「内容は理解できているけど、テストになると結果に結びつかない・・・。」
そんな生徒はいます。一昔前であれば、「練習量が足りない」の一言で片付けられていました。本当にそれが原因なのでしょうか?
確かにあるレベルまでは練習量に結果は比例していきます。問題を多く解くことは大切なことで、講義で学んだことをしっかりと定着させるには、演習は欠かせません。
ただ、生徒の中には演習量はそれなりにこなしているのに試験結果に結びつかない生徒はいるものです。なぜなのでしょう?
理由はいくつか考えられますが、やはり「質」の問題が大きいと思います。例えば、自分のカバンの中や机の引き出しの中、あるいは自分の部屋が片付けられていない生徒にはミスが多いように思います。つまり、「きちんと当たり前のことができない」のです。
「しっかりと解く!」「当たり前のことを当たり前にやる!」
大人でもなかなかできなかったりしますが、これらをしっかりとできる人が、大きな成果を得られる人に繋がっていくのではないでしょうか!
さて、プログラミングです。
ここまで「何が関係あるの~?」という話になりますが、プログラミングは設定を間違えると、プログラム通りにロボットは動いてくれません。また、プログラムが送られても、それを実行する正しい電子パーツがなくても動きません。
つまり、正確にロボットを組み立てて、間違いのないプログラムを送らないとロボットは動かないのです。
また、動かない場合はその原因を探ることも大切な作業になります。今、放映されている『下町ロボット』でも、「不具合があるときには何度も検証する」という場面が出てきますが、最後にミスなくできるようになるためには、普段からこのような取り組みをしていくことが大切なのです。
「最後までやり抜く力」「正確にミスなくこなす力」、これらを楽しく、実体験を通して学ぶことがプログラミング教育です。