夏休み中に中3がすべきこと

担当教科の英・国・社。夏休み前までの中3は…
【英語】応用不定詞(It…for-to~ / 疑問詞 to~ / want人to~)
【国語】論理エンジン個別(最も進んでいる子でOS4まで)
【社会】歴史(戦後史)
…までを予定。次回で歴史が完結する見込みだ。今のところは予定通りに進められているけれど、昨年よりもややゆっくりペース。難化の一途を辿る神奈川公立入試を考えれば、出来るだけ早く中学内容を終えて入試対策に入りたいところだが、子どもたちの理解力を考えればこのペースが今はちょうど良い。

さてさて、そんな中3には前回、県より公表された今年度の高校入試結果の資料を一部渡して、これからの勉強の在り方について簡単に話をした。配布したのは社会における設問ごとの正答率一覧。かいつまんで話したことは…

①正答率50%を超えている設問が少ないということ
②1・2年内容がおよそ3分の2程を占めるということ

①こそ、今年度において社会が5教科の中で最も平均点が低い要因の一つ。神奈川県にずっとお住まいの保護者様にとってはにわかに信じがたいことかもしれないけれど事実。そう、神奈川公立入試の社会は最早、単純暗記では到底太刀打ちできない。求められるのは思考力…だが、それは基礎知識を備えていることが大前提。そして②だ。1・2年次の学習内容がかなり重い。昨年の今頃もそうだったけれど、中3のこの時期、前学年までの学習内容がほぼスッカラカンに陥っている状態の子は少なくない。

だから、この夏休みが大事!
たっぷりと休みを確保できるこの夏休みを有効に使い、地理・歴史の総復習をするよう子どもたちには指示した。具体的には塾テキストの地理・歴史分野(指定範囲)の完遂。この夏休みで地理・歴史の土台を築く。CLEARの中3理社では、3年間の内容全てを学習できるようテキストを採択している。
「いいか、このページとこのページ、それぞれ全単元な!」
『ひえ~~汗。いつまでですか~?』
「夏期講習が終わるまで!だから8/10までな!」
『えぇ~~!?汗』
「やるべきページ絞ってんだから1日1単元ずつやれば十分に終わる分量だ。」
『あ、確かに…。』
「それに、その期限にはちゃんと理由がある。8月後半には入試対策として模試を受けてもらう。そこで少しでも成果をあげるためだ。」
(子どもたちは「いよいよ来たか…」といった表情)
「入試に向けて全力疾走開始!しっかりと取り組めよ!」
『はい~~』

“夏は受験の天王山”とはよく言われているけれど、真の天王山は冬。だからこそ、冬での飛躍を期すために、夏休みを活用した基礎力の充実が求められる。
最後に一つアドバイス。意気込みすぎてアレモコレモと決して欲張りすぎないこと。手を広げすぎるといずれも中途半端に終わるのがオチ。コレ!と決めた1つか2つを徹底的に磨き上げる。これが受験生の夏休みの有効な使い方。

今泣くほど頑張るのは春に笑うため!
燃えよ!中3受験生!!!

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