【勉強お役立ちブログ(英)】仮定法は“もしもボックス”

来年度の教科書改訂により、中学英語に仮定法が下りてくるのは少し前の記事でも触れたとおり(変わる中学英語の記事はこちらをクリック!)。

そんなわけで、仮定法について少しばかり述べてみたい。この単元を苦手としている高校生にとっても参考になればと思う。

■そもそも“仮定法”とは何か?
「仮定法=(もし)~ならば・たらば」と思っている子もいるだろう。決して間違いではないのだが、正しいとも言えない。例えば次の例文を見てほしい。
例)If it is sunny tomorrow, we’ll go camping.
「もし明日晴れたら、僕たちはキャンプに行こうと思う。」
「明日晴れたら」というのは、起こりうる現実だ。晴れたらキャンプに行くという事実を述べているに過ぎない。他にも、「もっと勉強すれば志望校に合格できる」とか「彼が行くなら私も行く」のように、現実として起こりうる状況を述べる場合は仮定法ではなく、事実を表す直説法で表現される(「晴れたら」という条件節のため動詞は原形)。
一方、次の例文はどうだろう。
例)If I had money, I could buy a new car.
「お金があれば、新しい車を買えるのに。」
⇒現実は、お金がないから新しい車を買えない。
例)If I were a bird, I could fly to you.
「もし私が鳥だったら、君の元へ飛んで行けるのに。」
⇒現実は、鳥ではないから君の元へ飛んで行けない。
つまり、仮定法というのは、事実に反する、または、現実には起こりえない事柄についての仮想や願望について述べるときに使われる。ドラえもんの「もしもボックス」だと思えばいい
<まとめ>
直説法=現実に起こりうること、事実に基づくこと
仮定法=現実には起こりえないこと、事実に反すること

■仮定法ではなぜ過去形や過去完了形を使うのか?
まずは仮定法の基本ルールを頭に入れよう。
①現在の事実に反する仮想⇒過去形で表す(仮定法過去)
例)If it were sunny today, we would play soccer.
「もし今日晴れていたら、僕たちはサッカーをしているのに」
実際は晴れていないのでしない
例)I wish I could speak English.
「英語が話せたらいいのになぁ」
⇒実際は英語が話せない

②過去の事実に反する仮想⇒過去完了形で表す(仮定法過去完了)
例)If it had been sunny yesterday, we would have played soccer.
「もし昨日晴れていたら、僕たちはサッカーをしていたのに。」
⇒実際は晴れていなかったのでしなかった。
例)I wish I could have spoken English then.
「あのとき英語を話せていたらなぁ」
⇒実際は英語を話せなかった

なぜこのように時制を一つずらすのかと言えば、現実では起こりえないような仮想の世界を、時間的に「現在or過去」から離れている形を使う(時制をずらす)ことによって表現するからだ。具体的には…
①は「現在の事実に反する仮想」という現在から離れた世界を表現するために、現在から時制を一つずらして過去形にする(仮定法過去)
②は「過去の事実に反する仮想」という過去から離れた世界を表現するために、過去形より一段階前である過去完了形にする(仮定法過去完了)
<まとめ>
現実から離れていることを表現する⇒時制をずらして心理的距離を作る

「仮定法未来」や慣用表現等もあるけれど、それらはとりあえず置いといて、まずは仮定法の核を理解することに努めよう。

ガンバレ!高校生!!

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