小田原と平塚江南と中等教育学校と

この近隣の難関公立高校(旧学区トップ校)といえば、小田原高校と平塚江南高校だろう。そして、これら2校に中高一貫の平塚中等教育学校を加えた3校で、その出口(=大学合格実績)を比較してみた。
※以下は一部を抜粋したもので全てではありません。

◆国公立大や難関私立大の合格率は?
小田原と平塚江南の卒業生数はそれぞれ310数名で、平塚中等は150数名。これらを考慮すると、国公立大、そして早慶上理(早稲田・慶應・上智・東京理科)などの最難関私立大の合格率では、平塚中等がやや優れていると言えそうだ。中高一貫校には高校受験がなく、その分早期に大学受験体制に入れるため、やはり一定の分があるのかもしれない。

◆小田原・平塚江南の違いは?
国公立大の中でも最難関といわれる“東京一工”(東大・京大・一橋大・東工大)や旧七帝大(東大・京大・大阪大・北海道大・東北大・名古屋大・九州大)では、小田原、平塚江南はこの2年間だけで比べてみると同程度。国公立は全体的に、小田原は文系寄りの大学がやや多く、平塚江南は理系寄りの大学がやや多いように感じる。私立大は、早慶上理などの最難関大ではやや小田原の方が多いようだ。

小田原と平塚江南とで迷う受験生が毎年一定数いる。“入口”の偏差値だけで志望校を決めるのではなく、“出口”も踏まえてしっかりと考えよう。また、中高一貫校は大学受験に一定の優位性はあるものの、そのメリットばかりではなく、デメリットにも目を向けるべき。言わずもがな中高一貫校は6年間を同じ環境で、同じ生徒とともに過ごすことになる。また、授業進度も速いため、一度ついていけなくなると大変な思いをすることもある。

出口を見据えつつ、多感な10代をどのような環境で過ごしたいかをしっかりと考えて進路を決めよう。

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