本日…いや日付が変わったからもう昨日か(^^ゞ
冬期講習2024が開幕。
子どもたちの今冬のガンバリを少しでも多く発信していきたいのだが…
その前に…。
2024年が程なく終わろうとしている今、この1年間、子どもたちを見てきた中で成長したなぁと思うことを少しばかり。
それは「メモをとる力」。
中3受験生には耳タコ並に話してきていて、中1や中2にも折を見てはメモをとることの重要性を伝えてきた。
これは中3授業用のプリントなのだが、ビッシリとメモ書きされているのが分かると思う。この子以外も、中3受験生はほぼ全員、板書以外のことも必要なことはメモをとる習慣がついてきている。また、それは中1や中2、さらには小6の中にもチラホラと垣間見えたり…。そういう姿を見ると、「おっ、少し意識が変わってきたかな」と口には出さないけれど心の中でニンマリする(笑)。
一人ひとりを注視しているからよく分かる。ただホワイトボードに書かれていることを写すだけの子と、自分にとって必要なことをササーッとメモをとりながら授業を聞いている子と。
学校の授業も、塾の授業も、板書をきれいにノートに写すだけで勉強した気になってしまう子がいる。でも、写したノートを後で見返してみてもナニガナンダカワカラナイになりがち。そりゃそうだ。事柄と事柄との間、いわゆる行間の説明がないのだから。板書にはいわゆるポイントが書かれているが、そのポイントとポイントとをつなぐことができなければ後で見返してもワケが分からないのは当然のこと。そのつなぎの役目を果たすのがメモだ。
メモをとるというのは他にも重要なことがある。
それは、集中力。板書内容を写すだけの学習は受け身になりがち、というか完全に受け身で、ほとんど集中していない。でも、大事なことを聞き逃すまいとメモをとりながら授業を聞いていれば、集中力は自然と高まる。集中力が高まるから理解も深まる。だからメモって大事。
勉強だけじゃない。大人でも同じことが言える。例えば会議でも商談でも、それっぽく頷いてはいるもののメモをとらない人というのは、実は話しを聞いているようで聞いておらず、概ね内容も理解していない。
こういう大人にはなってほしくない。科目の勉強云々のためだけではなく、目の前の子どもたちがやがて大人になり社会に出たとき…についつい想いを巡らせてしまうがゆえに、アレコレ耳の痛いことを言ってしまう(^^ゞ。
人の話を真摯に聞き、理解に努めることで、相手も自分の話に耳を傾け、理解に努めてくれるものだ。そんな良い人間関係を築いていける。そういう大人になってほしい。
子どもも大人も、いわゆるデキる人というのは、このメモをとる力に秀でていることが多い。