定期テスト前だからこそ再確認~過去ブログより~

中学生の定期テストまでおよそあと1週間。
折を見ては通塾生に話していること、
そして、親御様にも知っておいていただきたいこと。
ブログを通じて随時発信しているのだけれど、この時期に特に確認しておいてもらいたい過去ブログを以下に記載しました。
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市販の参考書や問題集って実際どうなの?
理科や社会の記述が苦手なら、まずはここから始めよう。
テスト前になると見えてくるもの
「塾に通っているのに…」に共通することとは

いずれも成果を上げるために大事なことを書いてあるつもりです。

 

他県の過去問は特色検査対策にも

公立難関校で実施される特色検査。弊塾でも今月より対策講座を開講する(全10講)。まず何より5教科の学力検査での得点力を磨くのが最優先だが、その後は過去問に取り組むのがBetterだ(各校独自問題であった頃も含めて)。

そこで今回は、特色検査の過去問以外に、その対策として使える教材をいくつかご紹介。「教科横断型」という形式に慣れるうえでは有効だろう(横浜サイフロや横浜国際は独自問題のため対象外)。

①滋賀県立高校の特色選抜過去問
・膳所高校
総合問題Ⅰ解答用紙正答例
総合問題Ⅱ解答用紙正答例
・Ⅰは文系、Ⅱは理系という構成。上記以外にも「滋賀県立 特色選抜」と検索すればワンサカ出てくる。比較的取り組みやすく、リード文も全て掲載されていている。前職時代や一昔前の特色検査(各校独自問題)対策として、使用していたこともある。

②群馬県立高校の総合問題過去問
・前橋高校(問題解答用紙正答例
・太田高校(問題解答用紙正答例
いずれも記述が多く難易度高め。上記以外にも「高校入試 群馬 総合問題」で検索すればいくつか出てくる。ただし、著作権の関係からリード文が削除されていることが多いため、全ての問題に取り組むのは不可能だが、チャレンジしてみてほしい問題ばかり。

5科の学習を一通り終えたら是非取り組んでみよう。

差が広がりそうだ

中学生の第2回定期テストまであと10日ほど。
塾もテストモードに突入。
国語は通常の論理エンジンから教科書準拠指導へ、
数学はテスト範囲限定の小単元テストへ…
などなど、臨戦態勢に。

各学年のテスト範囲を見る限り、やはり大きく学力差がひらきそうだ。でも、それは当然のこと。学習が進めば進むほど難易度も上がる。

「今までと同じことをしていても何も変わらない。」
「前回よりも難しい内容なのに前回と同じことをしていたら結果は望めない。」
「人より抜きん出たいなら、人と同じことをしていては到底かなわない。」
「人より劣るのなら、人と同じことをしていても追いつけるはずがない。」
テストを迎える度に話していることだから、子どもたちにとっては“耳タコ”だ。それでも、何度でも話す。全員に“伝わる”まで。

前回、半分の点数も取れなかった子、やるべきことは山ほどあろう。
前回、平均点に届かなかった子、至らなかった原因を突き詰めよう。
前回、平均点を上回った子、さらなる高みを目指そう。
前回、満点が取れた子、慢心せずにパーフェクトの継続を…。
何点だろうが次につなげるためにはやるべきことがある。成長するための努力は青天井であるべきだ。

改善すべきことは改善し、
失敗を恐れず、
果敢に挑戦するマインドを!

英単語は英文の中で覚えよ!

現中1に限らず、中1英語では例年この時期に英作文テストを頻繁に行っている。

例えば…
①私は日曜日に自分の部屋でピアノをひきます。
②私は土曜日に家族といっしょにその博物館へ行きます。
③私は写真を撮ることが好きです。

「え?結構難しくない?」
「中1のこの時期にもうこのレベルの英作文?」
…と思うなかれ。現行の中1教科書では、最初のユニットでbe動詞も一般動詞も、さらにはcanの使い方まで登場し、果ては動名詞や不定詞の基本表現まで夏休み前に学習するレベルだ。まぁ、小学生英語が教科化された影響だけど。そりゃあ二極化するよね、ちゃんとやらないと。

そこでだ。なぜ中1のこの時期に英作文テストを頻繁にするかというと、
・基本単語の習得、
・基本的な英文構造の理解
のため。片っ端から単語を覚えまくろうとする子がいるけど、読み方も使い方も分からぬままスペルだけ覚えたって結果には結びつかない。先述の例文①で使う単語は、どれも太字レベル(書けるようにしなければならない単語)であることは言うまでもない。その先の狙いとしては、
・「主語+動詞+目的語」という基本的な英文構造
・“場所”や“時”を表す前置詞の使い方
・“時”を表す語句は原則として文末
を、理解、習得してもらうため。
②もほぼ同じ。「家族といっしょに」はもちろんwith my family。withは「~といっしょに(他にも意味はいろいろあるけど)」だけど、使い方も同時に身に付けないと英語力そのものは決して向上しない。特に前置詞は厄介だ。何せ日本語にはない概念なので、理解・定着するまで時間がかかり、大学受験でも苦労する単元の一つ。

そんなこんなで中1は英作文指導を頻繁に行う。中高と英語を学習していくうえでの基本中の基本を身に付けていくため。定期テストさえできれば良いではなく、その先を見据えないと後々困るのは子どもたち自身だ。
単語の習得は英文の中で!