結果は一瞬、過程は一生

先月末に実施した中3受験生の県模試結果が返ってきた。
合格ラインまで少しずつ近づいている子もいれば、まだまだ至らない子も。綿密に数字に目を通し、子どもたちそれぞれにまた週間学習計画を立てる上でのアドバイスをしていく。

学校の先生や塾講師ならば何回も経験するであろう高校受験期。でも、子どもたちにとってはおそらく人生一度きりのもの。ならば…
「頑張って良かった」
そう思えるような受験期にしてやりたいと心から思う。たとえ不合格であっても、だ。だから毎年この時期は、胃潰瘍になるんじゃないかと思うくらい神経をすり減らす。これホント。(10年前の前職時代には倒れた経験あり…汗。)
受験は、合格か不合格か、どちらかを決めるだけのもの。単純明快。だからこそ、その在り方次第で、高校受験が自身を大きく成長させる価値あるものにもなれば、単なるテストの1つにもなる。ならば、キレイゴトと言われようとも、やはり価値あるものにしていきたい。高校で人生が決まるわけでもなければ、通過点の一つに過ぎなくても、だ。そこには…

結果は一瞬、過程は一生。
そんな想いがある。合格or不合格は一瞬であっても、そこに至るまでに積み上げた力や培った技術は一生モノの財産になる。努力の価値、頑張ることの意義を知り得た子は、教科の知識や技能を超えた、大切な何かを得られるはずだ。
そんな想いがあるだけに、数字だけで簡単に線引きするような受験指導はしたくない。今回のように模試結果が返ってくると、ふとそんな想いが込み上げてくる。偏差値、合格%、内申点、倍率…だけで、○だの×だのではなく、あくまで彼ら彼女らの想いに寄り添いながら、数字を見極めていきたい。一人ひとりを厳しくも温かく、真心を込めて。

これまで幾度となく経験してきた中3生の受験指導。けれども、ただの一度として同じことの繰り返しはない。それぞれの子どもたちにそれぞれのドラマがある。今一度誓う。
「頑張って良かった」
子どもたちそれぞれが、心からそう思える高校受験になるよう、共に走りきる…!!!

決戦まで、あと…
60日!!

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