これから求められる学力とは??

ひと昔前ならば、「速く正確に問題を解き、知識を豊富にある生徒」が優秀な生徒とされてきました。今でもそうなのでしょうか?

近年、神奈川県の入試傾向も変わり、巷では難化したという見方も多くあります。「難化した」や「易化した」と言うのは簡単ですが、どのように変わったのか???

よく言われることは、「思考力を問う問題が増加した」や「記述の問題が増加した」ということ。でも、記述が増える一方で、マークシートが導入され、本当に書く力を希求されている方向性なのか?

などなど、塾屋をやっていれば誰しもが分析をしていることでしょうが、そんな変わりつつある入試で、どのような学力が必要なのだろうか考えてみました。

冒頭に書いたように、ひと昔前の、「速く正確に問題を解き、知識を豊富にある生徒が優秀な生徒。」という時代から、今は「調べる術が多くあるので、その多くの情報から必要なことを選び出し、それを論理的に説明できる生徒が優秀な生徒。」になりつつある気がします。時代の流れとともに、求められる学力観が変わってきています。その変化は入試にも見られます。与えられた図表から必要な情報を読み取れなくては解けない問題が多くなりました。生徒の中には、解法の質問の前に、問題の意味を理解するのに時間がかかったりする生徒が増えてきました。

問題傾向が変わってきているのだから、教え方も変わっていかなくてはいけない。中には、「勉強の根本は変わらない」といって確立した手法を変えないというポリシーもありかもしれませんが、変化がそれ以上に速く、「より生徒のためになることは何か?」を今まで以上に考えなければいけなくなってきた気がします。

小6算数近況

47×43を暗算で!というように、今夏の小6算数は計算力UPのためのトレーニングを授業内に取り入れている。

今のところ、写真にもあるとおり、筆算をした形跡がないことから、二桁×11、二桁×二桁(二桁が同じ数字)までは、子どもたちはスラスラと暗算で解けるようになってきている様子。

速く正確な計算力は算数(数学)の武器になる。近年求められている学力は、いわゆる思考力なのだが、それ一辺倒でもいけない。計算のような基礎力=処理速度も大事だ。

勉強だけでもダメ、部活だけでもダメ。
精神論だけでもダメ、理論だけでもダメ。
叱るだけでもダメ、褒めるだけでもダメ。
何事もバランスが肝要。

さぁ、ガンバロウ。

魔法の赤ボールペン(第3期生)

本日は中3⇒中1(追加設定)の稼働日。

通常授業初回の中3生には魔法の赤ボールペンを進呈。一人ひとりに名前を書いて、一人ひとりに手渡した。前職時代を含めると、かれこれ7回目?8回目?となる今回。想いは変わらず。この赤ボールペンで一生懸命勉強してほしい。使い切ったら俺が預かり、また新しいものを渡す。そして、決戦(入試)直前期に、御守りとして皆に返却する。しっかりと包装して…。

使い切ったボールペンの数量。それは努力の証、軌跡でもある。勉強していて不安になるのは、目に見える成果が上がらないこと、そして、努力の量が目に見えないことにある。

だからこの赤ボールペンで少しでもその不安を解消できますように。
堂々と胸を張って、自信をもって、決戦の地に向かえますように。
そして、その先にある、合格という魔法がかかりますように…。

そんな想いを込めて…
ガンバロウ。CLEAR第3期生。

通常授業再開!

夏期講習も終わり、本日より通常授業再開だ。

再開初日は小5英語・小6英語・中2文系教科の指導日。授業の様子をザックリと!

◆小5英語
Unit3の単語テストから。国語や算数など教科の単語のスペルを正確に書けるように指示していたところ、惜しくも1ミス。その後はこれまで習得してき単語を復習すべく、改めて同じ問題によるテスト×4セットをしたところ…敢えなく撃沈…(汗)。新単元に進まずに復習に時間を割き、次回も再テストをする旨を伝えしっかりと準備をしてくるように指示をして完結。
◆小6英語
Unit5の復習。助動詞canの使い方を、speaking(話す)⇒listening(聴く)⇒writing(書く)の順で確認。「できること・できないこと」をしっかりと聴き取り表現できるか、がポイントだったが、概ね大丈夫な様子。その後、小5同様にこれまでの単語の復習を行ったが、。。。といったところ(汗)。やはりwritingはまだまだ鍛えていかねばならないようだ。
◆中2文系
・英語は「there is(are)構文」から。次回のテスト範囲に入る単元だけに気合いを入れて臨んだ。単なる丸暗記ではなく、倒置=強調の意味を踏まえながら、一問一答で説明を進める。
・国語は論理エンジン&夏期テキストによる実力読解。「考えながら正しく読む」は以前よりも出来てきている。これからの課題は速度だ。
・社会(歴史)は「近代ヨーロッパ史」へ。導入はイギリスの革命について。国王による絶対王政から立憲君主制への流れを大事に進める。この「流れ」=因果を意識することで、歴史=暗記から脱却できる。

授業報告的なブログでスイマセン(汗)。以上、初回の振り返りでした。

夏期講習2018閉幕!

7/23より始まった夏期講習も本日でファイナル。夏休みという貴重な期間をCLEARに託してくれた子どもたち、ありがとう。また、それを支えて下さった保護者の皆様、厚く御礼申し上げます。

さぁ、最終日の本日は、台風の影響で順延した学力テストだ。

塾に通うメリットの1つとして、この学力テストがある。絶対評価、観点別評価となって久しい現行の学校成績。「実際の…」というと語弊があるかもしれないけれど、敢えて…実際の学力と学校の成績とのギャップ(良い意味でも悪い意味でも)は、より一層著しくなってきているように感じる。学力的に見れば厳しいのに4や5がついている子、一方で、学力は十分にあるのに2や3がついている子、という具合だ。これは致し方ない面もある。学校の成績はテストのみならず提出物や授業態度など、総合的に判断されて成績がつけられるのだから。しかし、だ。今や公立高校ではその受験生全員が入試(学力検査)を受ける仕組みとなっていおり、なおかつ相対評価である以上、学力が十分にある5の受験生と、学力が不十分な5の受験生が、同じ「土俵」で戦う上で、前者が圧倒的に不利というのは言うまでもないこと。同じ5でもその質の違いや差はかなりある。これが4や3ならなおのことだ。成績に見合う学力を、そして、学力に見合う成績を、やはり望みたい。

だから、客観的学力を把握できる、塾で行うような学力テストにはメリットがある。「成績はあるけれど入試では…」という子や「成績はないけれど入試では…」という子の出願校の決定材料となり得る。また、勉強の得意や苦手は関係ない。また、それは勉強に限ったことでもない。いかなる立ち位置の子も、それぞれが少しでもステップアップするためには、まずは己を知ること、自身の強み・弱みを受け入れることから始まる。そういう意味においても、客観的学力を測るテストは大事だ。

ガンバロウ!CLEAR通塾生!!

まもなく夏期講習も終盤です。

暑っつつ!!!!今日も外は暑いです。おかしくなりそうですね。幸いCLEAR生には熱中症の生徒は出ておりませんが、部活を一生懸命に頑張っている生徒がたくさんいますので熱中症対策は万全にしてくださいね。

さて、今夏の夏期講習も次週で終了になります。以前、ブログでも書きましたが今回の夏期講習には大変多くの講習申し込みをいただきました。特に中1生は二クラス運営になった事もあって、より刺激的な講習が開催できています。これまでいた生徒も、新たに参加してくれた生徒も一人ひとりが一生懸命に取り組んでくれていて、夏休み明けのテストが今から楽しみになってきました。

また、生徒が増えたことで、これまでの雰囲気が壊れることも心配していたのですが、競争相手が増えたことで、より良い雰囲気になったように思います。特に、中3の雰囲気は長年塾屋をやっている我々から見ても素晴らしく、そして頼もしく感じます。中3生のおかげで、他学年に対して良い刺激を与えることができているのか、自習に来る生徒も多くおり、よい学習環境をご提供できているように思います。生徒が増えても、一クラス8名限定というCLEARの根幹は維持しつつ、より親身なサービスを提供していけたらと考えています。

そして、今回の夏期講習より参加していただいた、講習生のみなさまからも、正式なご入塾のお申込みを早々にいただいております。まだ、正式なお申込みをされていない皆様で、正式にCLEARに入塾希望な方は、入塾申込書のご提出をよろしくお願いいたします。

教える=教わる

夏期講習も後半戦に入っている。講習は通常とは異なり、授業がタイトに詰まっていている日が多く、間断なく複数学年の授業を行うため、1日を終えた頃にはかなりグッタリモードに。特に夏はキツい…(汗)。若かりし頃(?)は、それでも難無くこなしていたけれど、最近はめっきり体力が減退、「オリャ!」と気合いを入れ自らを奮い立たせる今日この頃。

一回の授業は基本的に講義+演習で進める。教科の性質にもよるけれど、おおよそ講義:演習が5:5~7:3の割合。講義は対話型。子どもたちにガンガン発問&挙手確認をして進めていく。1テーマの説明を終えたら即、演習へ。習ったことを実際に形にするトレーニングをしていく。ここでも少人数制の強みを活かし、個々の習熟度を見ながら取り組ませる問題を変える場合も。そんな演習中、敢えて俺の方からアドバイスをせず、子どもたち同士で教え合わせる機会を設けることがある。

昨日の中1の授業時。問題に苦戦してなかなか進めない子がいた。どこで躓いているのかは何となく分かっていたけれど、大事なのは答えを知ることではなく考え方を身につけることであって、自分で気づかなければまた同じところで躓く、と敢えて静観。けれども、なかなか前進できそうにないため、隣の子に一言、

「太郎(仮称)、ちょっと次郎(仮称)に教えてやってくれないか?でも、答えは教えずにな。アドバイスを与えてやってほしい。」

太郎は次郎の取り組んでいる問題を見て、アドバイスを与えようと必死に考える。人に伝えることの難しさを感じながら、言葉を選んで説明しようとする。もちろん俺もそんな太郎の説明に耳を傾けながら、次郎や他の子たちの様子を見る。人に伝えようとすることで、理解の深化を促してくれる。太郎にとってもより良い学習効果をもたらす。次郎は太郎の指導のおかげで何とか先に進められた。

教えることは教わること。
指導する中で大事にしていることの一つ。

合宿の意義・価値とは(再掲)

夏の勉強合宿、中3生の参加率は9割に達した。保護者の皆様におかれましては、お子様の背中を押していただき、誠にありがとうございます。また、参加を表明してくれた子どもたち、勇気ある一歩を踏み出してくれてありがとう。必ずや実りある合宿にする。約束する

CLEARの勉強合宿は、学習塾によくある、受験生の心理につけこんだ集金目的のお遊びイベントでは決してない。その名の通り、ひたすら勉強のガチ合宿だ。もちろん考え方や価値観は人それぞれなので、半ばお楽しみイベント的要素(?)を求める子どもたちや保護者様もおられるだろうけれども、貴重なお金を払って参加してくれる以上、そこに力点は置きたくないし、置くべきではないというのがCLEARとしてのスタンス。あくまで学習塾として在るべき勉強合宿の形を追求する。そんな合宿に求める意義や価値を改めて伝えるべく、以前の記事を少し変えてここに再掲。
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中学生に勉強合宿の案内を開始した。内容等を明記した要項を配布したところ、タイト&ハードなスケジュールに戦々恐々(?)していた子も。でも、部活の合宿も然り、合宿とはそういうものだろう。日常では決して出来ないであろうことに挑むからこそ成長が期待できるし、価値がある。普段と同じようなことをやるくらいなら、そもそも合宿など必要ない。
「眠くなったから寝る」「疲れたから休む」、仕事も勉強も効率を考えればその方が得策であることも多いし、長時間やればいいってものでもない。ただ、それは日常のルーティンにおいてだ。ならば、合宿ではそこを越える。何クソと踏ん張る。もうムリ…と思ってもそこから立ち上がる。努力だ根性だ、と精神論だけではナンセンス、ではあるが、でも、精神的強さがない限り、如何なる技術もその威力は発揮し難いとも思う。技術を支えるのはやはり気持ち=精神だ。言うなれば、「授業=技術を磨く場」であり、「合宿=精神を鍛錬する場」でありたい。何かを為そうとするとき、心技体の在り方が大事だ。そして「心」が最初に示されているのも、やはり心が技・体の根っこであるからだ。その根っこを鍛えるのが合宿。実は今夏の合宿内容・スケジュールは、中1&中2も参戦することから、それでも結構緩くしたつもりだったんだけど…。
一切の甘えを捨てて、一度はトコトン自分自身と向き合う。そして、これまでは限界と思い込んでいたその先に挑む。必ず成長できる。たかが1泊2日だ。そんな1日や2日頑張れないようでは、この先数多ある壁をどう越えられようか。また、1日や2日で偏差値が急上昇するようなウルトラCなどない。でも、心の持ち様は変えられる。合宿で培うべきは数字として表れる学力ではなく心の強さ。そして、学年の垣根を越え、寄りかかり合うのでなく、高め合うための絆を深める。中3生は下級生の範となるよう努め、また、中1・2生も、中3生の受験生としての姿を目の当たりにすることで、貴重な経験が得られるはずだ。

各々が限りなき高みを目指す。
必ずそういう合宿にする。
挑戦者よ、来たれ!
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通塾生のお申込は8/8水まで!(新規入塾生は夏季休業明けまで)
中3生はもちろんのこと、中1・2生も受付中です。受験生の背中を見つめる中で、さまざまな気づきや学びが得られる機会となります。是非ともご参加下さいませ!