「化ける」

飛躍的に英語がデキルようになったある中2生がいる。

入塾してくれたのは昨夏。初めて受けた学力テストでの英語偏差値は49。中1の夏時点だ。I like~.やDo you like~?といった基本的な表現力が身についていれば決しては難しくはないテスト。でも、偏差値が表すとおり、平均点には届かないという状況だった。
ところが…だ。先頃の春の学力テストでは、素点91点、偏差値66という見事な結果を叩き出した。確かに昨年度末頃から、英語に関しては何か変わってきたように感じてはいたけれど、今回の結果には驚いた。

“化けた”。何がきっかけであったかは分からない。でも、間違いなくこの子は“化けた”。低空飛行を続けてきたけれど、我慢に我慢を重ね、ようやく離陸できたようだ。俺も嬉しく思う。まだまだ甘いところはあるけれど、これからますます伸びてゆくことは間違いないだろう(英語は…)。

“褒めるべきときは大いに褒め、叱るべきときは毅然とした態度で叱る”が俺のモットー。先日の英語PUテストでも、94点という抜群の結果を叩き出したため、皆の周りで褒め、こんな話をした。
「Kも入塾当初は決して英語ができる方ではなかった。それはお前たちも知ってるはずだよな。ところが、どこで何がきっかけとなったかは定かではないけれど、今こうして英語はKの武器の一つとなりつつある。見事だと思う。小学生から英語を習ってきたわけでもなければ、塾とは別に英会話教室に通っているわけでもない。ではなぜここまで英語が上達したのか。きれいごとと思われてしまうかもしれないけれど、やはりそこには努力があるのだと思う。いわゆる“デキル”子の話をしているわけではない。Kはむしろ勉強そのものが苦手な方だろう。でも、だ。英語1教科だけでも、こうして成果を上げられている。能力には差があるのが現実だ。でもな、それを補い得るのは努力だ。今回はたまたま英語の話になったけれども、教科は何でもいい。自分にとって得意と思える教科、前向きに頑張れる教科を1つでも作れ。そうすれば必ず他の教科も伸びてくる。」

英語を突破口として、さらなる飛躍を期待しているぞ。
ガンバレ!K!

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