いわゆる“トップ校”と呼ばれる高校に合格する子に多く見られるのは…

県下の公立トップ校といえば、横浜翠嵐と湘南。それに次いで、柏陽、川和、厚木。言わずもがなこれらは県から進学重点校の指定を受けている5校。
そして、各地区のトップ校とみなされているのが、近隣では、県西地区なら小田原、平塚・秦野地区なら平塚江南、茅ヶ崎地区なら茅ヶ崎北陵などの高校。鎌倉・藤沢地区はトップ校が湘南であるため、2番手の鎌倉はもはや他地区のトップ校と同等の偏差値帯と言って良い。これらの高校はいわゆる進学重点校エントリー校。

進学重点校&進学重点校エントリー校に共通するのは、5科の学力検査以外に、もはや6教科目ともいえる教科横断型の特色検査が課される点だ。これらの高校に合格していく子にほぼ共通している点は何か?これまで指導させてもらってきた子たちを振り返ってみたい。

①意志の強さ
ありきたりと思うかもしれないけど、やっぱりこれ真実。少々のスランプに陥ってもブレることなく志を全うしようとする。定期面談でも志望校が揺らぐことは一切ない。もちろん、このような姿勢があっても敢えなく不合格になってしまった子はいる。ただ、合格した子はおしなべて意志が堅く、そして強い
②継続力
やはり何事においても大事。一度決めたことはちょっとやそっとのことじゃ投げ出さない。たとえば部活でとんでもなく忙しい毎日を送っていようと、部長という重責を担っていようと、塾を休むことはほぼない(物理的に休まざるを得ないときは別として)。前職では全国大会に出場するようなソフトテニス部の子を見ていたことがある。テスト前でも部活の休みは当然なし。前日に練習試合が組まれることもあった。それでも、疲れたから塾を休んだなんて記憶はほとんどない。
③集中力
たとえば問題を解いて自分で丸付け&直しをする。このときに、テキトーに取り組む子は間違っていても平気で正答として処理してしまったりするけれど、トップ校を目指すような子には、そういうテキトーさがない。キッチリと処理をする。当然ながら前者は間違えたまま理解し覚えてしまうため、テスト等でも成果を残せないし、書き間違えも多い。やはりこの差は集中力。というかメリハリがしっかりとしていると表現した方がいいかも。やるときはやる、抜くときは抜く、の使い分けに長けている。
④質問上手
少しでも疑問をもったとき、「どうしてこういう解釈が成り立つのか?」「なぜこうなるのか?」を納得するまで貪欲に質問してくる子が多い。自身でとことん考え抜いているため「ムム…!」とこちらが唸るような、本質をついた質問をしてくることも。質問のナカミでその子が何をどれだけ勉強しているかが分かるし、伸びしろも推し量れるものだ。
⑤やっぱり国語力
一定の国語力がある子は、たとえ不得意科目でも大失敗をしない傾向にある。というのも問題文や設問をちゃんと読んで理解しているから。「え?問題文や設問を読むなんて当たり前でしょ?」と思うかもしれないけれど、実はそうでもない。面倒くさがって「読む」ではなく「眺める」に近い子が一定数いる。そういう子はどうしても点数は伸びない。やはり何を問われていて何を答えなければならないかを理解している子はトンチンカンな解答はしない。結果として、大失敗をしない。

耐性、集中力、国語力。
トップ校に限らず、学習成果を期すためには、少しでも早いうちからこれらを身に付けられるよう意識すべきだし、CLEARではこれらを大事にした指導を心がけている。

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