国語と英語は難化?今年の公立高校入試の難易度を予想してみた。

中3受験生の最終決戦=公立高校入試まで、あと約3週間。
ジワリジワリと合格ラインに近づいてきてはいるものの、果たして当日までに間に合うかどうかという瀬戸際の今、彼ら彼女らが迎え撃つ今年の入試問題の難易度について改めて考えてみた。

当ブログで以前にも少し触れてはいるが、まず国語はかなり高い可能性で難化すると思われる。理由は言わずもがな昨年の平均点が75.1と極端に高かったからだ。文章量の更なる増加か、選択肢の難化か、はたまた大学入学共通テスト形式に寄せるかのごとく複数の素材文による読解などのように、出題形式をガラリと変えてくるか…いずれも定かではないが、ほぼ間違いなく難化…というか昨年が易しすぎたため標準レベルに戻るだろう。

次に英語。これも同じく難化が予想される。新学習指導要領により教科書内容が大幅に改訂されたのが英語なのだが、その新課程の学習を初めて3年間丸々終えるのが今の中3だからだ。また、もう一つの理由としては、今年の大学入学共通テストの英語の難化がある。英文で使われる単語数が昨年よりも約400語増え、約4900語というエグさ。ただでさえ時間が足りないと受験生を悩ませてきた英文量の多さに拍車がかかり、より一層の速読速解力が求められるようになった。ちなみにこの4900語というのはセンター試験時代の1.8倍に相当するらしい。とんでもない分量の英文を制限時間内に読み解かなければならない(それでもCLEARの高3受験生は3名がリーディング+リスニング合わせて得点率7割を突破!お見事^_^!)。

…と、なぜ大学入学共通テスト(以下、共通テスト)に言及するのかというと、神奈川の公立高校入試の英語は共通テストにかなり似通ってきているからだ。複数資料の読み取り、えげつない英文量など、共通テストを意識しているとしか思えない。現行の入試制度になって以降、昨年が最も易しかったというのも理由にあるが、英語が難化すると予想するのはこういうところにある。単語レベルが上がるのか、英文量のさらなる増加か、いずれにせよ、中3受験生には「語彙力」と「速読力」の向上の必要性は改めて説いていきたいところだ。

< 画像は2018年度英語追検査 >

教科書改訂という点でいえば他の教科もそうなのだが、英語ほどの大幅な変化はないため、それによって難易度が著しく変動するというのは考えにくい。

全ては予想に過ぎないが、やはり国語と英語は警戒しなければならないだろう。残された時間で出来る限りの対策を講じていきたい。

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