小4国算は作文力&思考力UPを図るカリキュラム。
こちらは作文指導の一コマ。主語・述語の一致、助詞の正しい使い方など、短文(1文)作りから始めて少しずつ長い文章を書けるようにステップアップしていく。
書きたい(言いたい)ことはあるのだけれど、文章として(言葉として)表現できない…を克服していく。文章表現力の低下もさることながら、相手に自分の意見や思いを言葉で発信できない子も増えているように思う昨今。SNSなどの普及が、対面でのコミュニケーション能力に影を落としているような気がしてならない。表現力も読解力と同じく、これからますます必要とされるスキルの1つだ。
算数は思考力を鍛える。数量の把握、空間認識、データの読み取り、情報の活用など、学校ではあまり時間を割いて取り組まない内容を進めていく。
小4まではそれほど難しくはない算数だが、高学年になるとグッと学習レベルが上がり、「算数は得意だったのに…」と、つまづく子どもたちが多い。その原因の一つとして読解力や論理的思考力が求められることにある。簡易な計算主体の学習から、割合や速さ、円の面積などは、情報を読み取り、筋道立てて考える力が必要になってくる。高学年に進級する前に少しでも考える力を鍛えておきたい。
「問題の意味が分からない」
「教科書が読めない」
そうはさせたくない。けれども、そんな子どもたちが増加しつつあるのが現実。小学生のうちの国語力・算数力は、中学進学以後の学力伸長に大きく影響してくる。言い古されていることではあるけれど、「読み書き・計算」に強い子は、絶対に伸びると断言できる。