読解、教養、そして、探究心

今年度より開始した、小学生対象の読みトレ(詳しくはこちら)。
取り組みを始めてから2ヶ月ほど経過した。世の中の「なぜ?」などを題材にした文章の読解を通じて、一般教養力と読解力を向上させる試み。以下はその題材の一部。

順調に学習が進んでいるため、プラスαの取り組みも開始。各課にある「研究」や「ことばの学習」を家庭学習材料として活用を開始。雲の発生について調べたり、同じ部首の漢字を集めたりと、テーマは様々。その中から、子どもたちが少しでも興味をもてるテーマについて、文章、図、グラフなど、自由に使って調べてきてもらう。

こちらはある小5生の調べ学習ノート。テーマは「北極と南極のちがいについて」。絵も描いてあるから分かりやすい^_^

教科横断的な学びを通じて、探究心も育んでもらいたい。
ガンバロウ、小学生!

「ほったらかし」が子どもを育てる?

たかが一塾講師が教育についてあーだこーだと講釈を垂れるなどおこがましいにも程があると重々承知の上ながらも、こういう仕事をしていると、どうしても親御様からそういうご相談を受けることが多い。ゆえにこのブログでも、
「心配のあまりつい先回りしてアレコレ…はNG」とか、
「手取り足取りは子ども自身が考えなくなってしまう」とか、
これまでの経験から自分なりの考えを発信してきたのだが、つい最近、興味深い新刊本に遭遇した。

戦略的ほったらかし教育
タイトルも面白かったし、「いつも言ってることと一緒じゃん」と、勝手に共感してつい衝動買い(笑)。予想通り「うんうん」と頷いてしまう内容ばかりだった。
もちろん、理論と実践とは必ずしも一致しないし、「理想と現実は違う!」というのも理解できる。書かれてあるとおりにやれば上手くいくなんて保証もない。でも、「子どもにとって良かれと思い、つい手出し口出しをしてしまう」親御様には、読まれてみてはいかがかなと思う一冊。そもそも子育てに“正解”などないけれど、お悩みを軽減するヒントは得られるかもです。

導入部分に書かれている面白い質問がこちら↓

問題:お子さんに次の質問をされたら、どう答えるといいでしょうか?次の3つの選択肢から選んでください。

「ねぇ、夏休みの宿題、どれからやればいい?」
①一番時間のかかりそうな宿題からやるといいんじゃない?
②自分の勉強だから、自分で考えてみたら?
③トマトを口にいっぱい入れることじゃん?

正解をお知りになりたい親御様は、是非ご一読を。
あ、決してこちらの出版社の回し者じゃありませんので悪しからず(笑)

体験生募集のご案内!

体験生(小4~高3)募集のご案内!
お気軽にお問い合わせください。

■6月体験(小中高)
6月2日~28日のうち2週間
・中学生はテスト対策も参加可
▶ただいま受付中!

■7月体験(小中高)
7月1日~26日のうち2週間
・小中学生対象イベント有り
(詳細は近日中に公開予定)
▶6月2日より受付開始!

■夏期講習(小中)
7月28日~8月30日の丸々1ヶ月
・今夏は特別講座&イベントが充実
▶6月2日より概要公開&受付開始!

<7月までの募集人数>
・中3:あと3名
・中2:あと2名
・中1:あと2名
・小6:あと2名
・小5:あと3名
・小4:あと2名
・高校生:応相談
いずれも若干名の募集となります。
ご検討中の方はお早めにお問い合わせを!

進学塾CLEAR ☎0465-46-7685

「魚を与えるのではなく釣り方を教えよ」

中1・2の遠足、中3の修学旅行が終わり、そろそろ第1回定期テストに向けてギアを上げていきたい時期だ。

入試に向けて実力錬成に一層重きを置くようにしたが、定期テストは定期テストでしっかりと準備をしていく必要がある。

英語&国語はテキスト2冊体制。定期テスト前はガチガチの教科書準拠指導で得点力向上に注力する。

とは言え、安易な「過去問解き+丸暗記」のような、“その場しのぎ”の指導はNG。あくまで実力向上が伴ったうえでの指導でなければならない。というのも、前職時代の経験が大きな糧になっているからだ。

当時は、会社の方針に基づいて連日の対策授業。過去問を徹底的に研究しては予想問題を作ったり、生徒が学校で使用しているノートやらプリントやらを借りては対策授業に活かしたり。そんな準備に追われる日々ゆえに、定期テスト前はそれこそ不眠不休なんてことも(汗)。でも、そこまでやっていたため、テストの点数は上がる子が多かった。

ところが、だ。対策授業をやればやるほど、対策プリントを与えれば与えるほど、生徒も保護者様も塾に対する依存度が強くなり、指示したことや与えられたもの以外は何もやらなくなってしまった。「塾で言われたことだけやっていれば大丈夫」「もらったプリントさえこなしておけばいい」という状態に…。そうなると、点数が悪ければ「塾で教わってないから出来なかった」と、自分の勉強の仕方を省みることもなくなり…。

多くの塾が生徒のために良かれと思って定期テストに向けての対策授業や対策プリント等…アレもコレもと提供する。短期的に見ればもちろんそれで結果が出ることもある。でも、それは極めて一時的で、その場しのぎに近い。一方、対策授業や対策プリント等に固執せず、生徒に自分で考え勉強するように促す塾もある。結果が出るまでそれなりの時間はかかることもあるけれど、長期的に見ればその方が間違いなく力はつく。しかも、自分で定期テスト勉強ができるようになると、それを受験や資格試験など、他の勉強にも応用できるようになる。

以前のブログにも書いたことがあるけれど、老子の有名な言葉に、

「魚を与えるのではなく釣り方を教えよ」

というのがある。「飢えている人に魚を与えれば、1日は食いつなぐことはできるけれど、釣り方を教えれば一生食っていける」みたいな意味。勉強も似たようなものだと思う。「与える=~してあげる」ばかりではなく、「『釣り方=自分で勉強する方法』を教える」ということ。理想は、釣り方=勉強方法そのものも自分で考えられるようになること。

だからCLEARでは、“魚”はあまり与えず、“釣り方”もいくつかの方法を教えるにとどめ、その先は自分で考えるよう促すようにしている。

「自分で勉強する」が身につけば無敵。

大学受験に向けての英文法は…

大学受験に向けての英文法問題集が山ほどある中で、学校でもよく配布されているのが下の画像にあるようなもの。

見開き左ページが問題で、右ページが解答・解説のような構成になっている。大学受験に必要な文法や語法がほぼ網羅されていて、サイズもA5版で持ち運びしやすいため昔から定評のある問題集だ(ちなみに自分の頃は「基礎英文法問題精講」…懐かしい(^^ゞ)。
非常に便利な代物なのだが、使い方を誤ってしまわぬよう以下を参考にしてほしい。

①「始めの一歩」で取り組むのはNG
まずこの手の問題集は、かなり難易度の高い問題も含まれているため、いわゆる“始めの一歩”として取り組むべきものではない。基本的な文法をワークやドリル形式のような問題集である程度学習したうえで取り組むべき。まぁ学校の小テスト等で使わざるを得ないというときは致し方ないけど。

②100%身に付けようとしなくて良い
①でも述べたけれど、かなり難しい問題も含まれているため、100%身につけようとするのはあまりお勧めできない。せいぜい60~70%も出来るようになれば十分。それでも“お釣り”がくるのではなかろうか。それくらいの定着度を目安に繰り返し、残りの時間は語彙力や読解力の向上に費やそう。

③工夫次第で成果は倍増
問題の多くが選択問題であるため、「書く」という練習が圧倒的に不足する。ただし、選択問題も記号や番号ではなく、単語や語句を含めて英文全体を「書く」というふうに解答すれば、英作文などの練習の一助にもなる。ただし、これを全ての問題でやっていたら時間がかかりすぎるので、特に苦手とする単元に絞って取り組むべき。

■文法は大事、でも…

「センター試験」から「共通テスト」と名称を変えてから、英語は独立した文法問題が出題されなくなった。とは言え文法の知識が必要なくなったなんてことは絶対にないわけで、文法の知識が必要であることは間違いないのだけれど…

詳しくなりすぎる必要はない。

基本的な文法をある程度身につけたら、英文解釈や読解の練習にシフトしよう。そして、その練習を通じて、読み取れない英文や分からない問題が出てきたら、その都度上記のような問題集で確認していけば良い。ちなみに、英文を読むうえで、しっかりと身につけておきたい文法は、時制、助動詞、準動詞(不定詞・動名詞・分詞)、関係詞、比較、仮定法。あとは、強調や倒置も知っておくとより便利かな。

自分が志望する国公立の二次や私立などの過去問で、独立した文法問題が配点の多くを占めているというなら、このような文法問題集を徹底的にやり込む必要もあるだろう(それででもホドホドに)。とは言え、受験に向けての英語については、文法は基礎基本レベルをきちんと抑えたうえで、語彙力の充実長文慣れに時間を費やす方が圧倒的にコスパもタイパも良い。

■ついでに

文系科目、たとえば日本史や世界史といった科目では、難関私立は重箱の隅をつつくような細かい知識を問うことも実際ある。また、そのような傾向もあるため、日本史や世界史にはやたらと詳しい、それこそマニアみたいな受験生がいるのも事実。けれども、そのようなことにペースを乱されちゃいかん。難問奇問が解けずとも、基礎標準問題が解ければ十分だし、そもそも受験は総合点で決まるもの。日本史や世界史に詳しくなりすぎて他の科目の点数が伸びないとなっては本末転倒。いわゆる“受験界の常識”に振り回されないようにしっかりと自分をもってガンバロウ。ナンダカンダ言っても英語の出来が大事です(特に文系学部)。

変化の兆し

中2の英数は夏休み前の“難所”ともいえる単元に突入。
英語は不定詞、数学は連立方程式。
いずれも「デキル=定着」まで十分な練習が求められる単元だ。

そんな中2だが、少しずつ変化の兆しが見え始めたような気がする。まず、おそらくよく分かっていないであろうことも今まではほとんど質問してこなかったところが、チョイチョイ質問できるようになってきた。そして、間違えた問題に関して教科書等を活用してしっかりと振り返ることができるようになってきた。

今まで一度も質問してこなかったような子が、「○○と□□との違いは何ですか?」と訊いてきたり、丸付け&直しを“ただ機械的に”しか取り組んでいなかったような子が、「教科書を貸してください」と言ってきたり、とまだまだ全員というわけではないけれど、少しずつ、少しずつ…一人から二人、二人から三人へと、確実に変わってきた。

中2といえば、ともすれば思春期&反抗期の真っ只中という子も多く、「中2病」などと揶揄されがちな学年。ゆえにこの時期の過ごし方が今後の伸びを左右すると言っても過言ではない。もちろん周りの大人の接し方も大事だけれど、まずは自分をしっかりともつことだ。

基本は規則正しい生活にある。それが出来れば時間にゆとりが生まれ、時間のゆとりが生まれれば心にもゆとりが生まれる。心にゆとりがなくなると人間関係も勉強も部活も…何もかも上手くいかなくなりがち。そうこうするうち「ま、いっか」が当たり前になってしまう。

先述したとおり、変化の兆しはある(良い意味で)。中2での踏ん張りは、中3になって必ず活きてくる。
メリハリをもってビシッといこう。

プライベートですみません~パワースポット巡り~

GW連休期間が明けて昨日から通常授業が再開。休みボケが抜けきらない長谷川でございます(汗)。

さてさて、そんなGWを皆さんはどう過ごされただろうか。自分事だけれど、今年は遠出をせず(できず?)、近場でノンビリと過ごした。神社仏閣をはじめとする、いわゆるパワースポット巡りをしまして…。

まずは熱海にある來宮神社。

本殿横には国の天然記念物にも指定されている樹齢二千百年、幹の太さは24メートルの大楠の御神木があり、パワースポットとしても有名。幹を一回りすると一年寿命がのびると伝えられていて、この木の生命力にあやかろうと長寿・病気平癒・健康祈願の参拝者が多く訪れる。また、願い事のある人は、思うことを誰にもいわず一回りすると願い事がまとまる、とも言われているとか。

次に、報徳二宮神社。

小田原城に隣接する、言わずと知れた小田原の偉人・二宮尊徳翁が祀られている由緒正しき神社。二宮尊徳翁といえば、一生懸命働きながら勉学に励んだ幼少期の逸話がよく知られているけれど、後に独自の思想と実践主義で多くの農村や藩を貧困から救った、世界に誇れる偉人。「積小為大(小さな努力の積み重ねが大切)」など、翁の教訓は現代に生きる我々も手本とすべきものばかり。

そして、寒川神社。

寒川神社は、相模國一之宮と称され、全国唯一の八方除の守護神として約千六百年の歴史を持つ。八方除とは、地相・家相・方位・日柄などに起因するすべての禍事・災難を取り除き家業繁栄・福徳円満をもたらす、寒川大明神の全国唯一の御神徳だとか。

しっかりとパワーも授かったし、ここからは中高生の定期テストに向けて、ビシッと気合い入れていきますか。

2025GWイベント!シーサイドBBQ(^^)

5月5日は子どもの日。GWを使ってCLEAR久しぶりの野外イベント「シーサイドBBQ」を開催!

小中学生のみのこのイベント。たくさんの子どもたちが参加してくれた。当日の様子をプレイバック!

みな時間どおりに集合。予定より一本早い電車に乗ってGO!目的地は根府川駅から徒歩15分程にあるキャンプ施設・なみのこ村さん。

なみのこ村さん着。絶景のオーシャンビュー(^^)

到着後すぐにBBQの準備に取りかかる。施設のスタッフさんに教えてもらいながら子どもたち自身で火おこし。

いざBBQ開始!どんどん焼こう(^^)

イカ!エビ!!ホタテ!!!シーサイドBBQならではの食材に舌鼓。

マシュマロ(^^ゞ??全員女子(笑)

焼きそば係…?(^_^;

いただきま~す!!

焼きそばも好評でした(^^)
フフ…隠し味が違うのだよ(笑)。

腹ごしらえをした後はフリータイム。各々好きなように遊んでもらった。

ブランコで遊ぶ中3男子(^^ゞ

バスケでガチ勝負の小6vs中1。

磯釣り場でのんびりの中2・中3。

「男ってのはよぉ…」が聞こえてきそうな1枚…(笑)

お、何を叫んでる?(笑)

…?ウツボを眺めているらしい(^^ゞ

インスタ映えスポットに余念がない中1ギャルズ(笑)

最後に海をバックに集合写真(^^)

女の子と小学生が多かったため、食材の量を調整したつもりだったんだけど、お腹いっぱいにあまりなれなかった男の子がいたみたいだな…ゴメンナサイ(m_m)。この反省を活かして。また機会を作れたら今度は夏にでもイベントを開催するか(^.^)。そのときは「も~満腹、食べられない…(^_^;」って言わせたる(笑)

なみのこ村の皆さん、本日は大変お世話になりました。
ありがとうございました!

【お知らせ】GWに伴う休校

地域の皆様へ

いつもありがとうございます。
さて、5月4日㈰~11日㈰はGWに伴う休校期間とさせていただきます。各種お問い合わせに関しましては、メールフォーム及びLINEにて、または、12日㈪14:00以降に承ります。
ご不便、ご迷惑をおかけしますが、何卒、宜しくお願い致します。

進学塾/自立学習ジムCLEAR
☎0465-46-7685
https://clear.school/

CLEARオリジナルロゴ&キャラクターを募集中(^^)

CLEARをここ小田原市国府津に立ち上げたのは2016年7月。
早いもので今夏で10年目を迎える。どこの馬の骨とも分からぬ小さな小さな塾だけに、まさに山アリ谷アリ(汗)。それでも亀の歩みながら何とかこれまでやってこられたのも、全ては地域の皆様のお陰です(涙)、感謝!

そこで、CLEARのロゴ入りオリジナルボールペンを製作することにした。ただ製作するだけでは面白くないので、通塾生の皆さんにそのロゴ(またはキャラクター)を作ってもらいたい。

さっそく数名の子どもたちが出してくれた。ありがとう!どれも力作ばかりだ。中には「お母さんが書きたいって言ってるんですけどいいですか?」という声まで(^^)。ありがとうございます!保護者様の作品も大歓迎です。
まだまだ募集中なので是非ともお願いします。ちなみに選ばれた作品の子には何らかの特典?アリ(笑)

「通塾生の皆でつくるCLEAR」。そんな想いを込めての取り組み。
ちなみに10周年を迎える来夏は、何らかのイベント?キャンペーン?を検討中!
乞うご期待!…って来年まで長い…(汗)