学力テスト返却時の一コマ

今は8月に実施した学力テスト(小4~中2)を、子どもたちに順次返却していっている。そんな返却時の一コマ。

塾のテストにまだ慣れていない子たちには、返却時にできる限り時間を割いて、テストの振り返りをしている。反省点は?次回に向けての目標は?などなど。今日返却した小5の子たちも例外なく。

『テスト結果を振り返って反省を述べてごらん。』
と問いかけると、
「勉強が足りなかったので、次はもっと頑張ろうと思います。」
予想通りの答えが返ってきた(笑)。
『それは誰でも言えることだよね。』
「あっ…」という表情を浮かべる子どもたち。
『小学5年生といえばもう高学年だ。だから少し難しい話をしよう。反省というのはさ、次に活かすためにあるんだ。何が足りなかったのか、何をしておけば良かったのかを、具体的に述べないと反省とは言えない。それじゃあただの感想だよ。』
真面目に聞き入ってくれる子どもたちに続けてこう問いかけた。
『勉強に限らず、スポーツでも何でも、もっとデキルようになりたい、もっと上手くなりたい、を叶えていくためには、反省と改善、そして行動力が大事。だから今一度、そのテスト結果を振り返って、まず“反省”を述べてみよう。』

子どもたちはそれぞれ、しっかりとした反省を述べてくれた。そこでまたツッコんだ(笑)。
『ホントにやる?ホントにできる?』
口では何とでも言える。子どもたちの本気度を見たい。真っ直ぐに彼ら彼女らの目を見つめて問いかけてみたところ、一瞬たじろぐも…「できます。」「やります。」…と子どもたち。
『口先だけのカッコ悪い大人になってほしくない。今日話したことは勉強に限ったことじゃなく、君たちがより良い大人に成長していくためにも、とっても大事なことだ。今はまだぴんとこないかもしれないけれど、いつか分かるときが来ると思う。どうか忘れないでほしい。』

中1にも同様の話をした。いずれの学年もほんの少しでも響いていてくれているといいけれど…。

追記
学力テストの結果を見る限り、塾として全く至らず、だ。
中2・中3は概ねそれなりの成果があがっいるけれど、中1以下は…。
学校の授業やテストが大丈夫なら万事OK、とは到底言えない。
こういう全国規模のテストをすれば一目瞭然。
何とせねば…。

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