社会が苦手な子に是非とも取り組んでほしいこと

社会=暗記、と安易に捉え、苦手としている子が年々増えているような気がする。今回は、そんな子に是非とも実践してみてほしい社会の勉強法について。

近年の社会は、高校の受験でも大学受験でも、知識偏重の問題は少なくなってきている。一昔前までは、確かに重箱の隅をつつくような深い知識も求められるほど、知識偏重の傾向にはあった。でも近年は違う。最低限の知識は必要だけれど、それと同様に考える力が求められるようになって久しい。与えられた情報や資料から、思考、判断し、正解を導く問題が激増した。単純暗記ではなく、「ちゃんと理解しているか」が問われるような問題。だからこそ…の社会の勉強法についてなのだが、極めてシンプルだ。それは…

「教科書を繰り返し読む」

5~6回ぐらい繰り返すのが理想。1回や2回程度では、そりゃ「何を言ってるのか分からない…(汗)」だろうけれど、3回、4回と繰り返し読んでいくと、歴史なら時代の流れ、地理なら各地域の特徴が驚くほど頭に入ってくるはずだ。1回目や2回目くらいまでは、書いてあることが理解できないため読むのもつい億劫になりがちだろうけれど、そこをグッと耐える。辛抱強く読んでみることだ。3回、4回、5回…と繰り返していくうちに何となく内容が分かり始め、読むのもそう苦ではなくなってくる。そう、「苦ではなくなる=理解が十分に進んでいる」ということ。ここまでくれば基礎知識はある程度身に付いているため、練習問題等に取り組めば学習効果はさらに高まるだろう。

教科書を読まない

分からない

勉強する気になれない

参考書を買ってみる

買って満足(結局読まない)

分からない

上記のような悪循環に陥らぬよう、少々面倒くさくとも、「教科書を繰り返し読む」を是非とも実践してみてほしい。全部でなくともいい。定期テストの範囲だけとか、模試の範囲だけとか、範囲を限定したって構わない。絶対に変わる。

ちなみに、どーしても教科書を読む気になれない子にはこちらがオススメ。高校生対象だけど、大人の学び直しにも良いかも。非常に読みやすく書かれてて塾にも置いてある。ただ、あくまで、歴史の流れを“理解”するための参考書で、受験向けではない。ちなみにこのシリーズには地理や英文法などもあり。

理科や社会といった教科は、好き嫌いがはっきり分かれるとは思う、でも、嫌いだからといって何もしない、何も変えない、では、困るのは自分自身だ。少し先のことまで言うと、嫌なことや困難なことがあっても解決を図ろうせず、常に逃げたり誤魔化したりすることばかりを考える大人になりかねない。カッコ悪いだろ、そんなの。

ここ一番、頑張ってみろよ。

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