プログラミング的思考の育成について②

前回の『プログラミング的思考の育成について①」に引き続き、今回は今年度受講してくれた生徒の様子と、成長具合について書きたいと思います。

まず、感じたことは「楽しそうに生徒が取り組んでくれる」です。

おそらくは、今年からプログラミング教室を始める塾が多くあると思います。少し前まではブームに乗っかる印象もありましたが、必修化が始まる今年度からはブームではなくなり、必要な講座になっていきます。きっと新たにプログラミング教室を開校される方たちも同じような印象を受けるのではないでしょうか。

元来、子どもたちは「ものづくり」や「戦略を考える」ことが好きなのでしょう。それを、やるべきことが指示され、それを淡々とやっていくことで、一様な学習に慣れてしまってきたのでしょう。プログラミングは自分で考え、進めていく。お友達と同じものを作っても、プログラムは個々違う。自分が作りたいものを考え、進めていくことができます。それが子どもたちにとっては楽しいのでしょう。

プログラミングに興味を持つと、講座のない曜日に来校しては、自分でドンドン進めていく生徒もでてきました。KOOVなら、「がくしゅうコース」がしっかりしているので、KOOVとタブレットさえあればドンドン自学で進めていくことができました。講師は、プログラムがエラーしたときに何が原因んなのかを一緒に考えてあげて、エラーを解決するお手伝いをしてあげる。子どもたちが能動的に学習できるのが、受講生にとっては『楽しみながら学ぶ』ことができる要因になっていました。

半年も経つと、自立でロボットやプログラミングをつくるステージに進みます。どんなロボットをつくるのか?それをどう動かすのか?個々にチャレンジしたいことを考えて作成していくことができるようになります。おそらくは大人が学習しても、これほどは早く成長することはできないであろうスピードで受講生たちが成長していくのは予想以上のことでした。

そして、自分が一番良かったと思うのは、『修正力』や『解決力』を身につけられること。プログラミングは全てが予定通り進むことはまずありません。必ず、どこかでエラーが出てきます。原因不明なエラーも多数おきました。それを修正して解決するのか、もしくは全く違うアプローチで解決するのか、普段の学校や塾の勉強では経験することがない学びがあることは大きな発見でした。

最近は「やればできるのに」という子どもが少なくはありません。「やっても、些細な躓き」で、歩みを止めてしまうのはもったいないことです。そんな生徒には、お近くのプログラミング教室に通われることをオススメします。「何がいけないのか」「どこがよくなかったのか」を考えることが多くあるのがプログラミングを学ぶ一つのメリットです。すぐに諦めてしまうのではなく、『最後までやりきる』ことの大切さを学ぶことができるのは今年、プログラミング教室を始めてみて気がついた一つでした。

次回は「プログラミングを学んでいくとどうなのか」について書いてみようと思います。

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