とある中3受験生のこと

先の第3回定期テストは、中3受験生にとって内申点を決するうえでの最後の定期テストだった。まさに大一番。そのテストで最高のパフォーマンスを発揮、自己最高得点を更新した通塾生がいる。彼のガンバリを少しばかりご紹介。

中1から通ってくれている彼は、点数や成績に関して、以前はそれほど貪欲な方ではなかった。ゆえに高校に関しても「まぁ、そこそこ頑張って行ける高校に行ければいいかな。」程度の考え。しかし、中3になってから一変、人が変わったように貪欲に勉強するようになった。定期テスト前はほぼ毎日塾で自習するようになった。今回も然り。テスト前に彼と顔を合わさなかった日はないほどだ。

不思議に思い、以前の個人面談の折に尋ねてみたことがある。

「お、志望校変えた…ていうか、また戻したのか。何かあったか?」
「以前に先生(=俺)に、『志望校を下げたら、結局はそこまでの努力しかしなくなって、テストの点数も成績も伸びなくなるもんだぞ。』って言われたので、もう一度考え直してみようと…。やっぱり、もっと上を目指そうと思います。」

それからだった。覚醒したかのように勉強するようになったのは。それは数字を見ても明らかだ。

・中2第4回定期テスト9科計⇒336/450
・中3第2回定期テスト9科計⇒375/450
・中3第3回定期テスト9科計⇒390/450
★第3回は学年BEST10入り

※中3第1回は5科のみのため記載せず

特に今回は見事としか言いようがない。問題の難度が高かったのか、通塾生のほとんどが点数を落としてしまっている中、大幅に点数を伸ばしてきたのだ。しかも自己最高得点、初の学年BEST10入りというオマケ付き。

そんな彼は、今も毎日自習に来ている。今度は入試に向けてさらにギアを一段階上げているようにも見える。「勉強が楽しくなってきた」、と今までなら到底信じがたい言葉も出る(笑)。頼もしさを覚えるほどだ。

偏差値の高い高校が全てじゃない。
それぞれが自分の未来を見据え、
進学や進路を考えればいい。
ただ、人生の節目なるものには困難が付きもの。
高校進学、大学進学、就職…。
そのときどきにそびえ立つであろう“壁”。
その壁の乗り越え方次第で、
人の成長って変わってくるような気がする。
何となく勉強して、
それで付けられた成績で、
とりあえず受かりそうな高校を受験する。
別にそれを否定するつもりはない。
それも1つの考えだし、その方が楽かもしれない。
でも、得られるものも少なくなる。

CLEAR通塾生には、
高校受験を通じて、
合格以上の大切な何かを、
手に入れてほしいと切に願う。

決戦まで、あと…
89日!

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