難関校合格のカギ、特色検査を攻略するには?

横浜翠嵐や湘南、近隣では小田原や平塚江南など、県下の進学重点校およびエントリー校で実施される“6教科目”ともみなされる特色検査。これをいかにして攻略するかが難関校合格のカギともいえる。

ちなみに進学重点校とエントリー校の特色検査の比率は以下のとおり。
※( )の数値が特色検査の比率。

【内申3:学力検査7の学校】
横浜翠嵐(3)、柏陽(2)、横須賀(1)、平塚江南(1)
【内申4:学力検査6の学校】
川和(1)、希望ケ丘(1)、横浜緑ケ丘(2)、多摩(2)、鎌倉(1)、湘南(2)、茅ケ崎北陵(1)、厚木(2)、大和(1)、小田原(1)、横浜国際「国際」(1)、横浜国際「バカロレア」(2)
【内申5:学力検査5の学校】
横浜平沼(1)、光陵(1)、相模原(1)

横浜翠嵐は13分の10(1300点満点中1000点)が当日の得点次第という、超実力重視の比率。

近年の特色検査(正しくは「自己表現検査」…だが、これの何が自己表現なのかもはや分からん…汗)の傾向は…
①問1以外は理系色が極めて強い問題群
②受験生が“freeze”してしまうような超難問は減少傾向
③県下の公立中高一貫校の適性検査に類似(小学生でも解ける問題あり)
ここでは③について少し述べていきたい。

こちらは県立中等の適性検査。

こちらは特色検査。

見ため的に分かりやすい問題を抜粋したけれど、サイコロを使った論理的思考力を測る問題。これら以外にも特色検査と適性検査はかなり似通ってきているため、適性検査の過去問も活用の仕方次第では特色検査対策として非常に有効だ。過去3年分ぐらいの問題と解答ならインターネットから自由にダウンロードできるので、この夏から少し取り組み始めてはどうだろう。

神奈川県立中等教育学校(適性検査Ⅰ)
神奈川県立中等教育学校(適性検査Ⅱ)
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校(適性検査Ⅱ)
横浜市立南高等学校附属中学校(適性検査Ⅱ)

理系色が強いため、サイエンスフロンティア附属の適性検査などは、結構オススメ。解き応えのある問題多し。

中高一貫校の適性検査の過去問等を通じて地頭(じあたま)を鍛えてから、実際の特色検査の過去問は秋以降に取りかかるのも大いにアリだ。ただ、耳にタコだが、5科の学力検査の得点力を伸ばすことが最優先であることは忘れずに。

頑張れ!中3受験生!!!

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