プログラミング的思考の育成について③

巷で、「AIの登場によって、今ある仕事が奪われる。」という言葉を最近良く目にします。正しくもありますが、「プログラミング」と「プログラミング的思考」の違いのように、正しくない点も多々あるように思われます。

そもそも、これまでも失われてきた仕事はたくさんありました。日本の高度成長時代とに栄えた仕事が今のメインかといえばそうではないですし、windows95の出現以降の激変ぶりは、多くの大人が経験してきたことです。

AIによって仕事が奪われるのはきっかけであって、時代も変われば仕事も変化していきます。そのきっかけがAIだということだけなんでしょう。

それに適応できない人も多くいると思います。そんな人にとっては仕事が奪われるという危機感があるかもしれません。「昔はよかった」とか「昔はこうだった」と言いたい気持ちもわかりますが、適応はできずとも、変化に対応していくことが大切です。

プログラミングはそんな社会に対応すべく身につけたいものだと自分は感じてます。もしかすると学習しなくて将来なんとかなるかもしれません。これは、昔から「学歴は関係ない」ということを言う方は一定数いるのと似たことだと思います。たしかに全てではないですが、身につけていた方が有利になる可能性が高まるはずです。「プログラミングを学ぶということは、今後の社会において有利になるために必要なもの」だと自分は考えています。

そもそも「AIによって今の仕事が奪われる」にそんなに心配する必要はない気もします。「AIの登場によって生まれてくる仕事」もたくさんあるはずですから。例えば、自動車関連は製造も販売も、また輸送も大きく変わってしまうことは容易に想像がつきます。他にもバックオフィス関連の進化(総務)もすごいです。すでに助けられている人もたくさんいると思います。語学系もどうなるか?数%の一部の人には外国悟を話すこと必要です。商談や、密なコミュニケーションには外国悟を喋れることは大きな武器です。ただ、「外国語を話す必然」がある人がどれだけいるのか?これまでグーグル翻訳では不自然な会話になりますが、CMでやっている「ポケトーク」の正確性はすごいです。海外旅行レベルであれば、十分に対応できてしまいます。そうなると勉強のあり方も今後変わってくるのではないでしょうか?「AIによって仕事が奪われる」よりも、仕事に年齢の縛りがあることは事実で、「年齢の縛りによって仕事が奪われる」ことの方がきっと可能性は高いはずです。

どんな社会になっても対応できる人材になることが、今必要なことです。その一つのルートに「プログラミング的思考」があるのだと思います。やるべきことを効率的に運用し、生産性を上げていく。これまで複数がやっていた作業を少数ですんでしまう。きっと近い将来少人数の会社でも、大企業と同等の生産性を持つ企業が生まれてくるのかもしれません。そんな社会を見据えて始まるのが「プログラミング的思考」です。

「プログラミング的思考」への理解がまだ浸透しきっていないので、少し長くはなってしまいました。ですが、難しいことを考えずに、多くの方にご近所のプログラミング教室にお子様を通わせてみることをオススメしたいです。ほぼ、全員の子どもが楽しそうに学習をします。楽しみながら「プログラミング的思考」が身につく。そして、将来の選択肢を増やすことができるのかもしれない。それが「プログラミング的思考を学ぶ」ということです。

 

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