全員合格の価値

学習塾であれば、高校受験然り、大学受験然り…塾生の全員合格を目指すのは至極当然のこと。しかしながら、それにあまりにも拘りすぎて、受験生一人ひとりの想いを蔑ろにしては決していけない。

全員合格は特別難しいことではない。志望校を下げればいいのだから。合格可能性が低い、あるいは微妙…といった受験生に受験校の再考を促せばいい。けれども、そのときに大事なのは、

全員合格至上主義であるかのような指導はNG。

合格=成功体験を優先するべきか、あるいは、挑戦することを優先するべきか…受験生一人ひとりの想いやその後の人生を十分に考慮したうえで、きちんと向き合うべきだ。ただ、公立高校を第一志望とする場合、ほぼ全ての受験生が私立高校を併願とするが、合格が難しければその私立に進学することになるかもしれないという覚悟が本人にあるかどうか。それがなければ公立を下げるよう指導せざるを得ないというのもホントのところ。

全員合格はとても喜ばしいこと。
でも、そのナカミが大事だ。
一人ひとりの想いを汲んだうえでの全員合格。
そういう意味では全員合格は極めて難しい。
でも、だからこそ目指す価値がある。
その価値を高めたうえで、
あくまでも全員合格を目指したい。

最終決戦まで、あと…
18日!!!

遊びを通じて学ぶ

今週の小学生eトレの時間は楽習(ガクシュウ)タイムに。

ボードゲームを活用した地理の学習。これまでは日本地理に取り組んでいたところを今回から世界地理へ。

アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカ、オセアニアと、各地域を巡りながら主要国、観光地や名産物を学んでいく。

中学に進学するまでに、日本地理なら全地方及び都道府県、世界地理なら全地域及び主要国、これらの位置や特徴をしっかりと学ばせ、いわゆる一般常識レベルの知識は身に付けさせておきたい。中学生になっても都道県の位置が分からなかったり、ヨーロッパにどんな国があるのか分からなかったり…では困る。

ちなみにゲームソフトの「桃太郎電鉄(通称“桃鉄”)」は地理の勉強に超オススメ。ゲームだからといって侮るなかれ。やりこんだら日本や世界の地理に詳しくなれること間違いなしです。以前に小6生にオススメしてみたところ購入した子もいるようで、今ではご家族のみなさんで楽しんでいらっしゃるご様子。嬉しい限りだ。

新年度生の受付開始!

新年度(2024年度)の新規入塾生の受付を開始しました!

パンフレット画像(小中学部)

パンフレット画像(高校部/思考力強化講座)

通常指導+αの取り組み例(①~③)

①小学生:楽習タイム
ボードゲームや知育教材を活用した学習です。

②中学生:思考力強化講座(the Atama Lab)
論理的思考力や空間認識力等の強化を図る講座です。

③高校生:eトレFREE
定期テストレベル~難関大学入試レベルまで対応可能の個別演習プログラムです(現代文以外)。なお、追加受講料はいただきません。

【募集状況 1/25㈭現在】
・現高2(新高3):募集停止中
・現高1(新高2):若干名(ご相談ください)
・現中3(新高1):若干名(ご相談ください)
・現中2(新中3):若干名(ご相談ください)
・現中1(新中2):若干名(ご相談ください)
・現小6(新中1):あと4名
・現小5(新小6):あと4名
・現小4(新小5):ゆとりアリ
・現小3(新小4):ゆとりアリ
※高校生は中学部卒塾生を優先させていただきます。予めご了承ください。

CLEARの新年度は3月からとなります。
体験授業をご受講のうえご検討ください。
まずはお気軽にお問い合わせを!
・お電話から⇒0465-46-7685
・ホームページから⇒https://clear.school/

国語と英語は難化?今年の公立高校入試の難易度を予想してみた。

中3受験生の最終決戦=公立高校入試まで、あと約3週間。
ジワリジワリと合格ラインに近づいてきてはいるものの、果たして当日までに間に合うかどうかという瀬戸際の今、彼ら彼女らが迎え撃つ今年の入試問題の難易度について改めて考えてみた。

当ブログで以前にも少し触れてはいるが、まず国語はかなり高い可能性で難化すると思われる。理由は言わずもがな昨年の平均点が75.1と極端に高かったからだ。文章量の更なる増加か、選択肢の難化か、はたまた大学入学共通テスト形式に寄せるかのごとく複数の素材文による読解などのように、出題形式をガラリと変えてくるか…いずれも定かではないが、ほぼ間違いなく難化…というか昨年が易しすぎたため標準レベルに戻るだろう。

次に英語。これも同じく難化が予想される。新学習指導要領により教科書内容が大幅に改訂されたのが英語なのだが、その新課程の学習を初めて3年間丸々終えるのが今の中3だからだ。また、もう一つの理由としては、今年の大学入学共通テストの英語の難化がある。英文で使われる単語数が昨年よりも約400語増え、約4900語というエグさ。ただでさえ時間が足りないと受験生を悩ませてきた英文量の多さに拍車がかかり、より一層の速読速解力が求められるようになった。ちなみにこの4900語というのはセンター試験時代の1.8倍に相当するらしい。とんでもない分量の英文を制限時間内に読み解かなければならない(それでもCLEARの高3受験生は3名がリーディング+リスニング合わせて得点率7割を突破!お見事^_^!)。

…と、なぜ大学入学共通テスト(以下、共通テスト)に言及するのかというと、神奈川の公立高校入試の英語は共通テストにかなり似通ってきているからだ。複数資料の読み取り、えげつない英文量など、共通テストを意識しているとしか思えない。現行の入試制度になって以降、昨年が最も易しかったというのも理由にあるが、英語が難化すると予想するのはこういうところにある。単語レベルが上がるのか、英文量のさらなる増加か、いずれにせよ、中3受験生には「語彙力」と「速読力」の向上の必要性は改めて説いていきたいところだ。

< 画像は2018年度英語追検査 >

教科書改訂という点でいえば他の教科もそうなのだが、英語ほどの大幅な変化はないため、それによって難易度が著しく変動するというのは考えにくい。

全ては予想に過ぎないが、やはり国語と英語は警戒しなければならないだろう。残された時間で出来る限りの対策を講じていきたい。

ゆとり

本日は中3受験生対象の塾内模試DAY。

これまで塾内模試6回+全県模試2回と、実戦経験を積んできたが、厳しい状況が続いている。なかなか安定的に合格ラインを越えられないでいる。それでも、ほぼ全ての子が志願変更ギリギリまで自分自身の可能性に懸けたいという意思のため、我々講師陣もできる限り彼ら彼女らの想いに寄り添ってきた。

真面目にガンバル子たち故に、難しい進路指導。「情に棹させば流される」ではないが、子どもたちの想いを大切にしたい…とはいえ情に流されては判断を誤りかねない。理性的に数字を見極め、ともすれば残酷と思われてしまうかもしれない判断が必要なときもある。合格する見込みがほぼ0に近い状況で背中を押すのは気がとがめる…かと言って、諦めるように諭すのも心苦しい。特に連日自習室で一生懸命勉強している姿を見ているとなおのことだ。年が明けてからと言うもの、そんなことばかり考えている自分がいる。

普段の授業(練習)ではできていることが、本番(模試)になると途端にできなくなる子が多いのが今年の中3受験生。もはやアレコレと厳しいことを言う時期でもないし、やるべきことはほぼ全て伝えてきた。ただこのような状況を何とかできないか。思い当たる節を子どもたちに伝えた。

「君たちは真面目に頑張っている。お世辞抜きにそう思う。ただ、今はそれがマイナスに働いてしまっているような気がする。思い詰めすぎて気持ちにゆとりがないように見える。もう少し楽に構えてみろ。たとえばトップ校を志望している子たち。今の君たちの内申点であれば、400点も取ってしまえば合格は間違いない。お釣りが出るぐらいだ。中には380点台や390点台でも大丈夫な子もいる。いいか、500点満点中400点前後だ。およそ100点も間違えていいんだ。全て完璧にこなそうとする必要などない。だからもう少し気持ちにゆとりを持て。ココイチバンの勝負時に勝てるヤツというのは気持ちにゆとりがあるものだ。いつもの練習通りのパフォーマンスができれば大丈夫なんだ。そのために自身のメンタルをコントロールできるようになれ。」

塾内模試も残すところあと2回。
信じ切りたい。最後の最後はコツコツと健全な努力を積み重ねてきた者が勝つということを。

最終決戦まで、
あと…25日!!!

受験直前期!親御様にお願いしたいこと

大学受験は初戦の共通テストが終わり、高校受験は公立高校入試まで1ヶ月を切った。
いずれもいよいよ最終局面のときだ。
そんな時期、受験生を持つ親御様がどう我が子に接するべきか。釈迦に説法ではありますが、心がけていただきたいことを以下に列挙します。

①親が本人以上に熱心にならない
親が一生懸命になるあまり、応援しているつもりが受験生本人にとっては単なる過干渉やプレッシャーになっていることも。「ガンバレ」「大丈夫?」は必ずしもプラスにはたらく言葉ではありません。受験校を選ぶのも本人、受験するのも本人、勉強するのも本人。我が子を想えばこそ、心配ゆえについアレコレと…というのも十分に理解できますが、ここはグッと堪える時期です。

②結果ではなく過程を認める
過程を認めてあげられるのは親にしかできません。どんなにキレイゴトを並べても、ナンダカンダで社会は結果でしか認めてくれません。「結果は一瞬でも過程は一生モノ」。この受験期を通じて成長した我が子をまずは認めてあげてください。

③学習環境を整える
受験直前から当日までは子どもが勉強に集中できるように、学習環境を整えるべきです家族がリビングで見るテレビの音を小さくするとか、できるだけ小さな声で話すとかいったように、可能な範囲で受験生に配慮した環境を作ってあげてください。

④体調管理を徹底させる
やはり体調管理の徹底が最も大切といえます健全に当日を迎えるためには、栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠が必要であることは言うまでもありません。これらは子どもだけでは難しいため、親御様が子どもの体調や様子を見ながら、それぞれに合った体調管理を心がけてほしいと思います。

右往左往せずドーンと構えていることが何よりだと思います。不安そうにしている親を見れば、子どもも不安になります。「信じてもらえていない」と感じます。子どもは我々大人が考えている以上に敏感です。逆に、親に信じてもらえていると感じている子は、何事においても自信をもって、勇猛果敢に立ち向かって行けます。とにもかくにも…

信じ切る。

合否に関わらず、
全力を尽くすことができるという意味で。
簡単なようで難しいことは承知の上です。
でも、これが本当に大事ではないでしょうか。
受験を”成功”に導くうえでも、
受験を終えたその先においても。

公立高校入試まであと1ヶ月!効果的な勉強法と当日までの過ごし方について!

入試直前期の効果的な勉強法

入試当日までの残り時間を考えると、焦りや不安を覚え勉強が手につかなくなったり眠れなくなったり…が直前期アルアル。学習効果を考えずに闇雲に取り組み、時間だけが過ぎていく中、点数は伸び悩むという悪循環に陥ることは避けたい。この直前期の勉強では、限られた時間の中でとにもかくにも5教科の総合点をアップさせることが重要だ。そこで、この時期の勉強のポイントについて述べていきたい。

①間違えた問題を中心に模試の解き直し。
これまで解いてきた模試の中から、「間違えた問題」や「たまたまできた問題」を解き直そう。その際は「解説を読めば理解できる問題」を優先すること。というのも、「解説を読んでも理解できない問題」に長い時間をかけても非効率的だからだ。そういう場合はいっそのこと見切りをつけて、「解説を読めば理解できる問題」に注力しよう。なお、理解できている上で正答できた問題はサーッと見直す程度でOK。

②時間配分を意識しながら過去問を解く。
制限時間に合わせて過去問を解こう。その際、問題全体を見て大問ごとの時間配分を意識すること。いつも言っていることだけれど、例えば英語であれば、問6~8の読解には30分は費やせるような時間配分が望ましい。解いた後には、間違えた問題の解き直しはもちろん、いわゆる「ケアレスミス」がないかをしっかりと見直す。そういうミスが起こりやすい原因をできる限り取り除いておくべき。ただ、大概そういうミスの多くは「ちゃんと読んでいない」にありがち。面倒くさがらずに“きちんと読む”姿勢がなければ神奈川の入試では勝てないぞ。

③短期間でも学習成果が期待できる暗記モノに取り組む。
短期間でも成果が見込める理科や社会などの暗記モノに取り組もう。例えば、社会なら3つの分野(地理・歴史・公民)のうち、自分の苦手な分野を重点的に勉強することで直前まで点数UPが期待できる。模試や過去問の取り組みを通じて、正解していればOKで済ますのではなく、不正解の選択肢等にも気を配り、周辺知識の確認を抜かりなくすること。ちなみに、地理なら地図帳、歴史なら年表、それぞれ毎日目を通すだけで随分と違うはずだ。ただし、“毎日”だよ、いいね。

④傾斜配点でなければとにかく総合点が勝負だということを忘れずに。
上述の理科や社会のような暗記モノとは違って、英語、数学、そして国語は短期間での大幅な点数UPが難しい。ゆえにこの3教科に関しては、「正答率が比較的高いと思われる問題」の取りこぼしをしないよう徹底しよう。受験校にもよるが、例えば正答率10%未満のような問題など解けなくてもOK。それよりも正答率の高い問題で手堅く点数を重ねた方が結果的に総合点は伸びる。正答率が記載されている過去問もあるので有効活用しよう。

まとめ
とにかく過去問&模試の復習を軸にして、これらの問題を“自分のモノ”にすること。これだけ多くの問題を解いても入試では同じ問題は出題されない。けれども、「同じ考え方で解く問題」は必ず出題される。

入試当日までの過ごし方

①体調管理
入試直前は、受験生なら誰もがもっと時間がほしいと思う時期。ゆえについつい深夜まで勉強し体調を崩してしまうことも。「少々ムリをしてでも…!」という勉強は入試1ヶ月前からはNG。睡眠時間を削ることは、記憶力や集中力の低下にもつながる。十分な睡眠時間を確保して、当日を迎えられるよう生活リズムを整えよう。

②気持ちのコントロール
受験直前期は、「できていないこと」に気持ちが向いてしまいがち。結果、ネガティブ思考に陥ってしまうこともある。そうならぬように…
これまでの勉強量を視覚的に捉えてみる
例えば、これまで解いてきた問題集や模試、過去問といった自分の勉強材料を積んでみよう。かなりの量になるはずだ。不安になるのは自分のこれまでの頑張りを視覚的に捉えられないのが原因の一つ。是非やってみてほしい。
感謝の気持ちを大事にする
受験までの期間に支えてくれた人たちを思い起こそう。直接的、あるいは間接的であるにせよ、受験生としての自分が多くの人たちに支えられてきたということに気づけば、感謝の気持ちが湧いてくるはずだ。きっと強い心の支えになるだろう。

泣いても笑ってもあと約1ヶ月。
決して諦めることなく、
プレッシャーに屈することなく、
ガンバロウ!中3受験生!!!

進学進級を見据える冬④

「進学進級を見据える冬」も最終投稿。
今回は1/8㈪、9㈫の様子。

中3は全県模試の自己採点&復習。

厳しい状況が続いているため、中3は翌日に臨時特訓を追加。これまでの模試や過去問の解き直しに取り組み、自力解答が困難な場合は講師が質問を受け付ける。

小学生は学力テスト(国算)!

中1・中2も同じく学力テスト(英数国理社)!

高3は共通テスト直前!
世界史が武器のA。これを稼ぎ頭に目標点数を超えろ!

この時期は共通テスト過去問の徹底演習に尽きる。実際の問題の形式や難易度を身体に染み込ませろ!

理数のスペシャリスト“ニュートン=ハギワラ”に指導を受けるリケジョのK&M。

日本史などの暗記モノは直前期に勉強すればするほど伸びる!

小中学部の冬期講習もこれにて終了。
明日のお休みを挟み11日㈭からは通常授業だ。
ガンバロウ!CLEAR通塾生!!!

高3の共通テスト前につき、10日㈬は自習室のみ13:00~18:00にて臨時開放します

【中3受験生応援プリント】歴史=年代整序スペシャル!=

中3受験生に向けた入試対策プリント(解答付き)!
今回は苦手な受験生が多い歴史!必要に応じてプリントアウトして使ってみてください(CLEAR通塾生でなくても自由にダウンロードしてOK)。

以下の画像をクリックすればPDFファイルが開きます。

ガンバレ!中3受験生!!!

進学進級を見据える冬③

冬期講習再開!
今回は1/4㈭~6㈯の様子をご紹介。

小学生は国算の集中指導。冬期講習最終日の学力テストに向けてガンバル。

小6英語は中学準備指導を継続。今冬の目標として、まずはbe動詞の基本的な使い方を習得することだ。

昨年末は体調不良者が多くなかなか全員揃わなかった中1だが、ようやく全員集結!年始初回は思考力強化講座・the Atama lab(ジアタマ・ラボ)から。情報処理力、洞察力、空間認識力…ありとあらゆる思考力を駆使して問題に臨む。

いよいよ今年は受験学年となる中2。国語は実際の公立入試問題にチャレンジ。このブログでも何度も記事にしているが、神奈川県の国語入試問題は全国の公立高校の中でもトップの文字数(400字詰め原稿用紙の約44枚分に相当)を誇る。膨大な文章を制限時間内に読み、解き切らなければならない。ちなみに今回の中2最高得点は82点!お見事!

ラストスパートの時期に入った中3受験生は冬期最後の塾内模試+復習指導。厳しい状況が続いているのが現実だが、諦めるにはまだ早い。ギリギリまで自分の可能性を信じ戦い抜いてほしい。真面目で素直な子たちばかりだが、足りないのは貪欲さだ。だからココイチバン点数が伸びない。何でもかんでも質問すればいいというわけではないが、もっと積極的に質問できるようになってほしい。解説を読んで「あ~なるほどね」で終わらすのではなく、「この場合はどうなるんですか?」「これはこういう解き方でもいいんですか?」と、俺たちが困るぐらいに。「ワカル」というのは自分で説明できるレベルに至ることだ。徹底的に突き詰めてワカラナイを潰していけ。昨年の中3との決定的な違いはここにある。

高校部担当・萩原のスペシャル講義。数学・関数解法の必殺技が伝授される。

ついに共通テストまで1週間を切った高3受験生。年始に合格祈願に行った際に購入した御守りをそれぞれにプレゼント。もはや何も言うことはない。今はただひたすらに勉強あるのみだ。

講習も残りわずか。
ガンバロウ、CLEAR通塾生!!!