一段一段、確実に…

小学生国語は、漢字+読解+作文の三本柱が基本。今年度から新聞を読む時間も一部加えている。そこで小5国語の様子を少し…。

ズバリ!学習は順調に進んでいるといえる。毎回の漢字の学習も、子どもたちそれぞれ自力で進められるようになってきた(単純作業によらないCLEARの漢字学習は少し難しめかも?)。文章読解も順調で良い感じだ。それは今春に入塾してくれたMも例外ではない。

入塾当初のMにとっては、おそらく全てが難しく感じ、戸惑いを覚えたかもしれない。でも、ある意味それは当たり前のことで、スラスラと自分で出来るならその塾に通う必要はない。今よりも一つ上のステージを!もっと良い自分に!を目指すために塾があるのだから。保護者様曰く、「出来なくて悔しい。もっと頑張らないと。」というようなことを家で口にしていたらしい。その言葉を聞いたとき、実は内心嬉しかった。「悔しい」はさらなる成長を促すうえで必要な感情だ。

そんなM。文章読解では正答率も高く、読み取る力は確実に向上しているのがうかがえる。もう少し速読力が身につけば申し分ない。課題は漢字かな。小4までに習得すべき漢字がまだ不安定だ。おそらく丸暗記に偏った勉強をしてきてしまったのだろう。だから言葉の解釈に時間を要すのかもしれない。だから先日、こんな話をした。

「言葉を知るというのは物事を理解するうえでとても大事なこと。特に漢字にはさまざまな意味が込められている。漢字の作りからその意味を考え理解することで、覚えやすくもなる。何となく形と読み方だけを丸暗記するような勉強はだめだぞ。文章の中で考えながら身につけていくこと。いいか。」

そう言ってMには特別に課題を渡した。小4漢字を復習するためのものだ。

「夏休み中に終わらせよう。決して手っ取り早く終わらせようなどと考えないこと。終わらせることが目的ではなく、漢字力、言葉の知識を深めることが目的だ。焦ることなく、一つひとつ確実に取り組んでほしいから、夏休み中という長い期間を設けるんだ。改めて、言葉には、漢字には意味がある。文の中でしっかりと身につけていくこと。頑張れよ。」

語彙力の向上は読解力の向上にもつながる。
まだまだ伸びしろがある。頑張れ、M。

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