こうなるのを待っていた!

子どもたちの語彙力、読解力、そして、社会常識力の向上の一助となることを願い、定期購読を始めた子ども新聞も、およそ半年が経った。当初は国語の授業内に取り入れてみたり、休み時間に読むように声かけをしたりしていたのだが、最近になって自ら進んで読み始める子が出てきた。

これを待っていた!「読みなさい」と大人が一方的に言うだけでは、なかなか効果は期待できない。塾や習い事も同じ。「やらされてる感」を自ら卒業しなければダメだ。

ある小6生は授業開始前の時間を使って、ここ最近は必ずと言っていいほど子ども新聞に目を通す。それに触発されたのか、他の子も…。良い流れだ。

何か調べたいことがあれば、今やネットでサクッと検索できてしまう。が、その情報の出所や、それによる信憑性というものは、自分で判断・精査しなければならない。ウソ八百の情報などネット上にはワンサカある。そういう点を考慮すれば、少々の手間ひまがかかっても、新聞や書籍から得られる知識や情報は有益だ。そして、何よりも活字に触れる機会が増える。語彙力や読解力の向上にはうってつけの教材であることは間違いない。小学生に限らず、中学生も是非手にとって読んでみる機会を増やして欲しい。

読解力・表現力は、AI化が進むこれからの時代を生きるうえで絶対に欠かせないスキルの一つ。子どもたちには可能性の幅を広げていってもらいたい。

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