ナンダカンダで定期テストまで2週間を切った

長かった夏休みもあと1日…とともに、定期テストまでナンダカンダで2週間を切った。

中3生にとっては内申点を決するラスト2回のうち1回のテスト、
中2生にとってはナカダルミを回避できるか否かのテスト、
中1生にとっては今後の学力の伸びを占うテスト。

その中にあって、

①「頑張るぞ!」と言葉に行動力が伴う子、
②「頑張るぞ!」と言葉にはするも行動力が伴わない子、
③やる気が起きずともとりあえず机には向かう子、
④やる気が起きず何もしない子。

様々だ。敢えて優劣をつけるなら、①>③>②>④だろう。やはり大事なのは行動力。以前もブログ(「勉強はやる気<習慣化」)に書かせてもらったけど、やる気なんてのは、出そうと思って出せるものじゃない。とりあえず動いてみることで何かが変わるものだ。

①とそれ以外との決定的な違いは、プラスαができるかどうか
①のような子は、学校や塾の宿題やら課題やら以外に自らToDoを見つけて取り組める。外野の余計な口出しは無用。
②や③のような子学校の提出物等=イワレタコトは仕方なくやる程度で終わってしまいがち。勉強することの有益さを説き、少しでも早く目標を持てるようにコツコツと働きかけたいものだ。
④のような子は、「勉強しなさい」はむしろ逆効果。本人の意欲が芽生えるのを辛抱強く待つしかない…と思う(汗)。大人がするべきはその環境作りハード面もソフト面も

塾内での子どもたちをよ~く見ていると、塾外での様子も何とな~く推し量れるもの。①②③のような子が多いけど、④も僅かながらいる。でも、そこは敢えて何も言わない。推測に過ぎないし、その状態では何を言っても暖簾に腕押しだ。

トモアレ。
夏にしっかりと頑張った子は、その成果がいかんなく発揮できることを願いつつ、塾として精一杯のサポートをしていく。

ガンバロウ!CLEAR通塾生!!!

中1はこの夏に確かな基礎固めを

言うまでもなく受験生の夏はいわゆる“天王山”とも呼ぶべき超重要な時期。一方、他学年はというと、もちろん重要。受験学年ほどではないけれど、夏休み以降は学習内容がグンと難しくなるからだ。特に中1。夏休み明けから冬休み前、3学期制の学校でいえば2学期に相当するこの時期は、数学も英語もその後の習熟度に大きく影響する単元を学習することになる。

まず数学。正負の数の概念や計算、文字式…と来て、ついに登場するのが、方程式。言わずもがな方程式ができなければ関数もできない。そう、数学を今後学習していくうえで必須のスキルだ。ただ逆に言えば、数学は方程式までをきちんと出来るようにしておけば、それなりに“カタチ”にはなる。

次に英語。“いちおう”これまでは主語が1人称や2人称のときだけの文が理解できていれば良かったけれど、以後は3人称まで理解できていないといけない。be動詞でいえば am / are / is を使いこなせるか、一般動詞でいえば“鬼門”三単現を使いこなせるか、だ。be動詞と一般動詞との使い分けができていないうえにこの三単現が出てくるため、チンプンカンプンになる。
そうならないように、英語は今夏、be動詞の文を集中的に学習した。教科書の学習順だと子どもたちに混乱を招いてしまうかもしれなかったため、しばし教科書を離れ、板書による練習+オリジナルプリントで(以下、必要に応じてダウンロードしてお使いください)。

基本となる、I am~. / You are~. / He(She) is~. / This(That) is~. / We are~. / They are~. / These(Those) are~. などを繰り返し繰り返し。現行の教科書では、主語が単数の場合を除くと、これらは体系的に学習する順序とはなっていないため、突然出てきて混乱する子どもたちも少なくない。だから、教科書をしばし離れたのだ。ちなみこれらは全て小学校で“一応は”習ってはいる。でも、定着していないというのがほとんど。

いずれにせよ、夏休み明けの第2回定期テストで、本当の“中学レベル”を体感することになるはずだ。少々厳しい言い方になるが、ガンバレル子か、ガンバレナイ子か…差がはっきりと表れ始める時期。ここで頑張れないと、挽回していくのが大変になってくるのは先に述べたとおりだ。本当の意味で小学生気分を脱することだ。自らを律し、ケジメをもって取り組めるようになることを心から願うばかり。

【勉強お役立ちブログ】高3が秋からやるべき勉強は?

受験生にとっては“天王山”とも言われる夏が程なく終わる。
これから秋を迎えるにあたって、受験生が秋以降にやるべき勉強について簡単に述べていきたい。

受験生が秋からやるべき勉強①
共通テストレベルの問題
受験生が秋以降にやるべき勉強1つ目は、共通テストレベルの問題に取り組むだ。共通テストの過去問(赤本や黒本)を使うでもいいし、数学ならチャート式の共通テスト対策などを使うのでもOK。夏休みまでは基礎基本の定着が目標だったが、秋からは積極的に入試本番レベルの問題に触れていこう

受験生が秋からやるべき勉強②
志望校の過去問
受験生が秋以降にやるべき勉強2つ目は、「志望校の過去問に取り組むだ。
これは共通テストほどガッツリやらなくてもいいけれど、徐々に勉強スケジュールに組み込み、志望校の傾向に合わせた勉強をしていこう(共通テストの目標点に近づいてきたぐらいに)。ちなみに、志望校の試験で一切出ない問題はサラッと流す(解説を読む)程度でOK。早めに志望校の入試レベルに触れることで足りない部分を明確にできれば、効率的な対策ができるようになる

受験生が秋以降にやるべき勉強③
「抜け」があったら戻る
受験生が秋以降にやるべき勉強3つ目は、「『抜けがあったら戻るだ。
入試レベルの問題に触れてみて、明らかに抜けている、完成度が低い、と感じられた部分はすぐに戻って復習しよう。出来ていなかったところの類題を数題解く感じで補強していけばいい。しばらくするとまた「抜け」が生じるだろうけど、その度にちょっと復習していくことで、習熟度が確かなものとなっていく。

受験生が秋からやるべき勉強④
同じ問題を繰り返す
受験生が秋以降にやるべき勉強4つ目は、「同じ問題を繰り返すだ。
どんどん新しい問題を解きまくるよりも、同じ問題を「少し忘れてるかなぁ」くらいのタイミングの度に何度も繰り返すほうが勉強の効率は高まる今手元にある問題を見た瞬間に正解までの道筋が浮かんでくるくらいまで繰り返すのが理想だ。なお、文系理系問わず必要な英語は、兎にも角にも単語力。常に単語帳に目を通して単語力を確かなものにしよう。また、国公立や私立文系なら古文単語も同様。いずれも文法が少々あやしくても、単語力があればかなりカバーできる。

受験生が秋からやるべき勉強⑤
基礎基本を疎かにしない
受験生が秋以降にやるべき勉強5つ目は、「基礎基本を疎かにしない」だ。
入試レベルに偏ってしまうと、「ついうっかり」が頻繁に起こりえるため、基礎基本の振り返りは適宜やるようにしよう。英語なら文法、数学なら計算と、とにかく少しでも触れるようにすることで、ケアレスミスも減っていく。

最後に。
当たり前だけど、毎日勉強しよう。
ここから入試本番までは、勉強しない日をつくってはいけない。
自ら決めた道、最後まで走り抜け、やり抜け。
「次はガンバル」などと言うな。
そういうヤツは一生言い続ける。
今、ガンバレ!高3受験生!!!

算数の学力差が顕著になるのは…

タイトル通りの内容。我が子を見て「最近、算数が苦手になってきたのかな」と思われている親御様(特に小4・小5)は参考にしてもらえれば幸いです。では、お付き合いくださいませ。

A地点から東へ時速60キロで進んでいる車を、A地点から西に3キロ離れた場所から30分遅れてスタートし時速80キロで追いかけた場合、何分後にA地点からどれだけ離れたところで追いつくか

言わずもがな、算数の「速さ」に関する問題。それまでの単純な計算とは次元が違う。難度が高くて多くの子どもたちに理解させるのは難しいため、公立小学校ではあまり深追いしない…けど、中学数学だとフツーに出てくる。

速さの問題は、読解力図解力がないと解けない。まず長い問題文を読み込み、それを図解して考える必要があるからだ。
このように、算数には「問題レベルが急に難しくなる段階」がある。兄や姉がいる家庭では、親御様もそのことを経験的に知っているけれど、一人っ子の親御様はそれが分からないため、問題につまづいている我が子を見ては「最近、算数が苦手になってきたのかな」と捉える。しかし、その子の算数能力が落ちてきたというよりも、算数が難しくなっているという要素の方が実は強い。特に小4の夏以降、急に難しくなる第一段階が訪れる。おそらく「がい数」や「面積」が該当するのではなかろうか。このとき、今までと同じようなやり方で算数と向き合わせていると置いていかれる可能性大。早い段階で、文章を理解する力、図解して考える力」をつけるなどを意識させるべき。

そして次の段階は小5だ。先述の「速さ」とともに割合という極めて重要な概念も出てくる。「20%OFF」や「打率3割」など、日常生活で関わりの深い概念だ。小5は重要なことがてんこ盛りのため、ここでまた算数の学力差が一気に広がってしまう。中学以降の数学や理科においても、こうした基礎が身に付いていないと理解できない内容が増えていってしまい、気づいたら授業についていけなくなっている。

大人になってからの社会生活でも仕事の現場でも同じだ。たとえば、定価3000円のTシャツを40%割引で売られているときに、タグに「40%オフ!」と書いてあってもすぐに価格が分からなかったり、ビジネスの世界で取引価格を「2割引きに出来ませんか?」と言われて、いちいちスマホのアプリで計算してしまったりでは、“残念な”大人と言われてしまいかねない。「時速80キロなら1時間で行ける道のりだけど、60キロしか出ていないから1時間20分はかかってしまうと思います。」と、バスの運転手さんが乗客に瞬時に説明できれば、“ちゃんとした”大人と思われるかもしれない。

このように、“算数の壁”はいろいろあるものの、特に気をつけたいのが、小4の夏以降から小5にかけて。つまり、中学年~高学年の時期に、面倒くさがらず算数と向き合い、きちんと取り組めるかが、中学進学以後の数学力に深く関わってくる(これホント)。ただ、これらは学校の成績云々のためだけではなく、子どもの将来を想えば何としてでも身に付けさせておきたいものだ。

高3受験生8時間特訓2DAYS②

1週間のお休みを挟み、本日は高3受験生対象8時間特訓2DAYSの2日目。

秋以降の本格的な過去問演習の前にその準備として、共通テストの過去問(英語リーディング第2日程)で現時点の習熟度を確認。

復習後は各々の学習へ。

生物。参考書を読みながらノート作りのK。インプットの勉強だ。英語が弱点だが、先の共通テスト過去問では6割を超え、8月の全統共通テスト模試では7割。英語は成果が目に見えるまでに時間が要すが、確実に力はついてきていると言えそうだ。

英語。英文解釈の問題集2週目。ナンダカンダで文系は英語の習熟度が合否を左右する。どちらかというと英語は得意なR。この調子でいけば共通テスト本番では8割を目指せそうだ。あとは。国語と日本史でどれだけ踏ん張れるか。

漢文。8時間特訓1日目で一通りの句法等は学習済み。問題演習でアウトプットを繰り返す。不運な事故で今は手が不自由なA。けれども一切の言い訳をせずに勉強に邁進(お盆休み中はどうだったか知らないが…汗)。逞しくなったものだ。

英語。長文読解。スタートに出遅れたHだが、巻き返そうと必死に頑張っている。国公立志望のため一般的には5教科の学習が求められるのだが、彼の志望大・学部は4教科。課題は数学だ。

数学。高2の途中から入塾してくれたMは英語が苦手。でも、本人の頑張りがいちばんなのだが、アドバイスには素直に耳を傾けてくれるところもあり、学校の定期テストでは点数が爆上がりした…が、課題は入試問題レベルへの対応力だ。

今日も13時から18時までの5時間ず~っと休憩なしで頑張ってきた受験生の面々。ようやく休憩、と同時に軽食タイム。定番の争奪じゃんけんが始まる(笑)。

エネルギーを充填し勉強再開!

eトレで日本史演習のR。通史の学習は9割方終わっている。後はしつこいくらいの演習だ。

世界史の勉強は“休憩”とのたまふA。

先ほどのインプットをeトレでアウトプット。生物演習のK。

Mr.Hに数学の指導を受けるM。とことん考え抜き分からなければ質問。特に数学はこれを徹底してほしい。

eトレで古文演習のH。この2日間は英語・古文・漢文。言語系科目に集中。

ささやかな休憩を兼ねて気分転換にコンビニへ行く女子チーム。

集中力も持続できている様子。さぁ、残り1時間だ。

前回に引き続き今回もガチンコの8時間勉強をやり抜いた。
受験生の夏休みならこれくらい当然…とも言われるかもしれないが、ダラダラといたずらに過ごしたわけでは決してなく、密度濃く過ごせた8時間×2日だった。

種を蒔き、水を与えるのが春夏。
実らせ、そして刈り取っていくのが秋冬。

まだ夏休みは終わらない。残された時間も密度濃く過ごし、“弱点克服&基礎完成の夏”にしよう。
ガンバレ!高3受験生!!!!!

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明日8/18㈮より全学年の通常授業再開!
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【ご案内】教室臨時開放のお知らせ

通塾生ならびに保護者の皆様へ

日頃のご通塾ありがとうございます。
さて、8月17日㈭までは夏季休校期間とさせていただいておりますが、17日㈭は高3対象の8時間特訓がございますので、他学年も自習ができるよう教室は自習スペースとして開放いたします。必要に応じてご活用ください。なお、開放時間は13時00分~22時00分となります。
どうぞ宜しくお願い致します。

進学塾CLEAR

高3受験生8時間特訓2DAYS①

本日は高3受験生を対象とした8時間特訓2DAYSの1日目。

「夏を制す者は受験を制す」。
大学受験については確かに言えることだろう。

もはや説明は不要。ガンバル高3受験生をご覧下さい!

13時00分~22時00分まで塾にカンヅメ。

休憩は食事タイムを含め1時間。
各々が必要に応じて各々のタイミングで。

全く休憩を取ろうとしない高3受験生。

黙々と。ただ直向きに。

勉強開始から4時間程が経過した頃、「お腹空きました~」の一声が。ようやく休憩、と同時に食事タイムへ。
1人につき、おにぎり2コ+夜だけどランチパック、を用意。

好きなものを選ぶための争奪じゃんけんが始まる。

しばしの歓談(^^)

「俺にとっては世界史の勉強は“休憩”なんで」ともう一頑張りするA。

勉強再開!

そして皆より1時間ほど遅れて食事をとったA。やはり食後の睡魔に襲われ仮眠中(タイマー付き)(笑)。

メリハリをつけて本当にガッツリと8時間の勉強をやり遂げた。

それにしてもさすがは高3受験生。勉強体力、そして、集中力の持続力はなかなかのもの。

しばしのお休みを挟み8時間特訓は2日目へ続く。
「基礎完成&弱点克服」の夏を!
ガンバレ!高3受験生!!!!!

追記:夏季休校のお知らせ
8月11日㈮~17日㈭は夏季休校期間となります(高3は17日に8時間特訓アリ)。
厳しい暑さが続いておりますが、熱中症等、くれぐれも体調にはご留意のうえ、有意義な夏休みをお過ごしください。
各種お問い合わせにつきましてはメールまたはLINEにてお願い致します。

CLEARの夏2023⑤

夏期講習も大詰め!
本日は中3にフォーカスしてご紹介。

中3は8/10㈭の全県模試を除けば、講習は本日が最終日。
そんな中3には毎年この時期に渡しているものがある。

「魔法の赤ボールペン」だ。

“魔法”なんて枕詞を使うと大袈裟と思われるけど、前職時代からずっとその想いで続けている。かれこれ十数回を数えるか…。
ネームシールに子どもたちそれぞれの名前を手書きする。
それを赤ボールペンに貼り、一人ひとりに手渡す。
使い切った赤ボールペンは塾が回収し、その都度新しいものを提供する。
その一本目が、今日だ。

使い切った赤ボールペンの本数=努力の足跡。

頑張っても頑張っても結果がついてこない時期というのはある。何をどうやっても点数が伸びない、成績が上がらない。挫けそうになる。諦めそうになる。努力の量を“見える化”することで自信回復の一助とできないか。そんな想いから始めたこと。
入試直前には回収した全ての赤ボールペンを受験生ごとに封入れ。御守りとして携えるようにして受験生それぞれに手渡していく。
「ただの気休めだ」と言われてしまえばそれまでだ。が、たとえ気休めだとしても、それが受験生にとって、ほんのささやかでも力になるなら、自信と勇気とを与えられるなら…青臭いがその想いだけで十数年続けてきた。

赤ボールペンを渡した今日という日から、中学3年生ではなく、受験生。
「入試までのおよそ半年間。決して大袈裟じゃなく、お前たちの人生を懸けた半年間にするんだ。」
全員に渡し終えた後、子どもたちにはそう語りかけた。本気でそう思ってる。
義務教育を終え、高校へ進学するというのは、ある種の選択だ。言うまでもなく人生は選択の連続。ならば高校受験はその最初=節目。生き方を決める第一歩であり、自立への第一歩でもあるはずだ。だから高校受験は素晴らしく、尊い。「たかが高校受験、されど高校受験」という想いの根っこはここにある。

合格という“魔法”がかかりますように…
そんな願いを込めた赤ボールペン。

【勉強お役立ちブログ】文章読解~選択問題の取り組み方~

本日は国語を苦手とする子向けの記事。特に読解の選択問題で不正解になることが多い子は是非とも参考にしてみてほしい。

まず、国語の選択問題で不正解になる原因の一つは、「『あれもこれも答えじゃないか?』病」に罹ってしまっているところにある。正解の根拠となる文は、傍線部や空欄の前後4~5行にある場合が多いのだが、本文中にそれっぽいことが書かれていると、まんまと引っかかってしまう。また、もう一つ(これやりがち)は、世間一般的に常識、妥当と考えられる選択肢を選んでしまうこと。たとえ世間一般の常識等に照らし合わせ、それが妥当であったとしても、本文中に書かれていないことは選んではいけない。

読解問題に弱い子の中には、そもそも間違った認識で問題を解いている子もいる。まずはそこを改めなければならない。ここを間違えていると、無意識のうちに「あなたはどう思いますか」の視点で選択肢を選んでしまいがちだ。ド基礎中のド基礎だが、読解というのは…

読み手(=あなた)の考えを問うているのではなく、あくまで筆者の主張を正しく読み取れるか問うているのだ。

さて、本題に入ろう。そんな選択問題で正答率を上げていくには、正解を“考える”ではなく、“絞り込む”意識で選択肢と向き合うこと。そう、基本的には消去法で不正解の選択肢を削っていくといい。次に下の画像を見て欲しい。これは、今年度(2023年度)の神奈川公立高校入試・問3(論説文)の一部。4択が基本の神奈川のため、“きちんと”読めば正解は絞り込める。この“きちんと”をどうするか。

画像にあるように、選択肢それぞれの文において意味のまとまりごとに/(スラッシュ)を入れてあることに注目してほしい。全体をサーッと読むだけで選択肢を絞り込める子はこんなことをする必要などないけれど、いつも間違えてしまう子はスラッシュを入れて一つひとつの文のカタマリを吟味してみた方がいい。例えば、
1.~~~/~~~/~~~。
2.~~~/~~~/~~~。
3.~~~/~~~/~~~。
4.~~~/~~~/~~~。
1.は、上3分の2までは本文に書かれているけど、下3分の1は誤り。
2.は、最初の3分の1が誤っている。
3.は、特に誤った箇所は見当たらない。
4.は、それっぽいことが書かれているけど、本文にその記述が見当たらない。
よって、3が正解、というような感じで絞り込んでいく。

まとめると、
①傍線部や空欄の前後を精読する
②消去法で攻める
③選択肢の文をスラッシュで区切る

国語はセンスじゃない。
「正しく読み、正しく解く」を積み重ねていけば必ずできるようになる。
そして「何となく」の勉強から卒業しよう。
ガンバレ!!!

追記:高校生向け勉強お役立ちブログ(英語)
なぜ文型が大事なのか
時制の使い分け
分詞構文とは?

関係詞攻略大作戦!①
関係詞攻略大作戦!②
関係詞攻略大作戦!③
willは未来形ではない?
現在完了形の核とは?
so~that…構文の核
頻度を表す副詞の位置は?
比較①not more(less) thanとno more(less) than、何が違うの?
比較②no more(less)…than~をスッキリと!

不定詞・動名詞の違いって?
大学入学共通テストのリスニングって?
英単語習得法
仮定法は“もしもボックス”
等位接続詞は正しい英文解釈をするうえで超重要!
原形不定詞をとる動詞は5種類だけ!
倒置のルールって実は簡単

CLEARの夏2023④

「CLEARの夏2023」シリーズも当記事を含めてあと2回…の予定(汗)。
今回は8/4㈮・5㈯の2日間の様子をご報告!

■小学生
国語は名作児童文学の読み込み、算数は19×19までの暗算特訓、英語は単語力強化、に努めた今夏。19×19はホントに暗算でできるようになった。どうか忘れないよう練習を続けてほしい…(汗)。

親御様!お子様に是非19×19までを問うてみて下さい(小4は15×15まで)。サクッと答えられると思いますよ(今なら…汗)!

高学年国語では「銀河鉄道の夜」を読み終えたけど、是非とももう一度読んでみてほしいなぁ。伏線に気づくだろうし、どこからが夢の世界かを考えながら読んでもらうと、また違った面白さが味わえるはず。

■中学生
中3数学は入試形式実戦問題で現時点の実力を測る。全県模試対策も兼ねての取り組みだ。

英語は入試の類似問題で文法力(中2範囲)の強化。もちろん合格するまで再テスト。
文法力強化テスト(15点満点×4セット)
使ってくださっている方がいらっしゃるようですので、今回もご自由にどうぞ(笑)

全県模試対策として歴史の集中学習日。夏期講習で一通り歴史の学習は終えたため、政治史、外交史、土地制度史と、テーマ毎に復習。

授業の最後に子どもたちに伝えたのは、今の時期の歴史の勉強法について。
「ミクロの勉強ではなくマクロの勉強を!」
今は一問一答等を使って片っ端から細かな用語等を覚え直す時期ではなく、奈良時代には何があったか、鎌倉時代は何があったか…、ザックリとした時代の特色を理解することに努める時期だ(大学受験も同じ)。

中1・中2は予習を進めつつ実力強化問題集で学力テスト対策も開始。

中2数学は“鬼門?”一次関数と奮闘中。今のところは大丈夫のようだ。

中1英語はbe動詞の使い方のまとめへ!小学校で“一応は”学習済みのため、中学校ではサラッと流してしまうかもしれない単元。“英語難民”にはさせたくない。キッチリと教える。

■高校生
土曜のeトレFREEは高3が全員参加。

容赦なく暑い毎日が続くが負けずに頑張りたい。
成長実感の夏を!
ガンバレ!CLEARの子どもたち!!!