CLEARの夏2023⑤

夏期講習も大詰め!
本日は中3にフォーカスしてご紹介。

中3は8/10㈭の全県模試を除けば、講習は本日が最終日。
そんな中3には毎年この時期に渡しているものがある。

「魔法の赤ボールペン」だ。

“魔法”なんて枕詞を使うと大袈裟と思われるけど、前職時代からずっとその想いで続けている。かれこれ十数回を数えるか…。
ネームシールに子どもたちそれぞれの名前を手書きする。
それを赤ボールペンに貼り、一人ひとりに手渡す。
使い切った赤ボールペンは塾が回収し、その都度新しいものを提供する。
その一本目が、今日だ。

使い切った赤ボールペンの本数=努力の足跡。

頑張っても頑張っても結果がついてこない時期というのはある。何をどうやっても点数が伸びない、成績が上がらない。挫けそうになる。諦めそうになる。努力の量を“見える化”することで自信回復の一助とできないか。そんな想いから始めたこと。
入試直前には回収した全ての赤ボールペンを受験生ごとに封入れ。御守りとして携えるようにして受験生それぞれに手渡していく。
「ただの気休めだ」と言われてしまえばそれまでだ。が、たとえ気休めだとしても、それが受験生にとって、ほんのささやかでも力になるなら、自信と勇気とを与えられるなら…青臭いがその想いだけで十数年続けてきた。

赤ボールペンを渡した今日という日から、中学3年生ではなく、受験生。
「入試までのおよそ半年間。決して大袈裟じゃなく、お前たちの人生を懸けた半年間にするんだ。」
全員に渡し終えた後、子どもたちにはそう語りかけた。本気でそう思ってる。
義務教育を終え、高校へ進学するというのは、ある種の選択だ。言うまでもなく人生は選択の連続。ならば高校受験はその最初=節目。生き方を決める第一歩であり、自立への第一歩でもあるはずだ。だから高校受験は素晴らしく、尊い。「たかが高校受験、されど高校受験」という想いの根っこはここにある。

合格という“魔法”がかかりますように…
そんな願いを込めた赤ボールペン。

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