ゆとり

本日は中3受験生対象の塾内模試DAY。

これまで塾内模試6回+全県模試2回と、実戦経験を積んできたが、厳しい状況が続いている。なかなか安定的に合格ラインを越えられないでいる。それでも、ほぼ全ての子が志願変更ギリギリまで自分自身の可能性に懸けたいという意思のため、我々講師陣もできる限り彼ら彼女らの想いに寄り添ってきた。

真面目にガンバル子たち故に、難しい進路指導。「情に棹させば流される」ではないが、子どもたちの想いを大切にしたい…とはいえ情に流されては判断を誤りかねない。理性的に数字を見極め、ともすれば残酷と思われてしまうかもしれない判断が必要なときもある。合格する見込みがほぼ0に近い状況で背中を押すのは気がとがめる…かと言って、諦めるように諭すのも心苦しい。特に連日自習室で一生懸命勉強している姿を見ているとなおのことだ。年が明けてからと言うもの、そんなことばかり考えている自分がいる。

普段の授業(練習)ではできていることが、本番(模試)になると途端にできなくなる子が多いのが今年の中3受験生。もはやアレコレと厳しいことを言う時期でもないし、やるべきことはほぼ全て伝えてきた。ただこのような状況を何とかできないか。思い当たる節を子どもたちに伝えた。

「君たちは真面目に頑張っている。お世辞抜きにそう思う。ただ、今はそれがマイナスに働いてしまっているような気がする。思い詰めすぎて気持ちにゆとりがないように見える。もう少し楽に構えてみろ。たとえばトップ校を志望している子たち。今の君たちの内申点であれば、400点も取ってしまえば合格は間違いない。お釣りが出るぐらいだ。中には380点台や390点台でも大丈夫な子もいる。いいか、500点満点中400点前後だ。およそ100点も間違えていいんだ。全て完璧にこなそうとする必要などない。だからもう少し気持ちにゆとりを持て。ココイチバンの勝負時に勝てるヤツというのは気持ちにゆとりがあるものだ。いつもの練習通りのパフォーマンスができれば大丈夫なんだ。そのために自身のメンタルをコントロールできるようになれ。」

塾内模試も残すところあと2回。
信じ切りたい。最後の最後はコツコツと健全な努力を積み重ねてきた者が勝つということを。

最終決戦まで、
あと…25日!!!

受験直前期!親御様にお願いしたいこと

大学受験は初戦の共通テストが終わり、高校受験は公立高校入試まで1ヶ月を切った。
いずれもいよいよ最終局面のときだ。
そんな時期、受験生を持つ親御様がどう我が子に接するべきか。釈迦に説法ではありますが、心がけていただきたいことを以下に列挙します。

①親が本人以上に熱心にならない
親が一生懸命になるあまり、応援しているつもりが受験生本人にとっては単なる過干渉やプレッシャーになっていることも。「ガンバレ」「大丈夫?」は必ずしもプラスにはたらく言葉ではありません。受験校を選ぶのも本人、受験するのも本人、勉強するのも本人。我が子を想えばこそ、心配ゆえについアレコレと…というのも十分に理解できますが、ここはグッと堪える時期です。

②結果ではなく過程を認める
過程を認めてあげられるのは親にしかできません。どんなにキレイゴトを並べても、ナンダカンダで社会は結果でしか認めてくれません。「結果は一瞬でも過程は一生モノ」。この受験期を通じて成長した我が子をまずは認めてあげてください。

③学習環境を整える
受験直前から当日までは子どもが勉強に集中できるように、学習環境を整えるべきです家族がリビングで見るテレビの音を小さくするとか、できるだけ小さな声で話すとかいったように、可能な範囲で受験生に配慮した環境を作ってあげてください。

④体調管理を徹底させる
やはり体調管理の徹底が最も大切といえます健全に当日を迎えるためには、栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠が必要であることは言うまでもありません。これらは子どもだけでは難しいため、親御様が子どもの体調や様子を見ながら、それぞれに合った体調管理を心がけてほしいと思います。

右往左往せずドーンと構えていることが何よりだと思います。不安そうにしている親を見れば、子どもも不安になります。「信じてもらえていない」と感じます。子どもは我々大人が考えている以上に敏感です。逆に、親に信じてもらえていると感じている子は、何事においても自信をもって、勇猛果敢に立ち向かって行けます。とにもかくにも…

信じ切る。

合否に関わらず、
全力を尽くすことができるという意味で。
簡単なようで難しいことは承知の上です。
でも、これが本当に大事ではないでしょうか。
受験を”成功”に導くうえでも、
受験を終えたその先においても。

結果は一瞬でも、過程は一生モノ

ここ数日は中3受験生に何度か雷を落とした。世間の流れとは逆行しているかもしれないが、厳しさを全面に出した指導。
真面目にガンバル子が多い学年だけに滅多に叱ることはないのだが…いつ以来だろうか、心を鬼にして対峙しているのは…。全ては第一志望合格のため、いや、もちろんそれが第一義だが、価値ある高校受験にしてもらいたいため。

学校の先生や塾講師ならば幾度となく経験するだろうが、子どもたちにとっては人生一度きりの高校受験であり、また、初めて自ら進むべき道を選び決めていくという節目=自立への第一歩。ならば…
「頑張って良かった。」
「やりきった。悔いはない。」
全ての決着がついたとき、子どもたちがそんなふうに思える受験にしてやりたいと心底思う。どんな結末を迎えようとも、だ。だから、毎年この時期は胃潰瘍になるんじゃないかと思うくらい心身ともに疲弊…というか摩耗(?)する。これホント(前職時代の十数年前には実際にダウンした経験あり…汗)。

受験は、合格か不合格か、そのいずれかを決めるためだけにある。単純明快だ。だからこそ、その向き合い方次第でその価値は変わる。学力的にも人間的にも大きく成長できる機会にもなれば、単なるテストの1つにもなる。ならば、キレイゴトと言われようとも、やはり価値あるものにしてやりたい。高校受験で人生が決まるわけでもないし、通過点の一つに過ぎなくても、だ。そこには…

結果は一瞬、過程は一生。

そんな想いがある。合否は一瞬であっても、そこに至るまでに積み上げた経験値は一生モノの財産になる。努力の価値、頑張ることの意義を知り得た子は、教科学習の域を超えた、人生における大切な何かを得られるはずだ。
そんな想いがあるだけに、数字だけで簡単に線引きするような受験指導はしたくない。偏差値、合格判定、内申点、倍率…だけで、○だの×だのではなく、あくまで彼ら彼女らの想いに寄り添いながら、数字を見極めていきたい。一人ひとりを厳しくも、真心を込めて。

努力を怠って後悔することはあっても、
努力を重ねて後悔することは決してない。
頑張れ、中3受験生。
ココイチバン、壁を越えてみせろ、
CLEAR第8期生。

最終決戦まで、あと…
49日!!

入口の偏差値だけで志望校選びをするのは早計

中3、高3、いずれも受験生にとって冬は試練の季節だ。
まさに、第一志望合格に向けてラストスパートのとき。毎日のように顔を合わせる塾生も多くいる。

受験。いわゆる「せーのでドン!」の学力試験によって合否を決める在り方には賛否両論あるものの、壁を乗り越えるという実感、同じ志をもった不特定多数との健全なる競争…、受験を通じてをそういう経験ができるというのは、やはり人生における財産の一つになるように思う。
そんな受験を考えるとき、どうしても志望校選びの判断材料の一つとなるのは偏差値だが、ここでは高校受験について考えてみたい。大学進学を目指すならできるだけ偏差値の高い高校へ、というのは自然な心理かもしれない。とはいえ、“入口”の偏差値“だけ”で決めてしまうのは早計だ。

たとえば西湘高校と藤沢西高校。弊塾が採用している全県模試さんでは、内申点、入試得点、偏差値、いずれも藤沢西高校が西湘高校よりも上回っているが、直近3年間の大学合格実績は以下のようになっている(各校ホームページより)。

▇直近3年間の合格者数計(既卒含む)
●国公立

西湘:28名/藤沢西:13名
●早慶上理(早稲田・慶應・上智・東京理科)
西湘:27名/藤沢西:12名
●MARCH(明治・青山・立教・中央・法政)
西湘:154名/藤沢西:133名

大学進学という点では西湘の方がやや優位といえそうだ。やはり旧学区2番手校だったということ、また、かつてはスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けていたこともあり、大学進学を志す生徒が多い。
一方、藤沢西高校も同じく大学進学に力を入れつつも、行事や部活も盛んで“アオハル”謳歌の3年間というイメージが強い。また、専門学校の進学先などを見ても、生徒達の多様な進路の実現に力を入れている様子がうかがえる。

続いて平塚江南高校と鎌倉高校。これも全県模試さんのデータに基づくが、内申点、入試得点、偏差値、いずれも近年は鎌倉高校が平塚江南高校を上回っている。同じく直近3年間の大学合格実績は以下の通り(各校ホームページより)。

▇直近3年間の合格者数計(既卒含む)
●国公立

平塚江南:209名/鎌倉:130名
●早慶上理(早稲田・慶應・上智・東京理科)
平塚江南:246名/鎌倉:210名
●MARCH(明治・青山・立教・中央・法政)
平塚江南:891名/鎌倉:1014名

直近3年間で見ると、国公立に関しては平塚江南の方にやや分があると言えそうだ。東大は直近3年間ではいないが、一橋大、東工大、京大と、最難関国立大にも合格者を輩出している。また、国公私立問わず、理系大学への合格者数が多いのも特徴の一つ。
一方、鎌倉も国公立大の合格者数を着実に伸ばしてきていて、2022年には東大や東工大の合格者もいる。旧学区2番手校だったとはいえトップが湘南だっただけに、他の旧学区トップ校並の学力のある生徒が多い印象。

大学進学を見据えた高校選びは、
“入口”の偏差値だけではなく、
“出口”も十分に考慮したうえで。

厳しい指導はNG?時代の流れに想う

先日、元プロ野球選手のイチローさんが、旭川東高校で選手指導として参加されていた様子の記事(「スポニチ Sponichi Annex」)を拝見した。思うところがさまざまあったため、以下にその記事を抜粋。

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イチロー氏
「指導する側が厳しくできない」時代の流れ

「酷だけれど…自分たちで厳しくするしか」

談義では、学生野球を取り巻く指導の環境についても語った。「高校生で自分を導くのは難しい。でも、結局自分しかいなくなっちゃう。だってそういう存在いないでしょ。ということは自分に厳しくせざるをえない。自分を高めていこうと思ったら。自分に厳しくできる人間、中にはいますよ。そうするとどんどん自分を厳しい方に持っていく、厳しい道を選ぶ、それは若いうちにしかできないこと。でもそれを重ねていったら、大変で挫折することもあると思うけど、そうなれたらめっちゃ強くなる。でも、導いてくれる人がいないと楽な方に行くでしょ。自分に甘えが出て、結局苦労するのは自分。厳しくできる人間と自分に甘い人間、どんどん差が出てくる。厳しくできる人間はどんどん求めていくわけだから。うまくなったり強くなったりできる。求めてくる人に対しては求められる側もそれはできる。でも求めてくれなかったらできないから。でも自分を甘やかすことはいくらでも今できちゃう。そうなってほしくない。いずれ苦しむ日が来るから。大人になって、社会に出てからも必ず来る。できるだけ自分を律して厳しくする」。高校生とはいえ、自らを追い込み挫折も味わって強くなると説いた。

チームについても「本当はこれ言いたいけどやめとこうかなってあるでしょ。でも、信頼関係が築けていたらできる。おまえそれ違うだろって。いいことはもちろん褒める。でも、そうじゃない。言わなきゃいけないことは同級生・先輩・後輩あるけど…1年から2年に言ったっていいよ今は、大丈夫。そういう関係が築けたらチームや組織は絶対強くなりますよ。でもそれを遠慮して、みんなとうまく仲良くやる、ではいずれ壁が来ると思う」と述べた。

また「今の時代、指導する側が厳しくできなくなって。何年くらいなるかな。僕が初めて高校野球の指導にいったのが2020年の秋、智弁和歌山だね。このとき既に智弁の中谷監督もそんなこと言ってた。なかなか難しい、厳しくするのはと。でもめちゃくちゃ智弁は厳しいけど。これは酷なことなのよ。高校生たちに自分たちに厳しくして自分たちでうまくなれって、酷なことなんだけど、でも今そうなっちゃっているからね。迷ったときに、この人ならどう考えるんだろって存在は、そんな自分で整理してこれが正解だと思うっていけないですよ、なかなか。かといってじゃあ友達にそんなこと言ってさ、それも違うでしょ。どうしてる?迷ったとき。誰に相談するの。自分の中で整理して進むしかないの?どうであってほしいと思う?厳しくしてほしいって子もいるでしょ、中には」。自主性や褒めることを重んじる教育の流れの中で、厳しく指導することのさじ加減の難しさを指摘し、高校生の心中を慮った。

「自分たちを尊重してくれるのはありがたいんだけど、分からないこともいっぱいあるからもう少しほしいんだけどってない?あるよね」と語り、「これはなんかね、高校野球というよりも大きな、もうちょっと大きな話になっちゃうね。でも自分たちで厳しくするしかないんですよ。ある時代まではね、遊んでいても勝手に監督・コーチが厳しいから全然できないやつがあるところまでは上がってこられた。やんなきゃしょうがなくなるからね。でも、今は全然できない子は上げてもらえないから。上がってこられなくなっちゃう。それ自分でやらなきゃ。なかなかこれは大変」と様変わりした現代では、選手がより自身を律することが求められる過酷さを指摘した。

「スポニチ Sponichi Annex」より

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塾という学習指導の現場でも、子どもたちを取り巻く環境はこの十数年で随分と様変わりした。イチローさんの言われることは肌で感じている。学習塾でさえジレンマを抱えているのだから、学校はその比じゃないだろう。子どもたちに何も言えない、言ってはいけない空気感…。想像に難くない。

厳しい指導はこの世からなくなっていく?

最近では過去に行っていた厳しい指導がパワハラとして認知されるケースが多い。例えば運動部アルアルだが、「ミスしたらダッシュ10本!」といった光景がかつてはよく見られたものだ。けれども今ではそれもパワハラだと言われてしまう可能性も。
もちろん指導する側も、「上達してほしい」「出来るようになってほしい」というさまざまな想いありきで指導しているものの、その一部で行き過ぎだと感じる子どもも大人も増えているのが現状だろう。
世の中全体が、子どもたちの自主性や「褒めて伸ばす」を重視する社会に移り変わっていく中で、この手の指導法はますます減っていくのかもしれない。ただ指導現場で実際に子どもたちと関わっていると、厳しさに接する機会や叱られるという経験が著しく少なくなったためか、近年は打たれ弱い子が急激に増えたようにも感じる。まぁそうは言っても、今の大人も子どもの頃は、当時の大人にそう思われていただろうし、それこそ戦中戦後のような、厳しい時代を生き抜いてきた昔の人からすれば、今の時代そのものが“生ぬるい”時代に映るだろうけど。

厳しい指導で伸びた子も山ほどいる

一方で、スポーツや勉強で厳しく指導されることで伸びた子どもたちも山ほどいる。そういう雰囲気があったからこそ頑張れた人も多いのではなかろうか。
厳しい指導によって、自分の力だけではどうしても頑張れないような子も一定のレベルまでは上がり、結果として全体のレベルが上がっていく。特にチームスポーツは全体のレベルアップが必要なため、なおさら厳しい指導が時には有効だ。
勉強も同じ。半ば強制的にでも机に向かうことで、自分だけでは到底できなかったこともできるようになることも多々ある。宿題がある、テストがある、目の前に厳しい先生がいる、というような、いわゆる適度な強制力や「場の圧」というのは必要ではなかろうか。くれぐれも誤解してほしくないのは、皆が皆その必要があるのではなく、自らを律することができ、なおかつ主体的な姿勢のある子には、強制力は不要。あくまで、そういう姿勢が著しく欠けている子に限ってということ。

自律ができ主体性ありきの時代

とはいえ今回のイチローさんの話にあるように、現代では厳しくされる環境がどんどん減っている。厳しい環境でなければ頑張れないような子にとっては、自らその環境を作っていくことが必要になってくる。つまり、自らを律して、主体的に考え、行動することが、何事においても伸びていくための前提になっていく。
そのためには、早期から子どもたちに自分の意志を持たせるような経験や、自分を律する練習をさせていく必要があるように思う。高校、大学、社会人と、年齢が上がれば上がるほど個人の自由裁量の機会が増える(もちろん自己責任ありき)、つまりは自らを厳しく律する場面が減っていくからだ。

格差は広がる?

結果として、自律性や主体性の備わっている子は、青天井のごとく伸びていくだろうし、一方、そういうものが備わっていない子は置いてけぼりにされかねないのがこれからの時代なのかもしれない。かつてはそんな後者の子どもでも、指導する側が引っ張り上げたものだが、今はそうじゃない、というか、それができにくい風潮にあるのはこれまで述べてきたとおり。それこそ今回の中1定期テスト結果からも、極めて厳しい状況にある子どもたちがかなりいるが、自分の力でどうにかしようとしなければ、この危機を脱するのはなかなか難しいのが現実だろう。いわゆる格差なるものはますます広がっていくのではなかろうか。

とはいえ正解は、ない

厳しい環境、主体性に任せる環境、どちらが正しくてどちらが間違っているかは分からない。伸びていく環境というのはいずれも子どもによって違うものだ。また、厳しさを是とするも非とするも、時代の流れによるものだろう。ともすれば、今の価値観で昔を語るべきではないし、逆に昔の価値観で今を語るべきでもない。今のやり方が正しいか間違っているかというのは、もっと後になってみないと分からないもの。だからこそ、今、正しいと思えることを信じ、それに邁進するべきだ。

仰々しくなってしまうけれど、だからCLEARは開校以来、一貫した指導理念・方針を掲げていて。一言一句変えていない。想い、初心を忘れぬようにしたい。

そんな想いを抱きつつ、
今日も子どもたちと対峙する。

プライベートですみません~My Favorite B級グルメ~

塾とは全く関係ない記事もたまにはいいかなと。
てなわけで気まぐれ投稿(^^ゞ

私・長谷川はラーメン、カレー等のB級グルメをこよなく愛す一塾講師。そんな私の激推しB級グルメを少しご紹介。

1つ目は学生時代から通っている、町の洋食屋・ゾロさん。「美味い」「安い」「ボリューミー」と学生にとっては有り難いことこの上ないメニューがズラリ。しかもスープはおかわり自由という大盤振る舞い。個人的に好きなのはハンバーグライス、そしてチーズがトッピングされてるハンバーグピザ。とっても素朴な味わいで、まさに教科書通りのハンバーグ。ここを覚えてしまってからファミレスにはほとんど行かなくなった。

2つ目は激辛好きには一推し、地獄の担々麺・天竜さん。ちょいちょいメディアにも取り上げられているお店。濃厚な胡麻の風味がたまらない。辛さレベルは入門⇒中級⇒プロフェッショナル⇒ヘリテイジ⇒無限。ちなみにプロフェッショナルまでは完食済みだが、それ以上はなかなかコワくて注文できずにいる。でも担々麺好きの方にはホントにオススメ。ランチタイムは小ライスが無料。〆で雑炊にするとこれまた最強。

3つ目は、平塚のソウルフードとも呼ばれる老郷(ラオシャン)さん。おそらく平塚市民で知らない方はいないであろう有名店。湯麺(タンメン)が売りなのだが、ご覧の通り具はシンプルなものでスープに独特の酸味がある。いわゆる酸っぱいラーメンで、お好みでラー油をかけて食べるのだが、一度味ハマったら抜け出せない中毒性がある。

4つ目は言わずと知れたカレーチェーン店・CoCo壱番屋さん。カレーが食べたくなったら基本ここ。月1は通ってるな(^^ゞ。よく注文するのは、ルーはベジソース、トッピングはフィッシュフライかクリームコロッケにタルタルソース添え。かつては辛さレベル7~8までいけたが、最近は専ら健康に気を遣ってるため3~5に控えてる。

5つ目は、創業50年以上、学生の頃に足繁く通ったカレーショップ・シュクリアさん。「美味い」「安い」「早い」「ボリューミー」を地でいく名店。日本昔話並に盛られたライスに辛さを自由自在に調整できるルー。ここ最近はめっきり行かなくなってしまったけど、なくならないでほしいお店の1つ。トッピングもいろいろできるんだけど、付け合わせのタマネギの漬け物がこれまた絶品。

以上、ど~でもいいブログでした。

 

 

こんなこと書いてたら腹減ってきた…(^^ゞ

とある中3受験生のこと

先の第3回定期テストは、中3受験生にとって内申点を決するうえでの最後の定期テストだった。まさに大一番。そのテストで最高のパフォーマンスを発揮、自己最高得点を更新した通塾生がいる。彼のガンバリを少しばかりご紹介。

中1から通ってくれている彼は、点数や成績に関して、以前はそれほど貪欲な方ではなかった。ゆえに高校に関しても「まぁ、そこそこ頑張って行ける高校に行ければいいかな。」程度の考え。しかし、中3になってから一変、人が変わったように貪欲に勉強するようになった。定期テスト前はほぼ毎日塾で自習するようになった。今回も然り。テスト前に彼と顔を合わさなかった日はないほどだ。

不思議に思い、以前の個人面談の折に尋ねてみたことがある。

「お、志望校変えた…ていうか、また戻したのか。何かあったか?」
「以前に先生(=俺)に、『志望校を下げたら、結局はそこまでの努力しかしなくなって、テストの点数も成績も伸びなくなるもんだぞ。』って言われたので、もう一度考え直してみようと…。やっぱり、もっと上を目指そうと思います。」

それからだった。覚醒したかのように勉強するようになったのは。それは数字を見ても明らかだ。

・中2第4回定期テスト9科計⇒336/450
・中3第2回定期テスト9科計⇒375/450
・中3第3回定期テスト9科計⇒390/450
★第3回は学年BEST10入り

※中3第1回は5科のみのため記載せず

特に今回は見事としか言いようがない。問題の難度が高かったのか、通塾生のほとんどが点数を落としてしまっている中、大幅に点数を伸ばしてきたのだ。しかも自己最高得点、初の学年BEST10入りというオマケ付き。

そんな彼は、今も毎日自習に来ている。今度は入試に向けてさらにギアを一段階上げているようにも見える。「勉強が楽しくなってきた」、と今までなら到底信じがたい言葉も出る(笑)。頼もしさを覚えるほどだ。

偏差値の高い高校が全てじゃない。
それぞれが自分の未来を見据え、
進学や進路を考えればいい。
ただ、人生の節目なるものには困難が付きもの。
高校進学、大学進学、就職…。
そのときどきにそびえ立つであろう“壁”。
その壁の乗り越え方次第で、
人の成長って変わってくるような気がする。
何となく勉強して、
それで付けられた成績で、
とりあえず受かりそうな高校を受験する。
別にそれを否定するつもりはない。
それも1つの考えだし、その方が楽かもしれない。
でも、得られるものも少なくなる。

CLEAR通塾生には、
高校受験を通じて、
合格以上の大切な何かを、
手に入れてほしいと切に願う。

決戦まで、あと…
89日!

入試本番に向けて、いざ…!!!

中3“最後の”定期テストが終わり、結果が明らかとなった。
昨年同様に、さすがは内申点を決する最後の定期テストというだけあって、「覚えておけば何とかなる」が通用しない、いわゆる地力が試されるような問題が随所にあったように思う。入試のことを考えれば良いことだ。作問された学校の先生方も苦心されたことと思う。頭が下がる。

そんな中3受験生の昨日の様子を振り返る。

まずは難関校志望者を対象とする特色検査対策。第5講目の昨日は文系指導DAY。毎回のルーティンである英語の長文読解から。少し難度が高めのこの読解トレーニングは特色検査問1の対策だ。そして課題として指示したのがこちら。

過去問の復習レポート。これまでも過去問を課題として出してきたのだが…
・1回目:時間を気にせず、調べてでも構わないから地力で答案作成。
・2回目:解答を見ずに、調べてでも構わないから地力で間違い直し。
・今回:解答・解説を参考にしながら間違えた問題の復習。正答に至るまでのプロセスの可視化。

昨年の中3とは全くタイプが違う今年の中3。ゆえに対策のアプローチも変える。レポートが自分の“財産”となるよう、“自分のために”書いてきてほしい。

そして、夜の通常授業では、その一部の時間を使って先輩から中3受験生へ入試本番に向けての話。

今年第一志望の高校に合格し、今も高校部に引き続き通塾してくれている高1A様に話してもらった。入試に向けて心得ておくべきこと、勉強の仕方、入試当日の雰囲気などなど。中3はみな真剣に耳を傾けて聞いていた。もっと積極的に質問できるようなればなおいいのだが…。

時間を割いてくれてありがとう、A様。

決戦まで、あと…
90日!

公立高校入試までのカウントダウン、開始…!!!

神奈川公立入試まで100日を切った。
決戦の日までのカウントダウンが始まる。

中3受験生に心得ておいてほしいことが2つ。

◆入試は相対評価
入試は学校の成績とは全く異なるもの。
定期テストで○○点以上取れれば4や5がほぼ間違いないというように、○○点以上取れれば合格が確約されるような絶対評価ではない。問題の難易度、受験生の学力、そして競争率によって合否のボーダーは変わる。そう、入試は相対評価だ。
ならば、自らの天井を決めることなく、昨日より今日、今日より明日…。
限りなき高みを目指せ。

◆想いと努力と
想いは全て成就するか?
努力は必ず結実するか?
答えは、否だろう。
この期に及んで精神論やキレイゴトを並び立てるつもりはない。けれども、何かを成し遂げた者というのは皆、すべからく強き想いを宿し努力しているものだ。
成就するか分からない、結実するという確約もない、それでも努力するからこそ、そこに価値がある。
合格であっても不合格であっても、
合否を通知する一枚の紙が、
ただの紙切れ一枚になるか、
人生の大切な一枚になるか、
全ては自分次第。

道=未知を切り拓くは、信念・努力・勇気。
共に戦うぞ、CLEAR第8期生。

決戦まで、あと…
99日!

公立高校入試の新制度について改めてまとめてみた

「面接廃止によって神奈川公立高校の入試はどうなる?」の記事がいつも閲覧されているようなので、やはり関心をもたれている親御様や受験生自身も多いのではないかと思い、改めて新制度入試について過去記事を引用して説明していきたい。

ポイントは2つ。
「全員一律の面接廃止」、
「調査書の『主体的に学習に取り組む態度』の活用」。

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全員一律の面接廃止

全員一律の面接が廃止され、選抜方法が以下のように変わった(県教委HPより抜粋)。

第1次選考はS1の点数に基づいて選考する。これまでのS1の満点は面接点を含めて1000点だったため、調査書と学力検査の比率(上記のfとg)は最大6までだった、けれども、新しい入試制度では「8」まで設定することが可能となる。つまり、以下のいずれかの比率となる。

・調査書2:学力検査8(学力超重視型)
・調査書3:学力検査7(学力重視型)
・調査書4:学力検査6(学力やや重視型)
・調査書5:学力検査5(バランス型)
・調査書6:学力検査4(内申やや重視型)
・調査書7:学力検査3(内申重視型)
・調査書8:学力検査2(内申超重視型)

上位校であれば学力重視型の傾向にあり、下位校であれば調査書重視型の傾向にあるのはこれまでの選考基準でも明らかなところ。受験生はこの数値をしっかりと認識しておく必要がある。

●「主体的に学習に取り組む態度」の活用

第2次選考はS2の点数に基づいて選考する。これまでの選抜方法では第2次選考は学力検査と面接の結果(特色検査を実施した場合はそれを加えた結果)によって選考を行ってきた。そこでは調査書は使用されなかったが、新しい入試制度では第2次選考においても調査書に記載されている観点別評価の「主体的に学習に取り組む態度」が活用される。つまり、調査書の重要性が増すことになる。

・調査書2:学力検査8(学力超重視型)
・調査書3:学力検査7(学力重視型)
・調査書4:学力検査6(学力やや重視型)
・調査書5:学力検査5(バランス型)
・調査書6:学力検査4(主体性やや重視型)
・調査書7:学力検査3(主体性重視型)
・調査書8:学力検査2(主体性超重視型)

「主体的に学習に取り組む態度」が点数化され選考に使用されるのは、業界内では本当に物議を醸している。これは客観的かつ統一的な評価が難しいため、評価する側(学校の先生)の主観が多分に含まれることは否定できず、極めて不透明な選抜になりかねないからだ。少し言い方は悪いけれど、「先生に気に入られている子」だけが有利になってしまうようなことがあってはならない。

では、これまでの内容を、実際の高校に当てはめて具体的に見てみよう。

●第1次選考の具体例

弊塾の中3に関わると思われる高校をピックアップして説明していく。
例えば、小田原と平塚江南。いずれも、旧学区トップ校で進学重点校エントリー校だ。選考基準におけるこれら両校の違いは次のとおり。
【小  田  原】内申4:入試6:特色検査1=計1100点満点
【平塚江南】内申3:入試7:特色検査1=計1100点満点

小田原よりも平塚江南の方が学力重視。これがどう合否に影響してくるのか?具体例を示してみたい。

たとえば、小田原高校を受験する内申108のAさん内申120のBさんがいたとする。学力検査前の両者の持ち点は以下のとおり(小数点以下切捨)。
A:108×100÷135×4=320
B:120×100÷135×4=355
次に、両者の学力検査の得点を、Aさん420点Bさん400点と仮定すると、学力検査における両者の持ち点は以下のとおり(小数点以下切捨)。
A:420×100÷500×6=504
B:400×100÷500×6=480
ここまでの両者の総得点がこちら。
A:320+504=824 / 1000点満点
B:355+480=835 / 1000点満点
この時点ではBさんが上位。Aさんが逆転するには特色検査でBさんより12点以上上回る必要がある。とはいえ12点であれば、2~3問正答数を上回れば逆転できてしまう。

一方、そのAさんとBさんが小田原高校ではなく平塚江南高校を受験したとすると、学力検査前の両者の持ち点は以下のとおり(小数点以下切捨)。
A:108×100÷135×3=240
B:120×100÷135×3=266
次に、両者の学力検査の得点を、Aさん420点Bさん400点と仮定すると、学力検査における両者の持ち点は以下のとおり(小数点以下切捨)。
A:420×100÷500×7=588
B:400×100÷500×7=560
ここまでの両者の総得点がこちら。
A:240+588=828 / 1000点満点
B:266+560=826 / 1000点満点
今度はこの時点ではAさんが上位。まさに逆転現象が起こったということ。あとは特色検査の出来次第。

ここまでで分かるとおり、内申10点程度の差(とはいえ内申10点の差って“成績”で追いつくにはかなり大変)は、学力重視の高校なら学力検査次第で十分に逆転可能。20点ほど上回ればいい(1問4点や5点がほとんどのため正答数なら5~6問)。特に特色検査のある高校ならさらに逆転は起こりやすいだろう。

参考までに、各比率における内申1点に相当する入試の点数はこんな感じ。
①内申3:入試7⇒約1.6点
②内申4:入試6⇒約2.5点
③内申5:入試5⇒約3.7点
④内申6:入試4⇒約5.6点
⑤内申7:入試3⇒約8.6点

●第2次選考の具体例

ではこれまた弊塾の中3に関わりのある西湘高校を例にとって説明していこう。
たとえば西湘高校の第2次選考基準は「学力検査8:調査書(観点)2」。XさんとYさんが受験したとする。
Xさん:「主体的」観点オールA(27点)/学力検査320点
【学力検査】320×100÷500×8=512
【調査書】27×100÷27×2=200
【合計点数】512+200=712
Yさん:「主体的」観点オールB(18点)/学力検査350点
【学力検査】350×100÷500×8=560
【調査書】18×100÷27×2=133
【合計点数】560+133=693

従来の入試制度なら圧倒的にYさんが有利。そりゃそうだ、学力検査で30点も上回っているのだから。ところが新制度ではどうだろう。学力検査で30点も下回っているにもかかわらずXさんの方が有利になるのだ。全ては「主体的に学習に取り組む態度」によるもの。これまでのような入試一発勝負が難しくなったワケはここにある。とはいえ、この主体的云々は、定期テストのような客観的な数字による評価が難しく、評価する側の主観に左右されてしまうのが実際のところだろう。授業に臨む姿勢や提出物関連の精度(期限もナカミも)等がこの評価に大きく関わるところだからだ。だから、「第2次選考の“闇”」なのだ。「先生に気に入られた者勝ち」があってはならない。

ちなみに、多くの高校が上記の「学力検査8:調査書2」の比率で、次いで7:3が多い印象だ(「専門学科・コース」などは除く)。その中にあって、6:4の高校がある。

藤沢西高校だ。

湘南地区にある藤沢西高校は、毎年人気の集まる高校の一つ。弊塾からも何名か進学している。比率8:2でさえ観点別評価次第では「入試でいくら点数を取っても…」であるのに、それが6:4ならなおのこと。たとえ成績に4や5が並んでいても、「主体的に学習に取り組む態度」がトータルで低くては、たとえ入試で頑張っても報われなくなってしまう。ただ、藤沢西高校はそれだけ、積極的に学ぼうとする生徒が欲しいということ。高校のカラーが如実に表れていると見て取れる。

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ここまで読んでいただきありがとうございました。
ご参考にしていただけましたら幸いです。