夏期講習受付中

夏期講習直前。この時期新聞折込をみれば、塾のチラシがたくさん入っています。CLEARでも、夏期講習の受付真っ最中です。中1の夏期受付は定員なため停止させていただきましたが、集中できる学習環境で学習したい方は、ぜひお問い合わせください。。

そして、夏の特別講座として、中学生には希望者を対象に受講頂いているON-LINE英会話を、夏期講習限定ですべての中学生にご提供。外国人講師との活きた英会話を体感していただきます。

また、小学生には時事×作文ゼミを開催。子ども新聞を用いて社会常識や文章の書き方を学びながら、教科の垣根を越えた幅広い教養を育成してまいります。

一部の学年を除き、夏期講習を受付中ですので、夏期講習をご検討中の方はお早めにお問い合わせください。

中1英語 複数形の考え方

中1英語は名詞の複数形⇒how many~を終えたところ。定期テストを終えた今は、復習を交えながら少しゆっくりペースで進めている。というのも夏期講習で一気に予習内容を進めるため。

「前回の復習するぞ~。bagの複数形は?」
『bags』
「OK!では、deskの複数形は?」
『desks』
「OK!発音の違いはbagについたsは“ズ”、deskについたsは“ス”だったな。この違いはどうやって決められるんだっけ?」
『最後の文字が有声音か無声音か』
「そのとおり!難しい言葉をよく覚えていたな。では、watchの複数形は?」
『watches』
「よし!大丈夫そうだな。じゃ…milkは?」

そんなやりとりから、数えられない名詞=不可算名詞についての説明に入った。bagやdeskといったものは、定まった形があり1つ2つと…とはっきりとイメージできる。けれども、milkには定まった形はない=数えられない。では、お金(money)はどうか。貨幣(coin)やお札(bill)は定まった形があるため数えられるけれど、moneyはお金という大きな括りであり定まった形はない=数えられない。

つまり、不可算名詞(sやesがつかない)とは…
①形が定まっていない(water, snow…など)
②一括りで表されている(money, furniture…など)
…名詞のこと。そして、“形として目に見えない”だ。名詞としてのlove(愛)とか、fun(楽しみ)とか…music(音楽)もその1つ。

とは言うものの、理屈ですぐに身につくものでもない。語学の習得で大事なことはとにかく音読。何度も声に出して読んで慣れていこう。

夏休み中に中3がすべきこと

担当教科の英・国・社。夏休み前までの中3は…
【英語】応用不定詞(It…for-to~ / 疑問詞 to~ / want人to~)
【国語】論理エンジン個別(最も進んでいる子でOS4まで)
【社会】歴史(戦後史)
…までを予定。次回で歴史が完結する見込みだ。今のところは予定通りに進められているけれど、昨年よりもややゆっくりペース。難化の一途を辿る神奈川公立入試を考えれば、出来るだけ早く中学内容を終えて入試対策に入りたいところだが、子どもたちの理解力を考えればこのペースが今はちょうど良い。

さてさて、そんな中3には前回、県より公表された今年度の高校入試結果の資料を一部渡して、これからの勉強の在り方について簡単に話をした。配布したのは社会における設問ごとの正答率一覧。かいつまんで話したことは…

①正答率50%を超えている設問が少ないということ
②1・2年内容がおよそ3分の2程を占めるということ

①こそ、今年度において社会が5教科の中で最も平均点が低い要因の一つ。神奈川県にずっとお住まいの保護者様にとってはにわかに信じがたいことかもしれないけれど事実。そう、神奈川公立入試の社会は最早、単純暗記では到底太刀打ちできない。求められるのは思考力…だが、それは基礎知識を備えていることが大前提。そして②だ。1・2年次の学習内容がかなり重い。昨年の今頃もそうだったけれど、中3のこの時期、前学年までの学習内容がほぼスッカラカンに陥っている状態の子は少なくない。

だから、この夏休みが大事!
たっぷりと休みを確保できるこの夏休みを有効に使い、地理・歴史の総復習をするよう子どもたちには指示した。具体的には塾テキストの地理・歴史分野(指定範囲)の完遂。この夏休みで地理・歴史の土台を築く。CLEARの中3理社では、3年間の内容全てを学習できるようテキストを採択している。
「いいか、このページとこのページ、それぞれ全単元な!」
『ひえ~~汗。いつまでですか~?』
「夏期講習が終わるまで!だから8/10までな!」
『えぇ~~!?汗』
「やるべきページ絞ってんだから1日1単元ずつやれば十分に終わる分量だ。」
『あ、確かに…。』
「それに、その期限にはちゃんと理由がある。8月後半には入試対策として模試を受けてもらう。そこで少しでも成果をあげるためだ。」
(子どもたちは「いよいよ来たか…」といった表情)
「入試に向けて全力疾走開始!しっかりと取り組めよ!」
『はい~~』

“夏は受験の天王山”とはよく言われているけれど、真の天王山は冬。だからこそ、冬での飛躍を期すために、夏休みを活用した基礎力の充実が求められる。
最後に一つアドバイス。意気込みすぎてアレモコレモと決して欲張りすぎないこと。手を広げすぎるといずれも中途半端に終わるのがオチ。コレ!と決めた1つか2つを徹底的に磨き上げる。これが受験生の夏休みの有効な使い方。

今泣くほど頑張るのは春に笑うため!
燃えよ!中3受験生!!!

一段一段、確実に…

小学生国語は、漢字+読解+作文の三本柱が基本。今年度から新聞を読む時間も一部加えている。そこで小5国語の様子を少し…。

ズバリ!学習は順調に進んでいるといえる。毎回の漢字の学習も、子どもたちそれぞれ自力で進められるようになってきた(単純作業によらないCLEARの漢字学習は少し難しめかも?)。文章読解も順調で良い感じだ。それは今春に入塾してくれたMも例外ではない。

入塾当初のMにとっては、おそらく全てが難しく感じ、戸惑いを覚えたかもしれない。でも、ある意味それは当たり前のことで、スラスラと自分で出来るならその塾に通う必要はない。今よりも一つ上のステージを!もっと良い自分に!を目指すために塾があるのだから。保護者様曰く、「出来なくて悔しい。もっと頑張らないと。」というようなことを家で口にしていたらしい。その言葉を聞いたとき、実は内心嬉しかった。「悔しい」はさらなる成長を促すうえで必要な感情だ。

そんなM。文章読解では正答率も高く、読み取る力は確実に向上しているのがうかがえる。もう少し速読力が身につけば申し分ない。課題は漢字かな。小4までに習得すべき漢字がまだ不安定だ。おそらく丸暗記に偏った勉強をしてきてしまったのだろう。だから言葉の解釈に時間を要すのかもしれない。だから先日、こんな話をした。

「言葉を知るというのは物事を理解するうえでとても大事なこと。特に漢字にはさまざまな意味が込められている。漢字の作りからその意味を考え理解することで、覚えやすくもなる。何となく形と読み方だけを丸暗記するような勉強はだめだぞ。文章の中で考えながら身につけていくこと。いいか。」

そう言ってMには特別に課題を渡した。小4漢字を復習するためのものだ。

「夏休み中に終わらせよう。決して手っ取り早く終わらせようなどと考えないこと。終わらせることが目的ではなく、漢字力、言葉の知識を深めることが目的だ。焦ることなく、一つひとつ確実に取り組んでほしいから、夏休み中という長い期間を設けるんだ。改めて、言葉には、漢字には意味がある。文の中でしっかりと身につけていくこと。頑張れよ。」

語彙力の向上は読解力の向上にもつながる。
まだまだ伸びしろがある。頑張れ、M。

ケアレスミスとの戦い

すべての科目に言えることですが、数学は特にケアレスミスとの戦いです。

ケアレスミスとは「本当にミスで失点する人」もいれば、「テストで結果が出なかったときの言い訳」として「ちょっとしたケアレスミスだから」とごまかす人もいます。どんな理由であってもケアレスミスは失点なわけですから、わからなくて解けない失点も、ケアレスミスの失点も大差はありません。

生徒の中には、ケアレスミスを軽んじて考えている人がいます。問題に手も足も出ないことの方が、「ヤバイ」と言う生徒がよくいますが、ケアレスミスが多い生徒の方が成績を上げていくのに苦労する場合が多いです。

そもそもケアレスミスの原因は基礎力の不安定さにあります。応用問題を解けないことを危惧する話をよく聞きます。ですが、その原因の多くは基礎力不足にあるものと自分は考えています。数学でいえば、計算力です。「計算はできる。」と力強くいう生徒もいますが、「淀みなくスラスラ解けているか?」という差が、応用問題を解く時に大きな差になります。

数学が得意な中学生を見ていると、例外なく計算が速いです。昔であれば、そろばん経験者がいたりしたのですが、今は公文出身者でなければ、なかなか基礎計算の反復はしても、量は圧倒的に少ない生徒が多いです。最近は思考力重視の傾向がありますが、疎かにはしてはいけないことが計算力の充実ですので、CLEARでは重視していきます。

平成31年度 神奈川県公立高等学校入学者選抜 学力検査の結果」をみても、応用問題を解けることは大切なことではありますが、それ以上にケアレスミスをなくすことが大切なことであると分析できます。

平成31年度の数学の結果を見てみれば、正答率が一桁、つまり10%未満の問題が6問もありました。合計すると35点分です。正答率が3%未満の問題だけでも3問もありました。

では、正答率が10%未満の問題を頑張って解ければよいのですが、時間オーバーなどで解けなかった時に、更に他の問題でケアレスミスをしていたらば、致命的になってしまいます。一番の勝負は正答率が50%~70%の問題を解けるようになり、そしてケアレスミスをなくすことだと、生徒には何度も言い続けています。

今日から7月です。夏休みもあるので、次回のテストまでは少し日程があります。ですから、この時期は地力を上げることに力を入れようと思います。CLEARにはeトレがあるので、問題が足りないということはまず起こりえません。いつ、どんなときでも生徒の習熟度にあった問題を用意できる環境を整えています。

まず、ケアレスミスを減らせるように今月は取り組みたいと考えています。