勉強と部活(クラブチーム等の活動も含めて)との両立というのは、中高生にとって今も昔も変わらぬ課題だろう。
今春、とある学習塾から転塾してきた子がいる。入塾前の三者面談の折に、「クラブチームに所属していて、場合によっては欠席せざるを得ない日もあるのですが…」というご相談を受けた。
「部活やクラブチーム等の活動は目一杯やってください。それにより学習が著しく遅れてしまうようなら可能な限りフォローしますので。勉強一辺倒もダメですし、部活一辺倒もダメです。何事もバランスが大事ですから。」
そう応えると、保護者様は意外そうな表情を浮かべた。
「以前の塾では、『玉遊びなんかやってんじゃねぇよ』みたいなことを言われたらしいので…」
部活動等に対する否定的な、というか、もしこの発言が本当であるならばずいぶんと辛辣なことを講師から言われたらしい。正直、俺は怒りが込み上げた。
前職時代から今まで、部活動等には全力で取り組んでほしいというスタンスは一貫して変わらない。言うまでもないことだけど、それらから学べることは多い。かくいう俺も、中学ではハンドボールを3年間、高校ではバスケットボールを3年間続けてきた(下手くそだったけど汗)。
今までの教え子を振り返ってみても、部活動等に一生懸命に取り組んでいる子は、勉強面でも秀でている子が多かった。もちろん例外もあるけれど、時間の使い方が上手かったり、厳しさに対する耐性があったり、とにかく、自立=自律できている子、達観できている子が多かったように記憶している。やはり、部活動等によりどうしても勉強時間には制約がかかる。でも、だからこそ、その限られた時間を有効に使えるよう知恵を振り絞るのだろう。部活があるから勉強ができない、勉強があるから部活ができない、ではなくて、部活があるからこそメリハリをもって勉強できる、というマインドが大事ではなかろうか。双方が足を引っ張り合うのではなくて、むしろ相乗効果を生むような“両輪”として。何事も捉え方次第でいくらでも+に変えられるはずだ。
だから、部活を休んでまで塾に来るようになどとは一度も言ったことがない。テスト前などの変則的なカリキュラムを組まなければならないときも、必ず子どもたちには部活に支障がないかを確認するようにしている。ただ現実として、どうしても全員が都合をつけられる日程や時間を組むのは難しいときもあり、一部の子には理解・協力してもらうこともある。
CLEARはこれからも、部活動等に一生懸命な子を精一杯応援していきたい。
やっぱり良い“脳”が育つと思う。
