どうする受験校?~公立高校志願変更前の倍率から~

公立高校入試の志願変更前の倍率が県より発表された。
この結果から、志願変更をするべきか否かについて考えてみたい。受験校の最終判断の材料になれば幸いです。

①まず、こちらは昨日県より発表された倍率の一部をデータ化したもの。やはり進学重点校は軒並み高い倍率。そして、鎌倉や七里ガ浜の人気ぶりもかなりのもの(スラムダンク効果…?汗)

②そして、こちらは昨年度の志願変更前後の動きをデータ化したもの。

①②いずれも、志願変更前の倍率が1.3を超えている数値は赤字で表記している。
昨年度の動きから、倍率1.3=1.3人のうち1人=13人のうち10人が合格、つまり約4人に1人が落ちる計算になるのだが、どうやらこの数値前後を境に志願変更後の増減が分かれる傾向にある(もちろん例外もあるが)。

定員割れを除いて志願変更後の増減傾向をまとめると、
・1.30以上⇒減少傾向
・1.20以上1.30未満⇒増加も減少も
・1.00以上1.20未満⇒増加傾向

高倍率=「難しい」というイメージをどうしても持ってしまいがちだと思う。でも、倍率が高くてもその学校の偏差値や入試平均点が格段に高くなるということはそうそうない。なんだかんだ平均点や偏差値はそれほど変わらないのだ(平均点は問題の難易度で変わるけど)。

倍率の変動で最も影響を受けるのは、ボーダーライン(合否の分かれ目)。言わずもがな、倍率が高いとボーダーラインの点数は上がり、低いと下がる。要するに倍率の影響を大きく受けるのは、ボーダーライン上にいる受験生だけだ。

そのボーダーラインは1点で明暗が別れるとよく言われる。でも、厳密に言えば、内申点+入試点の合計が1000点満点に換算(特色含めれば1100点や1200点満点)される神奈川の場合は、1点すらないのだ。1点未満の中に何人もの受験生がひしめき合っている。ならば、たった1つの問題でも、その1問を大切にできるかどうか、どれだけミスを減らせるかどうか。倍率やボーダーラインを気にする暇があったら、過去問や模試を解きまくれ。抱えている不安や焦りを解消する唯一の方法は、勉強しかない。

どんな苦境に置かれても、最後の最後まで希望を捨てるな。自分を信じ積み上げてきた者だけに、道は拓かれるものだ。まだまだ受験勉強は終わっていない。2週間あれば伸びる余地は十分に残されている。倍率が低くても決して油断せず、倍率が高くても必要以上に焦らず、今やるべき勉強を入試前日まで確実にこなすことだ。

覚悟をもって挑むか、あるいは、別の道を選ぶか。いずれにせよ、人生一度きりの高校受験。出来る限り後悔の少ない受験をしてほしいと切に願う。

ガンバレ!中3受験生!!!

最終決戦まで、あと…
13日!!!

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