CLEARの夏2023②

【7/27㈭~29㈯】
ガンバル子どもたちの様子を一部ご紹介!

■小学生
今夏の国語は名作児童書をじっくりと読み込み、読書を好きになってもらうためのきっかけ作りに努める。
高学年(5・6年)は、宮沢賢治さんの名作『銀河鉄道の夜』。朗読音声やイメージ映像を通じて、聴覚的、視覚的に訴えかけながら読み進める。

現代っぽく編集されているものではなく、原文を読破していく。

もちろん1回の授業内で読み切ることは難しいため、区切りながら読み進める。読み終わった後は要約を通じて記述力・表現力を鍛える。

■中学生
いずれの学年も予習中心の学習へ。学習レベルがググッと上がる夏休み以降は学力差が如実に表れる。気を引き締めて臨んでほしい。

中3はeトレを活用し理社(中1・2分野)の復習。夏休みというまとまった休暇期間を有効に使わない手はない。

また中3は入試に向けての実力錬成も。英語は中2までの文法力強化を目的として、テスト×3セットを実施。もちろん合否設定アリで不合格者は再テスト。授業外の時間を使って全県模試前日までに合格するよう指示。

高校生は通常運転。Mr.Hの指導を受ける高1H。

とにかく夏は猛暑に体力を削られる日が続く…。
思えば前職時代の夏期講習は、午前10時頃から午後10時頃まで授業がビッシリあり、ナンダカンダで教室を出るのが午後11時半なんてのが普通だった(よくやってたな…汗)。それに比べれば、どうってことない。ここ一番、気合い…!(汗)
ガンバロウ!CLEARの子どもたち!!!

CLEARの夏2023①

暑い熱いアツい!
今年もCLEARの夏をできる限りご紹介していきます。

【7月22日㈯~26日㈬】

小学生は国算eトレDAY。

中学生はいずれの学年も思考力強化講座・the Atama Lab(地頭[じあたま]ラボ)を実施。論理的思考力、空間認識力、情報処理力が必要な問題を通じて、地頭を鍛えていく。

「夏を制す者は受験を制す」と言われるほど、高3受験生にとっては“天王山”の夏。中にはほぼ毎日自習に来る子も。

休憩タイマーをかけてしばし体力回復中のA。

成長実感の夏に!
ガンバロウ、CLEARの子どもたち!!!

成長実感の夏にすべく~学習計画表から~

今年は中3そして高3と、受験生が多い。2年前と同じ状況だ。
高校受験は新制度入試初年度、大学受験は現学習指導要領に基づく入試が行われる最後の年度。いすれも過渡期にある受験のため、例年以上に夏の学習には力を入れたい。ゆえに今夏はそれぞれ受験生に学習計画を立ててもらった。

学習計画表を基に個人面談も実施。
計画にムリはないか、逆に、ユルすぎないか、
目標と計画がチグハグになっていないか、
そもそも目標が明確に設定されているか、
必要に応じて修正を指示。

こちらは中3↓

とは言え、しっかりとした学習計画を立てることももちろんだが、狙いはそれだけにあらず。計画をアレコレ考える中で、想像以上にやるべきことがあることに気づいてほしかった。

こちらは高3↓

高3に比べて中3はやはりまだこういうのは苦手なようだ。でも、そんなのは当たり前、それでいい。少しずつできるようになろう。PDCAを回せるようになることは必ずや生きる力につながるはずだ。

今夏はその学習計画を軸に、
成長を実感できる夏にしよう。
ガンバレ、中3、
ガンバレ、高3、
燃えよ!受験生!!!

難関校合格のカギ、特色検査を攻略するには?

横浜翠嵐や湘南、近隣では小田原や平塚江南など、県下の進学重点校およびエントリー校で実施される“6教科目”ともみなされる特色検査。これをいかにして攻略するかが難関校合格のカギともいえる。

ちなみに進学重点校とエントリー校の特色検査の比率は以下のとおり。
※( )の数値が特色検査の比率。

【内申3:学力検査7の学校】
横浜翠嵐(3)、柏陽(2)、横須賀(1)、平塚江南(1)
【内申4:学力検査6の学校】
川和(1)、希望ケ丘(1)、横浜緑ケ丘(2)、多摩(2)、鎌倉(1)、湘南(2)、茅ケ崎北陵(1)、厚木(2)、大和(1)、小田原(1)、横浜国際「国際」(1)、横浜国際「バカロレア」(2)
【内申5:学力検査5の学校】
横浜平沼(1)、光陵(1)、相模原(1)

横浜翠嵐は13分の10(1300点満点中1000点)が当日の得点次第という、超実力重視の比率。

近年の特色検査(正しくは「自己表現検査」…だが、これの何が自己表現なのかもはや分からん…汗)の傾向は…
①問1以外は理系色が極めて強い問題群
②受験生が“freeze”してしまうような超難問は減少傾向
③県下の公立中高一貫校の適性検査に類似(小学生でも解ける問題あり)
ここでは③について少し述べていきたい。

こちらは県立中等の適性検査。

こちらは特色検査。

見ため的に分かりやすい問題を抜粋したけれど、サイコロを使った論理的思考力を測る問題。これら以外にも特色検査と適性検査はかなり似通ってきているため、適性検査の過去問も活用の仕方次第では特色検査対策として非常に有効だ。過去3年分ぐらいの問題と解答ならインターネットから自由にダウンロードできるので、この夏から少し取り組み始めてはどうだろう。

神奈川県立中等教育学校(適性検査Ⅰ)
神奈川県立中等教育学校(適性検査Ⅱ)
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校(適性検査Ⅱ)
横浜市立南高等学校附属中学校(適性検査Ⅱ)

理系色が強いため、サイエンスフロンティア附属の適性検査などは、結構オススメ。解き応えのある問題多し。

中高一貫校の適性検査の過去問等を通じて地頭(じあたま)を鍛えてから、実際の特色検査の過去問は秋以降に取りかかるのも大いにアリだ。ただ、耳にタコだが、5科の学力検査の得点力を伸ばすことが最優先であることは忘れずに。

頑張れ!中3受験生!!!

AIによる学習効率化に物申す!

AIによる業務効率化が著しく進んでいる昨今。これはもちろん教育業界にも言えて、「AIが君の弱点を自動診断」と謳い、学習の効率化がもてはやされるようになった。一時は弊塾も導入を検討したくらいだ…が、何気に今も全く検討していない、というわけでもない(汗)。

でもね。

解けた問題でも、たまたまマグレで出来てしまったものもあれば、
解けなかった問題でも、たまたまミスをしてしまったものもあるのだ!

AIはそこまでは見抜けない。子どもたちと対面で向き合っている我々講師は、そういう“かゆい”ところに手が届くんじゃい!

出来ていても、マグレかどうか確認するために類題を解かせることもあるし、
出来ていなくても、いつもの取り組みを見ていればケアレスミスと見抜けるし…
普段から一人ひとりの取り組みを注視しているからこそ出来るのだ!

弊塾は超少人数制の集団指導塾。仲間たちと切磋琢磨しながらも一人ひとりに目が配れる学習環境を提供していきたい(まだまだ至らずだが…)。それゆえ…
集団に対面するときこそ一人ひとりに語りかけるように、
個別に対面するときこそ適度な距離感で講師依存にならぬように、
を心がけている。

やたらとAIによる学習の効率化がもてはやされている風潮に一石を投じたく吠えてみました(汗)。

画像は卒塾生M(第7期生)が描いてくれた似顔絵

 

受験生の夏休み(高3編)

受験生の夏休み。中3編に続き今回は高3編。「夏を制す者は受験を制す」とよく言われるが、大学受験はまさにそのとおりだと思う。ではいってみよう。

1.効果的に学習を進めるために

⑴ まずは優先順位!
文系なら英語、理系なら数学、というように、勉強の優先順位を明確にすること。それぞれの習熟度により多少の違いはあるけれど、ザックリと各科目の優先順位をつけるなら以下のとおり。
【国公立文系】英>国or数>社>理(数を使う場合)
【国公立理系】数>英>理>国>社
【私 立 文 系】英>国>社
【私 立 理 系】数>英>理

⑵ 学習計画を立てよ!
夏休みは「基礎の習得」「苦手克服」「過去問」「模試」と、ToDoが山積。一つひとつ確実に取り組めるよう、必ず学習計画を立てよう(以下の画像をクリックすると学習計画の例が閲覧示できます)。

学習計画を立てるうえで◆
・「目標」の設定
(ムチャな計画はNG。あくまで実行可能レベル)

・「何を × いつまでに × どれくらい」やるかを明確に
(行き当たりばったりでは成果が見込めない。)
・「ゆとり」を持たせた計画に
(ギッシリ詰め込みすぎは計画倒れになりがち)

まずは全体の目標、次に科目ごとの目標を立てる。そして、それぞれの目標を達成するためには、「何を×いつまでに×どれくらい」勉強する必要があるのかを考える。計画は目標=ゴールから逆算して立てるべきもの。また、勉強の予定を入れない日や時間、いわゆる「ゆとり」を少し持たせることも大切。計画通りに進まなかった時の調整や、急な予定などにも対応しできるようにするためだ。

⑶ 長時間勉強できる場所の確保
快適に長時間勉強できる場所を確保しておくことも大切。特に「自宅では集中できない」という高校生は注意が必要だ。夏休みはどの施設もたいがい混むため、勉強場所を確保するのに時間がかかってしまうこともありえる。学校や塾の自習室を有効に活用できるならとことん活用すべき。

2.ついやりがち~NGな勉強~

⑴ 周りの勉強ペースを気にしすぎる
学校や塾の自習室等で勉強していると、他の受験生が勉強する姿も目に入る。すると、「もう赤本を解いてる!?」「自分よりずっと長時間勉強してる…」など、焦ることもある。でも、あくまで「自分は自分、人は人」。志望大学や得手不得手、夏までの積み重ねなど、状況はそれぞれ異なるのだから、勉強のペースや内容も違って当然。周りと比べることは大事だが、比べて過ぎて無駄に焦るようなことがあってはならない

⑵ 過去問ばかり解こうとする
共通テストや志望大学の過去問にチャレンジすることは重要だが、そればかりになってもよくない。入試レベルの問題演習は、秋から冬にかけて取り組んでいければいい。夏に過去問を解くのは、あくまで「入試のレベルを知る」ことが目的、夏は基礎固めと苦手克服を徹底すべき

⑶ 勉強に偏りがある
勉強には「バランス」が大切。次のような偏りがないように心がけたい。
・インプットの勉強ばかりでアウトプットの勉強をしない
・計算問題ばかりを解く
・文法問題ばかりを解く
・特定の科目や分野ばかりを勉強する…etc.
分野や問題形式に偏りがある勉強をしていると、必ず“穴”ができてしまい、得点が伸び悩む原因になる。総合点が合否のカギ。常に全体を見てバランスの取れた勉強を心がけよう

3.科目別学習ポイント

⑴ 英語
①単語
長時間単語だけ勉強するというのは非効率的。隙間時間などを使って単語帳をフルに活用しよう。単語:意味を1:1で覚えるだけではなく、派生語や多義語、熟語も意識しながら、英文の中で身に付けていこう。
②文法
準動詞(不定詞・動名詞・分詞)、関係詞、仮定法、比較、倒置、強調構文など、英文の構造を把握するうえで重要な文法や語法に力を入れよう。
③読解
1日1題は必ず解くことを心がけたい。時間はあまり気にする必要はないので、一文一文の構造を正確につかむことを意識しながら精読を繰り返そう
④リスニング
弊塾でも高3には毎週リスニングを課しているため、夏に特別な取り組みは必要ないけれど、心配ならば共通テスト対策用の問題集で繰り返しトレーニングするのを推奨する。まずはテスト形式で取り組み。その後はスクリプトを見ながら聞き慣れていこう。ただし、それには一定の単語力を備えていることが前提。

⑵ 数学【文系・理系】
①文系数学
共通テスト必出の分野を中心に、典型問題を確実に解けるレベルを目標に何度も何度もやり込むこと。解説が詳しい問題集を使って自力で解答を導くトレーニングを重ねよう。
②理系数学
数ⅠA・ⅡBは共通テストレベルの習得を目標に。数Ⅲも国公立2次や私立一般入試では配点比重の大きな分野のため対策を始めたい。数学Ⅲの概念はイメージしにくいものが多く、成果が表れにくいことで悩む高校生も少なくない。しかし同じ単元を何度も繰り返し演習することで、少しずつ理解できるようになるはず。頑張って欲しい。

⑶ 国語(現代文・古文・漢文)
①現代文
共通テストレベルの文章をできれば1日1題をノルマに(過去問でもOK)。指示語や接続語、小説ならば心情把握に留意しながら、論理的に文章を辿るトレーニングを重ねよう。共通テストで現代文に割ける時間は1題25分程度だが、夏休み中は時間が許す限りじっくり読み込んでOK「何となく」の読解からの脱却を。
②古文
助動詞・敬語の識別や主語の把握が高得点の要。基本レベルの問題集を1冊完成させるつもりで取り組もう(“完成”というのはただ終わらせるわけではない)。また、重要単語は英語に比べればはるかに少なく300語程度のため、夏休み中には一通り覚えきってしまおう。
③漢文
短期集中で十分に得点源になりえるのが漢文。返り点、置き字など、基本レベルの問題集(または弊塾のeトレ)に取り組みながら、句法の習得に努めよう。ただし、現代文・古文に時間が割かれてしまいそうなら、ひとまず置いておいて秋以降に。

⑷ 理科(物理・化学・生物)
①物理
物理の中で最優先に取り組んでほしいのが力学入試で頻出分野であるだけでなく、力学分野のみならず他の分野の問題を解くときにも使う分野だからだ。特に電磁気の電磁誘導などの問題などは力学を理解していないと解くことができない。そのため、この夏休み中に力学は完璧にするくらいの意欲で臨もう。その後で熱と波動、電磁気の勉強を進めていこう。
②化学
化学を勉強する際のポイントは、知識の習得と問題演習をバランスよくおこなうこと周期表や炎色反応、モル計算、酸化還元反応など、知識の暗記だけで得点できる単元も多いので、取りこぼさないようにしたい。夏休みの段階で典型問題が解けるようになっていることが望ましい。それができていれば秋以降に実戦問題に十分に取りかかれる。
③生物
生物は化学や物理と比べると、暗記が得点につながりやすい科目。夏休み中の目標としては、出題範囲の基礎を一通り終わらせてしまうこと教科書レベルの知識は身につけ、問題演習で基礎固めをしよう。ただし記述問題が課される場合、用語の暗記だけでは太刀打ちできないため、各事柄について、数十字で内容をまとめる練習をしておくことが必要(これは秋以降でOK)。

⑸社会
夏休み中は重要用語(教科書太字レベル)の暗記に徹し、全体像(歴史なら流れ、地理なら地域毎の特色等)の把握に努めよう。ノートまとめをするのは構わないが、あまり時間をかけすぎないように。インプットとアウトプットとをバランス良く。
①地理
資料集や地図帳を活用し、地名以外にも重要なことをどんどん白地図に書き込みながら知識の整理に努めつつ、問題集を使ったアウトプットも忘れずに。
②歴史(日本史・世界史)
通史の学習をまずは一通り終わらせよう。現段階では細かい知識は気にせず、大まかな時代の流れをつかむことに努めよう。特定の時代や地域だけ詳しかったり、重箱の隅をつつくような知識があったりと、くれぐれも歴史マニアにはならぬように
③公民(現代社会・政治経済・倫理)
共通テストレベルの公民なら、教科書に載っている基礎知識で問題が解ける
。ただし、単なる暗記ではなく理解することが大切。夏休み中は教科書や基本レベルの参考書にくり返し目を通し、基礎固めをしておこう。

頑張れ!高3生!!!

受験生の夏休み(中3編)

公立高校の受験日は2024年2月14日。あと7ヶ月程だ。
まだ7ヶ月?あるいはもう7ヶ月?
中3受験生が毎年入試を迎える頃に口を揃えて言うのは、
「あっという間に受験が来た。」
受験学年は体感速度が他学年と異なる。おそらく勉強により時間密度が高められているから(残念ながらぞうではない子もいるけど)。
そんな受験生にとって、この夏休みをどのように位置付け、どのように過ごすべきかを簡単にまとめてみたい。

1.いわゆる“勉強体力”をつける夏に
この長期休暇を活用してまず身に付けてほしいのがこれ。これから受験勉強を本格的に始めるに当たって、長時間机に向かっても集中力を持続できる“勉強体力”を身に付けてほしい。

2.勉強時間をたっぷりと確保できる最後のチャンスという認識を
受験前のこれほどの長期休暇は夏休み以外にない。ゆえに勉強時間を十分に確保できる受験前最後のチャンスといえる。ただ長期休暇とは言え、アレモコレモと欲張りすぎてもどれも中途半端に終わるのが関の山。やるべきことに優先順位をつけ、きっちりと取り組むことが重要だ。以下に取り組んでほしいことを明記する。

①復習(苦手教科を中心に)
言わずもがなこの長期休暇期間は、学校の授業が進まないため復習をするのに打って付けの期間だ。十分な復習を心がけて欲しい。これまでの定期テストの今一度の解き直しを。それこそ満点が取れるまで何度でも。きっちりと取り組めば数学は特に効果が見込めると思う。

②入試過去問
特に国語と英語。周知の通り、神奈川公立入試問題の文字数は全国トップクラス。その中でも国語と英語は抜きん出ている。比較的易しめと言われる国語でも、昨年度はそれでも17,000字を超える文字数。これ400字詰め原稿用紙の約44枚分に相当する量で、おそらく全国の公立入試で最多。英語も同様に長文や情報量の多さに少しでも早く慣れておくことが望ましい。国語などは学年に関係なくほぼ取り組めるし、英語も中学内容が未了でもできる問題はかなり多い。なお神奈川は英文法に関する単独問題も出題されるため、その復習もできる。これら2教科だけでも、市販されている過去問集で直近の3年間分ぐらいは解いてみることを推奨する。

③理社の1・2年分野
苦手とする分野はそれぞれだが、理科なら物理分野(特に中1で学習した「光・音」)、社会なら歴史(江戸時代まで)を苦手とする受験生が一般的に多い。全ての復習は無理でも、特に著しく理解ができていない分野や単元だけでも、この夏休みを使って一度復習しておいたほうがいい。具体的な取り組みとしては。学校や塾のワーク等にある一問一答的な基本問題で、まずは知識のアウトプットをし直すこと。思考力重視といえども、まずは基礎知識がなければどうにもならない。

直近の全県模試は第3回(全員受験)。夏期講習期間内に受験してもらうのだが、そこに照準を定めて頑張ってほしい。受験勉強に前向きに取り組めるようになるには、やはり一定の成果を収めることだ。それができて初めて「次もガンバロウ」につながり、その積み重ねが力となる。

ただ大変なのは、上記と並行して定期テストにも備えなければならないという点だ。二期制の学校では、夏休み明けすぐに定期テストがあるため、より計画的な学習が求められる。
今年の中3はみな真面目で、言われたことはきちんと取り組む子たちばかり。けれどもその一方、実力に一抹の不安があるのも事実。今夏は学習計画を立てさせる必要があるかも。

夏のガンバリは秋~冬にかけて効いてくる。
ガンバロウ!中3受験生!!!

次回は高3編を投稿予定

高校進学説明会(中3保護者様対象)を開催

本日8日㈯は、中3保護者様を対象とした高校進学説明会を開催しました。

こちらが基本資料3点。

1.神奈川県高校入試の概要(武山)

▶直近入試結果のご報告
▶2024年度の公立高校入試制度(変更点等)について
▶私立高校の受験方法について
▶入試に向けてCLEARの取り組み
新制度については時間をかけて説明させていただきました。特に調査書の評定における「主体的に学習に取り組む態度」が第2次選考に活用されることについては、数値を用いてより具体的に。

2.近年の公立高校入試の傾向・課題(長谷川)

▶公立高校合格者平均内申点・平均学力検査得点について
▶学力検査について
▶特色検査について
神奈川公立入試の特徴である、「圧倒的な文字数の多さ」「各設問の情報量」を取り上げ、読解力と情報処理力の必要性について訴えました。また、学力検査は共通テストに、特色検査は中高一貫校の適性検査に、それぞれ近づきつつあることにも言及。

====================

保護者の皆様へ

本日はご多忙の折、誠にありがとうございました。拙い説明で至らぬ点も多々あったかと存じますが、お子様の第一志望合格に向けて、そして、悔いのない高校受験となるよう、時間の許す限りご説明させていただきました。なお、今回ご出席されなかった保護者様には、本日の資料一式をお子様を通じてお渡ししますので、ご一読いただけましたら幸いです。
入試本番に向けて、講師一同精一杯努めてまいります。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

【ご案内】夏期講習2023受付中!!

進学塾CLEARでは夏期講習の新規受講申込を受付中!

<小学生の夏期講習>>>>

“読みまくる!”国語
子どもたちの読解力の低下が危惧されるようになって久しい昨今。読む力は全ての学びの礎となるだけに、学力そのものの低下にも拍車をかけかねません。CLEARでも国語の重要性はことあるごとに訴えてきました。
そこで今夏は、いわゆる“文章読解問題を解く”という定番の国語学習から脱し、傑作と名高い児童文学をじっくりと読み込むことで、読書好きになるきっかけづくりに努めます。読書で培われるのは、何も読解力だけではありません。語彙力、想像力、集中力といった、学びの土台が培われます。
美しい朗読を耳で聞き、目で文章を追いかけ、子どもたちの想像力にはたらきかけながら読み進めてまいります。また、読後は感想文の記述を通して、表現力の強化に努めます。

“解きまくる!”算数
「子どもの算数嫌いをどうすれば克服できるだろう?」
このように悩んでいる保護者様もいらっしゃるのではないでしょうか?算数には、『計算力』『論理的思考力』『空間認識力』の3つの力が求められます。今夏は、これら3つの力のうちの計算力にフォーカスし、これを徹底的に鍛えてまいります。計算は算数で習うほぼ全ての単元の基礎であり、問題を解いたり考えたりするうえで避けては通れません。問題を解くのに時間がかかったり、計算ミスが増えたりすると、算数に苦手意識を持ち始めます。中学や高校の数学につながる土台を学ぶ小学生のうちに、確かな計算力を身につけておきたいところです。
CLEARでは今夏、19×19までを暗算でできるようになることを目標に、苦手を克服し、そして得意へとつないでいくための一里塚となるよう指導してまいります。

“書きまくる!”英語
小学英語が教科化されてから3年。中学英語の内容も刷新され、子どもたちの英語における習熟度は二極化の一途を辿っているのが現状です。コミュニケーション重視の方向性は決して間違ってはいないのですが、文法や単語を軽視し過ぎるのもいささかの不安を禁じ得ません。事実、小学校で習得したはずの単語を中学進学後にほとんど覚えておらず、「読めない、書けない、意味も分からない」のまま。それでも既習内容として中学の授業は進んでしまうため、ついていけずに英語嫌いになってしまう一因ともなっています。
CLEARの夏の小学英語は「語彙力の強化」。基礎単語の習得に努め、正しい発音、意味の理解、そして、書き取りができるレベルを目標に、子どもたちの習熟度に合わせながらトレーニングしてまいります。

中学生の夏期講習>>>>

全学年5科総合指導
理社は中2・中3から、というのが大手学習塾では一般的ですが、CLEARでは中1から理社も含めた5科総合指導。例年、受験生が苦手とする、理科・物理分野の音/光、また、社会・地理分野の時差などは、全て中1で学習する単元です。やがて訪れる高校受験に備えて、早期より5科の総合力強化に努めます。夏期講習では、夏休み明けすぐの第2回定期テストに向けて、既内容を随時振り返りつつ、予習を中心に5科の学習を進めていきます。

思考力強化
学力を考えるうえで、知識の多寡はもちろんのこと、近年それ以上に重要視されているのが思考力。とはいえ、その力は一朝一夕で身に身に付くものでは決してありません。そのため、CLEARでは5教科指導+αをご提供。地頭(じあたま)を鍛えるための思考力強化講座・the Atama Lab(ジアタマ・ラボ)を通常カリキュラムの一環として開講しています。物事に見通しを持ち、筋道を立てて、問題を解決するためのプロセスを構築するのが思考力。「考える力」をホンキで鍛えていきます。

入試特訓(中3)
「学校の成績さえ良ければ万事安心」がもはや通用しないのが今の高校受験。いわゆる“実力”なくして、第一志望合格は極めて難しいのが現実です。内申点をしっかりと確保しつつ、入試に備えて得点力強化に努めなければなりません。CLEARでは夏より入試対策を本格始動。まずは直近の8月全県模試に向けて、実戦問題を通して1・2年内容の復習を行いながら基礎力の底上げに努めます。

お気軽にお問い合わせください。
☎0465-46-7685
お問い合わせフォームはこちら

時間と手間は少々かかるけれど、続ければ確実に国語力は向上する

小5・6生は年間カリキュラムとして「読書×作文ゼミ」を行っている。昨年度は、児童向けの良書を読み込み、その感想文を書くというのを定期的に行ってきたのだが、今年度は子ども新聞を活用していくことにした。

国語の授業内に定期的に行う。
まずは、子どもたち自身に少しでも興味を持てる記事を選んでもらう。

次に、その記事を400字詰め原稿用紙2枚に要約してもらう。

そして。要約した記事を今度は400字詰め原稿用紙1枚にまとめてもらう。

最終的には225字以内にまとめられるようにトレーニングしていく。

要約した記事はもちろんチェックするのだが、最初から上手くまとめられる子などいないため、誤字や脱字があるか、段落が適切に分けられているか、また、文体が統一されているか等を確認する程度にした。少しずつ上手くなっていければいい。そのためには、子どもたちの「書いてみよう」という気持ちを少しでも萎えさせないようにすることだ。

小5・小6いずれもなかなか感心したのは、原稿用紙2枚分を1枚分に要約する際のペース。ペンを止める子がほとんどいなかったこと。そう、それでいい。小5に至っては休み時間中も取り組もうとする子もいたほど。「文を書くっておもしろい」そう思ってもらえたら何よりだ。未了分は今週の宿題としたのだが、子どもたちに一つだけ留意点を伝える。

「書き終わってしばらくしたら、自分で書いた文を必ずもう一度読んでみるように。」

そう、推敲だ。読み返しをして、より相手に伝わりやすい文になるように試行錯誤してほしい。

時間と手間は少しかかるだろうけれど、確実に国語力の底上げにつながる取り組みであることは間違いない。要約するには、文章の要点をおさえなればならないし、要点をおさえるには読解力が求められる。また、書くうえでは表現力も必要になる。それに、新聞を活用することで社会常識も学習できるというオマケ付き。

何事も継続が大事。
今年度の「読書×作文ゼミ」では、要約力を定期的に鍛えていく。