「主体性」が評価対象から消える?

既にご存知の方も多いと思うけど、次期学習指導要領から、「主体的に学習に取り組む態度」が観点別評価から除外される見込みだ。確かに主体性を「数字で」評価するなどそもそもムリがあるし、それが現場の先生の負担になっているというのが今回の見直しの理由の一つのようだ。以下は文科省が公開している資料からの抜粋。

学習評価の在り方について(文科省資料)

上記のとおり、これまでの観点は、
①知識・技能
②思考・判断・表現
③主体的に学習に取り組む態度
これらが以下のようになる見込みとのこと。
①知識・技能
②思考・判断・表現

■学びに対する本質が見えるのは

いわゆる、授業中の態度(積極性など)、提出物、そういう取り組みが評価対象から外されるということ。賛否両論あるようだけど、個人的には賛成だ。誤解を恐れず言うなら、授業中の態度などいくらでも作為的になれる。真面目で頑張る生徒を“演じる”ことができる子、一方、ものすごく頑張っているのに先生に上手く伝わらない子。また、提出物一つとっても、ワークなら答えの丸写し、調べ学習ならネットから得た情報のこれまた丸写しなど、いくらでも体裁だけは整えられてしまう。
だから、主体的に取り組んでいるかどうかなど、授業や提出物などで分かるわけがない。それは学校でも塾でも同じ。主体的に、どれだけ密度濃く、学びを深めようと取り組んでいるかが分かるのは自習のときだ先生の目も、親の目も届かない、自習のときこそ、その子の学びに対する本質が垣間見える。「うちの子、机には向かっているのに・・・」という親御様は、お子様がどのように勉強しているかを“見てみぬふりをしながら”一度は見てみたほうが良いかも。内容云々ではなく、片肘つきながら勉強していないか(姿勢って大事。集中力に影響する)、ペン回しばかりしていないか、スマホ片手に勉強していないか、そもそも、ただ座っているだけになっていないか。

■過程を評価することも大事

ただ、こういう評価が全く必要ないとは思わない。本当に正直に真面目にコツコツ頑張る子はもちろんいるし、たとえ勉強が苦手でも一生懸命取り組もうと努める子はいる。努力や姿勢といった過程は評価するべきだ。見直さなければならないのは、このような評価が、「知識・技能」そして、「思考・判断・表現」と同等、評定の3分の1を占めてしまっている点だ。だから、次期指導要領では評価対象から除外(=数値化されない)はするものの、主体性が著しい場合は、①②それぞれの観点に○を付記するようになるらしい。

■学力相応の成績を

実際、この「主体的に学習に取り組む態度」の恩恵を受けている子はかなりいる。テストの点数の割には成績が良かったり(その逆もいるけど)。だから、我が子の成績を見て「???」な印象をもつ親御様も結構いらっしゃるのではなかろうか。ただ、そういうタイプの子は成績相応の学力に乏しいため、どうしても受験に弱く、悔しい思いをすることが多い。主体性ばかりが評価されているがゆえに、結果として受験で苦労するのは本人。そういう意味では、シビアに学力に応じた評価をすることは本人のためになると思う。

■主体性重視の功罪

また、この主体性には別の問題もある。いわゆる宿題一つとっても、今は自主学習という名の下、やる子とやらない子とではっきりと分かれている。結果として、やらない子は全くやらないため、驚くほどできなくなってきている。読めない(読まない?)、書けない(書かない?)、計算ができない、問題の意味が分からない、なんてザラ。一方、きちんとやる子はどんどんできるようになっている。加速していくこの二極化現象を見ていると、中学卒業(義務教育)までは半ば強制的にでも基礎学力をつけさせなければいかん、と塾講師ながら危機感を募らせる今日この頃。

いずれにせよ、
「頑張ってるからいいじゃん」が、次期学習指導要領では通用しなくなる
今後の動きを注視していきたい。小学生以下のお子様をお持ちの親御様は、大学進学まで考えるとガッツリ関わってくる内容です。

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思考力の前に知識、粘り強さ

教育現場では「知識より思考力を」と叫ばれるようになって久しい。書店に行けば思考力を謳う書籍がずらりと並んでいるし、高校入試や大学入試でも、その要項や問題に思考力を求める文言が目立つ。
「考える力を養おう」「答えのない問いについて考えよう」など、聞こえは良いけど、実は最近、現場で子どもたちと接していて少し違和感を覚え始めている。
一にも二にも「思考力」。その言葉だけがもてはやされ、その前段階が軽視されてしまっているよう気がしてならない。それは・・・

そもそも考えるための材料=知識が不足しているのでは?

知識は思考の土台

『思考力が求められているからこそ知識を』と思うときがる。こんなことを言うと・・・
「時代に逆行しているのでは?」
「昔のような詰め込み教育が良いってこと?」
と、疑問を抱かれる方がいるかもしれない。確かに、意味も分からないのに「とりあえず覚えなさい」というような暗記偏重の指導はNG。けれども、知識を身に付けること自体は決して悪いことではなく、むしろ、思考力を養うには不可欠な要素だ。言葉を知らないのに思考することなどできない。
例えば、「思考力」は料理の技術であって、「知識」はその材料。 どんなに優れた腕前の料理人でも、食材がなければ料理はできない。 同じく、どんなに頭の使い方が上手でも、もとになる知識(語彙、文法、原理・原則、歴史的背景など)がなければ思考を巡らすのは難しい

「地頭の良さ」とは

「地頭の良さ」というのがある。知識はあまりなくとも、発想力、洞察力、ひらめき力といった力に秀でていること。でも、現場で見ていて思うのは、こういう力が備わっている子は、総じて知識が豊富にある(ごく希にそうじゃない子もいるけど)。「地頭の良さ」というのは知識があって成り立つものであって、決してそれだけでどうにかなるものではない。

知識は“世界”を広げる

「知っている」と「知らない」とでは大違い。知識があるというのは、“世界”を広げることにつながる。

・読んで理解できる文章が増える
・表現の幅が広がり伝わりやすくなる
・解き方のバリエーションが豊かになる

そして、知識は興味や関心を刺激する。例えば歴史上の偉人や出来事など、かつての入試ほど覚えることが求められなくなってはきているけれど、さまざまなことを知ることで、その偉人の伝記を読んでみたくなったり、史跡(城や神社仏閣など)に興味が湧いてきたりして、自分の人生観や世界観を広げるきっかけにもなりうる。

粘り強く考える習慣を

知識とともに身に付けたいのは「粘り強さ」。
分からないことがあれば、すぐにネットで検索、あるいはAIに相談し解決できる時代だけに、粘り強く考える習慣が身に付きにくくなっている。ちょっと考えてみて分からなかったらすぐ解答を確認する、というのではなく、時間の許す限り考え抜く、試行錯誤を繰り返す、そういう経験をできるだけ多く積み重ねることで、思考力は養われる。

思考力は大事。これからの時代、ますます求められるだろう。
でも、それは必要な知識あってこそというのを、
忘れてはならない。

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なぜ漢字の学習が大事なのか

春期講習11日目は、小学生と新中2の学力テスト。
新中2のテストを終えて答案を回収・確認したとき、少し残念に思った、というより危機感を覚えた。というのは、社会の答案でひらがな解答が多かったからだ。

分からないから書けないのか、あるいは、メンドクサイから書かないのか。いずれにせよ、漢字を使わないその学習姿勢は改めなければだめだ。

なぜ漢字が大事なのか。それは、漢字が表意文字だからだ。ひらがなやカタカナは音だけを表す表音文字。だからそこに“意味”はない。けれども、漢字は違う。漢字にはその一文字一文字に意味がある。部首一つとっても、水に関する漢字にはさんずいが使われ、火に関する漢字にはれんが(れっか)が使われる。日が雲に隠れるから「曇る」と書き、重いものでも力を加えれば「動く」と書く。また、たとえば「愁(シュウ)」「請(セイ)」「閥(バツ)」・・・など「知らない漢字でも形声文字の成り立ちを知っていれば読める。漢字を書く、覚えるという言語活動は、言葉について考えたり、理解したり、表現したりする、ひいては、考える力のトレーニングにもなる。だから、漢字の学習って大事。

漢字の勉強を疎かにする子に、国語ができる子は見たことがない

国語ができないと、やはり全ての教科において伸びにくい。いわゆる勉強の「できる・できない」というのは、難しい問題をたくさん解いているかとか、特別な習い事をしているかとか、そういうことでは決してなく、こういう基本中の基本ともいえる、当たり前の学習を小学生のうちにきちんとやってきたかどうかが大きいと思う。

ちなみに弊塾で2年前まで小学生の授業で使っていた、漢字学習のための教材がこちら。

漢字だけでなく言葉の勉強にもお勧め。一般の書店でも購入できるので、気になる方は是非お試しを。

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英語を何とかしたい新中2・新中3へ(通塾生向け)

春は復習のやり方次第で、爆発的に伸びる時期だ。
長い目で見れば文系でも理系でも、短期的に見れば神奈川県高校入試でも重要度が極めて高い、英語の復習の仕方について塾講師の視点から述べてみたい。

まず、弊塾が昨年採用していた教材がこちら。

必修テキストでお馴染み、文理さんのWinPass。敢えなく今年は教科書準拠版に変えたけれど、実力をつけるには打って付け、良問揃いの教材。何が良いかって、①レベル別かつ豊富なバリエーションの文法問題、②英作文、③長文読解、これら①~③がセットで一単元が構成されているところ。さらには、リスニングもついているし、まとまった単元での復習もできるしで、もう何というか至れり尽くせりの構成。何度も何度も繰り返し取り組めばかなりの力がつく。今年度も使いたかったけど(特に中3には)・・・まぁ、いろいろ熟考した結果・・・変えました。

そんな通塾生(新中2・新中3)には、WinPassは復習教材としてこれからも活用してほしいので、お勧めの使い方を紹介したい。なお、新学年単元も一部掲載されているため授業でもまだ使います。常に持参するようお願いします。

■確認問題:偏差値50未満向け
英語が苦手な子は、まずこの確認問題を何度も何度も繰り返して完璧にすることで、英語の型が身につく。答えを覚えてしまうぐらいやりこんでほしい。

■基本問題:偏差値50台前半向け
すごく苦手としているわけではないけど、自信をもって得意とも言えないという子は、この基本問題を徹底して繰り返すことを推奨する。

■発展問題:偏差値50台後半~60台向け
英語が比較的得意な子は、この発展問題に積極的にチャレンジしてもらいたい。中には教科書に載っていないような表現も多少はあるけど、この学力レベルの子であれば要点に目を通しながら自力解決できる。難しすぎず、程よいレベル設定なのが良い。

■英作文&読解:英作文・読解が苦手な子向け
穴埋めや書き換えなどの基本的な文法問題はできるけど、日本語⇒英語でどうしてもミスが目立つ子、また、教科書本文は大丈夫だけど、初見の英文読解が苦手という子はこのページを繰り返し解こう。ただし、ここはある程度の基礎力が備わっていることが前提なので、基本問題が8割程度できていることが前提(偏差値50以上)。

他にも、複数単元をまとめて復習できる「総整理」というページがある。これは、ある程度復習が進んだうえで取り組んでもらいたい。ここも、文法、英作文、読解と盛り沢山だ。こういう総合的な問題に取り組むことで初めて実力が鍛えられる。

リスニングは、「ただ聴き流す」はNG。聴き取ろうとする能動的な姿勢がなければリスニング力は向上しない。だから、まずは自力で問題を解く。その後、スクリプト(台本)を読みながら聴く。聴いた後は、発音に倣いながら音読をする。これを何度も繰り返す。

耳にタコだろうけど、勉強は反復練習してナンボ。これが基本にして最強の勉強法(少なくとも英語は)。復習したつもりでも、実はこれが徹底できていない子が意外に多い。答えを覚えてしまうぐらい繰り返すことで初めて定着するものだ。昨年度、ノートに取り組んでもらったのは、こういうときにしっかりと復習してもらいたいから。1~10まで全部繰り返すのは時間的にムリがある。だから、自分の学力に応じて、必要なところを必要な分だけ取り組んでほしい(ガチ)。

英語・・・というか語学は、語彙力、文法力、読解力、表現力と、それぞれのスキルが向上していかないと、なかなか数字という結果には表れにくい。そのため、途中で諦めてしまう子がいるけど、我慢して続けていけば必ず力は付く。逆に、一度力が付く、感覚をつかむと、そう簡単に大崩れしないのも英語。ちなみに昨年度の中3の中には、このWinPassを使いまくって全県模試で偏差値70台まで伸びた子がいる。公立高校入試であれば、このWinPass(中3)+過去問を何度もやり込めば十分戦える。

しつこいほどWinPassを使いまくろう。
頑張れ、CLEAR新中2・3生。

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改革には“痛み”が伴うもの

いよいよ始まる全国的な高校無償化(とはいえ無償になるのは授業料のみだけど)。世間では賛否両論あり物議を醸している。以前の記事にも書いたけれど、無償化というコトバだけが独り歩きしてはいけない。そこで今回は、塾講師の立場として、この制度がどのような影響を及ぼすかについて考えてみたい。

■公立の場合
倍率の低下⇒学力下位層の入学⇒学習レベル低下
無償化の影響を受け、公立の定員割れが国会でも物議を醸しているのは周知のとおり。ここ神奈川西部でいえば、西湘高校がまさにそれだろう。
西湘高校といえばかつて学区があった頃の2番手校であり、また、文科省よりスーパーサイエンスハイスクールにも指定されていたのは記憶に新しいところ。ゆえに学力的には比較的上位の子が入学していたが、そんな西湘高校が定員割れになったのはかなり衝撃的だった。
割れてしえば、成績や入試点に関わらず基本的には全員合格となり、学力下位層の入学、それに伴う学校全体の学力低下を招いてしまうのは否めない。また、塾側の視点で言うと、今年の合格ラインがかなり下がってしまったため、来年以降、西湘高校を目指す層の成績や学力が低くなる可能性も考えられる(逆に今年の反動で、高倍率=上位層の合格、も考えられるけど)。

■私立の場合
無試験入学の増加・受験勉強からの早期解放⇒学力低下
神奈川の私立では一部の高校を除いて、一般的には一定の成績基準を満たしていれば合格が確約される。それは一般入試でも推薦入試でも同じ。しかも近年は、一般入試とは言いながらも、試験がなく書類選考のみの学校も増えてきている。また、推薦であれば、いち早く合格が決まり受験勉強から解放される。これが何を招くかは言うまでもないだろうけど、学力の低下だ。
推薦で早期に進学先が決まっても、自分を律してきちんと勉強を続けられる子は大丈夫だろう。でも、そうでない子は入学後に苦労するのは目に見えている。

結論として、高校無償化は公立離れという問題だけでなく、高校生全体の学力低下を招きかねないことが考えられる。全ての子どもたちに教育の機会均等を図る目的が、「安かろう悪かろう」になっては本末転倒。
すると、どうしても塾や予備校、あるいは家庭教師頼みとなる層も増えるかもしれない。結果として、「無償化してからの方がナンダカンダお金がかかった・・・。」なんてこともあり得る。「タダより高い物はない」にならぬよう気をつけたいものだ。

ここまで述べてきて言うのもなんだけど、決して無償化を否定するつもりはない。何か新しいことを始めたり、改革したりするときというのは、“痛み”を伴うものだ。今回の制度が、高校教育の機会均等を図るための一里塚となるのは間違いないだろうし、大事なのは、このような事態を想定したうえで、次の一手が打てるかどうかだ

参考記事:「高校無償化」そのコトバだけが独り歩きしないように

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「愛情を注ぐ」と「甘やかす」とは似て非なるもの

それなりに長くこの仕事を続けさせてもらっているため、実に様々な子ども、親御様とのご縁をいただいてきた。塾である以上、学力、成績、志望校・・・そういう目に見える学力的成長が最も大事なのは言うまでもないけれど、もっと根っこの部分というか、人としての成長という視点でも子どもたちを導かねば・・・!と、塾講師とはいえ、やはり子どもを指導する立場としては様々に思うところがある。だから弊塾の指導理念は、「学習指導を通じた人間力の錬成」。開校以来、一言一句変えてない。

とは言え、出来ることには限りがある。親御様にご理解・ご協力を賜らなければどうにもならないことも多々ある。たかが一塾講師の戯事だけれど、思うところを述べていきたい。

■その言動、ただの甘やかしになっていませんか

「愛情を注ぐ」と「甘やかす」は、似て非なるものです。「甘やかす」とは、子どもが本来経験すべきことを親が肩代わりしてしまったり、必要な制限を設けなかったりすること。たとえば・・・

・子どもが困難に直面したときにすぐに親が解決してしまう
・子どもが欲しがるものはすぐに買い与える
・嫌なことからは全て遠ざける
・約束事やルールを破っても叱らない

このような関わり方は、子どもの成長の機会を奪ってしまいます。甘やかされて育った子どもは、「やりたくないことはやらなくていい」「嫌なことは誰かがなんとかしてくれる」が常態化してしまっていて、耐性や立ち直る術を身に付けられないまま大人になってしまいます。

■愛情と甘やかしの違いは

・愛情とは、子どもの長期的な成長を見据えた言動
・甘やかしとは、子どもの一時的な満足を優先した言動
前者は子どもの成長を助けることにつながりますが、後者は子どもの成長を妨げることにつながってしまいます。

■子どもを導く立場にある全ての大人にとって

自戒も込めて、親御様に限らず子どもを導く立場にある全ての大人が心がけたいのは・・・

・「何のため」「誰のため」の言動か
子どもの、長期的な成長のためか、一時的な満足のためか、あるいは、自分自身が楽をするためか。
・子どもに考える機会を与えているか
すぐに答えを与えていないか、子ども自身が考え、判断し、決断する余地を残しているか。
・子どもを信じて見守れているか
「この子にはできない」と決めつけていないか、成長する力を信じて見守れているか。
・一貫性をもって子どもと接しているか
子どもへの言動がぶれていないか、態度がころころと変わっていないか。

何が正解か分からず、足掻きながら、子どもたちと日々向き合っている。でも、それでいい、否、そうでなければならないと思う。マニュアルなんてないのだから。

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国語力低下の一因はスマホ?

指導現場で痛感していることの一つに、子どもたちの国語力の低下がある。それが著しい子どもの親御様によく相談されるのが、

「うちの子は国語がどうも苦手で・・・本を読まないからでしょうか。」

本を読まない⇒国語が苦手。確かに、それも一因としてある。でも、もっと深刻と思われるのは・・・

スマホ。

今回は、スマホが子どもの国語力にどんな影響を与えるかについて考えてみたい。まずは、3年ほど前だけど、こちらの記事▼をどうぞ。

研究者が思わずゾッとした「子どものスマホ使用時間と偏差値の関係」小中学生7万人調査でわかった衝撃の事実(PRESIDENT Online)

ここに書かれているのは・・・
どれだけ勉強しても、スマホを3時間以上使うと、「ほとんど勉強しない子」より偏差値が低いということ。勉強時間の問題でもなければ、睡眠時間の問題でもなく、スマホそのものが学力に悪影響を与えている、と。

では、学力の中でもその土台ともいえる国語力について、少し掘り下げて考えてみたい。

なぜスマホが国語力低下を招くのか

①文章を読む「集中力」が続かなくなる
スマホで触れる文を考えてみよう。
・LINEのメッセージ➡数行
・SNSの投稿➡数十文字
いずれも短文。子どもたちには短い文を「流し読み」する習慣が身につく。でも、国語のテストは全く違う。数百文字、数千字文字・・・入試では一万文字以上の文章を読むことになる。短い文を流し読みすることに慣れてしまった子どもが、いきなり数百文字、数千文字の文章を読めるかと言ったら・・・読めるわけがない。

②「言葉で表現する力」が育ちにくくなる
LINEやSNSでのやり取りを考えてみよう。
・「ありがとう」➡スタンプor絵文字
・「ごめんなさい」➡ スタンプor絵文字
記号や絵の多用つまり、言葉を使わずともコミュニケーションが成り立つ。これが当たり前になると・・・
言葉を使う機会が減少する
普段から言葉を使っていない子どもは、いざというときに言葉が出てこない(漢字も同じ)。だから、国語のみならず、記述問題に圧倒的に弱くなる。いわゆる、この「言葉離れ」が、「何をどう書けばいいか分からない」の“元凶”ではなかろうか。

また、国語力というより、もっと大きな括りでいえば、やはり考える力そのものを低下させる一因にもなっているのは否めない。分からないことはすぐに検索できるため、粘り強く考えようとする力が養われにくい。

言葉で考え、言葉で表す機会の激減

スマホ漬けの生活は、言葉に触れ、言葉を使う機会そのものを激減させる。決して大袈裟でなく、学力の土台ともいえる国語力を破壊しかねない。だから、「本を読まない」よりも深刻といえる。実際、スマホを所有していない、あるいは、スマホを使用する頻度が少ない子の方が、学力が高い傾向にあるのを現場で感じている。

親御様へ
このように、スマホの使用過多は国語力を養う機会を奪っていると言っても過言ではありません。逆に言えば、スマホとの付き合い方を変えれば、改善される可能性は十分にあります。先の勉強合宿でスマホを預かったのもそのためです。
お子様のスマホ使用時間、大丈夫でしょうか?改めるべき点があれば、親子で話し合い、今一度、使用ルールを決めてみてはいかがでしょうか。その際に大事なことは、「親子で決めて、親子で一緒に守る」です。子どもは親の背中をよく見ているものです。ですから、まずは大人が範を示す、率先垂範が大切です。また、親子の会話を増やすことも、お子様の国語力改善の一助になります。(国語を苦手とするのが男の子に多いのは、この会話=言葉によるコミュニケーションが、女の子よりも少ない傾向にあるからです)

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いよいよ受験生となる第11期生の皆へ

第10期生の高校入試が決着して早2週間。3月に入り塾では既に新学年カリキュラムがスタートしている。

いよいよ中3=受験生となる、第11期生の皆へ。
ついこの前中学生になったばかりかと思いきや、もう受験学年になる。早いものだ。キミたちの代はほぼメンバーが固定されていて、今まで同じようなメンバーで頑張ってきた。いよいよ迎える集大成、その1年が始まる。
この1年間(・・・というかもはや1年もないけれど)は、今までで最も苦しく、けれども、最も輝かしい1年ともなる、いや、必ずそうする。そのために、受験生として心がけておいてほしいことをいくつか挙げたい。

①進むべき道は自分で決める
高校は義務教育じゃない。行きたくなければ行かなくてもいい場所。それでも行く、というのは、その道を選ぶということ。そう、高校進学は進むべき道を選ぶ第一歩だ。行ける高校、ではなく、行きたい高校を目指そう。自分の意思で決め、立ち向かおう。そこにこそ高校受験の価値がある。

②英語・国語を早めに強化する(特に上位校)
神奈川の公立高校入試は数学や理科の難易度の変動が著しいため、当日の点数の目処が立ちにくい。また、近年の数学は8割以上を取り切るのが極めて困難。以下は令和5年度~7年度入試の合格者平均点と、令和7年度の数学の得点率分布。なお、今年(令和8年度)の結果はまだ発表されていないけど、国語以外は易化したため5科計の平均点は上がる見込み。

見て分かるとおり、数学で80点以上の得点者は全体のわずか2%にも満たない。そのため、点数の安定を図るには早めに英語・国語の力を付けておくことが望ましい。特に上位校を目指す場合は、これら2教科が弱いと致命的。とにかく英語・国語は分量が多い。過去問に早めに触れて慣れておくこと。国語は学年関係なく取り組めるし、英語も未習文法があっても読解問題はそれなりに取り組める。英語を含む文系で手堅く得点し、理系で逃げ切るというのが神奈川公立高校入試の戦い方の基本だ。

③春夏の長期休暇で理社の復習をする
春休み、夏休みといった長期休暇を活用し、1・2年理社の復習に努めよう。
まず、教科書を“きちんと”読む。授業がプリント中心だと、どうしても教科書をないがしろにしがちだけど、ちゃんと読み込めば教科書は最強の参考書。精読してから問題集等に取りかかろう。1・2年次の学校ワークや塾テキストをフル活用すべし。春休み中に中1内容、夏休み中に中2内容といった感じで、ある程度のスケジューリングをして取り組むこと。ちなみに塾テキストは理社それぞれ3年分の勉強ができる仕様になっている。勉強の仕方や時期は後々説明するので指示を待っていてほしい。

6月:第1回定期テスト
7月;夏期講習(~8月)
8月:全県模試(全員受験)
9月:第2回定期テスト
▶入試特訓・特色対策開始
11月:第3回定期テスト
▶ここまでで内申点が確定
12月:冬期講習(~1月)・全県模試(全員受験)
▶12月初旬に私立出願校確定
1月:私立推薦入試・全県模試(全員受験)
2月:私立一般入試・公立入試

受験はあっという間にやってくる(ホント)。受験を終えた中3生はみな口を揃えて言う。気づいたときに手遅れにならぬよう、部活等を言い訳にせず、今やれることをしっかりとやろう。とは言え、常に100%はムリ。50%でも30%でもいいから、50分の50を、30分の30をしっかりとやる。

全ては一年後、
笑って春を迎えるために。

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Best wishes for your future!

義務教育を終え、
自立への第一歩を踏み出す、
中学3年生の皆さんへ。

今日という日が迎えられたのも、
家族、友達、そして、支え、導いてくれた人たちあってこそ。
そんな全ての人に感謝を。

進むべき道に迷ったときは、
後悔しない道を。
そんなときはたいてい険しく困難な道だろう。
それでも、だ。
切り拓いていく高揚感、
為し遂げたときの達成感、
そんな経験がキミを強く、大きくするはず。

そのとき、正しいと信じられる道を。
その選択が正しいかどうかなんて、
後になってみなければ分からない。
だからこそ、そのとき、信じられる道を。
結果的に間違っていたとしても、だ。
正解にしていく力がキミにはあるはず。
何度でもやり直せる。

道半ばで諦める、
現実に打ちのめされる、
山ほどあるだろう。
それでもいいんだ。
何度でも立ち上がれる。

やらずに後悔するより、
やってみて後悔するほうが良い。
やってしまった後悔はすぐに消えても、
やらなかった後悔はいつまでも残るものだ。

それほど頑張る必要がない時代、
頑張らなくても何とかなる時代、
それでも、敢えて言いたい。
精一杯、頑張れ、と。
時には立ち止まり、羽を休めながら、
力強く、進め、と。

卒業、おめでとう。

「高校無償化」そのコトバだけが独り歩きしないように

2026年度から全国的に始まる、いわゆる「高校無償化」。その影響で公立離れが懸念されて久しいが、先の高校入試では少なからずその影響があったように思う。けれども、そのコトバだけが独り歩きして、この制度を正しく理解していないと、「こんなはずじゃなかった・・・」となりかねないため、できるだけシンプルに「高校無償化とは?」について述べてみたい(以後の国会での審議・議決により内容は変更される場合もあります)。

■国公立・私立ともに家計の負担を軽減
高校教育の機会均等を図るため、国公立・私立問わず適用される。私立ばかりが話題になりがちだけど、国公立にも適用されるのが今回の制度。

■国公立は11万8,800円、私立は45万7,200円
国公立・私立のいずれに進学したとしても、年収に関わらず、全世帯に上記の金額が支給される。なお、私立の全国平均授業料水準は45万7,200円で、この全国平均を超える場合、基本的に差額分は自己負担となる。

■注意①支給対象はあくまで授業料のみ
入学金・制服代・教材費・施設費・修学旅行積立金・部活動費・寄付金(←私立特有)等は自己負担
。実は私立はこれが大きい。いずれも公立より結構高めで、ここをきちんと考慮しておかないと、思いがけない出費に悩まされることも。下記は県内私立高校の授業料以外にかかる主な費用(概算)。
■入学金:平均15万円~30万円程度
■施設費:年間10万円~20万円程度
■制服代・教材費:20万円~30万円程度(初年度は高額)

■注意②自動支給ではなく申請が必要
申請しなければ支給はされない。学校から案内が配布されるためきちんと確認を。また、都道府県ごとに申請方法も異なる。

<参考(外部リンク)>
「無償化だから」と、娘を“私立高校”に通わせ後悔…「年収600万円」のわが家は“公立に進学すべき”だった!?「年50万円も払えません…」無償化対象外の費用とは

くれぐれも誤解してはいけないのは、無償化=0円、ではないということ。先述の通り、私立は授業料以外のコストがかなりかかるのが現実。だから「無償化だから大丈夫」と安易に考えてはいけない。また、「私立=手厚い指導=塾いらず」、と思われがちだけど、私立でも塾に通う子もいれば、公立でも塾に通わない子もいる。要するに、勉強が捗りやすい環境というのは人それぞれ。ちなみに私立アルアルとして、上位コース(特進など)は手厚いけど、下位コースはそうでもない、なんてのも。
いちばん大事なのは、どんな3年間にしたいか、卒業後はどうしたいか、だ。設備等を比べると、どうしても私立が魅力的に映りがちだけど、そのようなハード面ばかりに目を向けるのではなく、ソフト面にも目を向けて、自分自身の成長を懸けてみたい、青春をぶつけてみたいと思える学校であるかどうか、我が子の未来を託したいと思える学校であるかどうか、総合的に考えたうえでの高校選びを。

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