中学準備英語を始動しようと思う

すっかり秋めいて過ごしやすい季節になってきた。とはいえ、塾業界ではすでに冬の商戦に向けて着々と準備が進んでいる。かくいう弊塾も例外なく。もちろん直近の定期テスト等に全力を尽くすのは当然のことながら、冬期講習の概要もほぼほぼ決まり、あとは細かな詰めの作業。それを終えたら順次ご案内を開始していく予定だ。

今冬は小学生カリキュラムを少し変えた。何を変えたかというと、

小6中学準備英語の新設

どこの塾でもやっていることだから、別にとりわけ真新しいことでも何でもない。ただ、弊塾はこれまで、冬からの中学準備講座なるものは開講してこなかった。子どもたちの習熟度、学校現場の様子から、まずは小学生内容の定着を最優先してきたためだ…

が!

ここ最近は少し勝手が違ってきた。小学生英語の教科化とそれに伴う中学英語教科書の大改訂だ。少し様子を見てきたが、やはりそれからというもの、昨年から今年にかけて、中1の早期の段階で英語につまづき始める子どもたちが増えたような気がする。そしてその原因のほとんどが、小学生英語と中学生英語とのギャップ。小学生ではいわゆる文法的要素にはほぼ触れず学習が進んでいくと思われるが、中学生は違う。文法的要素を含めた学習が不可欠だ。また、単語の習熟度。基本単語を身に付けないまま中学に進学している子は、大変な思いをしていることがうかがえる。この“身に付ける”というのは、発音ができて意味が分かって、そして、書ける、という段階まで。

一昔前よりもはるかに、小学校卒業時点で一定の英語力が備わっているかどうかが、顕著な学力差の現状だ。週1授業の塾講師ですら感じるのだから、中学校の先生方はもっと感じていることだろう。小学英語の教科化も、中学英語の教科書大改訂も、今はまだその過渡期だ。ゆえに小中英語の接続に苦労している現場の先生(学校も塾も)も多くいることと思う。かくいう私もそうだ。でも、それも仕方ない、ではなく、どうすればスムーズにいけるかを試行錯誤すべき時期だろう。
(参考:過去ブログ「小学生英語のレベルと中学進学への備え」

だから、だ。今冬から中学準備英語を始動していく。中学校の教科書を使い、小学校卒業時点で中学最初の定期テスト範囲程度までを学習していこうと思う。スタートのつまづきはその後の学習に大きく影響する。「もっとガンバロウ」と思えるようになるには、やはり“結果”が全て。

在塾生で英語を選択していない子も受講可(別途申込)にする予定。
詳しいご案内は後ほど。

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