皆イイ子なんだけど…

定期テストの全日程が終わった先日の中2授業でのこと。

テストに向けて直向きに頑張ってきたため、その日は少し緩い雰囲気で進めたのだが、授業冒頭では少しだけ受験に向けて、今のこの中2の課題について話をした。科目の知識や得手不得手ということではなく“根っこ”というか“核”となるところの話。

「まずは何より、テストお疲れ様。今日まで一生懸命よく頑張ってきたように思う。だからこそ、敢えて今の君たちに必要なことを話そうと思う。」

「君たちは良い子だ。それは間違いない。素直に人の話に耳を傾けるし、努力もできる子たちだ。男女分け隔てなく皆仲も良い。でも、それだけじゃダメなんだ。スポーツでも何でも、本当に強いチームというのは、チームワークだけじゃない。和の中にも健全な競争がある。仲良しこよしはいいことだけれど、それだけでは決して“勝てる”チームにはなれない。そして、学習面でも極端に勉強が苦手な子はいない。でも、突き抜けている子も今はまだいない、というのが実際のところだ。突き抜けるために必要なことは、強さだ。そのためには少々山っ気があるぐらいの方がちょうど良い。無難にまとまろうするな。そこそこできてるからOKと満足するな。点数や成績ての執着心を持ち、もっと貪欲になれ。もう少し尖れ。」

学年による“色”の違いはある。それが大事であることも重々承知している。でもやはり、塾に子どもたちを預からせてもらっている以上、「伸ばす」にとことんこだわりたい。高校受験も大学受験も、個人戦である一方、チーム戦の側面もあると思う。個を強く磨くには、やはり集団の中での切磋琢磨が必要だ。この2年に決定的に足りないモノのはそこにある。「みんなで一緒に頑張ろうね」だけじゃダメだ。健全なる競争ができる、強い“チーム”にしていかねば。

※定期テスト結果は11/22公開予定!
今回は中3の頑張りが際立ちました。
乞うご期待!!!

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