理科や社会の記述問題が苦手なら、まずはここから始めよう。

記述問題が苦手な子は多い。
「~について説明しなさい。」とか、
「~の理由を述べなさい。」とか、
になるとお手上げって子は、特に参考にしてほしい。
ではいってみよう。

問)武家諸法度とは何か。簡単に説明しなさい。
答)江戸時代に制定された、大名を統制するための法令のこと。

このような、“説明しなさい”系の問題であれば対応は容易い。通塾生にはいつも話していることだけど…

まず「“逆”一問一答」を徹底しよう。

学校や塾、そして市販の問題集に必ずといっていいほどあるのが、一問一答形式の問題だ。例えば…
問1)織田信長が勢力をのばすきっかけとなった桶狭間の戦いで、破れた東海地方の大名はだれか。答1)今川義元
問2)豊臣秀吉が進めた、武士と百姓の身分を明確に分ける政策を何というか。答2)兵農分離
問3)ヨーロッパ人との貿易によってもたらされた、天文学や航海術、活版印刷の技術などの新しい文化を何というか。答3)南蛮文化

こんな感じで重要語句を答えさせる問題。記述問題に対応するためには、この逆をできるようにすればいい要するに…
問)兵農分離とは何か?
答)豊臣秀吉が進めた、武士と百姓の身分を明確に分ける政策のこと。
てな感じで、一問一答の“答”を見ながら“問”が述べられるようになるまで繰り返す。

もちろん、これができれば万事OKなんてことはない。ただ、苦手な子で、何をすればいいかワカラナイ…という子は、是非とも取り組んでみてもらいたい。

さらに記述力を強化、ひいては、理解の深化を促すためにできることは、自分で問題を作ってみることだ。たとえば、「徳川家康」が答えになるような問題を自分で作ってみる。
問)江戸幕府を開いたのは誰か?
問)関ヶ原の戦いで勝利したのは誰か?
問)大坂の陣で豊臣氏を滅ぼしたのは誰か?
これらはいずれも徳川家康が当てはまる。一問一答に偏りすぎると、同じ出題の仕方をされないと答えられない状況に陥りがちだ。それを解消するうえでも、自分で問題を作ってみるというのは有効だ。

ガンバレ、中学生。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です