伸びる子がよく実践している勉強法とは

先の「総合問題を解け!」で、実力を伸ばすために必要な勉強について述べさせてもらった。今回も、実力を伸ばすために必要な勉強、特に伸びる子がよく実践している「勉強法」について紹介するので、是非とも参考にしてほしい。

①目標の数値化
「英語を頑張る」とか「数学の苦手を克服する」とかいった曖昧な目標ではなく・・・

●「英単語を20個覚える」
●「問題集を5ページ進める」
●「計算問題を5分で10問解く」

・・・のように、数値を明確にすることで達成感が得られやすい。こういう小さな達成感の積み重ねが次の学習意欲につながる。もちろんテストも同じ。「良い点数を取る」ではなく、「90点以上とる!」と、明確な数値目標を掲げることが大事だ。そうでないと、どんな結果であってもいくらでも言い訳ができてしまう。その際に大事なのは、実現可能レベルの目標にすること。意気込みすぎてあれもこれもと手を出しても達成できなければ次につながらない。

②学習の分散化
一度にまとめて長時間勉強する集中学習よりも、短時間を数回に分散した方が、記憶の定着率は上がる。例えば、まとまった時間がとりやすい週末や休日などに1~2時間かけて英単語をまとめて覚えるよりも、毎日5~10分ずつ英単語に触れるといったような、この、“敢えて”時間を空けるやり方が、結果として記憶に定着しやすい。大事なのは、「覚えるための時間」ではなく「覚えようとする回数」。また、1教科に集中、ではなく、複数教科を勉強することを心がけよう。これは脳の性質上、同じことを長時間続けるより、教科や内容を変えた方が記憶に残りやすく、モチベーションも維持しやすいからだ。

③インプットよりアウトプット
伸び悩む子の多くに共通するのが、「ノートをきれいにまとめる⇒“勉強した気”にはなる」といったようなインプット中心の勉強。けれども、インプットよりも「問題を解く」という、いわゆるアウトプットの方が学習効果ははるかに望める。ちなみに、「人に教える」というのも有効だ。学んだことを友達、あるいは、お父さんやお母さんに説明してみよう。
比率としては、インプット3割:アウトプット7割(2割:8割でもいいぐらい)を心がけよう。「知識を入れたら即使う」これ鉄則。なお、問題を解く上では、「ちょっと難しいかも」と感じるレベルに挑戦することが大事。筋トレと同じで、勉強もある程度の「負荷」をかけなければなかなか成果は得られない

④間違えた問題のストック
テストやワークで「×」がついたとき、それを「できなかった」だけで終わらすのは絶対にNG。間違えた問題は、現時点の克服すべき課題、自分の弱点であって、むしろ「宝の山」と言っていい。伸びる子ほど、以下のような復習を徹底している。

●解説を読み、どこで間違えたかを確認する
⇒計算ミスor理解不足or読み間違い・・・
●何も見ずに自力で解けるようになるまで解き直す
⇒忘れた頃に解き直すのが肝です
●「間違い直しノート」を作成
⇒自分にとって最強の参考書になる

勉強の本質は、できないことを減らし、できることを増やしていくこと。極めて当たり前のことながら、勉強を続けていくとつい忘れがち。

頑張れ、CLEAR通塾生!

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総合問題を解け!

定期テストはそこそこ取れるため、成績(内申)はそれなりに良好。でも、いざ模試等を受けると実力不足を露呈してしまう。机には向かっているのになかなか実力が向上していかない。このようなタイプの子は何が足りないのか、今回はそのことについて塾講師の視点から述べていきたい。

■単元別問題ばかりで総合問題を解いていない
理由はさまざまあるかもしれないが、これが最大の要因であることがほとんど。
例えば英語。助動詞が苦手でその単元の勉強だけに時間を費やしたとする。するとどうだろう、「これは助動詞の問題」と分かっていれば解けるが、それが他の文法単元と混合されると途端にできなくなる。問題を見たとき、読んだときに、「これは受動態の問題、これは不定詞がポイント、これは動名詞を使う・・・」と、瞬時にポイントを見抜く力があるかどうか、これが力。基礎基本は確かに大事。最優先であるのは間違いない。でも、それだけに終始していては実力は向上しない。何度も反復して基礎基本が身に付いてきたなら積極的に総合問題を解いて、瞬時にポイントを見抜く目、記憶を刺激する勉強を取り入れよう。

先述の助動詞が苦手だとすれば、その単元を一通り勉強した後にそれを含む総合問題を解く必要がある。これは他の教科でも同じことが言えて、特に英語ではこの勉強が大事。一般動詞を勉強したらbe動詞も含んだ問題を、過去形を勉強したら三単現も含んだ問題を、そして、進行形を勉強したら過去形や三単現も含んだ問題を、と既習単元を常に絡めて解かなければ、“その場しのぎ”の力しかつかない

例)助動詞の問題

例)助動詞を含めた総合問題

「定期テストには強いけど、模試等の実力テストには弱い」という子は、概ねここまで述べてきたような勉強ができていない。定期テストというのは範囲が限定されているため、総合問題を解くというような、広範囲の勉強をする機会がどうしても限られてしまう。だから、もし「定期テストさえよければ良い」という意識であれば、それを改めていかないと、本当の力はつかない。

力をつけるために、
①学力テストを解き直す
②定期テストを解き直す
③テキストの章末問題を解く
総合問題という点ではこれらの取り組みが超大事。
頑張れ、CLEAR通塾生。

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英語を何とかしたい新中2・新中3へ(通塾生向け)

春は復習のやり方次第で、爆発的に伸びる時期だ。
長い目で見れば文系でも理系でも、短期的に見れば神奈川県高校入試でも重要度が極めて高い、英語の復習の仕方について塾講師の視点から述べてみたい。

まず、弊塾が昨年採用していた教材がこちら。

必修テキストでお馴染み、文理さんのWinPass。敢えなく今年は教科書準拠版に変えたけれど、実力をつけるには打って付け、良問揃いの教材。何が良いかって、①レベル別かつ豊富なバリエーションの文法問題、②英作文、③長文読解、これら①~③がセットで一単元が構成されているところ。さらには、リスニングもついているし、まとまった単元での復習もできるしで、もう何というか至れり尽くせりの構成。何度も何度も繰り返し取り組めばかなりの力がつく。今年度も使いたかったけど(特に中3には)・・・まぁ、いろいろ熟考した結果・・・変えました。

そんな通塾生(新中2・新中3)には、WinPassは復習教材としてこれからも活用してほしいので、お勧めの使い方を紹介したい。なお、新学年単元も一部掲載されているため授業でもまだ使います。常に持参するようお願いします。

■確認問題:偏差値50未満向け
英語が苦手な子は、まずこの確認問題を何度も何度も繰り返して完璧にすることで、英語の型が身につく。答えを覚えてしまうぐらいやりこんでほしい。

■基本問題:偏差値50台前半向け
すごく苦手としているわけではないけど、自信をもって得意とも言えないという子は、この基本問題を徹底して繰り返すことを推奨する。

■発展問題:偏差値50台後半~60台向け
英語が比較的得意な子は、この発展問題に積極的にチャレンジしてもらいたい。中には教科書に載っていないような表現も多少はあるけど、この学力レベルの子であれば要点に目を通しながら自力解決できる。難しすぎず、程よいレベル設定なのが良い。

■英作文&読解:英作文・読解が苦手な子向け
穴埋めや書き換えなどの基本的な文法問題はできるけど、日本語⇒英語でどうしてもミスが目立つ子、また、教科書本文は大丈夫だけど、初見の英文読解が苦手という子はこのページを繰り返し解こう。ただし、ここはある程度の基礎力が備わっていることが前提なので、基本問題が8割程度できていることが前提(偏差値50以上)。

他にも、複数単元をまとめて復習できる「総整理」というページがある。これは、ある程度復習が進んだうえで取り組んでもらいたい。ここも、文法、英作文、読解と盛り沢山だ。こういう総合的な問題に取り組むことで初めて実力が鍛えられる。

リスニングは、「ただ聴き流す」はNG。聴き取ろうとする能動的な姿勢がなければリスニング力は向上しない。だから、まずは自力で問題を解く。その後、スクリプト(台本)を読みながら聴く。聴いた後は、発音に倣いながら音読をする。これを何度も繰り返す。

耳にタコだろうけど、勉強は反復練習してナンボ。これが基本にして最強の勉強法(少なくとも英語は)。復習したつもりでも、実はこれが徹底できていない子が意外に多い。答えを覚えてしまうぐらい繰り返すことで初めて定着するものだ。昨年度、ノートに取り組んでもらったのは、こういうときにしっかりと復習してもらいたいから。1~10まで全部繰り返すのは時間的にムリがある。だから、自分の学力に応じて、必要なところを必要な分だけ取り組んでほしい(ガチ)。

英語・・・というか語学は、語彙力、文法力、読解力、表現力と、それぞれのスキルが向上していかないと、なかなか数字という結果には表れにくい。そのため、途中で諦めてしまう子がいるけど、我慢して続けていけば必ず力は付く。逆に、一度力が付く、感覚をつかむと、そう簡単に大崩れしないのも英語。ちなみに昨年度の中3の中には、このWinPassを使いまくって全県模試で偏差値70台まで伸びた子がいる。公立高校入試であれば、このWinPass(中3)+過去問を何度もやり込めば十分戦える。

しつこいほどWinPassを使いまくろう。
頑張れ、CLEAR新中2・3生。

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2026年度公立高校入試の特色検査について思うこと

今年の特色検査は、共通問題+選択問題(各校)という形式になってから、過去最高難度と言っても良いのではなかろうか。受験者の全員が解く、共通問題の問1・問2についてのみ、簡単な所感を述べたいと思う。

<内容>
問1:英文による読解
形式は例年通り。テーマは「サグラダ・ファミリアと横浜駅」。いつまでも完成しないことから「日本のサグラダ・ファミリア」とも呼ばれる横浜駅の話題から始まり、本家スペインのサグラダ・ファミリアの建築構造や歴史、そして、3Dプリンタの技術による完成へと話題は展開していく。
読解の中に、直線の回転による曲面形成の理解、プラスチック素材の密度や硬度を用いた推論など、理数的要素を含む問題が散見。まさに教科横断的内容。

問2:日本文による読解
形式は例年通り。二つのリード文から構成され、文章Ⅰは「食品ロス」がテーマで、廃棄物処理の現状とそれにかかるコストついて論じられた。文章Ⅱは「資源の循環」がテーマで、飼料化の方法や食料自給率への影響について論じられた。
読解の中に、複数資料の読み取り、データの考察、乳酸発酵の化学反応式を用いた計算など、問2も the 特色検査的な教科横断的内容。

<所感>
これを60分で解ききるのはまずムリ。受験生のどんな力を測りたいのか皆目わからない。というのは、さらに大問が2題あるわけで、この共通問題2題だけで精一杯となる受験生が多かったと思う。これまでの特色検査では、この問1・2は比較的取り組みやすかった印象があるけれど(それでも難しいけどね)、今年は難易度が極めて高い。全問解き切るとなると、高度な読解力、迅速な情報処理力、そして、難しすぎて折れそうになる心にも負けないタフな精神力が求められる。今年の特色検査はとにかく異次元の難しさ。ぶっ飛んでる。某塾の自己採点結果を見てもそれは明らか。特色検査実施18校中13校が平均点30点台って異常だよ。

年々平均点が下降しているこの特色検査。そのあり方を検討するべき時期に来ているのではなかろうか。実際、既に4年前の時点で公立高校入学者選抜制度協議会なる場で以下のような話し合いがあったようだ。

2022年1月28日当時の協議会議事録の一部▼
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~中略~

引用:第3回神奈川県公立高等学校入学者選抜制度検討協議会

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上記に書かれてあるとおり、塾講師の立場で言うのもおかしな話だけれど、塾に通わなければ対応が難しいというのであれば、それは改めるべき。塾に通わずとも、中学校での学びと自身の努力により、きちんと対応できるのが健全な入試(ただ、塾に通っていれば大丈夫、というレベルでもなく、それさえも超えているのではないかというのが今年の特色検査だったけど・・・)。個人的には、2019年度か2020年度の難易度ぐらいがちょうど良いように思う。ちなみに、県は特色検査(筆記型の自己表現検査)の概要を以下のように説明している。

提示された文章や資料を読み取り、中学校までに習得した知識・技能を教科横断的に活用して、問題を解決する思考力・判断力・表現力や創造力等を把握するための検査

率直な感想として現行の特色検査は、思考力・判断力・表現力や想像力等ではなく、「易しめの問題を手際よく解いて点数を稼ぐ力」を測るような検査になってしまっているような気がしてならない。きちんと思考力や表現力を把握するためならば、もっと制限時間を延ばすべきだ。

今回は言いたい放題で大変恐縮なのだが、全ては、「塾に通っていてもいなくても、受験生の努力がきちんと反映される検査であってほしい」と願うゆえ。小さな小さな個人塾のような塾が何を言ってもどうにもならないけれど、やはり目の前で頑張っている受験生の姿を毎年見ていると、「精一杯やり切った」と彼ら彼女らが胸を張って言い切れる高校受験にしてやりたい。このままじゃ15歳の受験生には酷だよ。

2026年度公立高校入試(学力検査)についての所感

先日の神奈川県公立高校入試(学力検査)についての所感。

<英語>

問2・3の文法問題の増加(なぜ?)、問6の長文読解の形式がガラリと変化。そのため戸惑った受験生もいたのでは?でも、文法も英作文も基本的なものばかりだし、読解でも計算が必要な設問もなく、比較的取り組みやすかったという印象。ただ、先述のとおり、傾向が変わったこと、やや分量が多くなった(?)ことから、難易度は差し引き0、昨年並みかな。

<国語>

問1の漢字は昨年よりやや難(「委嘱」の読みが難しい・・・けれどこれも含めテキストから何と4問が的中!)。問2の小説文(オ)は近年ではあまり見られなかった設問だった。問3の論説が中学3年生には読みにくかったのではなかろうか。また、設問の選択肢も少し絞りにくいかも。問4・問5は昨年並み(古文は相変わらず注釈が少なく読み取りにくい)。したがって、昨年より難化。平均点は下がると思われる。

<数学>

問1&問2は全問正解がマスト。問3はなかなかに「骨の折れる」内容。問4(ウ)については、初見で完答するのは非常に困難な難問。問5は着実に正解したいところだが、プロセスが煩雑で非常に「骨が折れる」印象。ここでミスをすると大きな痛手となるだろう。一方で、問6は比較的スムーズに対応できる構成だった。難易度は昨年並みか?

<理科>

問1〜問4は極めて平易な内容。問5〜問8についても、例年と比較して解き進めやすい印象だった。例年は時間との戦いになることも少なくないが、今年は時間にかなりの余裕を持てたのではないかと推察。したがって、難易度としては易化。平均点は上がると思われる。

<社会>

例年どおり、問われている内容は基本的なものが多いのだけれど、「資料の読み取り&組み合わせ選択肢の絞り込み」に手間がかかる。昨年のような時差を絡ませる複雑な問題はなかったが、歴史でやや細かい知識が問われた。解いた感覚としては、昨年並みかやや易化かといったところ。

■まとめ
英語:昨年並み
国語:難化
数学:昨年並み
理科:易化
社会:昨年並み
国語の難化と見るけど、理科の易化で相殺され、平均点は昨年並みか少し上がるかなと予想。

学力検査が昨年よりもやや解きやすい印象だっただけに、特色検査で差をつける目論見か?と思っていたけど、関係各所からの情報によると、ホントにそうだったっぽい(まだ問題を入手できてない・・・)。

そう、激しく難化、
もはやカオス(らしい)。

これ15歳に解かせるのか的なレベルだったようだ(汗)。
早く入手しなければ(入手でき次第、解いてまたブログに所感をアップしようと思う)。

とにもかくにも、
中学3年生の皆さん、
お疲れ様でした。

「小田原vs平塚vs茅ヶ崎」3地区の高校を比べてみた

高校選びの判断材料の一つは、“出口”。卒業後の進路がどのようになっているか。今回は、小田原・平塚・茅ヶ崎という各地区の高校を、大学合格実績という観点で比較検討してみたい。今年いよいよ受験生となる中2生はもちろん、中1生も参考にしてみてほしい。

■ 小田原vs平塚江南vs茅ヶ崎北陵
(内申、偏差値は全県模試平均値)

小田原内申126.0 偏差値66.1
学力向上進学重点校

文科省よりSSH(スーパーサイエンスハイスクール)にも指定されていて、「odatech」という独自の取り組み・授業があり、プログラミング等の学習も充実している。また、部活動も盛んで、運動部・文化部いずれも、関東大会以上、全国大会出場の部活がいくつもある(ソフトテニス、陸上、少林寺拳法、放送、生物は全国)。生徒会活動はかなり忙しいらしく、部活動との掛け持ちは難しそう。
平塚江南内申119.0 偏差値62.9
学力向上進学重点校エントリ-校

小田原と同じく、文科省よりSSHにも指定されていて、海外研修もあったり国際交流もあったりとなかなかの充実度。また、スポーツクライミング部などユニークな部活もあり、複数掛け持ちしている生徒も。伝統行事の体育祭は半年程前から準備に入り、毎年異常なほど盛り上がる。あとは制服がかわいいと女子からそこそこ評判(かつてはガンダムのモビルスーツみたいだった笑)。
茅ヶ崎北陵内申116.6 偏差値60.0
学力向上進学重点校エントリ-校

真面目な生徒が多く穏やかな校風という印象。「学習」、「学校行事」、「部活動」を教育活動の3本の柱とし、それぞれ個々の目的や能力に応じて、バランスよく取り組むことを理念としている。運動部はサッカー部や野球部が特に盛んで、文化部では、全国高校即興型英語ディベート合宿・大会で優勝するなどの英語部、4年連続全国大会出場の吹奏楽部などが盛ん。宇宙飛行士の野口聡一さんは卒業生。

【大学合格実績】

大学合格実績だけを見ると、近年はやはり小田原が頭一つ抜けている。さすが重点校の一角を担うだけはある。小田原、平塚江南、茅ヶ崎北陵と、“入口”の偏差値がそのまま“出口”に表れているような感じ。かつては上記3校とも似たような実績だったが、近年(特に2023年)の小田原の実績には目を見張るものがある。平塚江南はすぐ近くの中等教育学校への入学者増、茅ヶ崎北陵は藤沢・鎌倉方面への流出といったことが伸び悩みの一因かもしれない。

■ 西湘vs大磯vs鶴嶺
(内申、偏差値は全県模試平均値)

西湘内申106.2 偏差値52.4
プログラミング教育推進校

陸上部、弓道部、男子ソフトテニス、少林寺拳法部が関東大会以上。また、文科省のDXハイスクール採択校でもあり、プログラミング教育推進校にふさわしい取り組みをしている。主にVR技術の利⽤について探究し、Meta quest3 を約60台導⼊。理系に強く、ロボットやプログラミングに興味のある子には良い環境かも。
大磯内申105.1 偏差値52.2
グローバル教育研究推進校

県内で2番目に海に近い、のんびり平和な学校という印象。文化部では吹奏楽部や囲碁部、運動部ではバスケ部や弓道部が特に優秀な成績を納めている様子。また、SF研究部の「磯高戦隊イソホークス」はTBSのニュースで特集されたことも。海外交流もあり、2024年度はオーストラリアへ研修旅行。創立100周年を迎え制服も一新。
鶴嶺内申102.9 偏差値51.2
グローバル教育研究推進校

陸上部やサッカー部が盛んな様子。JRC部というボランティア活動をしている部もあり、市民祭りのお手伝いや、海外清掃、老人ホームへの訪問などをしている。また、グローバル教育研究推進校として、海外交流も盛ん。毎年、数名の生徒が海外の高校へ1年間の留学。湘南エリア屈指の国際派の高校として知られている。

【大学合格実績】

学区があった頃のいわゆる2番手校という位置づけだった上記3校。昔からこれらの地域にお住まいの保護者様であれば、“上位校”というイメージがおありかと思うけれど、それは今は昔。いずれも偏差値帯は50台前半のため、近年は中堅校というイメージが受験界では定着している。
さて、これら3校なのだが、学校の規模を考慮すると、「合格率」という点では大磯がやや優れているようだ。ほぼ同じ偏差値帯の3校だが、大磯には入学後に伸ばす指導力や環境があるのかもしれない。地元の西湘高校は近年の低倍率の影響もあってか、数年前と比べて実績が大きく落ち込んでしまっているのは否めない(もっと定員を絞れればいいのに)。頑張ってほしい。

実績というのは合格率が大事。仮に東大30名の合格者が出たA高校とB高校があったとして、A高校の卒業生数が400名で、B高校の卒業生数が280名であったなら、言うまでもなくB高校の方が進学指導に優れていると言える。

極論してしまえば、どこの高校に行こうとも、本人の頑張り次第でいくらでも大学には進学できる。ただ、出来るだけ上位の高校に進学するメリットは、やはり環境。
① 指定校推薦枠が豊富
もはや大学進学の半数が学校推薦型あるいは総合選抜型の近年では(時代も変わったものだ)、指定校推薦の大学が数多くある高校はやはり有利。ちなみに私立高校の「特進」のような最上位コースの生徒は、この指定校推薦の枠はほぼもらえない。一般受験でより高い大学を目指すよう指導する学校がほとんど。
② 生徒の進学意欲
身近なクラスメイトが難関大学等を目指す空気が上位校には普通にある。学校の施設とか授業レベルとか云々ではなく、「朱に交われば赤くなる」とはよく言ったもの。「アイツが行くなら俺も」、やはりこれが上位校のいちばんの強み。

完璧な高校などなく、どこも一長一短は必ずある。いちばん大事なのは、自分の目で実際に見てみること。生徒、校舎、部活や行事の様子・・・。情報過多の昨今、振り回されずに、自分の心と身体で感じたものに忠実であれ。個人的には、近すぎず遠すぎず、の高校が良いとは思う。通学時間に多くを費やしすぎるのは少し時間がもったいないかなと。今よりも少し行動範囲・世界を広げられるような学校を。
以上、多少の主観も込みだけど、参考にしてもらえたら幸いです。

公立高校入試まであと2週間!どうやって勉強する?

公立高校入試まであと2週間。この時期になってくると、「今から必死に勉強してもたいして変わらない」などと言って、謎の“調整期間”に入り、勉強のペースダウンに入る子が出てくるけど、トンデモナイ勘違い、それは絶対にNG。まだまだ伸びる時期だ。

定期テスト前を思い出そう。5教科なら2週間程度でテスト範囲を仕上げてきたはず。英語なら文法や単語のUnit二つ分ぐらい、数学なら二次関数、理科なら化学なり物理なりの分野一つ、社会なら時代一つ分や地域二つ分ぐらい。そう、各教科1~2単元分なら2週間で爆上がりさせられる

だから、過去問&模試の復習(解き直し)と並行して、明らかにまだ足を引っ張っていると思われる単元を潰す勉強をしよう。例えば・・・
理科の生物分野、
社会の歴史分野の奈良・平安時代・・・
などのように、点数に直結しやすい単元をピックアップし徹底的に。

受験というのは、ギリギリまで精一杯勉強してきた者が勝つ。しかも、まだ土曜日曜が2回ずつ、祝日も1回あり、勉強する時間は十分に確保できるのだ。よく分からない謎の“調整”なんて愚の骨頂。1点でも2点でも上げられるように、最後の最後まで足掻こう(ただし夜更かしは厳禁)。

これまでの努力が実を結ぶか否かは、
このラストスパート期の過ごし方次第。
ガンバレ!中3受験生!!

最終決戦まで、あと・・・
14日!!

【勉強お役立ちブログ】追検査を積極的に活用しよう

公立高校入試の志願変更前倍率も明らかとなった。

最終決戦までいよいよだ。でも、受験勉強のやりようによってはまだまだ伸びる。その一つが、「追検査の活用」。2018年度入試から、神奈川の公立高校ではインフルエンザ罹患等の事情により、当日受験ができなかった受験生に追検査の機会を設けるようになった。そして、その問題は県のホームページから過去3年分はダウンロードできるようになっている(ただし、国語は著作権の観点から、本文が記載にされていないものが多い。)

基本的に本検査より追検査の方が難易度はやや高め。解説がないのが難点ではあるものの、模試や市販の予想問題等よりも非常によく練られて作られているため、きちんと取り組めばかなり力がつく。

以下は令和4年度の追検査。県のホームページにはないため、受験生のためにここにアップすることにした。自由にダウンロードしてもらってOKです(^^)
※令和3年度以前は学習指導要領が異なるためアップしません。
※国語は本文の記載が整っていないためアップしません。

英語問題
英語解答

数学問題
数学解答

理科問題
理科解答

社会問題
社会解答

ガンバレ!中3受験生!!!

最終決戦まで、あと・・・
16日!!

 

\ 第10期生 合格第一号 /

CLEAR第10期生、合格第一号!

国立 沼津高専電子制御工学科

いやはや・・・まさか合格第一号が国立高専(推薦入試)とは(゚Д゚)。
とにもかくにも、おめでとう🎉

良い機会なので、少し高専について書いておきたい。

■そもそも高専(工業高等専門学校)とは?

工業科の高校と同じように認識されている方がいるかもしれないけど、それと高専とは全くの別モノ。高専は大学や短大と同じく高等教育機関の一つで、「高校+大学専門課程」を高大一貫教育の5年間で行う学校。その中でも国立高専は全国に51校。

また、選抜方法も高校とは異なっていて、推薦入試と一般入試の2種類の選抜方法がある。
【推薦入試】
「調査書(内申点)45点+面接30点」で選抜
合格が確約されている推薦入試ではなく、“落ちる”推薦入試。
【一般入試】
「学力検査(5科)600点+内申点160点」で選抜
学力検査の数学・理科はそれぞれ1.5`倍。内申点は5科が4倍、4科が3倍。
国立高専の一般入試の問題は51校共通で、やはり理数はハイレベル。沼津高専の偏差値は65ぐらいなので、公立トップ校に合格する程度の学力が必要だ。ちなみに推薦合格者はよく学力が低いなどと揶揄されがちだけれど、今回合格した子に関してはそんなことは一切ない。一般入試に向けてもしっかり勉強していて、過去問でも合格者平均点は十分に超えていた。

<沼津高専HPより>

■高専の魅力とは?

<国立高等専門学校機構HPより>

まず驚きなのは就職率で、その求人倍率が10~20倍。高専生は企業にとって引く手あまた。やはり即戦力として期待されていることの表れだろう。また、大学編入の際もほとんどが国公立大学なのだ。

■高専に向いている人は?

このように書くと、「高専は何と素晴らしいのだろう」と思うかもしれないけれど、高専に進むというのは、それなりの覚悟が必要だろう。確かに、将来的なヴィジョンがはっきりとしていて、工学系に強い興味がある中学生なら、高専は極めて魅力的な環境だろう。けれども、その興味、または将来的なヴィジョンが変わって、途中で進路変更をしたくなったとしても、高専に一度入学した以上、その変更は難しいというのが現実。また、大学編入を希望する際も、高専で学んだ学科のある学部以外に編入することはできない。

だから、「何となく面白そうだから」とかいう安易な理由で高専を選ぶと、後々「やっぱり高校にしておけば良かった・・・」と後悔することになりかねない。

一方、「ものづくりが好き」「工学系に強い興味がある」「理数系の科目が得意」、そして、好きなこと(ロボット製作、プログラミングなど)にのめり込める人や、目標に向かってコツコツ努力できる人、将来やりたいことが明確な人には最適な環境だろう。

そんな高専に進む弊塾の中3生。受験を意識し始めた頃は、小田原か平塚江南かといったところだったが、沼津高専の説明会に行って腹が決まった。上記のような高専に進むことのメリット・デメリットについても、親御様を交えて何度も話し合いをし、最終的に・・・決断。

春から寮生活が始まる。親元を離れての生活だ。勉強も私生活においても、きっと思うようにならないこともたくさんあるだろう。でも、その経験は全て自分の糧になるし、何よりも、自分で決めた道。それを正解に出来るか否かも自分次第だ。

素晴らしき自立への第一歩。
心から、おめでとう。

公立高校入試の社会は「読み取り力」の強化を!

先日、大学入学共通テストが終わった。世界史を受験科目とする高3生がいるため、早速問題をサラッとだけど確認したところ・・・

これってさ・・・

ほとんどが読解力、資料の読み取り力が試される問題じゃない?っていうのが率直な感想。
社会=暗記、知識勝負、というのはもはや遠い過去の話というのは、十分に理解しているつもりだけれど、それにしてもこれは読解力なり資料の読み取り力なりといった、思考力に偏りすぎてないか(^^ゞ?歴史上の人物や事件といった用語を一生懸命覚えてもそれがたいして武器にならない。言ってしまえば、「努力が反映されにくい問題」という印象を禁じ得ないし、誤解を恐れず敢えて言えば、「地頭の良さが試されるような問題」。求められるのは・・・

知識<読み取り力」です、圧倒的に。

で、これがなぜ、タイトルのように公立高校入試に関係してくるのかというと・・・

神奈川の公立高校入試はこの共通テストにどんどん似てきているからなのだ

英語の読解問題然り、国語の漢字問題然り。そもそもこの2教科、えげつないほど量が多く時間内に解ききるのが難しいというのも、共通テストの基本的な出題構成とそっくり。数学や理科も随所に共通テスト寄りな問題が散見していて、その一つが設問を読んで理解するのに一苦労という点。とにかく読ませること読ませること(^^ゞ。
そして、社会。今年の共通テストを見る限り、あらゆる資料を読み取る力が、より一層求められるような問題になるのではないかと勝手に予想している今日この頃。

そんなわけで、これからラストスパートをかける中3受験生には、社会は全国入試問題から資料読み取り問題をピックアップして取り組ませていこうと思う。

最終決戦まで、あと・・・
25日!!