中高生を対象に今年度より導入する次世代型キャリア教育-未来探求ゼミ(ENAGEED)-。今月より本格始動だ。
使用するテキストはVol.1~7まで。そのVol.1のテーマは…
「人」の力と可能性を理解することで、「待ち」や「受け身」のスタンスにならず、社会に対する関心・自分の将来に対して向き合う姿勢を育てる。
Vol.1の2回目のレッスンとなるテーマは「当たり前」に疑問をもつこと。
「なぜバイクは生まれたのか。」
ホンダの創業者・本田宗一郎氏の話を導入として、すべては「もっと○○」という思考から生まれたことを理解したうえで、次の課題に取り組んでもらった。
課題①「Qドラム」を例に
人間が健康で快適な暮らしを営むには「水」は欠かすことができない資源。水に恵まれた国で生まれ育った人間にとっては、普段なかなか考える機会がないけれど、水源の乏しい発展途上国の地域でいかに水を確保するか…?
課題②「ポットinポット」を例に
電気のない発展途上国の農村部。もちろん冷蔵庫などはあるはずもなく、農業で生計を立てている人々にとって、作物が保存できないことは深刻な問題。しかし、そんな農村部の生活を劇的に変えたものとは…?
それぞれにアイディアをプレゼンをしてもらった。
どれも面白い発想ばかり。そう、正解は1つではない。それぞれが導き出した答えが正解だ。大事なのはまず考えてみること。
そして、アイディアを実現していくためには、どうしても資金面でのハードルがある。だから…
クラウドファンディングについて動画で説明。
不便なモノやコトを当たり前として認識し、「仕方のないモノ・コト」として何も考えないのではなく、「どうすれば解決できるか」という思考にシフトしていく。デキない理由を探すのではなく、どうすればデキるかというマインドを育てる。そして、それを実行に移すための行動力を磨いていく。勉強も同じ。デキないと決めてかからず、どうしたらデキるようになるか?そんなマインドを育てていきたい。
このレッスンを通じて、そんなことを少しでも学んでもらえたら嬉しい。