受験生をもつ親御様へ

Facebookにも書いた、「受験期を迎えるにあたって〜親御様へのお願い〜」という記事。受験までいよいよとなってきたため、こちらの講師ブログにも少し加筆して記載しておきたい。
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前職時代の教え子たちの突然の訪問。感動とともにフラッシュバックするように当時(受験期)のことが鮮明に蘇ってきた。
この代もいろいろと大変な代だった。途中で辞めてしまった子も多かったが、最後まで残ってくれた子たちは、それこそ“骨太”な、たくましい受験生として成長し、現行の入試制度初年度であったにもかかわらず、全員合格を掴み取った。平塚江南、小田原、鎌倉、秦野…と、地域のトップ校や人気校に合格。
振り返ってみると、受験生自身の努力もさることながら、親御様のバックアップも素晴らしかったなぁと僭越ながら今なお思う。
バックアップ、というのは、「頑張れ!頑張れ!」ではない。むしろ、親御様は勉強面に関してはあまり干渉せず。テストの点数や偏差値で一喜一憂することもあまりない。けれども、そのスタンスが子どもたちのストレスを軽減し、自信と勇気をもって彼らを受験に立ち向かわせてくれたように思う。また、塾にカンヅメになって頑張る我が子に、連日お弁当を届けに来てくれる親御様も多かった。申し訳ないと思う一方で、本当に有り難かった。
その頃からだろうか、今でも、受験生をもつ親の在り方について、ブレない考え方が生まれたのは。それは…
①本人以上に親が受験に一生懸命にならない
②勉強面でなく健康面のケアを第一に考える
③少々のことで親自身がブレてはいけない
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お父様は何事にも動じぬ大仏様のように、お母様は微笑みを絶やさぬ観音様のように、ドーンと構えていることが、子どもに勇気と自信を芽生えさせるものです。心配であるが故に、子どもの短所だけについ意識が注がれてしまい、顔を見れば「勉強してるの?」「このままで大丈夫なの?」「受験校変えたら?」は、子どもに「自分は信じてもらえていない」と思わせてしまいます。短所に目を向けるのは塾の役目で、親御様は長所に目を向けてやってほしいと思います。「信じてもらえている」という実感は、子どもを強く、真っ直ぐ、前進させてくれるはずです。「信じる」、言うは易く行うは難しであることは十分に理解しています。それでも、親御様はお子様にとっての最大の理解者でいてあげてほしいのです。

中3受験生にとっては、いよいよ試練の冬を迎え撃つ今。たかが塾講師が何を生意気なことを…と思われるであろうことは重々承知の上です。子育ての方針はご家庭それぞれですが…

…今年も想いは変わらず、です。

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