久保健英選手を見て想う

今季、サッカーの久保健英選手の活躍が注目されている。フィジカル面、メンタル面、いずれも昨年よりも大きく成長しているそうだ。それらを可能たらしめたものは何なのか。FC東京の長谷川健太監督曰く、

「マリノスへ出て外の世界を知ったことで、子どもだったメンタルがだんだんと大人のそれに変わりつつある。」

昨夏、横浜Fマリノスへの期限付き移籍を熱望した久保を「可愛い子には旅をさせよ」の心境で送り出したFC東京の親心にあったようだ。

メンタル。何事においても、まずはこれありきだろう。根性論云々ではなく、やはり精神面での成長が、スポーツの世界でも学問の世界でも必要なことのように思う。プロという厳しい環境に身を置いているからこそなのか、久保選手のインタビューの受け応えを聞いていても、「この子、本当に17歳か?」といつも驚かされる。それはゴルフの石川遼選手も然り。当時、とても16歳とは思えないような落ち着いた佇まい、コメントだった。

厳しい環境に身を置くことで、成長が促される。誤解を恐れず敢えて言うなら、ぬるま湯に浸かっていては、いつまで経ってもコドモのままだ。相対的に自身を見つめ直す、達観する、そんな思考や姿勢は、やはり悩みや苦しみといった、何らかの試練を乗り越えていかなければ、決して身につくものではないということを再認識した。

温室で大事に育てられるトマトではなく、大地でたくましく根を張るジャガイモであれ!

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