勉強はつらいこともありますが、頑張ることは楽しい!

CLEARのある県西の子どもと川崎、横浜の子どもとの学力差はますます広がっていると言えるのではないでしょうか?県西は低倍率の高校や定員割れの高校があり、選ばなければ誰もが高校生になれる状況がここ数年続いています。

本来、住んでいる地域で子どもたち本来の能力に差はありません。

環境が学力差を生み出しているように感じます。「〇〇高校にどうしても行きたい。」「将来〇〇になりたい。」という強い想いが高いモチベーションを築き、日々の学習意欲を駆り立てます。

その想いを形成しづらくなっている環境は子どもたちにとって幸か不幸か。学歴が、人生においてすべてではないことは知っています。ですが、選択の幅を増やすためには、今、頑張った方がいいことも現実です。

経験上、小田原高校や平塚江南高校といった地域のトップ高校に行く生徒は、早い段階で、「小田原高校に行きたい。」や「平塚江南高校に行きたい。」と言ってくるものです。逆に、中2や中3前期あたりでも「行ける高校へ行く。」という生徒ほど大きく伸びない傾向にあるように感じます。

まず、子どもたちには自ら明確な目標を設定してほしい。その想いが生徒を飛躍的に伸ばすものです。その目標への具体的な道筋は我々が導くこともできます。けど、目標がなければ、いくら周りが言っても学習効果は限定されます。

「勉強はつらいこともありますが、頑張ることは楽しい!」と感じてもらえる教室づくりをしていきたいと思います。

ブログはその時々の時事、気持ちが盛り込まれた財産

6/17~20の間、当教室のブログが表示できない事案が発生しました。様々な方からアドバイスをいただき復活させることができました。ご協力いただいた皆様ありがとうございます。

今回はその発生と対処を備忘録として書きます。(ちょっと専門用語がでます)

当教室のブログはWordPressを利用して作成しています。発生の原因はWordPressではなく、当教室のホームページです。夏のホームページに変更しようと手直しをして、アップしようとしたところアップできず、知識もないのにサーバーの公開フォルダをいじってしまったことが原因でした。

そもそも前述したとおり知識がないのが原因ですが、ホームページとブログが同じディレクトリで動いているとは知らずに、ホームページ用に新規に新しいフォルダを作ってしまったことで、ホームページは表示できたのですが、ブログが表示できなくなってしまいました。

当初、フォルダ変更によるものだとわかっていたので、FTPサーバーを開き、新たに作ったフォルダーに以前のWordPressをコピペすればなんとかなると思い、作業を進めていきました。混乱したのはここからです。最初はFTPサーバーのコピー&ペーストでファイルを移したのですが、表示されず・・・。これにより対応策が自分で分からなくなりました。

「表示されない理由は別の所にあるのかもしれない・・・。」

そこから、サポートに℡したり、詳しい知人に聞いたり、DMなどでアドバイスをいただいたり。WordPressはサポート外ということで、自己責任でなんとかしなくてはいけないということで、FTPサーバーをいじるのは知識のない自分がいじるのは少し怖かったのですが、ダメだったらしょうがないということで、少しいじってみました。

結論からいえば、最初の予想通り公開フォルダを変更したことによるディレクトリのずれが原因で、コピー&ペーストではなく、「FTPソフトを利用して移行したら表示された」というシンプルな原因でした。もし、似たような事案で困っている方がいれば、FTPソフトをインストールして作業を進めると、問題が解消されるかもしれません。

対処できてしまえば「こんなことか」なんですが、ホームページやブログが表示できないときは「どうしよう・・・」って、焦ってました。ある人から「ブログはその時々の時事、気持ちが盛り込まれた財産」と言われ、確かにその通りで、CLEARを立ち上げた当初の想いだとか、卒業していった生徒たちへのことばが詰まったものです。

実はまだ、多少PDFなどでズレはありますが大方が元通りになり安心しました。

これからもブログを通じて、様々なことを発信していきますので、たまには訪問してみてください。

数学対策はバランスよく勉強することと、気持ち!

数学を教えていると、毎年どうしても「数学が苦手」な生徒が一定数います。本音を言うと「数学を得意な生徒を教える」のは楽です。苦手な生徒ほど色々考え、様々な手法を心がけることになります。

苦手な生徒の対応は小学生なのか?中学生なのか?によっても違いますし、時期が定期テストや入試直前なのか?それともある程度時間があるのか?でも対策は変わってくると思っています。

今回は中学生で、試験前ではなく、ある程度時間があるときという前提で、様々な方法があるでしょうから、あくまで自分の考えを書いていこうと思います。

やりがちなのが、基本練習の反復。数学なら計算の反復。

いいことです。

ただ、これだけな指導はしないように自分はしています。「小学生ならあり」だと思いますが、中学生くらいになるとこれだけでは結果は出にくいと思ってます。

よく「〇〇健康法」のように〇〇を継続することで安心感を得ている方はいませんか?何事もバランスが大切です。「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」と書いているのと同じで、勉強にもルーティンはあっていいのですが、計算が遅いから、「毎日計算練習する」や文章題が苦手だから「文章題の問題を毎日解く」よりも、バランスよく学習することが必要です。文章題が苦手なのは漢字が読めないからかもしれないですし、シンプルに集中力が足りないなど、別の理由があるのかもしれません。原因はどこに隠れているかはわかりません。計算は必ず反復をするのを基本にして、簡単な問題でいいので、文章問題や図形問題も練習するようにさせています。

また、諦めず考える力も身につけさせたいので、数学が苦手な生徒であっても、生徒の学力を確認しながら、少し難しい問題を、たまに解かせるのもありです。最近の中学生はわからないとすぐにあきらめる傾向があるので、考えれば解けるという経験は学力を計れる講師がいる塾だからできることで、自学のときにはなかなかできないことです。また、少し難しい問題を解かせることで、普段の問題を簡単に感じさせられるようにする意味もあります。

テストが近いかどうかなど時期にもよりますが、まずは、数学が苦手な生徒にはバランスよく学習する習慣をつけてほしいです。もう一つが「やらされる勉強」から「自ら学ぼうとする勉強」に意識をいかにもっていくかがとても大切なのだと思います。数学は苦手意識をもつ生徒が特に多い科目なので、言葉はわるいですが、「まぐれでも構わないので結果をだすこと!」が特効薬になります。頑張ればできるという経験をすることは、周りの先生や親御様が「頑張れ!」と励ますよりも遥に効果があります。

せっかくCLEARに通ってきてくれているので、通っているからできることは何か?を常に考えながら生徒の前に立って日々授業していきたいです。

塾選びは大変

勉強中にスマホを使う人のイラスト(男性)

塾選びは大変です。

塾にもいろいろあって、「集団指導」の塾、「個別指導」の塾。

さらに、「集団指導」でも、最近は少なくなってきましたが、大教室を使って指導する塾から、少人数で一斉指導する塾もあります。

「個別指導」になるとさらに形態は多々あり、一対一で指導する個人指導から、個別と謳いながらも一対六や、最近の流行りの映像授業を取り入れた指導形態や、分からない箇所を質問対応で指導していく塾などがあります。

さらに大手の学習塾か、中小の学習塾か?昔は大手の方が受験情報は入りやすかったことは間違いありませんが、近年はウチのような小さい学習塾でも、昔の大手以上の進学情報は手に入り、大手だから安心できるという時代でもなくなってきています。

だから、塾選びは様々な観点を考慮する必要があります。

もう一つは、お子様を「いつから塾に通わせるか?」

これも悩みますよね。正解はありません。こればかりは人それぞれとしか言えません。あるとすれば、親御さんがお子様の学習をみてあげられなくなった時でしょうか。

受験期のみという方もいると思いますが、学習の習慣が身についている生徒と身についていない生徒では全く違ってきます。今の時代、映像授業も充実してきていますし、進学情報も少し調べれば集まります。少し昔では、塾に通わないと学べなかったことや、入手できなかった情報が簡単に入手できてしまいます。言ってしまえば、「独学ができる生徒は塾に通う必要はない。」と言い切れてしまいます。

でも、塾はなくならないと思います。

それは、学習習慣が身につけられない子どもが増えているからです。自分で調べれば何でも手に入るのに「やらない」もしくは「何から始めたらよいかわからない」ということが多いです。

だから、親御さんが、学習習慣の管理ができなくなったときが、塾へ通うタイミングなのではないでしょうか?

夏休みの宿題、今と昔

「梅雨が明けた」と思いきや、ものすごい暑さ・・・。地域によっては熱中症警戒アラートが発表され、夏本番といった感じです。そんな夏らしい今日、まだ夏休み前なので学校はありますが、塾が開くとすぐに夏休みの宿題をしに来る生徒がいました。

来塾した生徒に、「どんな宿題でているの?」と声かけをすると、生徒はいろいろと説明してくれます。具体的に見せてもらうと、「これ大変だな~」と感じました。

昔は「量」で「大変だな~」と感じてましたが、今は「内容」で「大変だな~」という印象です。

「学習したことで、良かったこと」

「学んだことで大切なポイント」

「自作問題、解答、解説を考えましょう」

「学んだことを、どんなことに活かしたいか。」などなど。

先月、実施されたテストでも感じましたが、「以前とは違う」。これまでも夏休みの宿題では「調べもの系」や「考える系」の宿題はありましたが、それが明らかにパワーアップしている。しかも用紙に丸々書くようなスタイル。「これば、文章を書くことが億劫な生徒にはキツい・・・」自分も中学生の頃は、文章を書くのが億劫な生徒だったので、苦手な類の宿題ってヤツです。

おそらく、この傾向は今後さらに強まってくることが予想されます。昔のように、「毎日記録をつけ続ける」や「プリント〇〇枚」などの宿題ではなく、新しい系統の夏休みの宿題が増えてきたと感じます。

勉強しろ!

先日、中1の授業に試験に向けての勉強方法についての話をした。

まずは、「小学校のテストとの違い。」

「何をどのくらい学習すればいいか。」などなど。

そして、もっとも強くいったのが「自学自習の大切さ。」塾に通っていると、それで勉強したつもりとなってしまう生徒が稀にいます。「そうならないように!」と強く指摘した。塾のテキストや教材は我々のチェックが入るのでさすがにしっかりとやってくれているが、「学校のワーク」「学校の教科書」「学校配布のプリント」は「とても大切だ!」と何度も何度も生徒に話をしました。

さらに「提出のためただやる」では絶対にダメ。「難しい問題はどこから出題される可能性が高いのか?」などもしっかりとレクチャーさせてもらいました。中2や中3はこれまでの経験値でさすがに理解できていると思いますが、中1は初めてのテスト。今回のテストを「成功するか」「失敗するか」で今後の勉強のモチベーションが大きく変わる生徒もいます。言葉は少し悪いかもしれませんが、「まぐれ」でもいいので結果が出れば、「成績を下げたくない」という「プライド」や「モチベーション」が生まれ、「自ら勉強する」ようになる可能性が高まります。ですが、最初のテストで失敗すると、中には「自分はこんなもの」というマインドが生まれ「やればできるのにやらない」という生徒も過去にはいました。

だからこそ最初のテストは「まぐれでもいいので、結果を残してほしい。」と強く思っています。

成績を伸ばす生徒は共通して、「言われなくても自学自習」ができるので、ゆくゆくは「勉強しろ」とガミガミ言わなくても勉強する生徒へと育てたいと考えていますが、そのためにも今回のテストは結果を残せるように少し強く言っていこうと考えています。

「勉強しろ!」

ラストスパート

 

いよいよ入試まで10日をきりました。

全生徒の受験校が確定し、いよいよです。定期テストが短距離走や中距離走なら、受験はマラソン。長い、長い、受験勉強もラストスパートの時期となりました。悔いの残らないように今できることをやりきってほしいです。

そんな中、生徒の様子をみていると、ラストスパートを緩めている人は見当たりませんが、「これまで頑張りすぎてボロボロな人」「直前という現実に負けそうな人」も見受けられます。「頑張れ!」と言ってあげることは簡単なのですが、我々は声をかけ、スピードが緩まないように一緒に伴走者となり、進んでいくしかありません。

また、順調に進んでいる人もこの先に何があるかはわかりません。やるべきことは全員わかっていると思いますので、再度気持ちを引き締め、当日全力を出し切れるように、残りわずかの期間を過ごしていただきたいです。

ラストスパートは誰しもがキツいです。でも、ここで脚をとめることなく最後まで一緒に走りきりましょう!

コロナに負けるな

先日、飲食店をやっている知人から、「店をやめた」旨の連絡があった。

『「やめる」じゃなくて「やめた」?』思わず聞き返してしまった。

近所ではなかったので、年に数回しか行くことはできなかったが、「このご時世しかたない」では片付けられない。本人にとっては断腸の想いだということが容易に想像できる。

昨年、春の緊急事態はなんとか乗り切ったみたいだが、年末年始で蓄えができず、そこに今回の緊急事態で決心したそう。最初の頃は「ヤバい、ヤバい」とは言っていて、それが徐々に何も言わなくなり、今回の状況。何も言わなくなったあたりから心配はしていたが、どうにもならなくなったらしい。

飲食店や宿泊業ほどではないにしろ、塾屋も影響は少なからずある。他塾の動向は常にチェックしているが、オンラインに切り替えたところ、時短を実施しているところと。全部の統計をとったわけではないが、通常通りやっているところも多い気がする。ツラいのは「受験生がいる」こと。オンラインに変更したにせよ、時短したにせよ満足できる学びを提供できるのか??

塾屋の場合は3月、4月に閉鎖、縮小の教室はあると思う。中3が卒業するまではと歯を食いしばってやっても、限界はある。他塾はライバルではあるけど、応援はしたい。

最悪のことを考え、オンラインの実施も視野には入れ、準備だけはしているが、やはりライブを大切にしたいのは本音である。オンラインでは、授業はできたとしても、理解度の把握などライブでしかできないものは必ずある。将来的にはオンラインが主流となるかもしれないが、今はライブを大切にしたいというのが本音。

世の中のみなさん、「コロナになんか負けない」という思いを強く持っていきましょう!

本をたくさん読めば、読むスピードが上がりますか?

昨日、ある中3からこんな質問を受けました。

「本をたくさん読めば、読むスピードが上がりますか?」

どうやら過去問を解くのに、処理速度を上げたいということで「どうすればいいか?」と悩んでいるようです。

確かに近年の入試では「時間が足りない」という生徒が増えてきました。以前の入試ならば、生徒によっては時間が余る生徒もいて、しっかりと見直しをする時間もとれていました。ただ、最近の入試ではそうも言えず、「時間との勝負」という側面もあります。

受験校によっては、苦手な大問を飛ばすことで時間をつくることもできますが、トップ校を受験する場合は捨てる問題は少ないほどいいです。そうなるとすべての問題に対応できるようにしたいという気持ちはよくわかります。

では、「本をたくさん読めば、読むスピードがあがるか?」ですが、「一概にはそうとは言えないよ。」と自分は答えてあげました。確かに、学力上位層は読むスピードも速く、中には読書が好きな子も多いと感じています。だから意味はないとは言い切れません。

ただ、『読書をしているから読むスピードが速い』というよりかは、『読むスピードが速い子は、読書をしている子が多い』ということだと自分は感じています。そこには相関関係はあまりないのではないかとも自分は思ってます。

最近、ニュースで言われている、「Go To」と「コロナ」も同じだと思います。間違いなく因果関係はあると思います。でも「相関関係があるとは言えないのではないかな。」と自分は感じています。

読むスピードを上げるために「読書を増やすことはいいこと」であることは間違いないと思います。ですが、それによって雑な読み方になっては意味がありますん。人それぞれ適切なスピードがあるので、「自分に合う、丁度いい読むスピード」を身につけてください。

Society5.0が本格的に始まる???

先日、中2に「今、学校は何やってる?」と尋ねてみると、
「パソコンやってる~」との声が???
「パソコンって?どんなことやっているの??」
「ドリルパーク?」「未来シード??」

すいません、勉強不足で初耳な言葉が・・・
早速、調べてみると、コレがかなり充実した内容。ついに学校も「本腰入れてITの教育に入ったか!」と感じました。

どうやら小田原市や各自治体で進めている【GIGAスクール構想】というカリキュラムの一環らしく、小田原市のホームページを見ると『GIGAスクール構想は、児童生徒1人1台の学習用端末(PCやタブレット)と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、多様な子供たち一人一人個別に最適化された学びや、創造性を育む学びを実現していこうとするものです。』とのこと。これだけ見れば、それほど驚かず。でもこちらのPDFをみればなんとなく理解。

でもコレだと具体的にどうするのかがわからなかったので更に調べてみると、ミライシードはベネッセが進めている授業支援ソフトで、その中のドリルパークというのを使用している様子。コレが思っていたより充実した内容で、今後、学校の問題集は「コレに変わるのかな??」

そうなるとコレまであったような、提出物の回収方法も大きく様変わりすることが予想されます。CLEARの生徒の中にも良い印象を持っている生徒の方が多く見られました。

実際に運用されているものを目にしたわけではないので、どれほどのものかはわかりかねますが、大きなイノベーションになることは間違いないと自分は思いました。

学校でどんな授業をやっているのか、ますます興味がわいてきたので、更に調べていくと、どうやらSociety5.0の一貫らしい。Society5.0については以前ブログに書いたことがありますが、簡単に説明すると「狩猟社会」「農耕社会」「工業社会」「情報社会」に続く、人類史上5番目の新しい社会として「Society(ソサエティ)5.0」が存在します。少し難しい話になりますが、要するに国が「将来こういう世の中を目指しましょう!」という指針がSociety5.0で、実現すれば学校教育の大きな進化です。

コレまでは「時期尚早」と逃げることも出来てきましたが、もはやそんなことも言っていられなくなり、大きな変革が今回の指導要領に組み込まれたのだと実感しています。

きっと塾も、「古き良き塾」と「新しい塾」と謳う塾にこれから分かれていくことでしょう!どちらが正解なのか?どちらが生徒のためになるか?はわかりませんが、アンテナをしっかりと張り、我々塾屋も時代の流れにおいていかれないようにしなくていけません。