CLEARの春2025①

昨日より春期講習2025が開幕。

前学年の復習は3月通常授業でほぼほぼ終えたため、春期講習は予習に注力していく。新学年のロケットスタートを期すべく、各学年いずれも奮闘中だ。

近年の高校入試の問題レベルから、教材を一新。実力錬成に重きを置く指導にシフト。学校の成績はもちろん大事。でも、それだけでは今の入試は戦えない。

それは小学生も同じ。中学進学を見据え、より実力錬成に重きを置いた教材に。

中学生は長らく論理エンジンを使ってきたが、近年はその成果が出ている子もいれば、その教材レベルに対応するのが難しい子も増えてきたため、思い切って変えた。小中学生いずれも二度読みのテキストを採用。素材文を多角的にじっくりと読み込んでいく。

まずは春期講習最終日に実施する学力テストで一定の成果を目指す。
ガンバロウ!小中学生!!

プライベートですみません(^^ゞ~切なくも大事な三月~

久しく投稿していなかったプライベートブログ。
今回はかなり真面目に…。

昨日、3月19日は恩師の命日。
今年も無事に墓参りに行くことができた。

この学習塾という世界に飛び込むきっかけを与えてくれた人。俺にとって、先生でもあり、上司でもあり、そして、人生の師でもある。
決して裕福ではなかったけれど、中学生の頃は小規模塾…というかほぼ個人塾(?)に通わせてもらっていた。そのときの塾長だった人。厳しく、怖い先生だった。でも、どこか温かく、頼りになる先生。
その後、縁あってその塾の講師としてアルバイトをさせてもらえるようになり、塾の世界にどっぷりとハマった(笑)。途中、某私立高校で非常勤講師の掛け持ちもしていたが、何がきっかけだったか忘れたけれど、塾の方が向いていると感じ、いつの間にやらこの世界で生きていくことに決めた。

塾講師として、男として、人としてどうあるべきか。
言葉ではなく、背中で学ばせてもらったような人。

奇しくも俺が前職を辞することになった同日に亡くなってしまった。今から9年前のことだけれど、恩師のこと、自分自身のこと、あまりにも衝撃的過ぎて、今でも鮮明に覚えている。それから毎年欠かさず、命日には墓参りに行っている。

3月はもう一人、大切な人との別れがあった。

父が亡くなったのも3月。
ちょうど三回忌を迎えたばかり。

基本的には温和な人だったが、キレたらヤバかった。高校生の頃に一度、遊び回って夜中に帰ってきたときには、鬼の形相で木刀を持って待ち構えていたのを今でも覚えている(汗)。十代後半から二十代前半頃にかけてはケンカばかり。話すことも、顔を合わせることすら嫌だった。
最期は病院ではなく家で迎えたいと、生前からそう強く望んでいた父。だから、身体に大きな負担のかかる延命治療はお願いせず、あくまで生活の質を維持することを優先し、訪問看護や介護の方にお世話になりながら、最期まで自宅で過ごした。俺自身も何かあったときにはすぐに駆けつける日々が続いた。
昭和のオヤジを絵に描いたような頑固者。母ともケンカばかりで、手を上げることもあったが、最期に「お母さんを頼むぞ…」と言い残して逝った父は、やはりナンダカンダ言いながらも母を想っていたのかな…なんて息子ながらに思う。

だから3月は、
少し切なくも、
大事な月。

新年度授業始まる③

新高3生はいよいよ受験生だ。
それぞれの志望校に基づいた学習計画を立て、昨年の9月から軌道修正をしながらその学習を進めているのだが、今のところは比較的計画通りに進められている(少し理系科目が心配だが…汗)。

そんな新高3生は今週末より春特訓3DAYSを実施。

英数の基礎学力の充実を図るための3日間。苦手な単元を集中的に潰していく。

国公立大学を目指すうえでは、英数国はできるだけ早く“カタチ”にしておきたい。共通テストで5~6教科7~8科目に加え、記述式を伴う二次試験を突破する必要があるからだ。つまり、完成まで最も時間のかかる科目である英数国を早めに対策しておくのは自明と言える。それに二次試験も英数(あるいは英国)は避けることができないうえに、記述問題への対応や共通テストよりも難解な問題への対応が求められ、共通テストレベルのクリアだけでは合格を勝ち取れないことも理由。また、一部の中高一貫校を除いて、理科や社会は高3の夏休み以降も未習分野が存在し、新しい知識の習得に向けた学習と得た知識を“使える”ようにするための学習が続く。本格的に理社の勉強を始めると、英数国の主要科目に十分な時間を割きにくくなる。

故に、英数国は出来る限り早期に仕上げておくことが望ましい。

ガンバロウ、新“高3受験生”!!!

第9期生 卒塾&進学 祝賀会^_^

本日は恒例の中3卒塾&進学祝賀会^_^
(写真は了承を得て掲載しています)

今年は焼き肉!

その後は教室にてささやかな卒塾式。

講師陣から新たな門出を迎える子どもたちへ。

卒塾証書(ウラ面は簡易アルバム)の授与。
下敷きとして使ってもらえたら^_^

寄せ書き^_^

第9期生は人数が少なかったけど、それぞれ精一杯頑張ってくれたこと、最後まで通塾してくれたことに感謝。

心から…ありがとう。
さらば、愛すべき第9期生!!!!!!!!!

高校無償化について考えてみた

先日なかなか興味を引いたニュースを目にしたので、少しばかり記事にしてみようかと。いわゆる高校無償化に関わるニュース。関心のある方は以下のリンクを是非。

大阪の府立高校入試『75校中35校で定員割れ』高校授業料の無償化など影響か 吉村知事「再編しながら質を高めていく」

授業料無償化で人気低迷の「都立高」意外な優位性 私立単願に落とし穴、「指定校推薦枠」にも注目

自分は決して、お偉い政治家でも、崇高な理念を掲げる教育者でもないので、アアデモナイコウデモナイと教育論を語るつもりはないけれど、あくまで塾講師の立場として思うところを述べたいと思う。
大事なのは、公立私立問わずの無償化というのはメリット・デメリットが多分にあり、それらを客観的に捉え、冷静に判断しなければならないということ(教育のためならアレもコレもと、関連あるニュースを引き合いに出しては、考えもせずに無節操な主張をしている関係者の方もいるようだけど…汗)。

の記事は確かに驚いた。公立高校のおよそ半数が定員割れという衝撃。大阪府の高校についてあまり明るくないのだが、少し調べてみたところ、「寝屋高」の略称で知られる大阪府の伝統ある進学校の一つ、寝屋川高校(偏差値68)が定員割れを起こしたとのこと。偏差値68といえば、神奈川でいうところの柏陽や厚木、いわゆる進学重点校と同等の高校だ。今回の定員割れを受けて、「異常事態」「寝屋川ショック」などと地元では波紋が広がっている様子。地元の小田原高校が定員割れを起こすことと同じと考えると、にわかには信じがたい事態だろう。また、大阪ほどではないけれど、東京でも都立高の4分の1が定員割れだったのは記憶に新しいところだ(詳しくはこちら)。とは言え、私立も含めて無償化ともなれば、このような事態が起こるのもある程度は予想できたはずなのだが…。ともすれば、来年にも大阪や東京のような事態が神奈川で起こっても不思議ではない。特に相模川以西の高校では、現時点でも定員割れを起こしている高校が散見される。湘南・横浜への流れが著しいが、県西部には頑張ってもらいたい。

も塾講師の立場としては確かにうなずける。特に神奈川の私立高校は、推薦・単願(いわゆる第一志望)、併願(いわゆる第二志望)いずれも、中学校の成績で一定の基準を満たせば合格が確約される仕組みになっている(一部の私立高校は除く)。なお、その中学校の成績というのが、二期制でいうところの中3後期中間試験、三期制でいうところの中3二学期期末試験までの結果で評価される成績(いすれも11月中旬)。要するに、私立を第一志望とする受験生は早々に受験勉強から開放されるのだ(おそらく親御様も「少しでも早く安心したい」というのが本音だろう)。一方、公立を第一志望とする受験生というのは、年末から入試直前期にかけて猛烈に勉強し、飛躍的に学力を伸ばしていく。たった2ヶ月~3ヶ月の差だが、この期間に懸命に勉強したかどうかが学力に雲泥の差をつけ、高校入学後の勉強にも大きく影響してくる。これ本当。もしくは、公立チャレンジ志向の受験生が増えるというのも考えられる。今までは、経済的な事情から私立は厳しく、公立をどうしても下げざるをえなかった受験生が、この無償化を機にワンランク上の公立にチャレンジする流れも起こるかもしれない。それにより結局は公立下位校の定員割れが起こってしまうだろうけど。

以上のことから予想されるのは、
から、定員割れにより一定の学力を満たさずとも入学できる高校が増える
から、いわゆる受験勉強をほぼすることなく高校に入学する生徒が増える
特に私立が多い都市部。

教育の質の向上が目的であるとするならば、むしろ学力低下を招いてしまいかねないのではないかとさえ思う。それでも、「優れた学校だけ生き残れば良い!淘汰されていくのも致し方なし!」「勉強する子はする、しない子はしない、格差が広がるのも自己責任!」とするか否かは人それぞれ。大事なのは、先述したとおり、“きちんと考える”ことだ。
教育に投資するのは大賛成なのだけれど、個人的には、そのような高校進学への支援よりも、給食費の完全無償化とか、大学進学のための支援拡充とか、の方が大事かな、なんて思う。特に私立大学の理系学部はえぐいほど金がかかる。学部学科によっては家一軒建てられるほどだ(汗)。

さてさて。
では、これを読んでくれた中高生の皆さんへ。
大事なのは、与えられた情報から、「自分で考え、判断すること」。
上記①②の記事を読んで、高校無償化に賛成か反対か、400字詰め原稿用紙に意見を記述してみてください。提出してくれたら責任をもってきちんと添削します(長谷川宛)^_^
【基本的な書き方】
次の①~③の三段落で書いてみよう。
①まず結論(賛成か反対かの立場をはっきりさせる)
②理由(具体例を挙げながら)
③改めて結論(「だから」「したがって」などの書き出しで)

原稿用紙は以下リンク先よりダウンロードできます。
400字詰め原稿用紙(PDF)

新年度授業始まる②

これまでは夕方の授業だった新中1。夜の授業になり少しウトウトと睡魔に襲われてしまう子もいるが(笑)、皆がんばっている。

そんな新中1はただいま英単語特訓を継続中。小学校まで発音ができて何となく意味が分かればOKだったが、中学校からは違う。発音ができて、意味が分かって、「書ける」…!まで習熟度を上げていかなければならない。小学校英語と中学校英語とのギャップの一つは、まさにこの単語の習熟度にある。故に、そのギャップを少しでも埋めるための取り組みだ。

中にはumbrellaやrestaurantなど、新中1には少々シンドイかなと思われる単語も。でも、これらもあくまで「小学校の復習」と位置付けられているのが現行の教科書。だから中1からつまづく子が多いのだ。

春期講習からいわゆる英文の学習を始めるに当たって、それまではとにかくこの単語の習熟度を上げることに注力する。毎回十数個の単語テストをしているのだが、小学校からずっと弊塾で英語に取り組んできた子たちは、全問正解を継続中。一方、学習を始めて間もない子は苦戦中だ。でも、そんなのは当たり前。少しずつ慣れていけば良い。

今日書けるようになった単語も1週間もすればまた書けなくなるだろう。コンピュータじゃあるまいし、人は忘れていく生き物なのだから、そんなことはごく自然のことだ。では、なぜこうも毎回テストをするのか?それは…

英単語の“覚え方を身に付ける”ためだ。

英語が苦手になる第一段階は、とにかく「単語が覚えられない…」がほとんど。アルファベットが持つ音とスペルとの関係も考えずに、ただ闇雲に丸暗記…には無理がある。この段階でのつまづきを防止するには、トライ&エラーを繰り返し、自分なりの覚え方を身に付けていくことが肝要。

ガンバレ、新中1生。

新年度授業始まる①

CLEARの新年度は3月からのため、先週より新学年での通塾・授業が始まっている。

小5・小6を対象とした今年度からの新設講座「読みトレ×教養」。これまでのeトレに代わる講座だが、狙いは、読解力の向上はもちろんのこと、「なぜ『春一番』と呼ばれるの?」とか、「お正月に門松を飾るのはどうして?」とか、いわゆる一般教養の習得が狙い。

ちなみに初回は、
「ワサビがお寿司やお刺身に添えられるのはなぜ?」
「ちくわに穴が空いているのはなぜ?」
がテーマの読解。

机上の勉強だけ出来て、いわゆる世間一般の常識が身に付いていない、では困る。国語、算数、理科、社会、英語、そして、一般教養。バランス良く学習していこう。

学校現場で日々奮闘している教え子へ…!

かれこれこの塾講師という仕事に携わらせてもらって早20数年…。これまで様々な子どもたちと接してきた。今では大学で研究に励んでいる教え子、仕事の第一線でバリバリ働いている教え子、結婚し子どもを設け幸せに暮らしている教え子…と様々いるわけで…。

その中には、学校の先生として日々奮闘している教え子もいる。充実した教師生活を送っているであろう一方、やはり大変そうな現場でもある(学校の先生方には本当に頭が下がります)。葛藤することも多々あるだろう。たかが一塾講師、おこがましいにも程があるのは重々承知の上だが、学校では程なく新年度を迎えるに際し、もしこのブログを読んでくれる機会があるなら…自分なりのエールを送りたいと思った次第。

「友だちのような先生」がウケる時代になって久しい。楽しそうにじゃれ合っていて、とても賑やかな様子だ。一見、教師と子どもたちは仲が良さそうで、微笑ましくも思う。しかし、このような教室は崩壊していく可能性が高い。しばらくすると教室がガヤガヤと騒々しくなる。やがてクラスの秩序が乱れ始め、授業が成り立たなくなり、落ち着いて勉強する雰囲気では到底なくなっていく。あんなに教師と子どもたちが仲良くしていたのに…と不思議に思われる光景。崩壊するカラクリは、「友だちのような先生」になったことで、何でも気軽に話しやすくなったことにある。

子どもたちは、別に教師と気軽に話せることを望んではいない。子どもは、「教室を安全で安心できる居場所にしてくれる」教師を望んでいる。「子どものことを真剣に考え、問題や悩みを抱かえたときに、きちんと向き合い対処する方向を示してくれる」、潜在的にはそんな教師を望んでいる。「この先生なら大丈夫」という安心感が生まれたとき、初めて子どもは教師を信頼する。気軽に話せることは、子どもとの良好な関係を保っていくには大事なことだが…

気軽さが子どもとの信頼関係を生むのではない。

ここを誤解してしまうと、先に述べたような、いわゆる学級崩壊に近い状態になりかねない。だから、教師と子どもとの間には、毅然とした一線を確保しておくことを第一に考えなければならない。「厳しい教師」というのは近寄りがたく感じるかもしれないが、嫌っているというわけではない。「近寄りがたい」と「嫌い」とは違う

子どもは、優しさと厳しさとの両面を兼ね備えた教師を信頼する。ただ、誤解のないように言っておくと、

「優しさ」が「甘さ」になってはいけない。

良くない言動もつい許してしまうのは「甘さ」であって「優しさ」ではない。そのような「言動=表出するもの」に対してではなく、子どもの内面を見つめ認めるのが「優しさ」だ。冗談話をして笑わせるときもあれば、厳しく怖いと思わせるときもある、そんな教師。教育現場のみならず、スポーツの世界でも、強いチームやそれなりの実績を上げているチームというのは、やはりコーチや監督などが、一定の厳しさをもっているものだ。

今の時代にはそぐわないことを言っているのかもしれないけれど、この20数年の経験から、そう思うところは多々ある。子どもたちを取り巻く教育環境が変わってしまっただけで、子どもの本質的な部分はそう変わってはいない。

学校という現場であれば、もちろん子どものみならず、親御様のことで悩みを抱えることも多々あろう。中には…
常識のない言動をされる親御様、
筋違いなクレームを言われる親御様、
自分の子さえ良ければいいという親御様、
…様々いらっしゃるだろう。でも、でもだ。全ては我が子への深い愛情あればこそ。歩み寄れるときは歩み寄り、うまく距離感とバランスとを保ちながら頑張ってほしい。何より大事にすべきは、今、目の前にいる子どもたち。学校のためでも親御様のためでもなく、子どもたちのために。それだけはどうか忘れずに。

偉そうなことを述べてきた割に自分はどうなのか?と問われれば、未熟も未熟、半人前もいいとこだ。それでも、昨日より今日、今日より明日…と半歩でも前進し、成長できるよう自戒と試行錯誤の日々。

何が正解か分からず俺も年がら年中もがいてる(汗)。
でも、それでいい、というか、そうでなくてはいけないとも思う。
マニュアルなんてない。
だから、ガンバレ。

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この度はお子様の高校進学、心よりお祝い申し上げます
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