成功と成長と~親御様に願うこと~

入試本番まであとわずか。この時期の親御様にお願いしたいこと。

①本人以上に親が受験に熱心にならない
②勉強面でなく健康面のケアを第一に考える
③少々のことで親自身がブレない

お父様は何事にも動じぬ大仏様のように、
お母様は微笑みを絶やさぬ観音様のように、
ドーンと構えていることが、子どもに勇気と自信を芽生えさせるものです。心配であるが故に、子どもの短所だけについ意識が注がれてしまい、顔を見れば「勉強してるの?」「このままで大丈夫なの?」は、子どもに「自分は信じてもらえていない」と思わせてしまいます。短所に目を向けるのは塾の役目で、親御様は長所に目を向けてやってください。「信じてもらえている」という実感は、子どもを強く、真っ直ぐ、前進させてくれるはずです。
信じて見守る」。
言うは易く行うは難しであることは十分に理解しているつもりです。我が子の合格=“成功”を願うのは親心として至極当然のことでしょう。ただ、それ以上に、受験を通じた我が子の“成長”を願ってほしいと強く強く思います。「何点だった?」「偏差値上がった?」「受かった?」と結果ばかりに関心を寄せるのではなく、そこに至るまでの過程にこそ目を向けてやってほしいと切に願います。どんなキレイゴトを並べ立てようと、社会に出れば結果でしか評価されないのが世の現実。過程を評価してやれるのは、親御様にしかできないことです。

たかが塾講師が何を生意気なことを…と思われるであろうことは重々承知の上です。それでもやはり、悩み苦しみながらも自ら進むべき道を決め、それに向かって直向きに頑張る子どもたちの姿を間近で見ていると、そう願わずにはいられません。一人一人にドラマがあり、受験期を乗り越えていく中で、学力面は当然として、人としても、大きく成長を遂げていく子どもたちの姿を、これまで数多く目の当たりにしきました。そして、そうなるべく、そうあるべく、子どもたちと対峙してきました。

一切の言い訳も効かない、合否という厳しい現実と向き合わなければならないこの経験は、必ずや子どもたちを一回りも二回りも大きく成長させてくれるはずです。義務教育を終え、自立への第一歩を踏み出すことになるこの高校受験が、素晴らしいものとなりますように…。

決戦まで、あと…
10日…!!!

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