公立高校入試まであと約1ヶ月!特色検査を攻略するには?

公立高校入試まであと約1ヶ月。
最も伸びる時期である一方、最も苦しい時期でもある。弊塾の中3受験生も点数が安定せず苦しんでいる。最終的な出願校を決め切れず、最後の全県模試の結果を踏まえ、この1月いっぱい、志願変更前まで合格可能性を探る必要がありそうだ。

そこで今回は、重点校およびエントリー校で課される、特色検査の攻略の仕方について簡単に述べていきたい。該当する受験生は参考にしてみてほしい。

鉄則①問1・問2の共通問題で稼げ!

問1・問2は共通問題。傾向が変わらなければ、問1は英語をリード文とした問題で、問2は日本語をリード文とした問題。これらは特色検査の中では、比較的取り組みやすい問題で構成されているため、できるだけ稼いでおきたい。配点は50点で30~35点は目指したいところだ。

鉄則②文系の問題を優先的に倒せ!

兎にも角にも特色検査は時間との勝負。制限時間内に全て解ききるのは至難の業。いかに稼げるところで稼げるかが重要になってくる。そのため、優先的に解いていくべきは文系の問題だ。理系の問題はどうしても手間と時間がかかることが多い。解けそうだと思って解き進めていくとドツボにはまることも。

ただし、全体を通して理系色が強いのが現実だが、だからこそ、文系で極力取りこぼしをしないことが求められる。出来る限りテンポ良く文系問題を倒して、その後に理系問題に取りかかるのがbetterだろう。

取れるところで取る。とにかくこれに尽きるのが特色検査との向き合い方。まずは平均点程度と思われる50点を目標に、過去問を徹底的にやり込もう。

ガンバレ!中3受験生!!

学力向上進学重点校やエントリー校に合格するには?

中3受験生の事実上最後の定期テストが近づいてきた。
このテストで内申点が確定し、以後は入試に向けて一直線。いかに学力検査や特色検査で合格ラインに届く点数を取れるかどうかに全てが懸かってくる。

そこで、本記事では、特色検査を実施する、学力向上進学重点校やエントリー校の合格に向けて必要な内申点や入試点について、少し踏み込んで述べていきたい。

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学力向上進学重点校とは(神奈川県HPより)
将来の日本や国際社会でリーダーとして活躍できる高い資質・能力を持った人材を育成するため、エントリー校の中から、指標に基づき学力向上進学重点校を指定し、生徒一人ひとりの進路希望の実現が図れるよう取り組みます。
神奈川県教育委員会が3年ごとに学力向上進学重点校及びエントリー校を指定し、エントリー校が期間内に指標に定める基準に達した場合は、その都度、学力向上進学重点校に指定します。
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で、県より指定を受けているのが以下の18校。
▇学力向上進学重点校
横浜翠嵐、湘南、柏陽、厚木、川和、横浜緑ケ丘、多摩、小田原
▇エントリー校
横浜平沼、横浜国際、光陵、希望ケ丘、横須賀、平塚江南、鎌倉、茅ケ崎北陵、相模原、大和
※市立横浜サイエンスフロンティアは横浜市認定の進学指導重点校

では、近隣の小田原および平塚江南を例にとって見てみよう。以下は全県模試さんのデータから抜粋した各高校の2025年度合格者平均点(小数点以下は四捨五入)、
まずは、小田原。
・内申:126/135
・学力検査:406/500
・特色検査:48/100
・学力検査+特色検査:454/600
次に、平塚江南。
・内申:119/135
・学力検査:390/500
・特色検査:42/100
・学力検査+特色検査:432/600

合格ラインは小田原の方がやや高め。直近複数年のデータから、入試得点(学力検査+特色検査)合否のボーダーはそれぞれ、
小田原は、420/600程度
平塚江南は、400/600程度、
と思われる(合否はS値で決まるため、この数字はあくまで目安で内申点によって前後します)。ボーダーとはあくまで合否の可能性が50%で分かれるラインなので、もちろんこれらの得点でも不合格になる可能性はある。目標点は合格者平均点より数点上に据えよう。

特色検査はいずれも50点を目標にしたいところだ。そのためには共通問題の問1+問2で30点を目標に。そして、“主戦場”となる学力検査だが、これはしっかりと戦略を立てれば十分に合格ラインに到達できる。やはり390~400点程度(平均各80点前後)は目標にすべきだ。では、どうすればいいのか?

下の表は県が公開している、2025年度学力検査の合格者平均点。

注視したいのは得点分布。80点以上の割合を5科で比べてみるとこんな感じ。

・英語:19.0%
・国語:40.7%
・数学:1.7%
・理科:10.6%
・社会:18.0%

国語が異常に高い。400字詰め原稿用紙でいうところの約45枚分に相当する文字数を50分で読み込まなければならないにも関わらずこの点数の高さ。神奈川の中3受験生がいかに速読に長けているかが分かる。
一方、数学の低さ、これも異常(ただし全体の分布としては理想的で、まずいのは英語。ボリュームゾーンが20点~40点…)。80点以上が全体の1.7%しかいない(ちなみにこの年の満点は0名)。数学が得意でここを稼ぎ頭としていたであろう受験生にとっては大ダメージを喰らったことだろう。

全体的には、文系が高めで理系が低め。一時期の社会の超難化を除けば、この傾向は近年続いている。つまり、どういうことが言えるか?

英語+文系で取りこぼしをしないこと

まずこれが絶対条件。英国社の3教科で250/300程度は手堅く稼いでおきたい。そして理数合わせて140点程度が取れれば、合格ラインは突破できるはずだ(特色検査で大失敗をしないことが前提)。

近年の数学は随所に難問が散りばめられているため、80点以上、ましてや90点以上を取るのは至難の業だ。取れることに越したことはないが、「80点、90点を取る!」というより「70点台を死守する!」に注力した方がいい。「取れるところで確実に取る」、そういう姿勢が数学は大事。ちなみにこれは特色検査でも同じことが言える

<まとめ>
・学力検査:英国社で手堅く稼ぎ、理数で逃げ切る!
・特色検査:共通問題で30点、選択問題で15点~20点!

小田原や平塚江南を志望校とする受験生は、これらを念頭に置いて勉強しよう。
ガンバレ!
中3受験生!!!

机に向かっているわりには成果が表れない、「ナンチャッテ勉強」をしていないだろうか?

勉強している気になっているだけで実は勉強になっていない、“ナンチャッテ勉強”。その典型例をピックアップしてみた。「自分なりに勉強しているのに、成果が…」という子は、どれくらい当てはまるかチェックしてみよう。

⑴ 負荷をかけない勉強
□ ノートまとめで満足してしまう
□ 何も考えずとにかく書きまくる
□ 間違えても答えを写すだけ
□ ノートやプリントを眺めているだけ
□ 得意なこと・出来ることしかやらない
□ 繰り返さない
□ すぐ人に頼る

⑵ 「自律」できていない勉強
□ スマホがないと落ち着いて勉強できない
□ 誘惑のある環境でつい勉強しがち
□ 誰か(友達・親)と一緒でないと勉強できない

⑶ そもそも勉強とは言えない勉強
□ 丸付けをしない
□ 間違い直しをしない
□ 解き方も丸付けもとにかく雑
□ 行き当たりばったり
□ 読めなくてもそのまま覚えようとする(漢字や英単語)

<正しい勉強の仕方>
① 負荷をかける
単純作業出来ることだけやっていても力はつかない。「ちょっとしんどいな」という量、「少し難しいな」というレベルの問題に果敢に取り組んでこそ力はつく。筋トレと同じ。
② 繰り返しやる
授業を聞いて分かったつもりになっても、それは出来るようになったわけではない。スポーツと同じように、出来るようになるには反復練習が不可欠。「ワカル」と「デキル」とは区別しなければならない
③ 誘惑とは一定の距離を保つ
やらざるを得ない環境に身を置くことで、ユルい環境ではなかなか出来なかったことが出来るようになるものだ。

【勉強お役立ちブログ(英)】速読力を身につけるには?

一つ前の「課題は速読力」という記事で、大学受験に向けての課題の一つとして、英語の速読力を挙げた。ここでは、それをもう少し掘り下げて述べていきたい。

大学入学共通テスト、私立大・国公立大の個別試験、ひいては高校入試まで、近年の入試で高得点を叩き出すためには速読力がカギだ。

特に2021年度入試から始まった大学入試共通テストの英語リーディングでは、制限時間内に解き終えることが困難と感じている受験生が多い。共通テストの英語は、いかにして英文を速く正確に読み解いていけるかが勝負。

■速読力を上げるために必要なことは?

以下は2025年の大学入学共通テストから抜粋した英文。

For animals with brains and central nervous systems, sleep is generally defined as an altered state of consciousness characterized by specific body positions, closed eyes, a general decrease in physical activity, and slower response rates.

<和訳>
脳と中枢神経系をもつ動物にとって、睡眠は一般的に特定の身体の姿勢、閉じられた目、身体的活動の全体的な減少、より遅い反応率によって特徴づけられる意識の変化した状態として定義される。

英文構造の特徴として、修飾語は後ろに置かれることが多い。だから、和訳をするときは、どうしても後ろから前に訳し上げながら読み進めることになる。でも、それをしていたら時間がかかってしまう。1文を前から読んだり後ろから読んだりするのではなく、前から後ろ、左から右に読んでも、きちんと内容が読み取れるスキルが必要だ。

■「左から右に読む」とは?

「左から右に読む」とは、語の順番どおりに意味を読み取っていくこと
先の英文を例にすると…

(スラッシュ)のカタマリごとに意味を読み取っていくのが「左→右読み」。よく「スラッシュリーディング」とも呼ばれる。

では、この「左→右読み」が速くできるようになるにはどんな練習が必要か?それが、シャドーイング&音読だ。

■シャドーイング&音読

シャドーイングとは、聞こえてくる英文のすぐ後ろを「影(shadow)」のように追いかけるように、1~2語遅れて英語の音声を真似して発音する学習法。

英語が苦手な受験生にとって、いきなりシャドーイングをするのは難しい。だから、まずは、左から右へ英文の意味を読み取ることを意識しながら、自分のペースで音読を始めよう。何度も音読練習を重ねていき、最終的にはシャドーイングができるように努めよう。

「速く読めるようになってきた」と実感するのは、音読を毎日続けて2〜3ヶ月後ぐらいだという。1日5分くらいでも構わないので、とにかく続けることが大事。なお、シャドーイングや音読は、リスニング力の向上にも打って付け。

次回の授業から上記の練習時間を設定する予定。
ガンバレ!
高3受験生!!

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近隣の公立高校を比べてみた

弊塾から受験する子が例年比較的多い、旧県西学区、旧平塚学区、旧茅ヶ崎寒川学区の高校についていくつか紹介したい。現受験学年の中3生はもちろん、中2生以下も是非参考にしてみてほしい。では、いってみよう!

※進学実績は各校のホームページで公開されているもの
※内申目安及び偏差値は全県模試のデータから

小田原・平塚江南・茅ヶ崎北陵

小田原
■旧県西学区トップ校
■学力向上進学重点校
■スーパーサイエンスハイスクール指定校(文科省)

●内申の目安(全県模試参考):126
●偏差値(全県模試参考):66
●直近の大学合格実績(既卒含む):
・東京都立15 ・横浜国立11 ・横浜市立6
・早稲田44 ・慶應19 ・上智15
・東京理科23 ・明治106 ・青学57 ・立教27 ・中央56 ・法政76
・日本32 ・東洋46 ・駒澤23 ・専修37
●他:運動系・文化系問わず、全国大会出場の部活が多く(少林寺拳法部・ソフトテニス部・陸上・放送部・生物部)、関東大会出場も多い。文化祭も盛り上がる!

平塚江南
■旧平塚学区トップ校
■学力向上進学重点校エントリー校
■スーパーサイエンスハイスクール指定校(文科省)

●内申の目安(全県模試参考):119
●偏差値(全県模試参考):63
●直近の大学合格実績(既卒含む):
・東京都立4 ・横浜国立10 ・横浜市立5
・早稲田12 ・慶應10 ・上智1
・東京理科23 ・明治66 ・青学47 ・立教16 ・中央43 ・法政50
・日本36 ・東洋35 ・駒澤21 ・専修32
●他:体育祭の盛り上がりがスゴイ!学年の垣根を越えて縦割りブロックで、競技、仮装、立て看板と、3部門で競い合う。また、スポーツクライミング部など珍しい部活も。

茅ヶ崎北陵
■旧茅ヶ崎寒川学区トップ校
■学力向上進学重点校エントリー校

●内申の目安(全県模試参考):116
●偏差値(全県模試参考):60
●直近の大学合格実績(既卒含む):
・東京都立2 ・横浜国立5 ・横浜市立5
・早稲田13 ・慶應10 ・上智5 ・東京理科8
・明治36 ・青学38 ・立教19 ・中央49 ・法政64
・日本54 ・東洋32 ・駒澤28 ・専修49
●他:部活動がとにかく盛んで参加率は9割!特にサッカー部が強い!元宇宙飛行士の野口聡一さんは卒業生!

大学の合格実績で見れば、上記3校の中だと小田原高校がやはり頭一つ抜けている(国公立大学82名合格・内現役74名)。進学重点校の一角を担うだけのことはあるといった印象。

西湘・大磯・鶴嶺

西湘
■旧県西学区準トップ校
■プログラミング教育研究推進校

●内申の目安(全県模試参考):107
●偏差値(全県模試参考):52
●直近の大学合格実績(既卒含む):
・東京都立0 ・横浜国立0 ・横浜市立0
・早稲田0 ・慶應0 ・上智3
・東京理科2 ・明治3 ・青学13 ・立教3 ・中央7 ・法政13
・日本21 ・東洋7 ・駒澤13 ・専修30
●かつてスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けていただけに、理系の設備が充実!陸上部は4年連続でインターハイ出場の強豪校!

大磯
■旧平塚学区準トップ校
■グローバル教育研究推進校

●内申の目安(全県模試参考):105
●偏差値(全県模試参考):52
●直近の大学合格実績(既卒含む):
・東京都立0 ・横浜国立1 ・横浜市立0
・早稲田6 ・慶應1 ・上智5
・東京理科0 ・明治12 ・青学8 ・立教1 ・中央9 ・法政10
・日本20 ・東洋10 ・駒澤8 ・専修22
●他:2027年に創立100周年を迎える、全国で2番目に海に近い伝統校!SF研究部は「磯高戦隊イソホークス」が地元では有名。

鶴嶺
■旧茅ヶ崎寒川学区準トップ校
■グローバル教育研究推進校

●内申の目安(全県模試参考):104
●偏差値(全県模試参考):51
●直近の大学合格実績(既卒含む):
・東京都立0 ・横浜国立0 ・横浜市立0
・早稲田0 ・慶應1 ・上智1
・東京理科1 ・明治5 ・青学10 ・立教5 ・中央6 ・法政6
・日本19 ・東洋12 ・駒澤17 ・専修51
●他:湘南エリアでは最も国際教育が充実していて海外の学校との交流も盛ん!今年度はニュージーランドやイギリスを訪問!

ほぼ同じ偏差値帯の西湘・大磯・鶴嶺。大学合格実績については、学校規模の小さい大磯が、「合格率」という点ではこれら3校の中でやや優れている(生徒総数:西湘971名/大磯821名/鶴嶺1157名)。

偏差値=入口だけでなく、卒業後=出口(進学率や就職率)も視野に入れながら、青春時代をどのように過ごしたいかを考えて、目指すべき高校を決めよう。

評定の割合って学校間でこんなに違いがあるの!?

よくご覧いただいているこちらの記事(「評定3は真ん中?」)。ありがとうございますm(__)m。やはり成績関連の記事には興味のある方が多いようなので、今回は・・・

「絶対評価の下の評定(いわゆる5段階の成績)の割合ってどれくらい?」

のテーマでアレコレと。
また、誤解を恐れず言うと、先生のさじ加減一つで、1~5の割合が決まるため、学校間の違いについても少しばかり言及していきたい。

さっそく下の画像を見てもらいたい。
これは東京都が公開している、都内公立中学校の令和5年度の中学3年生の評定割合一覧の一部(全てご覧になりたい方はこちらの「東京都内公立中学の評定割合(PDF)」をクリック)。入試に関わる主要5科のみを抜粋してあるのだが、「えぇ?」と目を疑う数値ではなかろうか(注視してもらいたい数値は赤で表記)。
※中学校名は非公開
※表中の5~1は5段階評価の数字
※最下部は相対評価の頃の割合

まず、A中学とC中学を見てもらうと、A中学では1が付いてしまった生徒が1人もいない。一方、C中学では1が付いてしまった生徒がかなりの割合でいる。
A中学に関して言えば、本当に1が付かないのか、あるいは、1を付けないという学校としての方針なのか。C中学に関して言えば、学習意欲が乏しい生徒が多いのか、あるいは、厳しく評価するという学校としての方針なのか。

次に、B中学とD中学とを比べてみると、それぞれの5の割合に大きな違いがある。B中学では理科を除いて3~4人に1人に5が付いている。一方、D中学では、これも理科を除いて5が付いているのは極少数。
B中学に関して言えば、評価そのものが甘いのか、あるいは、優秀な生徒が多いのか。D中学に関して言えば、優秀な生徒が少ないのか、あるいは、厳しめに評価しているのか。

このようなことは、観点別の絶対評価の現在では起きて当たり前のこととは言え、学校間でこれだけの格差があるというのは、親御様にとってはにわかに信じがたいことかもしれない。神奈川は上記のようなものを公開していないため実態について明言はできないが、東京と似たようなものだと思っていい(個人的には神奈川も公開してほしいと思う)。

分かっておかなければならないのは、これだけの格差がある中で入試という“相対評価”の試験に挑むということ。同じ内申点でも、神奈川では実力のある生徒と実力の乏しい生徒とが同じ土俵で戦うのだ。上記の東京の例で言えば、B中学の生徒とD中学の生徒とでは、同じオール5の生徒でも、そこにはかなりの学力差があると言って間違いない。
評定の割合が定まっていて、あくまで全体の位置で評価される相対評価ではこのような現象は起こりにくかった。しかし、絶対評価とはそういうものだ。割合が定まっていないのだから、理屈の上では生徒全員に5を付けようと思えば付けられる。

「学校の成績が良好だから大丈夫」という時代は、とうの昔に終わっているのが現実。成績に甘んじることなく、実力向上のための弛まぬ努力、そして、定期的な学力把握(模試の受験など)をしていかなければ、第一志望合格は難しい。

最後に
このような現状から、今の中学生を「かわいそう」と思う方もいる。でも、果たしてそうだろうか。かつての神奈川では中2の学年末にアテスト(親御様世代以上が経験)というものがあり、中2修了時点でほぼ進学先が決められてしまっていたようなものだった。また、学区もあったため行きたい高校の選択肢がどうしても制限されていた。結果として、「ほぼ落ちない入試」という時代だった。でも今は違う。自分の可能性を信じ、最後まで諦めずにガンバリ抜ければ、いくらでも選択肢はある。

競争は激しくないけど、選択肢が限られてしまう「落ちない入試」か、
競争は激しいけど、選択肢がいくらでもある「落ちる入試」か。

価値観や考え方はそれぞれだけど、後者の方が夢があるような気がする。

「検定って受けた方がいいの?」(再アップ)

英検3級取得に向けて勉強を始めたある中2生、
先の第1回検定で3級の1次を手堅くクリアした中3生(2名)。
検定に対して意欲的になってきた子が少しずつ増えてきたのは喜ばしいことだ。

そこで、英検のみならず「検定って受けた方がいいの?」というテーマで、以前のブログを一部編集して再アップすることにした。検定を受けるべきかどうか迷っている子は是非参考にしてほしい。

今から10数年ほど前までは、中学生の検定に対する意欲は極めて旺盛だったような気がする。当時の公立高校入試の制度は、前期選抜&後期選抜と、受験の機会が2度あり、ほぼ内申点のみで合否が決まるのが前期選抜。なお、その選抜では、英検、漢検、そして数検と、各種検定取得者には、取得した級に応じて内申点に加点してもらえるなどの優遇措置があった。このような制度であったこともあり、当時は今よりも積極的に検定を受けていた中学生が多かった印象がある。その後、学力検査を経ずに入学した生徒たちの学力低下が懸念され、現行の共通選抜という「受験者全員が学力検査を受ける」という制度になった…というか戻った。

私立では検定取得者に対する優遇措置は当時も今もある。一方、現行の公立入試制度では加点などの明確な優遇措置はない。そういうこともあってか、中学生の検定に対する意欲は、当時と比べたら今は随分と減退してしまったような気がする。

けれども、だ。

個人的には検定は積極的に受けるべきだと思う。その主な理由は4つ。

①成功体験の積み重ね
合格=ある種の成功体験、と言えるはず。成功体験の積み重ねは、学習意欲の増進につながる。たとえ不合格になったとしても、入試とは違って何度でもチャレンジできるのだから、積極果敢に受けてみるべきだ。何となく自分の成長を感じるよりも、合格という客観的な事実の方がはるかにモチベーションアップに繋がる。

②試験慣れの一環
「練習のときは出来てもいざ本番になると…」、と勉強に限らず部活でもなんでも、いわゆる「本番に弱いタイプ」というのはいるものだ。そういうタイプの子こそ、検定のようなものを通じて試験慣れしておいた方が良い。受験会場という独特の雰囲気に慣れるには、場数を踏むのがいちばん。

③資格取得への意識向上
行政書士、社労士、看護師、教員、保育士、薬剤師、介護福祉士、調理師、税理士、美容師、自動車整備士、公務員、簿記、宅建士、弁護士、各種技師…などなど、やがて社会に出るうえで、資格は取っておいて損することは決してない。その取得にはもちろん試験に合格しなければならないわけで、そんな資格取得に向けての意欲向上、そして、その勉強の仕方という面でも一役買うはずだ。

④大学受験での優遇
大学入試では俗に言う「英検利用入試」なるものがあり、その合格級やCSEスコアが、出願資格や加点、英語の試験免除などの優遇措置の対象となる大学や学部が数多くある。大学進学が視野にあるのなら尚のこと、特に英検は早いうちから受けておくことを推奨する。

補足:入試対策の一助に!
神奈川の公立高校入試の英語は難しい。かなりの英文量+情報量を処理していかなければならない(大学の共通テストに近似)。記述は近年では条件英作文のみだが、とにもかくにもその英文量と情報量から、制限時間内に解き切るのは難儀。さらに、特色検査の問1は今のところ英文読解がメインになっており、年度によるけれどこれがまた読み解くのが大変。このような英語の傾向から考えると、中学で3級(特色受験者は準2級)の取得を目指して勉強しておいて損はない。また、漢検も3級や準2級レベルは勉強しておくことを勧める。今年の漢字は難しくなかったけれど、年度によりかなり高難度な漢字を出題することもある。仮に検定に不合格になってしまったとしても、そこに至るまでに勉強したことは必ず受験時に利に働く。これ間違いないです。

そんなわけで、検定は積極的にチャレンジしよう。
特に英検・漢検・数検は、私立では優遇されるし、公立でも入試対策の一環になる。

公立高校入試の仕組みをザックリとご説明します

令和8年度(2026年度)の公立高校入試日程や各校の選考基準が明らかになったため、簡単に公立高校の入試の仕組みをご説明!

要するに内申点や入試点をまず100点満点にするということ。

意外に知られていないのが、選抜は2段階あるということ、
第1次選考は調査書の評定1~5を含む選考。

そして、第2次選考は、調査書の「主体的に学習に取り組む態度(中3)」のA~Cが点数化されてそれが選考に含まれる。

特色検査を含む場合はその点数を加点するだけ。ちなみに小田原高校はその比率を1⇒2に上げた。つまり、実力をより重視するようになった。例年この地区は小田原高校か平塚江南かのいずれかで悩む受験生が一定数いる。両校の、内申:入試:特色の比率は以下のとおりだが、はてさて今年の受験生はどちらを選ぶだろうか。
【小田原】4:6:2
【平塚江南】3:7:1

参考までに直近7年間の学力検査の合格者平均点(県発表)は以下のとおり。
2021年が高いのはコロナ禍の影響で問題が易化したため。

2025年の学力検査結果から全県模試さんが算出した、各偏差値帯ごとの合格者点数ゾーンはザックリとこんな感じ。

▇偏差値75前後(横浜翠嵐、湘南など)
440~460点
▇偏差値70前後(柏陽、厚木など)
420~430点
▇偏差値65前後(小田原、平塚江南など)
380~410点
▇偏差値60前後(茅ヶ崎北陵、海老名など)
360~380点
▇偏差値55前後(大船、秦野など)
320~340点
▇偏差値50前後(西湘、大磯など)
280~310点

少しでも参考になれな幸いです。
さぁ、勝負の夏だ、
ガンバロウ!中3受験生!

受験生として夏休みをどう過ごすべきか(高3編)

受験生の夏休み。中3編に続き今回は高3編。「夏を制する者は受験を制す」とよく言われるが、大学受験はまさにそのとおりだと思う。ではいってみよう。

1.効果的に学習を進めるために

⑴ まずは優先順位!
文系なら英語、理系なら数学、というように、勉強の優先順位を明確にすること。それぞれの習熟度により多少の違いはあるけれど、ザックリと各科目の優先順位をつけるなら以下のとおり(「情報」は割愛)。
【国公立文系※】英>国or数>社>理
【国公立理系※】数≧英>理>国>社
【私 立 文 系】英>国>社
【私 立 理 系】数≧英>理
※国公立でも3教科で受験できる大学もある!
例)東京都立大(法)、神奈川県立保健福祉(社会福祉)など

⑵ 学習計画を立てよ!
夏休みは「基礎の習得」「苦手克服」「過去問」「模試」と、ToDoが山積。一つひとつ確実に取り組めるよう、必ず学習計画を立てよう。学校の時間割のように、曜日や時間で勉強する科目を固めてしまった方が案外スケジュール通りにいく。例えば以下のような計画表に勉強する科目を週単位で記入していく(大まかで構わない)。

学習計画を立てるうえで◆
・「目標」の設定
(ムチャな計画はNG。あくまで実行可能レベル)

・「何を × いつまでに × どれくらい」やるかを明確に
(行き当たりばったりでは成果が見込めない。)
・「ゆとり」を持たせた計画に
(ギッシリ詰め込みすぎは計画倒れになりがち)

まずは全体の目標、次に科目ごとの目標を立てる。そして、それぞれの目標を達成するためには、「何を×いつまでに×どれくらい」勉強する必要があるのかを考える。計画は目標=ゴールから逆算して立てるべきもの。また、勉強の予定を入れない日や時間、いわゆる「ゆとり」を少し持たせることも大切。計画通りに進まなかった時の調整や、急な予定などにも対応しできるようにするためだ。

⑶ 長時間勉強できる場所の確保
快適に長時間勉強できる場所を確保しておくことも大切。特に「自宅では集中できない」という高校生は注意が必要だ。夏休みはどの施設もたいがい混むため、勉強場所を確保するのに時間がかかってしまうこともありえる。学校や塾の自習室を有効に活用できるならとことん活用すべき。

2.ついやりがち、NGな勉強

⑴ 周りの勉強ペースを気にしすぎる
学校や塾の自習室等で勉強していると、他の受験生が勉強する姿も目に入る。すると、「もう赤本を解いてる!?」「自分よりずっと長時間勉強してる…」など、焦ることもある。でも、あくまで「自分は自分、人は人」。志望大学や得手不得手、夏までの積み重ねなど、状況はそれぞれ異なるのだから、勉強のペースや内容も違って当然。周りと比べることは大事だが、比べて過ぎて無駄に焦るようなことがあってはならない

⑵ 過去問ばかり解こうとする
共通テストや志望大学の過去問にチャレンジすることは重要だが、そればかりになってもよくない。入試レベルの問題演習は、秋から冬にかけて取り組んでいければいい。夏に過去問を解くのは、あくまで「入試のレベルを知る」ことが目的、夏は基礎固めと苦手克服を最優先しよう

⑶ 勉強に偏りがある
勉強には「バランス」が大切。次のような偏りがないように心がけたい。
・インプットの勉強ばかりでアウトプットの勉強をしない
・計算問題ばかりを解く
・文法問題ばかりを解く
・特定の科目や分野ばかりを勉強する…etc.
分野や問題形式に偏りがある勉強をしていると、必ず“穴”ができてしまい、得点が伸び悩む原因になる。総合点が合否のカギ。常に全体を見てバランスの取れた勉強を心がけよう

3.科目別学習ポイント

⑴ 英語
①単語
長時間単語だけ勉強するというのは非効率的。隙間時間などを使って単語帳をフルに活用しよう。単語:意味を1:1で覚えるだけではなく、派生語や多義語、熟語も意識しながら、英文の中で身に付けていこう。
②文法
準動詞(不定詞・動名詞・分詞)、関係詞、仮定法、比較、倒置、強調構文など、英文解釈において間違えやすい文法や語法に力を入れよう。
③読解
1日1題は必ず解くことを心がけたい。時間はあまり気にする必要はないので、一文一文の構造を正確につかむことを意識しながら精読を繰り返そう
④リスニング
弊塾でも高3には毎週リスニングを課しているため、夏に特別な取り組みは必要ないけれど、心配ならば共通テスト対策用の問題集で繰り返しトレーニングするのを推奨する。まずはテスト形式で取り組み。その後はスクリプトを見ながら聞き慣れていこう。ただし、それには一定の単語力を備えていることが前提。

⑵ 数学【文系・理系】
①文系数学
共通テスト必出の分野を中心に、典型問題を確実に解けるレベルを目標に何度も何度もやり込むこと。解説が詳しい問題集を使って自力で解答を導くトレーニングを重ねよう。
②理系数学
数ⅠA・ⅡBCは共通テストレベルの習得を目標に。数Ⅲも国公立2次や私立一般入試では配点比重の大きな分野のため対策を始めたい。数学Ⅲの概念はイメージしにくいものが多く、成果が表れにくいことで悩む高校生も少なくない。しかし同じ単元を何度も繰り返し演習することで、少しずつ理解できるようになるはず。頑張って欲しい。

⑶ 国語(現代文・古文・漢文)
①現代文
共通テストレベルの文章をできれば1日1題をノルマに(過去問でもOK)。指示語や接続語、小説ならば心情把握に留意しながら、論理的に文章を辿るトレーニングを重ねよう。共通テストで現代文に割ける時間は1題20分程度だが、夏休み中は時間が許す限りじっくり読み込んでOK「何となく」の読解からの脱却を。
②古文
助動詞・敬語の識別や主語の把握が高得点の要。基本レベルの問題集を1冊完成させるつもりで取り組もう(“完成”というのはただ終わらせるわけではない)。また、重要単語は英語に比べればはるかに少なく300語程度のため、夏休み中には一通り覚えきってしまおう。
③漢文
短期集中で十分に得点源になりえるのが漢文。返り点、置き字など、基本レベルの問題集に取り組みながら、句法の習得に努めよう。ただし、漢文に時間を費やし過ぎるのはNG。

⑷ 理科(物理・化学・生物)
①物理
物理の中で最優先に取り組んでほしいのが力学入試で頻出分野であるだけでなく、力学分野のみならず他の分野の問題を解くときにも使う分野だからだ。特に電磁気の電磁誘導などの問題などは力学を理解していないと解くことができない。そのため、この夏休み中に力学は完璧にするくらいの意欲で臨もう。その後で熱と波動、電磁気の勉強を進めていこう。
②化学
化学を勉強する際のポイントは、知識の習得と問題演習をバランスよくおこなうこと周期表や炎色反応、モル計算、酸化還元反応など、知識の暗記だけで得点できる単元も多いので、取りこぼさないようにしたい。夏休みの段階で典型問題が解けるようになっていることが望ましい。それができていれば秋以降に実戦問題に十分に取りかかれる。
③生物
生物は化学や物理と比べると、暗記が得点につながりやすい科目。夏休み中の目標としては、出題範囲の基礎を一通り終わらせてしまうこと教科書レベルの知識は身につけ、問題演習で基礎固めをしよう。ただし記述問題が課される場合、用語の暗記だけでは太刀打ちできないため、各事柄について、数十字で内容をまとめる練習をしておくことが必要(これは秋以降でOK)。

⑸地歴
①地理
資料集や地図帳を活用し、地名以外にも重要なことをどんどん白地図に書き込みながら知識の整理に努めつつ、問題集を使ったアウトプットも忘れずに。
②歴史(日本史・世界史)
通史の学習をまずは一通り終わらせよう。現段階では細かい知識は気にせず、大まかな時代の流れをつかむことに努めよう。特定の時代や地域だけ詳しかったり、重箱の隅をつつくような知識があったりと、くれぐれも歴史マニアにはならぬように。なお、世界史はタテの流れを学習した後にヨコの流れを学習しよう。

⑹公民(公共・政治経済・倫理)

難問奇問が出題されにくい公民は、教科書をベースに一問一答の問題集等で基礎知識を固めておけば十分
。夏休み明け以降は共通テストの過去問を軸に問題演習を重ねていこう。

頑張れ!高3受験生!!!

受験生として夏休みをどう過ごすべきか(中3編)

公立高校の受験日は2026年2月17日。あと7ヶ月程だ。
まだ7ヶ月?それとも、もう7ヶ月?
中3受験生が毎年入試を迎える頃に口を揃えて言うのは、
「あっという間に受験が来た。」
受験学年は体感速度が他学年と異なる。おそらく勉強により時間密度が高められているから。そんな受験生にとって、この夏休みをどのように位置付け、どのように過ごすべきかを簡単にまとめてみたい。

1.いわゆる“勉強体力”をつける夏に
この長期休暇を活用してまず身に付けてほしいのがこれ。これから受験勉強を本格的に始めるに当たって、長時間机に向かっても集中力を持続できる“勉強体力”を身に付けてほしい。

2.勉強時間をたっぷりと確保できる最後のチャンスという認識を
受験前のこれほどの長期休暇は夏休み以外にない。ゆえに勉強時間を十分に確保できる受験前最後のチャンスといえる。ただ長期休暇とは言え、アレモコレモと欲張りすぎてもどれも中途半端に終わるのが関の山。やるべきことに優先順位をつけ、きっちりと取り組むことが重要だ。以下に取り組んでほしいことを明記する。

①復習(苦手教科を中心に)
言わずもがなこの長期休暇期間は、学校の授業が進まないため復習をするのに打って付けの期間だ。十分な復習を心がけて欲しい。これまでの定期テストの今一度の解き直しを。それこそ満点が取れるまで何度でも。きっちりと取り組めば数学は特に効果が見込めると思う。

②入試過去問
特に国語と英語。周知の通り、神奈川公立入試問題の文字数・単語数は全国屈指。その中でも国語と英語は抜きん出ている。今年は例年より若干少なくなったと言われる国語だが、それでも約18,000字。これ400字詰め原稿用紙の約45枚分に相当する量で、もちろん全国公立№1。英語も同様に長文や情報量の多さに少しでも早く慣れておくことが望ましい。国語などは学年に関係なくほぼ取り組めるし、英語も中学内容が未了でもできる問題はかなり多い。なお神奈川は英文法に関する単独問題も出題されるため、その復習もできる。これら2教科だけでも、市販されている過去問集で直近の3年間分ぐらいは解いてみることを推奨する。

③理社の1・2年分野
苦手とする分野はそれぞれだが、理科なら物理分野(特に中1で学習した「光・音」)、社会なら歴史(江戸時代まで)を苦手とする受験生が一般的に多い。全ての復習は無理でも、特に著しく理解ができていない分野や単元だけでも、この夏休みを使ってひととおり復習しておいたほうがいい。具体的な取り組みとしては。学校や塾の問題集を使って基礎知識のアウトプットに努めよう。いくら思考力重視といえども、まずは基礎知識がなければどうにもならない。それを終えたら入試問題にチャレンジだ。

直近の全県模試は第3回(全員受験)。夏期講習期間内に受験してもらうのだが、そこに照準を定めて頑張ってほしい。受験勉強に前向きに取り組めるようになるには、やはり一定の成果を収めることだ。それができて初めて「次もガンバロウ」につながり、その積み重ねが力となる。

ただ大変なのは、上記と並行して定期テストにも備えなければならないという点だ。二期制の学校では、夏休み明けすぐに定期テストがあるため、より計画的な学習が求められる。

夏のガンバリは秋~冬にかけて効いてくる。
ガンバロウ!中3受験生!!!

次回は高3編を投稿予定