も、来て欲しい…(切実)。

そして夜は中3。本日は英語/社会+eトレ。
英語はUnit1の文法は一通り終えたものの、やはり原形不定詞の使い方にまだ慣れていない。もっと練習が必要だ。社会は歴史。第一次世界大戦の説明を終えて演習に入った。

ちなみに次回までの国語の宿題として、今年の入試過去問問2・3を出している。解き終えた子の感想はやはり…「読んでて泣きそうになりました」とのこと。そうそう、そうなんだよ、言った通りだろ?今年の国語の問2の小説文は感動すること間違いなしだと思う。完全に受験生を泣かせにかかってる(笑)。入試対策としてはもちろんだけど、こういう文章をじっくり読んでもらいたいというのもこの宿題の狙いの一つ。機会があれば親御様も是非読んでみてください。特に娘さんをお持ちのお父様!

講習も最後の2日間は学力テストのため、授業としてはあと2日だ。
実りある春にしていけるよう頑張りたい。

挑む春2024③

小中学部の春期講習も第2週目に突入。

中1は英数国3科の集中指導。英語はbe動詞の使い方の習得に努めた。教科書の学習順とは少し異なるが、昨年、一昨年の中1英語の習熟度を考慮したうえでの判断。また、数学は正負の数の計算。四則計算をよどみなくできるように練習を重ねた。国語は論理エンジンを用いて、日本語の正しい読み方&書き方の基本に触れた。

積み上げ教科の英数、そして、学びの土台となる国語を優先的に学習しつつ、この1年間で勉強の仕方を身に付けるよう話す。“失敗”してもいい。トライ&エラーを繰り返し、学び多き1年間にしてほしい。

中2は英数国理社の5科総合指導。英語はUnit1までの文法、数学は多項式の計算。昨年1年間を振り返ると、これら英数の習熟度差が極めて著しかったのがこの学年の特徴(塾内だけでなく学校においても)。少しでも格差を縮めていきたい。

国語は通常に引き続き論理エンジン。1名が爆速で学習を進めていて、早くも4冊目が終わろうとする勢いだ。理科は化学。苦手になる子が多い単元だけにきっちりと基本を習得させておきたい。社会は歴史。日本の近世史に入る前のヨーロッパ史を中心に学習を進める。

明日は新高1高校準備講座から。
今週もビシッといく。

挑む春2024②

小中学部の春期講習2日目。
本日は新小5・新小6、そして、新中3だ。

新小5・新小6は国算の総合指導。

小学生英語は選択制。

季節講習ではライティングのスキルアップに努める。

初心者の子はアルファベットの学習から。

新中3は英数+思考力強化講座「the Atama lab(ジアタマ・ラボ)」。
英語は助動詞を加えた受動態、数学は展開の総まとめへ。

そして、新高1対象の高校準備講座は英語の第2回目。
中学英語と高校英語との決定的な違いは習得するべき単語の量にある。そこで今回は効率的な単語習得法を伝授し、その後は当講座のメイン「5文型」の学習へ。

春期講習3日目の明日も気合いMAXで臨みたい。

挑む春2024①

本日より小中学部は春期講習が開幕だ。
新年度のスタートダッシュを謳う塾が多いが、確かに一定の利があるのは間違いないこと。ゆえに弊塾でもこの春期講習でグンッと予習を進めておきたい。復習は3月通常授業で十分に行ってきた。

初日は新中1&新中2。
新中1は英数+思考力強化講座「the Atama Lab(ジアタマ・ラボ)」。
英数はグングン進める。英語はbe動詞(am/are/is)の肯定文を一気に、数学は正負の計算の乗除へ。いずれも宿題アリ。キッチリと取り組むこと。

新中2も英数+思考力強化講座「the Atama Lab(ジアタマ・ラボ)」。
英語は過去進行形、数学は多項式の計算。いずれもまだ難しい単元ではない。確実にモノにしていきたい。次回の英語は過去形のテスト。しっかり勉強しておこう。

高校生は通常指導。新高2は新学年の予習へ、新高3は受験に向けて。画像は数学の指導を受ける新高2A。

さぁ、挑む春の始まりだ。
明日も気合いを入れていく。

新高1対象高校準備講座!

今週より新高1を対象とする高校準備講座が始まった。
英数それぞれ4回、計8回の授業で高校最初の定期テストをターゲットに指導を進める。

英語の初回は品詞について。動詞や名詞は分かっていても、その使い方を意外とよく分かっていないのが形容詞や副詞。学習が進んでいくと形容詞節や副詞節などという用語も出てくるため、ここはきちんと理解させておきたいところだ。

数学は数Ⅰ式の計算から。まだまだ中学数学に毛が生えた程度の内容。指数法則、2次式や3次式の展開。2次式は中学でさんざん練習したため大丈夫だろうけれど、3次式でやや苦戦している子もいたが、反復すれば必ず身に付く。こんな導入部分でつまづいていたら先が思いやられるぞ。

来週は英数それぞれ第2回目。
英語は当講座のメインとなる5文型の学習に入る。
ガンバロウ!新高1生!!

学年総まとめテスト!

今年の3月はいずれの学年も復習中心。理系(算数/数学/理科)は総合問題によるテストで習熟度を確認中だ。

こちらは新中3テスト後の解説授業の様子。
80点台や90点台の子がいる一方、50点未満の子も。習熟度差がはっきりと分かれた結果に。前学年(中2)数学は一次関数を始めとして、特に数学が苦手な子にとっては鬼門とも言える単元がズラリと並ぶ。進級前に少しでも基礎力を充実させておきたい。

新中2理科では何と100点満点の強者も!物理、化学、生物、地学、いずれの分野も現時点では“穴がない”ということ。非常に頼もしい結果だった。内申点としてカウントされる中2の成績。中1でのガンバリも素晴らしかったが、さらなる飛躍を期待したい。

新中1は数学の習熟度においてかなりの格差が見られた。小学生算数の総まとめという位置付けとして行ったテストだが、基礎計算力、比例、図形、いずれの単元においてもその習熟度差が如実に。結果が芳しくなかった子は、中学進学前にに今一度の復習が必要だ。

新小6については学校レベルは大丈夫だろうと判断できるものの、今後の学習内容を考えると不安は拭えないというのが正直なところ。一部の子は図形分野でそれが際だってしまっている。図形に特化し集中トレーニングをするべきか、あるいは、図形はひとまず置いておき計算力や文章題の力の底上げを図るべきか、判断が難しいところだ。

いずれの学年も、今回受けたテストを2度3度と繰り返し解くだけでかなり精度の高い復習になる。絶対に力が付くので是非とも実践してほしい。

そして来週からはいよいよ春期講習だ。
どの塾もいわゆる“スタートダッシュ”とか“ロケットスタート”とか、表現は違えど先取り学習をテーマとする当講習だが、実際それは正しい。全く勉強をせず、基礎学力がほぼ身に付いていないような場合を除けば、先取りで学習をどんどん進めていくことは必ず一定のアドバンテージとなる。そのためには、中学生は英数の復習を最優先とすることを心がけるべし。

一に復習、二に復習、三、四がなくて五に復習…(汗)

CLEARの新年度は3月から。
例年なら2月に旧学年の復習をある程度済ませ、この3月からは新学年の予習に入るのだが今年は少しばかり勝手が違う。

新中2・新中3英語の習熟度がマズイ…。

一部の子たちを除き、学年末の定期テストは決して満足できるものではなかった。確かに学校平均点も「これ大丈夫?(汗)」というような低さではあったが、平均点がどうであっても最低限超えてほしいラインというものがある。指導力の未熟さを痛感した。時間と費用とを託してくださっている親御様には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。ゆえに、この3月は新学年の予習には入らず、復習期と位置付けて徹底的に旧学年の文法やら単語やらの復習に力点を置いて指導中。

新中2は、一にも二にも動詞の使い方をしっかりと身に付けるため、以下を重点的に復習中。
・be動詞&一般動詞の使い分け
・過去形
・現在進行形

新中3は、文法がてんこ盛りのため復習を交えつつ今週ようやく当該学年の範囲を終える。以後は以下を重点的に復習だ。
・不定詞
・動名詞
・受動態

中2までの文法がしっかりと身に付いていれば、中3で苦労することはあまりない。と言うのも、中3で学習する文法事項は中1・中2と比べたら少ないからだ。関係代名詞や分詞といった後置修飾は定着するまで時間がかかるけれど、これら以外はサクッとできる(はず)のものばかり。

そんなこんなで、新中2・新中3英語は、一に復習、二に復習、三、四がなくて五に復習…(汗)。
あとは、語彙力だ。
今年の入試でその重要性が痛いほど分かった。この傾向はしばらく続くはず。語彙力を向上させ、来たる入試に備えていきたい。

そして、何よりも自分自身の教務力の向上。
英語の勉強をし直さねば…!!