テスト勉強タブー四箇条

中1・2生は学年末テストに向けて爆進中!常に言ってきたことだが,もう一度テスト勉強に対する心構えをいくつか述べておきたい。二度と同じような「失敗」をせぬように!

自分なりの努力はしているし,かなりの時間を勉強に費やしている,にもかかわらず,思ったほど点が取れないとか,全然できないとかっていう子には,いくつかの共通点があると思う。少々厳しい言い方になるところもあるが,「愛のムチ」と思って読んでもらいたい。

①ノートまとめに没頭してしまう
それこそ芸術品のような極めて美しくていねいなノートを作ることばかりに時間をかけて,「完成品」を眺めては「勉強したなぁ」と自己陶酔してしまう子は,やたらと机に向かう時間はあったとしても,点数にはあまり反映されない。何のために勉強するの?点数取るためでしょ?誰かにそのノートを見てもらって「きれいにまとめてあるね~」って褒めてもらうためにやってるわけではないでしょ?そこをきっと取り違えてる。ノートまとめがあくまで知識の整理が目的であり、まとめることそのものが目的になってしまわないように!

②勉強がいつの間にか「作業」になっている
英単語や漢字など,一生懸命覚えようとするあまり,何度も何度もノートに書いては,字でビッシリに埋まったノートを見てこれまた勘違い,「俺すげぇ勉強した」と…。でも,おそらくその半分程度しか実際は覚えてないでしょう。それだけ1つの単調な勉強を続けていけば思考はほったらかしになる。考えなく,ただ書くことだけに意識が傾いてしまっているから,頭の中には入っていかんよ。脳を活性化させなければ暗記も理解も進まない。単調な勉強の繰り返しは,得てして単調な「作業」に陥りやすい。思考をはたらかせない勉強は非効率的、時間だけがいたずらに過ぎていくだけだ。

③そもそも「覚えようとしない」
う~ん,これは説明するまでもないでしょう。テスト,というか勉強そのものに対する意識・姿勢に問題あり。いくら思考力が必要と言っても、土台となる知識がなければ何も始まらない。知識0では数学の問題だって解けないのだし,その知識がモノをいう「程度」が教科によって異なるだけ。覚えようともせずに点数を取ろうなんて甘すぎる。まずは頭ん中にインプットしなければアウトプットも何もないでしょう。だから,覚える要素の少ない教科しか勉強しない。こういうことを言うと,「覚え方が分からない」とかってよく言う子がいるけれど、そういう子に限ってそもそも覚え方を考えようとしない。だから,いつまで経っても「覚えられない」と言う。それは「覚えられない」のではなく「覚えようとしていない」と言うんだよ。

④計画性が全くない
いつも子どもたちには言っていることだが,時間単位の計画は必要ない。たとえば非現実的な目標を掲げ,はりきって綿密な計画を立てても,計画倒れになる可能性の方が高い。それは目標ではなく単なる願望に過ぎなくなってしまう。ただし,日にち単位の計画ぐらいは立てる必要がある。「いつまでに」「何」をやるかぐらいは計画を立てるべき。そうでなければ,気がつくと得意教科だけを勉強していたり,その逆で不得意教科だけを勉強していたり,出題される見込みのある問題に手をつけていなかったり…。結局は提出物に追われてテスト勉強が終わってしまったというお粗末な時間の使い方しかできず、になりかねない。これでは「テスト勉強」とは言い難い。「提出物」という最低限のノルマをこなしただけだ。

そして最後に…

「環境のせいにしないこと!!」

先生の教え方が悪い,部活が忙しい,親がうるさい,集中できる場所がない…などなど。なんでもかんでも周りのせいにするなかれ。環境に不平不満ばかりを並べている者は,得てして勉強でもスポーツでも良い成果を残せていない。今まで教えてきた子も然り。環境に不平不満を並べず,常に自分自身を省みることに長けていた子は成果を残している子が多い。そういう子は,客観的に自分自身を見つめることができる。だから,自分に必要なこと,自分に欠けていることを認識できる。ではどうすれば,そういう子になれるか?…ここから先を書くと長くなるので割愛…(汗)

さぁ、学年末テストまで、あと1週間。ラストスパートをかけよう。

…と同時に、中3公立入試(決戦)もあと…

1週間!!!!

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