【勉強お役立ちブログ(英)】比較②クジラ構文no more(less) …than~をスッキリと!

今回は前回の比較①の続き。まずは以下の例文をご覧あれ。
(前回の勉強お役立ちブログで説明した比較①についてはこちら!)

A whale is no more a fish than a horse is.
「馬が魚ではないのと同じように、クジラも魚ではない。」

これ毎年受験生を悩ます有名な“クジラ構文”と呼ばれるもの。「なんでこんな訳になるの?」を今回はスッキリとさせようと思う。

実はこれ簡単。まずは、
more…もthan~も両方ともnoで一気に強く否定すればいい。
前回の記事でも書いたように、noは強い否定を意味する。だから、「全然、馬なんかじゃない!」そして、than~(~より)という差を否定するということは、「差がない=同じ」ということ。だから…「クジラは全然魚じゃない、馬と同じようにね。」って感じになる。

では、この考え方で以下の英文も解釈してみよう。

I’m no more nervous than you are.

①まずはnoで強く否定→全然緊張なんかしてない。
②次にthan~は差がない=同じ→君と同じように。
だから…
「俺は君と同じように緊張なんかしてないよ。」

どうだろうか?少しスッキリしてくれただろうか。では次の例文に行ってみよう。

He is no less clever than his brother is.

今度はno less…than~のパターン。でもこれ、上のno…more than~が理解できていれば超絶怒濤に簡単だ。訳し方はno…more than~のやり方と全く同じ。
まずは、noでless cleverを強く否定すると…
「賢くないなんて全然ない→超賢い!」となる。
次に、than~は差がない=同じ→彼の兄と同じように。
だから、
「彼は超賢いんだよ、彼の兄と同じくね。」とか、
「彼は彼の兄と同じく超賢いんだよ。」って感じになる。

まとめるとこんな感じ!
①noで<more(less)…>強く否定
②noで<than~>を強く否定→“同じ”になる

・A no more…than B~=AはBと同じように(全く)~ない
・A no less…than B~=AはBと同じように(極めて)~だ

次回は関係詞について!(予定)

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