塾選びは大変です

塾と言っても様々なスタイルがあります。

近年の流行りは「個別指導の塾」です。先日お会いしたある個別教室の先生に聞くとそこは開校とともに30名以上が集まったらしく、個別指導は今や主流の形態です。

その前は塾といえば「集団塾」。大学受験であれば、大きな教室で有名講師が多くの生徒を前に講義するなんてスタイルもありましたが、もはやそのスタイルをとっている塾や予備校はもはや見当たりません。

今では集団塾と言ってもある程度人数を絞って、多くても20名まででしょうか。自分が知っている塾でも、一教室24名が収容できたのですが、少人数指導と謳っていて、少し前ならば、塾屋も世間もそういう認知だったのかもしれません。

最近は「AIを活用した塾」や「オンライン塾」も多く見かけるようになりました。数年後、これらの塾があるかどうかはわかりませんが、今年に関してはドンドン増えていくことは間違いないでしょう。

もう一つの流行りが「自立型学習塾」。こちらもドンドン増えています。今、新規にオープンする塾のほとんどが自室型学習塾だと思われます。自立型学習塾は映像と絡めて指導していくスタイルが多く、映像授業を見て生徒は学び、それを講師が理解しているかチェックしていくスタイルが多いようです。塾の効率化を求めていったらこの形になったのでしょう。

さて、今回は何を伝えたいかと言いますと、「塾選びは大変ですよ。」ということです。

「近いから選ぶ」「評判がいいから選ぶ」「個別指導だから選ぶ」など選択する理由は人それぞれです。何が一番よい選択方法なのかは千差万別で、「当塾の方針が一番です」という塾は少し危ないように思います。もし、塾の方向性に合わないときは他塾を薦めるくらいの教室の方が信頼をおけると思います。

例えば、オンライン。4月、5月は当塾でもオンライン指導は実施しましたが、感想は「オンライン向きの生徒とそうでない生徒がはっきりする」と思いました。故に、いつでもオンライン指導が出来る状況は残しつつ、休業要請がなくなったタイミングで、オンラインから対面指導に戻しました。

また、自立型の学習塾も「小学生や中学生には少しむずかしいかな?」と感じています。中には自立学習が出来る子もいますが、特に小学生になるとなかなか難しい。結局、講師が生徒に張り付き、個別指導の状態になります。ですが、上位数%の生徒にとっては自分のペースで、自分が学びたい箇所を中心に学ぶことができるので「コレほど良い学習スタイルはないのかな?」とも思っています。

塾をお探しの皆様には少なくとも「個別」と「集団」どちらも少なくとも一箇所ずつは体験されてから塾を決められると良いと思います。塾はサブスクリプションモデルのビジネスなので、お安い商品ではありません。通われる以上は必ず成果を求めるべきです。お子様の将来にとって塾選びは大切などで、しっかりと見極めていただければと思います。

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