なぜ8名限定の超少人数制クラス指導にこだわるのか?

CLEARは2016年の開校以来、一貫してクラス指導8名限定を遵守している。1名でもオーバーすればクラスを増設する。そこは徹底してきたし、これからも変わらない。

以下は広告などで使う、8名限定に関する文面。
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集団指導では委縮してしまい、質問できず理解もできないまま授業が進んでしまいがち。また、個別指導ではすぐに先生に頼ってしまい、塾依存=他力本願になりがち。そんな双方の短所を補い、「集団=競い合い高め合う学び」、「個別=習熟度に応じた学び」という、それぞれの長所を最大限に活かす少人数制(8名限定)集団塾、それが進学塾CLEAR。くっつきすぎず、離れすぎず、お子様との適度な距離感を保ち、一人ひとりとしっかりと向き合います。
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前職も含めると、この仕事に携わらせてもらってから二十数年になる。まだまだ勉強不足で未熟者だけれど、それなりに積ませてもらった経験値から、学習効果をより高めるにはどうしたらいいかと試行錯誤した末に辿り着いたのが、集団指導でありながらも、一人ひとりとしっかりと向き合える、超少人数制クラス指導だった。

集団・個別、双方の長所短所は上記の文面のとおりなのだけれど、個人的な意見も含めてもう少し詳しく述べていきたい。賛否両論あるのは承知の上です。

大手塾の合格実績を見てもそれは明らかで、やはり集団の方が伸びやすい。一定の基礎学力を備えている子には向いている。集団の中にいることで自分自身を相対評価する目を養えるし、健全なる競争が成長を促すからだ。でも、一度ついて行けなくなると、追いつくまでは少々しんどいのも事実。そこで「なにくそ、やってやる!」というように、メンタルが強く、耐性のある子は大丈夫。必ず伸びる。ただ、不真面目な子が多いクラスだと望む成果は得られにくい。あくまで凛とした雰囲気が教室にあり、皆が目標に向かって頑張る環境というのが条件。
一方、個別は自分のペースで学習できるから、ついて行けなくなるという心配はない。でも、これが落とし穴。自分のペースで勉強できる、ということは、楽をしようと思えばいくらでも楽ができてしまう、ということ。また、分からないことはすぐに質問できる環境にあるというのは、一見良いように思えるけれど、すぐに質問できる、ということは、自分で考え抜くという経験がどうしても乏しくなるということ。でも、講師に頼らずに、できる限り自力で何とか解決しようという意識が高い子には、その心配は無用。自分のペースを守りつつ、きめ細やかな指導で高みを目指していけるだろう。

だから、CLEARは超少人数制にこだわる。
切磋琢磨できる環境の集団指導。
一人一人と向き合える個別指導。
両方を兼ね備えるための8名限定クラス指導に。

大学受験合格STORY

手前味噌ながら、今春の大学受験結果は素晴らしかった(今春の合格実績はこちら)。受験生の頑張りには頭が下がる思いだ。だから、これから大学受験を迎え撃つ受験生たちにとって、少しでも参考にしてもらうべく、ここに今春合格を果たした者たちの軌跡を記しておきたい。

◆受験大学全勝の快記録!ブレない男Hの軌跡
【合格大学】
明治大学/青山学院大学/法政大学/芝浦工業大学/東京都市大学
中2の終わりに入塾してくれたH。当初は西湘高校を目標としていた彼だが、あれよあれよと学力が伸びていき、ランクとしては一つ上の秦野高校に合格した。その後も引き続き高校部で通塾を継続。高2の半ばぐらいまでは学校の定期テストレベルに対応できるよう努めることで、受験に向けての基礎学力を磨いた。数学や物理では学年トップ、学年2位にもなったほど。
高2の秋口ごろから受験に向けて本格始動。ほぼ毎日のように自習室に通い詰め勉強漬けの日々を送るようになった。問題集はあれもこれもと手を出さず、これと決めたものを徹底的に反復し続け、高3の秋口ごろからは赤本(過去問)を解きまくる。自己解決できない問題は講師に質問をぶつけ、その場での解決に努めた。英語が比較的できたため、数学と理科に十分な時間を費やせたのも功を奏した。私大が第一志望だったため、共通テストは視野になかったようだったが、一度の受験で複数大学・複数学部に出願できるのだから、少しでも選択肢を広げたほうがいいとアドバイスしたところ、共通テストも受験。結果として法政大学に合格。それで精神的に楽になったのか、受ける大学ことごとく合格という結果に。Hの良いところは、素直にアドバイスを聞き入れてくれるところだ。何でもかんでも言われたとおりにするというのは違うけれど、まずは聞く耳を持つというのはとても大事なこと。
一度決めたことはぶれることなく最後まで貫き通せるのがHの強み。充実した大学生活を送ってもらいたいと心から思う。

◆最難関私大・早稲田を攻略!努力の天才Mの軌跡
【合格大学】早稲田大学/上智大学
Mが弊塾の門を叩いてくれたのは中1の終わり頃。当初は小田原高校が第一志望であったが、彼女に可能性を感じた我々が湘南高校を勧めてみたところ、どこかでスイッチが入り本気で湘南を目指すことに。それからは毎日のように自習に来塾。中3の最終成績ではオール5を獲得し、見事に湘南合格。その後はHと同様に高校部を継続し、湘南のハイレベル授業に四苦八苦しながらも、学業、部活、行事に全力投球の日々を送った。
大学受験、特に文系学部においては、やはり英語の占めるウェイトが大きいため、高1終了時点で高校英文法をほぼ終わらせ、高2からは語彙力の強化と長文読解に打ち込み、並行して古文の基礎力を磨いた。今思えばやはり、先取りで少しでも早期に英語を仕上げられたのが大きかったように思う。高2の終わりごろからは世界史に本格的に取り組み始め、通史の学習は高3の秋口ぐらいでほぼほぼ終えた。その後は共通テストの過去問で毎回テスト⇒復習というサイクルを続けた。およそ12~13年分は解いただろうか。最も不安に感じていたらしい世界史だったが、蓋を開けてみれば受験した共通テストの科目中、最も高い9割超という結果に。これだけの力があれば、私大の個別試験でも十分に戦える。
「早慶・上智以外は受けない!ダメなら浪人する!」と覚悟を決めて自らを追い込み、見事に合格を手繰り寄せたM。まさに努力の天才。憧れのキャンパスで最高の大学生活を送ってもらいたいと切に願う。

ここで紹介した2人に共通することは、
・自学力
・継続力
これら2つが備わっていることのように思う。どんなに分かりやすい授業を受けても、大手の予備校や塾に通っても、それを自らの“血”とし“肉”としていけるかどうかは自分次第。それを左右するのが自学力と継続力。この2人を見ていて、その確信はさらに強まった。

塾に通ってはいるけれど…

塾に通っても成績が上がらない子は一定数いる。これは事実。塾をやっている人間がこんなことを言うのもおかしな話だけれど、とっても大事なことなので記しておきたい。ただ大前提として、塾に通えば学力はほぼ間違いなく上がる。単純に勉強量が増えるのだから。ただそれが“成績”に反映されないという観点で述べていきたい。

①塾の怠慢
塾としてはもちろん、少しでも多くの生徒に通ってもらいたい。だから、積極果敢に露骨なほどの営業をしてくる塾があるのも事実。そういう塾は、入塾さえしてもらえればOKなわけで、その後は一人ひとりとキッチリと向き合おうとしない。そこを見極めるには、良いも悪いもはっきりと伝えてくれる塾かどうかにある。入塾前に体の良いことばかり言う塾はあまり信用できない。むしろ、少々耳の痛い話でも、ズバッと本人または親御様に伝えてくれる塾の方が信用できる。たとえば個別指導塾でありがちだけど、「君のことを考えると、これとこれとこの講座を取っておいた方がいい。」と、親身に見せかけてやたらと講座を取らせようとする塾は完全に前者のタイプ。「今の君はまず数学を優先するべきだから、他の科目は取らなくて良いよ。」と、必要・不要を明確にしてムリな受講の仕方を勧めない塾は後者のタイプ。

②塾との相性が悪い
教え方、取り組ませ方、意欲喚起の仕方、いずれもが本人に合っていないときは、いくら通塾を続けていても成績が上がることはない。「大手に通っていれば安心」かもしれないけれど、それが果たしてその子にとって合っているかどうかは分からない。ここで明言は避けるけれど、小さな個人塾でも抜群の教務力・指導力があり、大手を凌ぐ結果を叩きだしている塾はワンサカある。大手塾>個人塾という先入観は捨てた方が良い。伸びるか伸びないかは本当に相性で決まる。

③学校の授業を疎かにする
「塾に通ってるから平気」と高を括って学校の授業や勉強を疎かにする子は、ソコソコデキルようにはなっても“成績”には反映されない。そういうタイプの子は、得てして学校の提出物や授業態度がテキトーになりがち。だから、ソコソコデキルようにはなっても成績はついてこない。塾依存に陥り、勉強面の全てを塾にオンブにダッコで、自分の力でガンバロウとしない子は、学校の成績(=内申点)が足らず高校受験で苦労するのは目に見えている。それでも親の干渉はNG。さらに悪循環になる可能性もある。ホントに伸びる子というのは、学校も塾も手を抜かない。もちろん部活も。限られた時間をいかに有効に使い成果につなげるかを考えるものだ。

結論。成果のある塾通いをするには…
自分にとって合う塾かどうかを体験等を通じてきっちりと見極め、入塾後は過度な塾依存にならぬよう、学校の授業や勉強を疎かにせず、「まずは自分で勉強する」という意識を保ち続けること。