客観的になること

昨日の中2授業での出来事。

夏休み前の成績がほぼ判明し、一喜一憂しがちなこの時期。ある女の子が
「先生、模擬テストを受けたいんです。」
と。理由を問うと、
「自分の位置が知りたいんです。学校内ではそれなりに成績は上がってきているけど、実際私は他の子たちと比べてどうなのかって。」

立派だなと思った。この子はCLEAR開校後に程なく入塾してくれた子。この学年では最も古株だ。確かに入塾時より成績は5段階上昇しているし、直近の定期テストでも過去最高得点を記録した。でも、だ。それでも現状を楽観視しないその姿勢。客観的に自身を見つめるのはそう容易いことではない。学力面のみならず、内面的にもその子の成長を感じた。

「塾でもこの夏に摸擬テストやるぞ。春・夏・秋・冬、季節ごとに1回、年間で4回、規模の大きなテストを受験することになってる。心配しなくていい。」

この子には揺るがない明確な目標(=志望校)がある。
精一杯の後押しをしてやりたいと改めて思えた一幕。

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