「失敗力」から「創造力」を育てる教育

この春から開校したロボット・プログラミング教室「未来ラボ」、やってみて面白い発見があります。

それは、「子どもは行き詰まっても、自ら解決策を見つけてくる。」ということ。

プログラミングと聞くと「難しそう・・・」と考えてしまいがち。特に大人はそうです。正直なところ、学校の先生でも必修化に向けて、「どうしようか・・・」と悩まれている方もいるかと想像します。

でも、「子どもは興味があることには、自ら試行錯誤してどんどん進めることができる。」ということに気が付かされました。「楽しい」というのもあるとは思いますが、子どもはどんどん進めていきます。時には教えたことよりも先に自分自身の力で進めることもあります。

プログラミングは一つ間違いがあると、そこでプログラムが止まることがあります。そんなときに、何が違ったのかを発見し、修正していくことが必要になります。当初はアドバイスが必要なこともありましたが、今では大抵のことは自ら修正できようになりました。

KOOVを手がけている、ソニー・グローバルエデュケーションのアピール動画のなかにも同様なことを言っているものがありました。
「子どもは失敗を気にしない。もうちょっとのところで上手くいかないとなると、大人であれば崩すのはもったいないので、9割できたところからいかに10割にするかってところに一生懸命になる。でも、子どもはちょっと違うと思うと一気にバラバラにしてゼロにしてします。子どもたちは何度も何度も上手くいくために試行錯誤を繰り返す。」
プログラミングを学ぶ生徒をみて、この動画と同じようなことを感じています。

「失敗力」から「創造力」を育てる教育。

なるほど。試行錯誤しながら、失敗から答えを見つけられるように育てることが大切だと感じている最近です。

プログラミングって何?⑮

今春から始まったプログラミング教室「未来ラボ」、生徒は普段とは違った授業スタイルなので新鮮な気持ちで前向きに受講してくれています。内容的にも子どもは適応が早く、我々が一から学ぶとすれば時間がかかりそうな内容も、自ら考え、躓いたときも少し戻って、問題点を見つけ解決していく。

プログラミングを学ぶことによって、問題解決能力が成長していると感じることができた講義時間でした。。

今日の講義で学んだのは、「近づくと自動的にシャッターが反応するカメラ」と「ブロックの強度を上げる方法」について学んでいきました。

カメラの方は、近づくと「ストロボのフラッシュ」と「カッシャという音」が並行して実行されるプログラムを組みました。「プログラムを並行して実行する」と聞くと難しそうに感じますが、ソニーのKOOVには、それをわかりやすく説明してくれるアプリもあるので、生徒も迷わず進めることができていました。

最近、ニュースや新聞を読んでいると、「AIが仕事を奪う」なんてことが喧伝されていますよね。あながち嘘ではないでしょうが、そんなに恐れることもないと自分は考えています。今の子どもたちを見ているとその世界に対応できる能力は十分に兼ね備えていると思いますし、まだ準備する時間もあります。仕事を奪われることを恐れるならば、自らが対応できる人材になれるように準備をすればよいでしょう。

CLEARのプログラミング教室「未来ラボ」にご興味がある方は、webサイトでもご紹介していますので、そちらも是非ご覧下さい。

 

プログラミングって何?⑭

先週から、未来ラボが始動しました。

未来ラボは最近流行りのロボット・プログラミン教室です。「CLEARも時代の流れに乗ってしまおう!」ということで新規開校しました。

講座は初回ということので、「楽しかった♪」と生徒が感じてくれるように心がけ、でも、「やるべきとこはしっかりと」という授業展開。普段とは違った雰囲気、そして、カリキュラムで生徒も新鮮な感じでした。

授業で使用する、ソニー・グローバルエデュケーションの「KOOV」。「KOOV]はブロックで自由に「かたち」をつくり、プログラミングによってさまざまな「うごき」を与えて楽しく学ぶ、ロボット・プログラミング教材です。

今回は、KOOVの説明、ブロックの組み方、プログラミングつくり方など、初歩段階から指導しました。いずれ、生徒が自分でタブレットやパソコンとKOOVを使って自立してどんどん進めていけるように導いていこうと進めています。

2020年より小学校では論理的思考力を育てる「プログラミング教室」が必修化されます。そこに向け、アイデアいっぱいのロボットやプログラミングをつくってみませんか?

プログラミングって何?⑬

本日は、KOOVの研修で品川のソニー本社まで行ってまいりました。私のような田舎もんが品川なんか行くと緊張しちゃいます。普段、品川は行かないですからね~。品川駅はやはり駅ナカが話題になる駅。改札を出ずとも駅ナカで様々なお店が出店していて、他の駅とは明らかに違う。朝も早かったので、「おだし東京」といういかにも美味しそうなネーミングのお店で朝食をとって、ソニーに向かいました。

もはや、受付からすごい・・・。思いっきり萎縮しまくり。でも、会場に遅れないように向かいます。

テーマは「プログラミング教育の現状と展望」や「KOOVの活用事例のご紹介」、またプログラミング教室で成功した塾様の成功事例などのレクチャーを受けてきました。

改めて感じたのは、KOOVはプログラミングを学ぶことよりも、全ての科目に横断した思考を身につける科目であるということ。これからの子どもたちは正解が一つではない課題に取り組む機会が増えてきます。オリジナルの発想を構築していく上で、自分で問題を発見し、創造的に解決する力、発想する力を育成するのにプログラミングを学ぶことは効果的であると感じました。

そして、いくつかの塾様の成功事例も聞かせていただきました。これを真似するのではなく、CLEARらしい方法を見つけ、”CLEARのプログラミング教育はこれ”と言えるような学びを提供しないといけないと改めて思いました。

プログラミングって何?⑫

未来ラボの体験に参加して頂いた生徒が男の子か女の子がで制作するものが変わってくると思いますが、多くの生徒が習いはじめの頃に制作するのが、光センサーを搭載した、「ランタン」です。

周りを暗くするとランタンに灯火がつき、明るくなると消えるというもの。

実はこのシンプルに見えるランタンでも学ぶことができることは、多くあります。

ここでは、”if文”について。if文とは「もし○○ならば、△△を実行する」というもの。今回のランタンでは、”もし暗ければランタンが点灯”と”もし明るければランタンが消灯”というプログラミングを組みます。

最初なので、ロボットの制作もプログラムを組むことも、それほど難しくはないです。プログラミング入門としては、入りやすい内容となっています。

様々な思考を育成することができるプログラミン教室にご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

折込チラシのご案内

本日、近隣エリアの新聞折り込みに下記のチラシを折り込ませていただいております。

今回は、進学塾CLEARの内容ではなく、ロボット・プログラミング教室未来ラボのご案内です。

プログラミングは、これからの時代に求められる、思考力、判断力、表現力を学ぶことができます。プログラミングを初めて学ぶお子様でも、無理なく楽しみながらプログラミング的思考を育むことができるカリキュラムとなっています。

ご興味がある方がはぜひご確認ください。

 

プログラミングって何?⑪

今回はペンギンを作成してみました。組み立てに20分ほどでしょうか、一見してペンギンとわかります。今回はこのペンギンがユニークな動きをします。

プログラムを学んで組み立てるのに60分程度。このレッスンは片付けも入れて約90分ほどのレッスンになります。

こちらで何を学べるかといいますと、

サーボモーターの使い方とLEDです。自分がつくったプログラムで、ペンギンが喜んでいる動きや、悲しんでいる動きを再現することができます。

また、3色のLEDで様々な色が再現できることも学ぶことができます。

そして、乱数です。乱数と聞くと難しく感じられますが、ランダムに動くプログラムです。フォトリフレクタが何かが近づいて来るのを感じると、ペンギンが喜んだり悲しんだりを、鳴き声や動きで表現してくれます。

乱数の使い方がここで完全に理解できなくても、2種類以上の異なる動きをしてほしいときに使うものとわかればよいでしょう♪

最初が喜んでいる鳴き声で、次が悲しんでいる鳴き声を表現しています。

さらにパソコンに表示されているのが今回のプログラムになります。

 

【未来ラボCLEAR】のご紹介はこちら

プログラミングって何?⑩

未来ラボの体験を希望される方は、こちらから入ると思います。

何に見えますか?

一応、「牛が鳴くプログラム」の作成です。

組み立てには15分程度で完成します。

おそらく、ピアノなど音楽を習っていた子には、自分オリジナルなプログラムができるはず!

題名は「牛が鳴くプログラム」ですが、いろいろなプログラムが作れます。自分オリジナルの鳴き声がするプログラムをつくってみてください。

男の子ならばこちらから始めてもいいかもしれません。

「触ると怒るヘビ」です。

こちらは赤外線フォトリフレクタというのを使い、触ると反応するプログラムを完成させてゆきます。

赤外線フォトリフレクタの仕組みを学ぶことができ、自動ドアが「なぜ開くのか?」などを考えながら楽しく学ぶことができます。

どちらも組み立てもプログラミングも簡単にできるものです。本格的なプログラミングを学ぶ前の導入として、体験のときはこれらあたりから始まります。

プログラミングって何?⓽

プログラミング教育が必修化されることは既にブログにて書かせていただきましたが、他にも教育の変化が求められる事案があります。

2024年以降にCBT方式という、パソコンで試験を受ける方式の導入が検討されています。今の小学生が大学受験するころには鉛筆ではなく、パソコンで試験を受けるというのが当たり前となっていく可能性が高いです。そうなれば、当然パソコンでの学習に慣れておく必要があります。タイピングはもちろん、モニターで文章を読み、画面を操作していく。また複数の情報を同時に処理してく能力が必要となることが予想されます。我々が見慣れてきた受験風景が大きく変わっていくことでしょう。

つまり、鉛筆と紙ではなく、パソコンに慣れておくことが受験を勝ち抜くために必要な要素と近い将来なるかもしれないのです。

これからの子どもたちは、まだ早いと思われるくらい幼い時代にITデバイスに慣れる機会を設けることは大切でしょう。もちろんリテラシーの教育はしたうえですが。

スマホ禁止と言っている場合ではないかもしれません。確かに悪影響を与える可能性があるツールであることは否定しません。ですが、そこに慣れる必要があるのが、プログラミングを義務教育で学ぶ世代です。

もし、ご両親がITにお詳しいならば、一緒に扱ってあげてください。それが一番安心です。

それが難しければ、ご近所のプログラミング教室に通わせてみることも一つの方法です。

他にも、NHKでやっているプログラミング番組も自分がよい教材だと思います。問題形式でプログラミングを体験学習できます。大人の私が視聴しても勉強になる番組です。

今の時代、簡単にプログラミングを学ぶ機会が増えています。その中からお子様に適したプログラミング的思考を身につける方法が見つかるといいと思います。

 

【未来ラボCLEAR】のご紹介はこちら

 

プログラミングって何?⑧

「内容は理解できているけど、テストになると結果に結びつかない・・・。」

そんな生徒はいます。一昔前であれば、「練習量が足りない」の一言で片付けられていました。本当にそれが原因なのでしょうか?

確かにあるレベルまでは練習量に結果は比例していきます。問題を多く解くことは大切なことで、講義で学んだことをしっかりと定着させるには、演習は欠かせません。

ただ、生徒の中には演習量はそれなりにこなしているのに試験結果に結びつかない生徒はいるものです。なぜなのでしょう?

理由はいくつか考えられますが、やはり「質」の問題が大きいと思います。例えば、自分のカバンの中や机の引き出しの中、あるいは自分の部屋が片付けられていない生徒にはミスが多いように思います。つまり、「きちんと当たり前のことができない」のです。

「しっかりと解く!」「当たり前のことを当たり前にやる!」

大人でもなかなかできなかったりしますが、これらをしっかりとできる人が、大きな成果を得られる人に繋がっていくのではないでしょうか!

さて、プログラミングです。

ここまで「何が関係あるの~?」という話になりますが、プログラミングは設定を間違えると、プログラム通りにロボットは動いてくれません。また、プログラムが送られても、それを実行する正しい電子パーツがなくても動きません。

つまり、正確にロボットを組み立てて、間違いのないプログラムを送らないとロボットは動かないのです。

また、動かない場合はその原因を探ることも大切な作業になります。今、放映されている『下町ロボット』でも、「不具合があるときには何度も検証する」という場面が出てきますが、最後にミスなくできるようになるためには、普段からこのような取り組みをしていくことが大切なのです。

「最後までやり抜く力」「正確にミスなくこなす力」、これらを楽しく、実体験を通して学ぶことがプログラミング教育です。