中学部定期テスト前の風景

第2回定期テスト目前!
テスト前のCLEAR通塾生の様子を一気にプレイバック!

テスト対策としての追加日は自学自習スタイル。

学校教材に取り組む子もいれば、

塾教材に取り組む子、

学校教材も塾教材も終えてプラスαに取り組む子も。

個別ブースで集中学習。

習熟度から臨時追加特訓を設定することも。

分からない問題は講師に質問。

適度な緊張感を保ちながら、子どもたちそれぞれ頑張っている。
私語は皆無。我々講師陣が注意することもない。
手前味噌ながら、やはりCLEARの強みはここにあるように思う。
学習環境。
設備などのハード面ではなく、ホンキで頑張れる空気感。
頑張る子どもたちがそれを創り出してくれているように思う。
環境は人を育て、また、人も環境を創る、を再確認。

CLEARは小さな個人塾。大手塾のような立派な設備や進学実績はない。
でも、直向きに頑張る子どもたちが集う塾だと自負している。

さぁ、今週はいよいよ第2回定期テストだ。
ガンバロウ!CLEAR通塾生!!!

定期テストは、難しい方がいいか?易しい方がいいか?

神奈川公立高校入試が著しく難化傾向を辿って久しい。かつての各教科50点満点入試の頃はハイスコア勝負で、ミスをした子が悔し涙を流す得点バブルの時代だった。入試で差がつきにくいだけに内申点の優劣はモロに合否を分けた。

今は…違う。はっきりと学力差が出る入試だ。英語や国語という言語系教科ではその文章量が多く読み解くまでに時間を要し、数学では難問も随所にあり正答率1%以下の難問も、理科や社会に至っては、もはや単純暗記は通用せず、原理・原則を理解していることが求められる。

そんな神奈川公立入試にあって、中学校の定期テストの在り方も考えるべきだ。元来定期テストとは、その子の日頃の頑張りを評価し、次もまた頑張ろうという動機付けになるべき位置づけのテスト。一方、少々乱暴な言い方をすれば入試は“落とすための”テスト。然るに、定期テストとは皆の頑張りがしっかりと得点に反映される内容が良い…のだが…現行の神奈川公立入試のレベルを考えれば、従来の知識偏重の問題ではいけないし、易しすぎるのもNGだ。易しい問題に慣れ、それに基づいた成績がつけられると、“力のない”5もあり得る。一方、難しい問題に慣れ、それに基づいて成績がつけられると、“力のある”5であり得る。同じ5の子が入試勝負となったとき、どちらが有利かは言うまでもない。

結論。高校進学=受験を考えれば、定期テストはやや難しめで、はっきりと差がつくレベルのものが好ましい。平均点が7~8割となってしまうような難易度では少々心配になる。一定の難易度を保持し、定期テストに向けての勉強が、学校評価に加えて入試に向けての実力錬成の機会となるのが理想。

賛否両論は承知の上で!
勉強が苦手な子への配慮が必要だ!という声もあろうけれど、得意な子への配慮も必要だ。頑張っても頑張らなくても、さして差のつかない、「みんな頑張ったねぇ~」という結果になるような妙な平等主義はむしろ悪ではなかろうか。勉強が苦手な子には、テスト以外で輝ける機会を、得意な子にはテストで輝ける機会を設ければいい。

勉強が得意な子、スポーツが得意な子、ものづくりが得意な子、楽器の演奏が得意な子、歌が上手い子…。それぞれがその持ち味や強みを活かせる環境作りを!

全国高校共通テスト!…からの…?

二期制と三期制が混在する高校部(自立学習ジム)だが、いずれも各高校で2回の定期テストを終えた。

そんな高校部では今夏、全国高校共通テストを実施。

大学入試改革=大学入学共通テストを見据え、記述式のテストを行ったのだが…撃沈…だった様子(汗)。特に英語が難しく、語彙力の不足を痛感したらしい。

確かに、中学→高校で学習レベルのギャップを感じやすいのは英語だ。中学校の頃に英語が得意だった子も、高校ではからっきし…なんてのは珍しくない。この理由の一つが習得すべき語彙の圧倒的増加にある。また、文法も然り。中学の頃は力業で無理矢理覚えていたような子はなお、高校英語の語彙や文法に四苦八苦する。

たとえば、前置詞。日本語にはない品詞のため、使いこなせるようになるまでに時間を要することが多い。withを例に考えると…
例) with ①~と一緒に ②~で(~を使って) ③~のある
…のように、複数の日本語の意味を覚えてきたはず、中学校の頃は。そして、英語⇔日本語の変換の際にも、一つ一つ日本語の意味を当てはめてみたり…。でも、これでは高校英語は難しい。前置詞を伴うイディオムはワンサカあるし、いちいち日本語での意味を当てはめて考えていったらキリがない。だから…
with=つながり!
これがwihの核となるイメージだ。
◆場所のつながり
・Do you go with me?
・I like girls with long hair.
◆道具・材料のつながり
I ate fish with chopsticks.
I took many pictures with my new camera.
◆原因⇒結果のつながり
I was in bed with the headache.
◆時間のつながり
I’ll get to like him with time.
He left home with a big smile on his face.

丸暗記には限界がある。けれども、理解ができれば記憶に残りやすく、また、応用も利きやすくなるはずだ。

英語力向上のためには、派生した意味などを一つ一つ覚えるのではなく、その語や文法の核となる概念・イメージを叩き込み、丸暗記から脱却せよ!

塾屋の未来はどうなのか?

最近、「塾屋の未来はどうなのか?」なんて考えたりします。

世間では少子化などと言われ、斜陽産業の一つとされています。実際に多くの塾が淘汰されたり、縮小していったりするのを目の当たりすることが増えてきました。

また、ライバルも多い。同業はもちろんですが、最近は映像授業も充実していて、塾に通わずともハイレベルな講師の講義を聞くことが容易にできます。少子化の中、生徒のシェア争いが激しいです。

そんな中で、「塾屋の未来はどうなのか?」

自分の考えとしては、「諸行無常の世ではあるでしょうが、なくなることはない。」と考えています。これから淘汰は起こりまくるでしょうし、CLEARも油断をすれば、なくなるでしょう。今は大手とされている塾も数年後にはわからないですし、AIやVRが主になり、在宅が当たり前になるかもしれません。不安要素はたくさんです。

だからこそ「質の高い内容の提供を大切にしたい。」と考えています。塾屋にもいくつかあって、マトリクス的に考えると、集団⇔個別、大手⇔個人、高価⇔安価など様々。また、何かに特化した塾も最近増えてきました。理科などの体験をメインに据える塾やプログラミング教室がそれに当たります。

きっと、画一化された塾はこれから大変になり、淋しいことですが、職人気質の先生がやる教室も少なくなるかもしれません。元来塾屋はいい加減な業界で、サービス業としての意識は他業種より低い人が多いです。「しっかりと教えていれば大丈夫」的な考えを持っている人が今でも多くいます。そこに大手塾が勢力を伸ばしたことで、経験が乏しい若い先生がメインでも、塾としてしっかりとした体制の塾が増え安心感を売りに。そうなると徐々に職人的な塾は淘汰されていきました。

生徒の価値観、習熟度、指導方法のどれもが多様化し、画一化した内容では追いつかなくなってきたのが現実です。

話は戻りますが、「塾屋の未来はどうなのか?」をよく考えます。「塾屋の未来」というよりかはCLEARの未来なのかもしれません。

正直答えがわかりません。試行錯誤しながら、また、生徒や保護者様の意見を聞きながら、様々なことを模索し進んでいくしかないのでしょう。10年先のことはわかりませんが、今を一所懸命に生徒と向き合っていきます。